第176回 BNIの新しい可能性

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第176回は「BNIの新しい可能性」と題してお送りします。

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安:皆さん、こんにちは。BNIメンバーの安紗弥香です。オフィシャルBNIポッドキャスト、第176回は「BNIの新しい可能性」と題して、大阪北西リージョンNext Neoチャプター、カテゴリー・ガラスコーティングの三島俊彦さんをゲストにお迎えして、BNIジャパンナショナルディレクターの大野代表とのインタビュー形式でお送りいたします。それでは、インタビューをお聞きください。

大野:動画を拝見して素晴らしいなと思って、私も。

三島:ありがとうございます。

大野:変遷を持っていらっしゃったということは、当時はまだ始められたばかりということですよね、カンファレンスは2017年でしたっけ。

三島:2018年なので、おそらくコーティングを始めて3カ月ぐらいの頃にちょうど神戸のナショナルカンファレンスがあって、ブースを出させていただいて、その時に大野さんとインドのマック(Mac Srinivasan)が来られていて、絶賛していただいたことはすごく自信になりました。

大野:そこで出展されていた時に、私がスマホをきれいにしていただいたんですよね。

三島:そうです。

大野:コーティングしていただいて、ありがとうございます。

三島:いえ、とんでもないです。ありがとうございます。

大野:本当になんというか、やっていただいてすごい新品みたいになるじゃないですか。

三島:割れにくくなる、傷が付きにくくなるという部分もありますし、ガラスの製品って人間の目に見えない細かい傷がたくさんもともと付いているものなんです。それが溶剤で埋まることで、より平滑化するので光沢が出るようになるんですね。それで見た目がきれいにピカピカに見えるっていうところで、形を変えずに光沢感が出るので本当に物を大切にする方々であったりとか、このビジネスをやっていて思うのは、高い所得層の方々に対して非常に高い評価をいただいているということは実感しています。

大野:本当ですね。その後、順調に事業を伸ばされて、ビデオの中でおっしゃっていた全国50店舗というのもすごいですけど、これは事業形態としてはどういった形を取られているんですか。フランチャイズですか。

三島:フランチャイズになります。ビデオに映っていたお店が実は東京の秋葉原の店舗でして、東京の秋葉原の店舗はもうコーティングの売り上げだけでお店が回っているんですね。その状況っていうのは非常にレアケースといいますか、例えばスマホの修理店の1コーナーでコーティングを受けますとか、中には美容室さんの一角でコーティングを受け付けてますというものがあったりですとか。よく私は説明する時に、コンビニエンスストアの肉まんとかおでんみたいな商品なんですっていうことをお伝えするんですけれども、そういう位置付けで導入していただいて、テーブル1つ分のスペースでいろんな業態の方に導入していただける、比較的小規模なといいますか、フランチャイズビジネスの副商材として入れていただいてます。

大野:先ほどの数字の話に戻っていいですか。

三島:はい。

大野:全国50店舗のフランチャイジーになるんですかね。

三島:フランチャイザーですね。僕はフランチャイザー側で、フランチャイジーが50店舗いるということです。

大野:そうですよね。あと200の卸先とおっしゃいました?

三島:はい、そうです。

大野:これは溶剤を買っていただいているという。

三島:そういうことになります。スマホコーティングマイスターって、要はもうパッケージですよね、看板だったりとか商標だったり、ウェブサイトだったりとかっていうものをパッケージ化したものを利用していただいてる店舗は50店舗あって、逆にうちの店も看板はあるし、自分のところで集客をする販促活動ができるから、溶剤だけ売ってくださいっていう店舗さんが200店舗ほどいらっしゃるということですね。

大野:他のではなくて、三島さんのところの溶剤を使うメリットはやっぱりあるわけですか?

三島:そうですね。実際に弊社で使わせていただいている溶剤自体は、同業他社さんで使っているところもあるんですけれども。USPになるんですけど、一番の強みは何かというところを申し上げると、ガラスコーティングの性能であったり機能というところのお客さまの伝え方で、他社さんがあえてやらないことやっているといいますか、ガラスコーティングのセールストークをお客さまに伝える時に、ほとんどの業者さんというのは強度をうたうんですよね。コーティングをすると強度が上がります、割れにくくなりますというところがまず一番目にくるんですけれども、弊社の場合は一番目にくるのが見栄えの良さというか、美観なんですね。

大野:はい。

三島:ガラスコートをすることで、こんなにスマートフォンをきれいに使えます。さっきおっしゃっていただいたようなピカピカに、新品みたいに見えるというところ。そこのところをもうダントツで一番に持ってくるんですね。そこを意識して、全てウェブサイトだったり販促品なんかも作っている。
 あとは実際にお客さまに対して作業する際も、そこのところを一番伝えるようにしていまして、それは当然加盟店さんへの指導もそうなってくるんですけれども、伝え方の部分でお客さまに伝わる価値が同じ溶剤でも全く違うものになるんですね。他社さんで同じコーティング剤を使ってコーティングした方っていうのは、やっぱりいわゆる防御とか保護の部分に対して期待値も上げてしまうんですね。

大野:はい。

三島:ただ、ガラスっていうのは日常で使っていたり、ちょっとしたショックで細かいダメージが蓄積していくものなので、当然場合によっては割れることがありますということになってしまうんですけれども、そこに対する許容度というのをうちはある程度持っていただいた上で持ち帰っていただいているという、そこが一番違うところ。見た目の良さでお伝えしているところ、だから溶剤というよりかは接客の部分になると思います。

大野:ガラスコーティング、スマホのコーティングをしたとしても割れることもあるという説明を事前にしておくわけですね。

三島:そうですね。

大野:美しさを前面に出して。

三島:はい。

大野:今回こうやって実際にBNIの体験を、いわゆる成功体験を今回のビデオでシェアしてくださったわけですけど、特に三島さんがビデオで伝えていたこと、伝えていなかったことで再度触れておきたいことはどんなことですか。

三島:BNI活動を私自身やっていく上で、明確なキーワードというのがあるんですよね。それは何かというと、言葉にしたら化学変化という言葉になるんですけれども、やはり毎週いろんな業種の方のプレゼンテーションだったり、1to1だったりというのをたくさん聞いていくと、ふとした雑談からちょっとしたアイディアがひらめくことって多々あるんですよね。

大野:はい。

三島:それが自分自身では決して思い付かないことで、やっぱりメンバーとの関わりの中でいろんな話をしていく中でふと浮かんだり、専門業者が違うから他の人の言うことには全然思ったことを言えたりするんですけれども。そういうことから偶然的に生まれるアイデアだったりとか発想というものがBNIでは定期的にというか、一定の周期で必ず起こると自分は思っていまして。それに応じて、私自身は靴磨きからオーダースーツになり、スーツを売っていたけれどもコーティングになったというものがありますので、やはりその偶然の出会いから生まれるアイデアだったりとか発想というもの、そこはもともと私自身がいろんなところに興味を持ちやすいのもあるかと思うんですけれども、もっともっと多くのメンバーの方に、そういう目でBNIを楽しむのもすごくいいんじゃないのかと思っています。

大野:うんうん。

三島:専門分野をどんどん特化して突き進んでいくのももちろん一つですし、やっぱり他者の意見に耳を澄まして、例えば保険業の方とかっていうのは、プレゼン資料なんかを作る時にすごくカチッと作られるんですね。パワーポイントとかでキチッと作られる特徴があって、話し方もロジカルに話をされると。そういういいところを自分の業種に取り入れたら、プレゼンテーションがもっと感覚的なものではなくて理論的なものに、もしくは形が整ったものに変わっていったりですとか、そういういろんな業種の方が持っているいいところというのを取り入れていくと、やはり自分1人では当然できないことがどんどんできていくという。

大野:はい。

三島:そういうことが連続して起こるものが定例会であるというイメージがありまして。なので、姿を変えることに対しては恐れずにどんどんトライアルしていきたいと思っていますし、もっともっと成長できるだろうなと思っています。

大野:お客さんにちょっと待っていただく、そういったサービスのところであればいろいろなところで可能性があるということですよね。

三島:そうなんです。もともと副商材として広めたいなとは思っていたんですけれども、10分、15分程度という時間というのは、非常に長過ぎず短過ぎない時間だと思っていまして。私としては、せっかく来ていただいたお客さまとはできれば仲良くなりたいと思っていろんな質問をしていくんですよね。「今日はどこから来られたんですか?」からもありますし、「オフは何されてるんですか?」とかもあるんですね。

大野:うん。

三島:私自身はお客さまとして来られた方が実は事業主の方で、そのまま定例会のビジターになったりということもあるぐらいなんですね。それはいろんな業種の方に応用できるとは思っていまして、本当にいわゆるフロント商品とバックエンド商品の話じゃないんですけれども、お客さまとのきっかけを作る商材としても非常に優秀なのではないかなと思っています。

大野:そうですよね。いわゆるマーケティングみたいなのは、BNIもリファーラルマーケティングではあるんですけど、それ以外のマーケティングというのは使っていたりされるんですか。

三島:それ以外のマーケティング、そうですね、結構直感で動いてるところが多いんですけれども、スマホコーティングマイスターのホームページには常時Google広告をセットしている状態になっていまして。自分自身である程度精査したキーワードを付けて、多分もうフランチャイズがスタートした2年前ぐらいからずっと広告を出しっ放しで、月に本当に金額でいうと20万円前後ぐらいは広告をずっとかけているような状況に。

大野:はい。

三島:それによって、いわゆるBtoCの店舗に来店されるお客さまっていうものの集客に使ったりですとか、あとはいわゆるフランチャイジーの募集に使っていたりというところをやっています。
 あとは、私自身の個人事業の頃からの習慣といいますか、いわゆるSNS、Facebookがメインなんですけれども、Facebookで自分の人となりを知ってもらいながら、こういうビジネスをやっていますっていうところは、常に発信するようにはしていまして、私と比較的仲良くしていただいてる方々はよくFacebookを見て面白いと言ってくれているというところもあります。そういったいわゆるビジネスの中で必要な信頼というところを築こうと、あえてやっているというところはあります。

大野:なるほど。ありがとうございます。おそらく三島さんにとっては自然なこと、例えば事業としてされていることが変わってきているじゃないですか、もともと靴磨きからオーダースーツでということで。

三島:はい。

大野:そこの部分って多くの方は結構すごく勇気が要ることだし、やろうと思ってもなかなか実行に移せない人も多いんじゃないかと思うんですけど、その辺はご自身の性格…。

三島:性格(笑)。性格は大いにあると思うんですけれども、非常に思考が単純だと思うんですけれども、やりたいと思ったことはやらずにはいられないっていうところなんですよね。そこは一番だと思います。

大野:はい。

三島:例えばですけど、1週間に7日間ありますと。仮に一つの仕事を5日間して、週休2日取っている人がいたとするじゃないですか。もう一個仕事をやりたかったらその2日間を休まずに仕事をしたらいいじゃないかって自分は思ってしまうんですね。やりたいこと両方できるし、というのを思ってしまうところがあります。
 なので、趣味と仕事は決して一緒というわけではないんですけれども、仕事をずっとしていることに何らストレスも感じないですし、全部自分で決めているので、やはり独立当初っていうのは、いろんな方がアドバイスやらをいろいろくれるんですけれども、最後は誰も守ってくれないって思ったんですよね。

大野:うーん。

三島:やっぱり最後は自分で自立しないといけないですし、自分で稼がないといけないというところがあって、自分で選択することというのは全て自分の責任であるならば、やって後悔のないようにしたいなというのは常に思っていますし。おそらく今後もBNIをやっていく中で、ものすごく面白い商材「これだ」って思ったら、また5年後とかは自分はコーティング事業をやっていない可能性ももちろんあるわけで、それはその時その時に自分自身が考えて取ったものなので、よく聞くんですけどやらない後悔よりは、やって後悔しようっていうところはすごくあります。

大野:私が個人的に興味のあるところなんですけど、これから例えば5年、10年という先を見据えた時にBNIを活用していくイメージというか、こんなふうに、BNIを使ってこんな事業に成長させたいというのがあれば教えてもらえますか。

三島:はい。分かりました。ここから5年、10年たってしまえば、本当にこんなリモートでビジネスをするというものがもっともっと進化をしていると思うんです。なので、おそらく5年後、10年後は今、私が目標に掲げている47都道府県でビジネスをしたいっていうところは、おそらく達成できているであろうと思っています。
 プラス、ちょっと不勉強だと思うんですけどZoomに同時翻訳機能が付いてしまえば、もはや外国の方と当たり前に日本語でしゃべっているような感覚で話ができる可能性があるというか、おそらくそうなるとは思うんですけれども。

大野:はい。

三島:そうなったときにBNIというのは本当に無限の可能性が、今でもあるんですけど、その無限の可能性が今とは比較にならないほど、今、私が「今日は沖縄の方と1to1します」というのと同じレベルで。そうしたら「今日の夕方の6時からフランスの人と1to1します」という日はさほど遠くないだろうなというイメージは持っていまして。そうなったときにスムーズにビジネスを展開できるような準備は整えておきたいというところは強く思っています。

大野:うーん。

三島:そうなったときも、おそらくBNIは最強ビジネスツールであるだろうというイメージは私は持っていまして、今40なんですけれども、50になっても60になってもBNIをやっていたいなとは思っています。

大野:はい。ありがとうございます。
 最後に私はいつもチャプターのメンバーというか、メンバーの皆さん、そしてリスナーの皆さんにメッセージをお伝えしているんですけど、三島さんからお伝えしたいことは何か一言でありますか。

三島:BNIを始めてから6年目にして気付いた新しい可能性があったというところで、やはり今BNIをやられていて、まあこんなもんかって思っている方もいれば、すごいなって思っている方もいて、多分そのどちらもまだまだ気付いていない部分がたくさんあると思います、というところはお伝えしたいなと思っています。

大野:なるほど。ありがとうございます。

安:とても素晴らしいお話でした。BNIを活用してビジネスのスケールアップを図っている三島さんの行動はとても励みになりますね。大野さん、三島さん、ありがとうございました。
 このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

参考動画も合わせてご覧ください。

第175回 リファーラルマーケティングのツボ

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安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:今回はすてきな方がゲストでお越しいただいていますね。

大野:はい、そうですね。今日は北九州東リージョンのクラーベチャプターから、上田和明さんにご参加いただいています。

上田:株式会社上田電設代表取締役をしております、上田です。

大野:上田さん、ようこそ。

上田:どうもよろしくお願いいたします。

大野:よろしくお願いいたします。今日、上田さんにご参加いただいているのは、先日のメンバーシップドライブのほうで見事抽選券を獲得されて、当選されたということで、おめでとうございます。

上田:はい、ありがとうございます。

大野:会社のほうは何年ぐらいやられているんですか。

上田:会社は今年で16年になりまして、自分が26歳の時に独立して創業しました。

大野:すごいですね。長いですね。

上田:そうですね。

大野:BNIは3年半前。

上田:3年半前ですね。

大野:どうやってBNIをお知りになったんですか。

上田:自分の取引先の印刷会社の方がクラーベチャプターを立ち上げる時にお声掛けしていただいたんですけど、その時は僕プレイヤーでもあってマネジメントもしていましたので、現場に出て夜遅く帰ってくることもあるので、ちょっと朝の参加は難しいですということでお断りしたんですよね。それから2年半ぐらいたった時に、僕のカテゴリーの方がちょうど退会されたようで、またその印刷会社の方からお声掛けがあってですね。よく分からないけど、1年間だけお付き合いで参加しますみたいな形で関わらせてもらったのがきっかけなんですよ。

大野:それは1年のお付き合いのつもりだったのが、なぜ3年半になったんでしょうか。

上田:やはり、もともと人のために活動したり、人つなぎをするのとかは僕は大好きだったので、BNIを知れば知るほど、これって僕が今まで普段やっていたことを仕組み化して、数字化しているものなんだと思って、これだったら僕でもできそうだなというふうに思いまして。それでも、僕の中では当たり前のことをしているんですけど、すごくメンバーに感謝されて、メンバーのお役に立てるというか、それがすごくうれしくなってですね。よく、スタンダードトレーニングを受講した時にトレーナーの方から言われるのは、上田さんはBNIラブな理由を教えてくださいみたいな感じで言われることがあるんですけど、僕は他の人の人生にポジティブに関わることができるからBNI大好きなんですよっていうふうに、いつも伝えているんですけどね。まさにそれが3年半、今続いている結果だと思います。

大野:素晴らしいですね。では今回、今年の1月と2月の間に何人のビジターさんを、その期間中にお越しいただいて、結果何人のメンバーの方のスポンサーになられたんでしょうか。

上田:ビジターさんは6名ぐらいだったと思うんですけど、そのうちの3名の方がメンバーになっていただいて、スポンサーをさせていただくことになりました。

大野:素晴らしいですね。じゃあ最初にお伺いしたいのは、いつも結構ビジターさんを呼んだりとか、スポンサーをされることが多いんですか、もともと。

上田:僕は常に、月に2名のビジター様ご招待というのは、自分の中でコミットしていまして。もう今3年半のBNI活動をさせていただいているんですけど、入会して半年後にはプレジデントでさせていただいて、そこからずっと毎週2名ビジターさんをご招待させていただいて、今総数で言えば約120名ビジターさんをチャプターにご招待しております。

大野:すごいですね。今、毎週2名とおっしゃいました?

上田:毎月です。

大野:それにしてもすごいですよね。毎月お2人、コンスタントに招待されているということで。じゃあその辺の秘訣(ひけつ)をお伺いしてもいいでしょうか。ビジターさんをお呼びするのはちょっと苦手だとおっしゃる方も少なくないかと思うんですけど。

上田:僕は意識的にBNIメンバーではない方たちとお会いするようにしていまして、そこでお話しする中で、その方の今のお困り事だったり、今の現状とかのお話を聞く中で、ひょっとしたらBNIがそれを解決できるかもしれませんよということで、一度見学されてみてはどうでしょうかというお声掛けを常にしているような状況ですね。

大野:ありがとうございます。今まさに上田さんがおっしゃってくださったことが、なかなかメンバーの皆さん、全国的にそうだと思うんですけども、よくあるBNIについての誤解がメンバーの皆さんの中にも実はあると思っているんですけども。時々聞かれるのが、人脈がないのでBNIに入ることにしましたみたいな、そういうコメントを頂くことがあると思うんですね。でもそれって、実はちょっと期待値としては誤解があって、むしろBNIで成果を出すためにはBNIの外の人たちと計画的に会う、そういった行動ができないと本来持っているBNIの可能性を引き出せないと思うんですけども、その辺をもう上田さんは最初から実践されているということですよね。

上田:そうですね、はい。

大野:それはもう自然と思い付いたというか、BNI以外の人と会うことが大切だなと思われたんですか。

上田:やっぱり学ぶ中で、BNIは中で、メンバー間で使い合う会ではないと思うんですよね。どうしてもメンバーの力をお借りして、自分の顧客だったり、友人、知人のお困り事を解決できればいいなというふうな形で僕は活用していますので。それでたくさんの方にお声掛けして、お役に立てるとかですね。それがビジター招待につながったり、リファーラルの提供につながったりしていると思います。

大野:いや、素晴らしいと思います。本来そうやって皆さんに使っていただくと、もっともっといろいろなチャプターで、リファーラルをもっと交わせるし、ビジネスにつながるはずなんですけども。その辺、今回の上田さんの話を聞いていただいて、はっと気付かれる方がたくさん出てくるといいなというふうに思うんですけどね。

上田:ありがとうございます。

大野:じゃあ実際どういうところで、BNI以外のところで人と会う機会を作ってらっしゃるんですか。

上田:地域のイベントだったりお祭りだったり、僕は結構ボランティアの色が強いので、何かお役に立ちたいなということで、町のイベント事に顔を出したりして、お手伝いさせていただく中で、まず相手を知ることが大事だと思って僕はそういうとこに飛び込むんですよね。そうしたらそちらの方たちも僕に興味を持ってくれて、その話し合う中で、今こういうことで困っているんですよとか、力を貸してもらえませんかみたいな話になって。僕だけでは解決できないかもしれませんけど、チャプターの仲間がいますから、そちらとおつなぎして、その方たちの問題とかお困り事、お役に立てることがいろいろ出てくるような状況ですね。

大野:今、地域でそういうボランティア的な動きをされているとおっしゃいましたけど、もう少し具体的に教えていただいてもいいですか。

上田:北九州は竹林がすごく広がっていて、放置竹林とかの問題もありまして、放置したままだったら山がどんどんどんどん竹に侵食されていって、土砂崩れ、山崩れとか、そういうことが起きるんですけど。その竹を、竹害から、竹を利用して竹材に変えようという形で、竹を切り出して灯籠作りなどをして。それを、北九州に小倉城というお城があるんですけど、その周りに竹灯籠を、今年は2万本ほど飾るんですけどね。それをボランティアで参加していたり、BNIの仲間にも声掛けして協力していただいてですね。それはもう地域を巻き込んだイベントというか、お祭りになっていまして、その竹害を竹材に変えて、しかもそれを観光につなげられたらいいなという形で、そういうふうに取り組んでいる団体の方がいらっしゃいまして、そちらと一緒に今コラボして協力させていただいています。

大野:素晴らしいと思います。他にもありますか、それ以外に、お祭り以外のところだと。

上田:そうですね、他だったら最近では児童養護施設の子たちの支援のサポートですね。そこもいろいろな方の力を借りなくてはいけなくて、美容師さんとかヘアメークさん、着付けする方とか、いろいろな方をおつなぎして施設の子たちの楽しみを、そういう機会を提供したり。あとは清掃活動とかですね。海だったり松林だったり、いろいろなところの清掃活動とかもやっていますね。

大野:そういった活動があるという情報はどこから手に入れるんですか。

上田:やっぱりFacebookやMessengerだったり、いろいろなところに顔を出しています。やっぱりいろいろと皆さんつながっていて、僕が思うのは、皆さんすごくとてもいい活動、いろいろなところでいろいろなことをされているんですけど、どうしてもそこだけ、自分たちの活動だけに力を入れてしまうので。僕の活動では、いろいろなところに僕が顔を出して、そこの架け橋というか橋渡し役になって他団体をくっつけて、一緒にコラボして応援し合いっこすれば、やっぱり影響力もすごく出るし、お互いに活動の幅が広がったりすると思うんですよね。それを僕は普段やっていまして、そういうのがBNI活動とも一緒にできているというか、そういう形ですね。

大野:素晴らしいですね。ありがとうございます。すると、たぶんこれを聞いてくださっている方が、そんなにいろいろなところに顔を出されて、結構忙しくされているんじゃないかなと思われると思うんですけど、先ほどおっしゃっていた、週にお2方ぐらいビジターさんとしてお越しいただくためには、大体BNI以外の方とお会いするというのはどのぐらいの頻度とか人数、会う必要があるというふうに感じてらっしゃいますか。

上田:これ計画的には計画的になんですけど、人数を何人とか決めたことはあまりなくて、もう本当に自然な流れでというかですね。でも定期的に、週に1度とか月に1度、2度とか、それも他団体の方たちとボランティア活動を通じてお会いしますので、その時に、先ほどの話ではないんですけど、皆さんも僕に興味を持っていただいていますから、「上田さんが所属しているBNIっていうのはどういうところなんですか」みたいな、やっぱり気にしていただけるんですよね。それで、「もしよかったら一度見学に来られませんか」とか、そういう形で、上田さんどういう団体に所属されてるんだろうかっていうような形で興味持っていただいて。僕からお声掛けしなくても、向こうから参加したいとか、「いつでしたかね」ってお声掛けいただくこともあって。
BNIさんって聞いたら、なんか経済というか、お仕事に特化されている方ばっかりなんですかというふうにイメージを与えて、そういうふうに皆さんから思われているんだけど、「地域貢献とか社会貢献とかもすごくされる、BNIの方にそういう方がいらっしゃるみたいでといううわさを聞いて上田さんに会いに来ました」とか言っていただくこともあったりして。そういうことを、僕はしていきたいなと思っていたんですよね。それで、今いろいろな方とつながる機会を頂いているような状況です。

大野:そうすると、今おっしゃったように、周りの人が上田さんに興味を持ってくださるというのは、どの辺に理由があるんでしょうか。

上田:皆さんが僕に興味を持っていただけるというのは、たぶん僕が感じるところは、その活動をすることによって、上田さんにどういうメリットがあるんだろうかって、たぶん皆さん思うんだと思うんですけど、僕は自分の利益とか、自分が得る価値というよりも、自分がその方たちのためにお役に立ちたいなという思いが強いんですよね。だからそれで、そういう僕の思いが伝わって、どういう方なんだろうかってすごい興味を持っていただいていて。「よくFacebookとか、そういうSNSで上田さんのこととかお見受けしますけど、一体何をされてる方なんですか」とかいうふうな形で興味を持っていただくことが多いです。

大野:なるほど。お聞きした感じだと、日頃の振る舞いとか、そういったSNSでの発信とか言動が、そういうギブの方、利他の精神を実践されているというイメージがあるのかもしれませんね。

上田:そうかもしれません。

大野:ありがとうございます。今話していただいたことをまとめてみると、人数とか、何人の方にお会いしようと決めていらっしゃるわけではないということですよね。

上田:はい。

大野:やっぱり週に1回とか、月に何回とかそういう、人に会う場所に顔を出そうということは意識してらっしゃると。

上田:そうですね。

大野:ということですね。ありがとうございます。あとは、実際にじゃあチャプターのほうにビジターとしてお越しいただいた時に、今度はやっぱり、何人かの方は興味を持ってくださると思うんですけど、フォローアップをしていただくのはビジターホストチームだと思うんですけど、実際上田さんご自身が招待されたビジターさんの、ご自身でのフォローアップみたいなのは意識されたりするんですか。

上田:そうですね。ぜひ活用してみたいとか、BNIをもっと詳しく知りたいという方には、僕は自分が3年半前に参加したきっかけだったり、3年半前と今はどう変わったかだったり、そういうのをお話しさせてもらって、その方の3年後とか5年後とか、どうなっていたいですかみたいな話をします。そしてその方の3年後、5年後、こうなっていたいという夢や目標を聞いて、それだったら僕たちと一緒にこのBNIを活用してそこにたどり着く、僕にお手伝いさせてくれませんかみたいな話で、ぜひ一緒に取り組みたいという形で参加していただいたり。参加したいけど、なかなか今はタイミングじゃないと言われる方には、他のメンバーをつないだりして、少しでもお手伝いできればという形で、そのタイミングになった時にもう一度お越しいただければというお話をします。

大野:そうすると例えば3年後とか5年後、どんなふうになっていたいですかというような、ある意味深い質問じゃないですか。

上田:はい。

大野:そういった質問ができるというのは、信頼関係がある程度できていないとなかなかできないと思うんですよね。なので、これは想像ですけど、例えば異業種交流会みたいなところで初めて会った人に、その場でチャプターにお誘いするということはされていないというふうに思うんですけど、それは合っていますか。

上田:うーん、ほとんど…そうですね、関係性がある方から当然、自分がメンバーに紹介したいという方からお声掛けしていきます。中には初めてお会いして、2回目とかぐらいの方でも、こういう活動しているんですけど、ご興味があればというお声掛けはします。やっぱりメンバーがこういう職業の方とお会いしたいだったり、つないでいただきたいということを言われている方がいらっしゃったら、まさにその方が目の前にいたら、あ、そういえばというふうに思い出して、お声掛けすることはあります。

大野:でも一緒にボランティア活動をされたりとか、そういう時間を一緒に過ごされているから、そういった、先ほどの質問、深い質問みたいなのもできるというところはあるんじゃないでしょうかね。

上田:はい。

大野:上田さん、今ご専門は何をされているんですか。

上田:専門分野は電気工事なんですけど、それは業種だったということで、カテゴリーはLEDということで登録させていただいています。

大野:LEDといってもいろいろなところでLEDは使われていますけど、主にどういったLEDを。

上田:自分はLEDの電気工事店なので、LEDを取り替える提案とかは普通に工事で、お買い上げいただいて取り替えるという提案は全然普通にできるんですけど、環境負荷を低減させるということで、LEDを普及させたいという思いがすごく強いんですよね。それでうちはLEDのレンタルも取り扱うようにして、LEDを導入していただく足掛かり、きっかけになっていただければなと思って工事とレンタル、両方をご提案させてもらうような形で取り組んでいます。

大野:どうでしょうか、今3年半とおっしゃいましたっけ、BNIは。

上田:はい。

大野:どのぐらいBNIがお仕事、ビジネスのほうに役に立っていますか。

上田:3年半でBNIの関係の方々たちから頂いたお仕事は、1億2000万円を超えました。

大野:売り上げベースで1億2000万円。

上田:はい、売り上げベースで。

大野:初年度からいきなりそんな大きなというわけではないですよね。

上田:もちろんそうですね。初年度はそれでも500万円ほどご紹介いただきまして、2年目が1500万で、その後は3000万とか4000万とか、半年間、一期で2500万、3000万という形で積み上げさせていただいて、現在は1億2000万を超えています。

大野:素晴らしいですね。それは件数が増えてきているのか、あるいは単価が上がってきているのか、リファーラルの1件当たりのですね。それはどちらですか。

上田:やっぱり件数ですね。ご紹介いただくことが増えました。

大野:じゃあ仕事の規模というか、単価自体はそれほど変わってはいないんだけど、件数がどんどん増えているというイメージですか。

上田:そうですね、イメージ的にはそんな形です。

大野:ちなみに、例えば1件成約するとどのぐらいの単価になるんですか。

上田:規模感にもよるんですけど、平均すれば30万、50万の間ぐらいだと思います。

大野:30万から50万ぐらい。

上田:はい。

大野:素晴らしいですね。それで、累積でもう1億2000万ってかなりの件数ですよね。

上田:そうですね、はい。ありがとうございます。

大野:でもやっぱりそうやって信頼を徐々に積み重ねてこられたという印象がありますね。

上田:ありがとうございます。僕は実は、大野代表は覚えていらっしゃるか分からないんですけど、僕は入会して半年で、4月に入会したんですけど、次の期の10月にプレジデントに任命していただきまして、最初に頂いた役がプレジデントだったんですよね。そしてその半年終わりまして、3月に期を全うして、次の6月にスタンダードトレーニングを受けさせていただくということで、そちらの三鷹のほうに伺わせてもらったんですよ。
僕は一番、もう本当に初めての三鷹だったので、当日朝一番の飛行機で北九州空港からそちらのほうに伺ったんですけど、その時にちょうど大野代表が朝いらっしゃったんですよね。一番にいらっしゃって。「僕、まだ1年足らずでこのような場所に来ました」というふうにお声掛けさせてもらったら、その時に大野代表から、「上田さん、BNIは長さではなく深さなんですよ。ようこそ、BNIの聖地へ」と言って握手していただいたのは、すごく忘れられなくて。それがずっと、今でも自分の頭の中に残っていて。それを新しいメンバーにも、長さじゃないんですよ、どんだけ深く関わるかなんですよというふうにお伝えしていってます。

大野:ありがとうございます。その話をさせていただいたのは覚えてなかったですけど、たぶんそういう機会があればそういう話をするだろうなとは思いますね。

上田:ありがとうございます。

大野:安さんは何かありますか。

安:すごくいいお話をたくさんお聞きできたんですけど、困難に当たった時もきっとあったんじゃないかなって思うんですよ。例えば、思ったようにビジターの招待がうまくいかないなとか、リファーラルも、他も含めてなんですけど、そういう時のマインドセットの方法というのはどういう方法を取られるのかなというのをお聞きしてみたいです。

大野:ビジターを呼べないと思ったことはないですよね。あるんですか。

上田:それはないです(笑)。

大野:ですよね。

安:まずそれがすごい。

大野:なんかチャレンジングなことは今まで、今でもいいですけど、ありましたか。

上田:やっぱりメンバーが増えてくると、どうしてもポジティブなメンバーとそうじゃないメンバーと、ちょっとチャプターの中で分かれてしまうというか。その方たちにどうやってポジティブな意識で取り組んでもらうかというところの伝え方だったり、関わり方だったり、その辺は少し僕も考えたことはありますね。

大野:実際それで、それを乗り越えるためにやってみたことみたいなのはあるんですか。

上田:僕は昔から発信者、人にお伝えする方たちというのは、実践者でなくてはいけないというふうなものが僕の中にあってですね。だから僕も皆さんに、皆さんの前でお話しさせてもらったり、こうしていきましょうだったり、こういうふうな取り組みを皆さんでやりませんかというふうに言う時に、じゃあ実際自分はやれてるのかって自分に問うんですよね。やっぱり自分がやれてもいないことを他のメンバーにそういうふうなお伝えはできないので、やっぱり常に自分が実践者でなければいけないなという意識は、この胸の中にあります。

大野:素晴らしいです。よく耳にするリーダーシップの在り方みたいなのが、まさに上田さんが話してくださったようなお話をよく耳にしますよね。ありがとうございます。
じゃあ上田さんにとってBNIとは何でしょうか。

上田:そうですね、先ほど言いましたように、他の人の人生にポジティブに関わることができて、しかもそこに実践の場がある、それが僕はBNIだと思っています。

大野:上田さんにとってBNIは、BNIを一言で言うと?

上田:人生ですかね。

大野:人生。

上田:はい。なくてはならないものなのかな。なんかそういうふうに今感じています。

大野:空気みたいなものなんですかね。

上田:そうですね。このBNIの仕組みを使えば、ビジネスにおいても、自分がたどり着きたい目標のところには早くたどり着けると思いますし、いろいろな方のお役に立てると思うんですよ。自分だけの力でその方に貢献するというのも当然有りなんですけど、他のメンバーの力を借りて、もっと大勢の方にギブできるというか、お役に立てるものじゃないかなというふうに感じています。

大野:ありがとうございます。いろいろ、もっともっと聞きたい感じなんですけど、時間の限りもあるので、そろそろまとめていきたいと思うんですけど。何か上田さんから全国のメンバーの皆さんに伝えておきたいことみたいなのはありますか。

上田:ぜひこのBNIの仕組みを、自分の大切な方にお伝えしていただけたらなと思います。まだまだ知らない方もいらっしゃると思うので、正しく伝えていただければ絶対お役に立てる仕組みだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

大野:先ほど話していただいたことをまとめると、やっぱりBNI以外のところでも人と会う機会を意識的に作っていくということと、まずやっぱりギバーズゲインを実践されている感じがしますよね、上田さんは。

上田:ありがとうございます。

大野:そこで周りの皆さんが上田さんに興味を持ってくださって、BNIのこととか、恐らく上田さんのお仕事のことを聞いてくださる。それがビジターさんとして、例えばチャプターに来ていただくことにつながったりとか、結果メンバーになっていただくところにつながっているのかなというふうに感じましたね。もちろんメンバーになる方もなられない方もいらっしゃるんですけども、上田さんは恐らくそういった方たちとも長くつながっていらっしゃって、信頼を築いていきながら、お互いに支え合うというか、その方に対してもギブを続けているという、お話は伺っていないんですけども、そういうイメージが、印象は今日頂けました。

上田:ありがとうございます。

大野:安さん、お願いします。

安:はい。上田さん、ありがとうございました。とてもすてきなお話だったなというふうに、私も聞いていて感じました。私自身もメンバーですので、実践をこれからもずっとしていきたいなと思います。
本日はゲストとして北九州東リージョンクラーベチャプター上田和明さん、そしてBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第174回 不景気参加お断り。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

概要

マイズナー博士がBNIを創立してから35年。その間に、3度のリセッションを経験。
今回、新型コロナウイルスの影響によるリセッションは4度目。

90年代初頭のリセッションの最中でも、10年以上不動産仲介をしている男性が、業績が好調で、しかもベストの年になっていると言う。
不動産市場の下振れが続く中で、どうしてそれが可能なのか?

男性はその秘訣を話してくれた。
その秘訣とは!?

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第173回 TLTを受けるべき理由

第173回は「TLTを受けるべき理由」と題してお送りします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第173回は『TLTを受けるべき理由』と題してお送りいたします。このポッドキャストはコンビニの人材育成を支援するコンクリ株式会社の提供でお送りいたします。

それでは大野さん、今回は『TLTを受けるべき理由』という事なんですが…。

TLTというのは、チームリーダーズトレーニングの略ですけれども、まもなく全国の各チャプターで新しい期を迎えようとしているわけですけれども、リーダーシップチームとサポートチームはもちろんなんですけども、ほとんどのチャプターで全てのメンバーの皆さんに受講を推奨、あるいは必須というような形でお伝えいただいてるんじゃないかと思います。

今回は、せっかくそのトレーニングを受けてくださる皆様によりその成果を大きくするために、今回このポッドキャストの回を用意させていただこうと思っています。

まず、リーダーシップチームそしてサポートチームのそれぞれの役割をお引き受けくださった皆さんのコミットメント対してお礼を申し上げます。ありがとうございます。

安さんは次期は何か役割を?

そうなんですよ。実はプレジデントをやることになりまして。

あー、そういえばそうおっしゃってましたよね。

はい、お引き受けする事になりました。

おめでとうございます!

ありがとうございます!

コミットメントありがとうございます。

はい、頑張ります!

他のチャプターのプレジデントを務めてくださる皆さんも同じく、リーダーシップチームの皆さんはこれから担っていただく役割によって、たくさんの人、他の人の人生を大きく変える可能性があるということもぜひ覚えておいていただきたいと思います。

それとリーダーシップチームではなくてもサポートチームはもちろん、特に役割を与えられていないメンバーの皆さんも、このトレーニングの重要性をぜひ理解していただきたいなと思ってます。というのも、皆さんご存知の通りBNIを使って結果を出すためには、まず信頼関係を作っていかないといけないですよね。

そのためにはチャプターにおいてメンバーの皆さん一人一人がどういう風に自分の役割を果たすか、そして一人のメンバーとしてどの様に周りのメンバーを助けられるかということが、信頼関係構築においてとても大切なわけですよね。

ですので、ご自身が担う役割をしっかりと理解して、期待されるように、あるいはそれ以上に全うできれば周りからの信頼を高めることができると言うことですよね。

つまり他のメンバーたちがリファーラルを出しやすくなると言うことになります。

安: なるほど!

大野: あと今回、特に役割が決まってない人でも他の人たちがどういう役割を担っているかということを理解して、そのお手伝いを適切にできれば、やはり信頼度を高めることができます。ここで1つですね覚えておいていただきたい言葉があるんですけども、『1つの仕事のやり方はすべての仕事のやり方に等しい』という言葉。

これはですね、皆さんのチャプターの中での仕事ぶりや、振る舞いを見て、周りの人たちは、ご自身の事業における仕事の仕方ですね。これを想像するっていうことがごく自然なことなはずなんですよ。

あぁそうですね。

リーダーシップチームの皆さんも同じなんですけども、リーダーシップチームの場合は他の人たちよりもさらにその仕事ぶりがことさら目立つので、その度合いが高まるわけですね。

つまりチャプターメンバーであればリーダーシップチームとかサポートチームとか関係なくですねそこにこのチームリーダーズトレーニングのモジュール1とモジュール2を受講すべき理由があるということですね。

それと他にもですねトレーニングを積極的に受講すべき理由があるんですけれども、それはチームリーダートレーニングで学んでいただいて、チャプターで実践する事のほとんどは実は、ご自身の本業、事業において応用していただいたりとか、活用をするっていうことができるんですね。

なのでチャプター運営についてだけ学ぶトレーニングではないということ。

ご自身がどんな姿勢や心構えで受講するかということが、ご自身にとってももちろんなんですけども、他のメンバーにとっても、チャプターにとってもとても大切な問題なわけですね。

今回、このメッセージをポッドキャストで取り上げることにしたきっかけというのは、残念なことなんですがこれまでにやはりトレーニングをちゃんと正しい姿勢で受けていなかったがためにですね、信頼を損なってしまって、リファーラルがほとんどもらえなくなってしまったりとか、つまりはビジネスの機会を大きく失ってしまった人を見てきたっていうことがあるんですね。

あーなるほど。

個人的には同じトレーニングを2回受講するといいのではないかと思っています。

2回も受けなくていいでしょって、思われるかもしれないですけど、何故かと言うと、1回目はチャプターの中でのご自身の役割と他のメンバーの役割の連携がどうなっているかとか全体的に理解するってのが1回目。

2回目はですねご自身のビジネスにどうやってそれを応用できるかあるいは活用できるかっての考えながら受講するといいわけですよ。

安: あー、なるほどそういう風に理解は受ければいいということですね。

大野: そうですね。よくBNIは、チームスポーツに例えられたりするんですけども、ラグビーでよく言われている、『ワンフォーオール、オールフォーワンと』言う言葉がありますよね。これがそのまま当てはまると思うんですけども、一人は皆のために、皆はひとつの目的とか目標のために、という意味ですよね。

要は、メンバーひとり一人の姿勢とか行動というのが、チャプターの成功のためにあって、皆はチャプターのひとつの目標とか目的のための存在であって、それが結果として一人ひとりのビジネスの成功につながっていくということなんですね。

なので一人ひとりのメンバーである皆さんが、チャプターの中で信頼度を高めていってリファーラルを増やす。そのための土台を作ると言うこと。

そして個々のメンバーによって大きな成果をもたらすチャプターに成長していく、チームとしてですね。一人一人がその自身の成長と同時に主体的で積極的な関わりをチャプター内で持っていくためにですね、このチームリーダーズトレーニングというものを活用していただきたいなというふうに思いますす。

既にこのチームリーダーズトレーニングを受けた人も、これからの人も、まだこのポッドキャストを聞いてらっしゃらない方が周りにいればですね、ぜひ教えてあげていただきたいですね。

安さんはもう受けられましたか?

はい、私はBNIユニバーシティで一度受けたんですが、自分が今度プレジデントをやるという事で、もう一度ちゃんとしっかりと見直すって言う事と、後はライブでもトレーニングを受けようと思ってます。

そうですね、あの今まさにねライブのオンラインのトレーニング受けたりとかオンデマンドでBNIユニバーシティを使って自分の受けやすい時間に受けることができますよね。

はい。それではそろそろ終わりに近づいて参りましたが大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

はい、改めまして皆さんの次期のチャプターの役割に対するコミットメントそしてBNIの活動に対するコミットメントにお礼を申し上げたいと思います。

そしてこのトレーニングを1つのきっかけとして来期もご自身のビジネスとそしてチャプターがますます発展されることを願っています。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

今回もBNIジャパン、ナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。

このポッドキャストはコンビニの人材育成を支援するコンクリ株式会社の提供でお送りいたしました。

それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう!

See you next week!

第172回 不確かな時に成功する方法

第172回は「不確かな時に成功する方法」と題してお送りします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:それでは大野さん。

大野:はい。

安:今回は「不確かな時に成功する方法」ということで、こちらのお話をよろしくお願いします。

大野:はい。今回のタイトルは、今の新型コロナの状況にふさわしいトピックだなと思いますけれども、「不確かな時に成功する方法」ということで。
 今回は英語版のポッドキャストのほうでゲストスピーカーとして、なんとUCLAで25年間心理学の教鞭(きょうべん)を執られたドクターです。そして、元FBIで人質交渉人トレーナーも務めていたと。そういった経歴の持ち主で、現在ではフォーチュン500の企業の経営者や企業家のリーダーが影響力をフルに発揮する、そういった支援をされているコンサルタントの方です。
 今回のようなトピックは非常にユニークだと思うんですけども。このテーマは、成功する人というものは、分からないことをすべき冒険として捉えると。一方で成功しない人たちというのは、分からないことに対してなんとか対応しようと、そう考えてしまうというふうに区別しているところがとても面白いと思うんですね。
 この知らないこと、あるいは不確実なことに対する対応の違いがその成否を分けるということなんですけども。例えばマイズナー博士が、彼自身がこのような体験をされたと言っているんですけども。BNIができたきっかけというか、彼が最大のコンサルティング先を失ってしまったということが、今のようなBNIを作り上げるような結果になったということなんですね。
 ということは、もしマイズナー博士がかつてその最大のクライアントを失っていなかったら、BNIはなかったかもしれないということなんですよね。ですので、マイズナー博士が最大の顧客を失ったということがBNIというアドベンチャー、冒険をスタートすることになったというわけです。
 もう一つマークさんが経営者にとって大切なこととして言っているのは、信頼できるチームメンバーを持つことですね。だいたい経営においてネックになってしまうのは、戦略の実行ということですね。エクスキューションだというんです。このエクスキューションというのは、優れたチームというものを持つことによってこれを実行するということが大切だと言っています。
 マークさん自身も、かつてチームのメンバーが必ずしもベストではないメンバーにおいて構成されていたときもあったけれども、今とても恵まれたチームを持っていて、非常に感謝しきりだという話をされていました。
 ビジネスをやる上で、やっぱりチームを持つということは大事だという話ですけど、安さんは今、ビジネスにおいてどんなチームをお持ちですか。

安:はい。私は職員という意味での組織といいますか、チームを持っているんですけれども。自分が経営側にいて、そして実際にお客さまの対応を直接ないし間接的に対応してくれるスタッフと一緒に今、事業を進めています。とても彼らには助けられていて、私が言うのもなんですが、非常に優秀な職員の人たちなんです。

大野:おー、安さんより優秀な人たちがそろっているということなんですね。

安:そうなんです。

大野:素晴らしい。

安:ありがとうございます。

大野:今、安さんがシェアしてくださったのはスタッフの方々でしたけれども、ある程度の規模になってくると、マネジメントチームというものも必要になってくるかもしれませんよね。
 その際によくいわれるのは、マスターマインドセッションという、そういったミーティングをすることが有効だと、よくちまたでも言われていますけれども。そういったチームメイトからのインプットが苦痛になってしまうことも少なくないというふうに言っています。でも、この聞きたくないことも聞くということがとても大切だというふうにおっしゃっています。
 例えば今までやってきたこともやめなくてはいけない。それはもうビジネスを、足を引っ張っているということがあったりするわけです。でも、それをやめるということは勇気が要ることですし、あるいは人をがっかりさせたり、あるいは怒らせたり、傷つけたり、時には罪の意識を持ってしまったりすることが怖いということで、そのネガティブな提案を受け入れる、インプットを聞くことが苦痛になるということですね。
 そしてマークさんは今回、経営者に役立つprePAREというプロセス、経営の手順を示してくれています。prePAREというのはpre、それからPARE。後のPAREは大文字ですね。
 最初のpreは何を意味するかというと、マインドセットをシフトさせる意志。マインドセット、考え方を変えていくという意志を持つ。これがpreの意味ですね。
 そしてその次の、頭文字を取ったPAREですけども。PはPivot、これはバスケットボールをやっている方はよくなじみのある言葉だと思うんですけども、軸足を置いて、次に進む方向に体を反対の足を動かして、次に動く方向をとかを決めていくわけですね。なので、考え方をシフトさせる、そういったPivotというのを意味しています。
 そして、AがAlignのAです。自分の新しい考え方を持てたら、それを今度はチームメンバーも同じ考え方でそろえていかなくてはいけない。これがAlignという意味ですね。
 そして、RはResolveのR。つまり解決とかいう意味ですけれども、これは2つの解決という意味合いがありまして。まず自分の頭の中で混乱している、あるいはもしコンフリクトがあればそれを解決する。もう一つは人々、チームのメンバー間でのコンフリクトを解消するというのが、このResolve、Rの意味ですね。
 そしてEですけれども、これがExecute。実行という意味ですね。以上、prePAREというプロセスを紹介しておきます。
 このプロセスなんですけど、やはりチェンジマネジメントとよくいいますけれども、何かを変えるときに、それを実際にエクスキュートするというのは結構手順が大事ですよね。このprePAREの考え方はすごく実践的だと思います。
 これを少なくとも2週間に1回、隔週でこれをチームと確認をしてやっていくのがいいとおっしゃっています。
 例えばBNIでも最近ありましたよね。新型コロナウイルスの世界的な大流行というパンデミックがあったときに考え方をシフトさせると。意志が当然あります。考え方のシフトというのは、今までずっと対面でやってきた世界9000を超えるチャプターのチャプターミーティングをオンラインでやろうと、これがPivotですよね。そして、世界中のチャプターがシフト、対応していくという確認をした上で、実際にエクスキューションまでつなげていくと。
 まさにprePAREのプロセスを地でいった、一つの身近な事例だと思います。その後もやはり、毎週、頻繁に国際的な会議を重ねて、この今のオンラインの微調整を常に続けているという状況ですね。他にどんな例がありそうですか。

安:そうですね。今、飲食店が結構この時代といいますかこの時期、とても売り上げに苦戦されていたり、営業時間を短縮せざるを得ない状況になっていたりする中で、持ち帰り、つまりテイクアウトのメニューを、イートインというよりはテイクアウトを充実させることによって、売り上げをしっかり確保しているというお店を何軒も目にしたことがありますね。例えばそんなことでしょうかね。

大野:はい。考え方のシフトといえますね。

安:はい。

大野:店舗での売り上げから、テイクアウトのほうにシフトしていく。それをお店のスタッフのメンバーに、経営方針をテイクアウトにシフトしていくということを周知して納得してもらうという作業が必要ですよね。
 で、Resolveということで、自分の頭の中で、もしそういった解消しなくてはいけないことがあればしますし。おそらくスタッフの間で、もしかしたらなんらかのコンフリクトがあるかもしれませんので、例えば事業形態が変わって、スタッフメンバー一人ひとりのやることも変わってきますよね。その辺の利害衝突がないように解消したりということになりますね。
 そしてそれを実行するということでprePARE。これも当てはめられる状況ですよね。
 あともう一つ、マークさんがおっしゃっている言葉で興味深かったのが「恐怖を感じているからといって、危機に置かれているとは限らない」という言葉ですね。
 アドバイスとして言ってくださっているのは、夜寝る前に、それを乗り越えるために明日何か一つ、それを乗り越えるためにできることはなんだろう。それを書き出す。それから寝る、床に就くというアドバイスをしてくれていますね。
 それをすることで、いったん頭の中から不安というか恐怖を追い出して、そして眠りにつくというアドバイスだと思います。
 次の日は、その書き出したことについて集中して取り組むということで、目の前の不確実なことを乗り越えていくということなんだと思います。とても含蓄のある言葉ですね。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今回、とてもタイムリーなトピックですので、このprePAREを皆さんご自身のビジネスにぜひ当てはめて考えてみていただいたらどうかなというふうに思います。
 場合によっては皆さんのチャプターにおいて、何かそうした当てはめられるようなこともあるかもしれませんね。チャプターメンバーと一緒に考えてみてください。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.