第181回 ビジターの価値(再)

今回は、第114回の再配信です。

参照:英語版Episode 522: The Value of Visitors
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

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安:第114回は、「ビジターの価値」と題してお送りいたします。英語版のエピソード522をご参照ください。
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それでは大野さん、今回は「ビジターの価値」ということなんですが、これについてお話をしていただけますでしょうか。

大野:今回は、タイトルにもあるように「ビジターの価値」ということなんですけれども、今回、英語版のゲストでいらっしゃっているデービッドさんが話してくださっていますけれども、「機会損失」ですね。何の機会損失かというと、ビジターを呼ばないことの機会損失という意味なんですけれども。
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第180回 ビジター招待マインド編

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第180回は「ビジター招待マインド編」と題してお送りします。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:今回はビジター招待がテーマになっていますね。

大野:そうですね。

安:こちらについて、ぜひお話をしていきましょう。

大野:はい。まずですね、ビジター招待の話をする前に、もう大前提として、BNIのメンバーでやってくださっている皆さんに必ず覚えておいてほしいことなんですけども。

安:はい。

大野:BNIの仕組みが機能するために、必ず必要なことというのは何かというと、チャプターの外の人との接点を増やすということなんですよ。

安:はあ。

大野:定期的にその接点を作るということですよね。

安:はい。

大野:これが大前提として必要な行動です。これができない人はBNIではうまくいかないので、おすすめできないということです。

安:ああ。

大野:それは行動なんですけど。マインドとしては、目の前の人にどうしたら役に立てるかという、そういったことを考える習慣を身につけておくというのが大切なもう1つのポイントになります。

安:はい。

大野:例えば、実際にチャプターメンバー以外の人との接点を増やすというのはどういうことかというと、新しい人と、まだ知らない人と新しく出会うというのは1つありますよね。

安:そうですね。

大野:それからもう知っている人、既知の人との接点というのはあります。例えばご友人の方との食事の時とか、昔学校で一緒だった人たちとの同窓会だとかね。

安:はい。

大野:いろんな機会があると思うんですけども、知っている人との接点も含めて、人と会う機会を増やす。だからチャプターのメンバーとは毎週、今はオンラインですけども、顔を合わせてやっていますけども。

安:はい。

大野:それ以外の人たちとの接点を定期的に持っていくということが大切なんですよね。その時に、その人のためにどうしたら自分が役に立てるか。それからその人が何か困っていることがないかとか、実現したい夢を持っていないかとかいろんなことがあるんですけど、その人の願望とかその人の上質世界というのがどんなものなのかというのを知っておく、知る機会を作ることが必要ですよね。

安:はい。

大野:ちなみに安さんの願望、あるいは上質世界はどんなのですか。

安:そうですね。私はもともとコンビニ業界から日本を元気したいと言って独立をしていますので、私の願望は、まずコンビニから日本が元気になるということが達成される状態。もっと具体的に言うと、その仕事が人気職業になるということが私にとっての願望ですね。

大野:おー、すごいですね。社会を変えるという感じですよね。コンビニでね。

安:はい。

大野:じゃあその夢を実現させるために、私が何かお役に立てることはないですか。

安:このBNIの仕組みそのものが、もっともっと発展していくこととか。

大野:はい。

安:日本全体にメンバーがもっともっと増えていくということが、もしかしたら私にとっての、大野さんがお役に立ちたいと言ってくださっていることへのアンサーになるかもしれないですね。

大野:なるほど。

安:はい。

大野:私もいろんな人とこれからも会う機会がたくさんあると思うんですけど、こんな人がいたら教えてね、という人はいないですか。

安:あ、いますよ。

大野:どんな人ですか。

安:まだメンバーの中では割合が少ない、現役のコンビニのオーナーさんがいたら、ぜひ。

大野:現役のコンビニのオーナーさん。

安:はい。

大野:何歳ぐらいとかありますか。年代とか。

安:そうですね。やっぱり40代、50代あたりの方。もちろんそれよりも若くても、上の方でもいいんですけど。

大野:はい。

安:やっぱり今、気力を持ってどんどんいろんなことを突き進めようということでいうと、40代、50代の方のほうが、世代が近くてお話ししやすいかなというのはありますね。

大野:そうすると、行きつけのコンビニの店舗に行って、オーナーさんを紹介してくれませんかっていきなり言っても駄目ですかね。

安:あっはっは(笑)。でもそれで実際に紹介していただいたことがあるので、もしかしたらいけるかもしれないです。

大野:なんかもう少し、ストーリーがあるといいかもしれないですね。いろんな人がそれを活用できるかもしれないですね。

安:そうですね。例えば、私が今までいろんな雑誌とかメディアで受けた取材の内容をお伝えしていただくとか。

大野:うん。

安:接点としては、メディア媒体などはすごく有効じゃないかなとはいつも思っているんですけど。

大野:うーん。

安:あとは、そのオーナーさんを助けようとしている人たちも実は結構いらっしゃって。

大野:はい。

安:もともとコンビニ業界出身なんです、みたいな人がいると、もしかしたら私と一緒にお仕事ができる機会も増えるかな、なんて思ったり。

大野:うーん、なるほど。例えば安さんのことをイメージしながら、今おっしゃったような、コンビニのオーナーを応援したいという人が私の知り合いにいるんですけども、何かご紹介してお役に立てたりしませんか、とか。

安:はい。

大野:いいかもしれないですね。

安:そうですね。それはすごくうれしいですね。

大野:あるいは、コンビニのオーナーさんの、オンラインでの情報交換会とか。

安:あっ、いい。

大野:体験のシェア会とか、何かそんなのを企画してもらったら簡単にお声掛けできそうじゃないですかね。

安:確かにそうですね。実際に、実はもうそういうコミュニティーを最近作ったんですよ。なので、その中で企画として、じゃあ交流会、お互いに情報シェア会しましょうというところに、どなたか新しい方が来てくださると、みんなにとってプラスになるんじゃないかなと思いますね。

大野:うん。そうすると、自分の名刺の裏かなんかに、こういう人が私の知り合いにいて、今度こういうイベントを開催する予定なんで、もしご興味あれば私に連絡ください、みたいな。

安:あっ、いい。

大野:店長さんとか店員さんに、ごめんなさい、これオーナーに渡してもらえますか、と言うだけで一定の成果はありそうですよね。

安:確かに。ほんとですね。直接言うと勇気が要るけども、渡すと、読んでくれれば気付いてくださるかもしれないですもんね。

大野:そうですよね。

安:うん。

大野:お名前だけでも聞いておくと、何店舗かご近所で経営されている場合もあるでしょうから。

安:はい。

大野:ちょっとじゃあ、店員さんとかね、店長さんが暇な時間帯を見つけて行かないといけないですね。いろんな人と接点を作って、その人たちの願望だとか上質世界、どんな人を紹介したら役に立てるのかとか。その人の願望が分かったら、その願望を実現するために自分がどんなふうに役に立てるかというのを考える。そんな癖付け、習慣化というのが1つ大事な秘訣(ひけつ)になるかと思います。

安:そうですね。

大野:ではですね、ここで、なかなかビジターを呼べないなと言っている人の「あるある」をちょっと考えていきたいんですけども。

安:はい。

大野:ビジターを呼べていない人ってまず、やっぱり怖いというのがあるんですね。いろんなことに対する恐怖心。例えば声掛けをした時に、その人に嫌われてしまうんじゃないかとか、関係を壊してしまうんじゃないかとか、あるいはせっかくお声掛けしたんだけども断られたらどうしよう、というような単純な怖さ、恐怖心ですよね。

安:はい。

大野:もう1つのパターンは、動機が自分に向いてしまう。例えばビジター候補の方に声を掛けるということが、売り込みだとか勧誘だと思ってしまっているというのはよくあるパターンですよね。

安:うーん。

大野:「あ、ビジターを呼ばないといけない。書簡をもらっちゃう」とか。

安:あはは(笑)。

大野:「もしかしたら除名になっちゃう」みたいな。それがノルマだと思ってしまっているというのもありますよね。メンバーになってほしいと最初から思ってしまうとか。

安:うーん、そうですね。

大野:自分のために、自分たちのために行動しよう、お声掛けしよう、というのが呼べない人のもう1つの特徴ですかね。

安:そうですね。

大野:お声掛けして来てもらえなかったとかね。

安:はい。

大野:あるいは距離ができてしまったみたいな。そんな、ある意味失敗体験を持っている人は何らかのトラウマになってしまって、ああ、もう自分は呼べない、あるいは自分はビジターをお呼びするのは苦手だと思ってしまっている。

安:はい。

大野:そういったパターンにはまってしまっている人も少なくないのではないかなと思いますよね。

安:そうですね。

大野:じゃあ、呼べる人の特徴。安さんは、ご招待は得意ですか。

安:苦手ではないですけど、という。

大野:うん。

安:でも楽しくなってきました。

大野:あ、いいですね。

安:はい。

大野:まず人を助けたいというね。こういうふうに考えている人が呼べているケースが多い。人の力になりたいとかね。

安:はい。

大野:BNIでもよく言う「How can I help you?」ですよね。どうしたら私はあなたのお役に立てますか、とよく言うんですよね。ここでもう1つ、誘われる側であるビジターさんにとってのメリットというのをちゃんとしっかり理解しておくことが大切だと思うんですね。

安:はい。

大野:でないと自分のためになってしまう、さっき言ったようにですね。そうじゃなくて、この人のために役に立ちたい、お役に立てるかもしれないということで声を掛けるというところが基本なので、ビジターにとってのメリットというのをちゃんとしっかり理解しておく必要があります。

安:はい。

大野:これは別にセールストークとしてその人に伝える必要は一切ないので。ビジターさんにとってのメリットは何であるかというのを自分がちゃんと理解しておくこと。1つ目は、やっぱりいろんな、幅広い分野の多くの専門家の人たちと、1回のチャプターミーティングで接点を持つことができますよね。

安:はい。

大野:全員と別に個別にやりとりができなくても、こんな人がいたなというのを覚えてさえいれば、招待してくれたメンバーを経由してその人との接点を再度作ることはできるわけですから。

安:はい。

大野:2つ目に、ビジターさん自身にとってのビジネスの機会。メンバーの方、あるいは他のビジターの方がお客さまになってくれる可能性があるわけですよね。

安:はい。

大野:ビジネスの機会になり得るということ。3つ目に、いろんなサプライヤーになれる人もやはり参加されていますから、優良なサプライヤーを見つける。そんなチャンスにもなるかもしれませんね。

安:はい。

大野:そして4つ目。リファーラルパートナーとか、あるいはその提携先になってもらえるような会社、経営者を見つけることができるかもしれません。そうした提携先の開拓の可能性というところですね。そして最後、5つ目ですけども、これはもうメンバーになる可能性があります。その人がいいと思えば、自分のためになるし、自分も他のメンバーの人たちのお役に立てるんじゃないかと思えば、メンバーになって、リファーラルチームの一員になるということですよね。

安:はい。

大野:そうして、リファーラルマーケティングを活用してビジネスをさらに拡大する可能性につながっていくということです。5つ挙げましたけども、これを伝える必要もないし、事前に理解してもらう必要もないかと思います。お声掛けをする際にちゃんとしっかり知っていれば、自分がその人のために役に立てるんじゃないかというところでアプローチがしやすくなるはずです。

安:はい。それでは、そろそろ終わりの時間に近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:オンラインですけども、何ら変わっていないと思います。むしろ招待しやすいですよね。参加しやすいですから、招待もしやすいはずです。なので、まずビジター招待のマインド、今回のお話をチャプターでシェアしていただいて、その上で次回実践編ということで改めてお話ししていきたいと思います。

安:はい。続きが楽しみですね。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第179回 オンラインでKKしよう!

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第179回は「オンラインでKKしよう!」と題してお送りします。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:KKって、何でしょうか。

大野:これはもうお決まりの、関係構築というやつですね。

安:あ、関係構築のKKですね。

大野:はい。今回は東京のAnchorチャプターの塚尾さんから、ポッドキャストで取り上げてほしいトピックということでまとめていただいたリストがあるんですね。

安:はい。

大野:その中で、オンライン定例会になってからのコミュニケーション機会の減少をどう改善していくのがいいか、事例を知りたいというお声と、それからもう1つ、近いものなんですけども、オンライン故に対面で会うことができないので、新しいメンバーの方が、他のメンバーと信頼関係や人間関係を作るのがちょっと難しく感じているということみたいですね。

安:ああ。そういう悩み、最近私もよく聞くことがありますね。

大野:うーん。それでこのへんをちょっと取り上げていこうかなと思っています。

安:はい。

大野:今回の件をどういうふうに捉えるかは、たぶん皆さんそれぞれで、まちまちだと思うんですよね。

安:はい。

大野:「オンラインになりました」ということが、それだけでなんかやりにくい環境になっているように捉えられる方もいらっしゃるとは思うんですけども、一方で、すごくいろいろなことが便利になって、「オンラインすごい」みたいな人もいるわけですよね。

安:そうですね。

大野:なので今回、例えば対面でできていたことと、それからオンラインでできることみたいなのをちょっと整理してみたいと思うんです。対比しながら、確認していければと思います。
 最初のメンバーさんの声の、コミュニケーションの機会がオンラインで減ってしまっているという解釈ですよね。これが実際どうなんだろうということで、何をもってコミュニケーションの機会が減ってしまっていると思われているのかというのは、本当はお聞きしたいところではあるんですけども。

安:はい。

大野:オンラインだからこそコミュニケーションの頻度が増えているという人もたぶんいると思うんですよ。

安:あー。

大野:例えば会社でリモートワークが増えてきていますよね。

安:はい。

大野:ナショナルオフィスもリモートワークをやっていますけども、以前と違って毎朝、朝会というか朝礼みたいな形で、オンラインで全員とZoomで会っています。何人かのスタッフは、夕礼みたいな形で1日の終わりにも会ったりとか、週1のミーティングもやっているので、むしろコミュニケーションは増えているんですよね、頻度は。

安:ああ、なるほど。

大野:そういう方もいらっしゃると思うんですよ。

安:はい。

大野:なのでそのへんはちょっと確認しなきゃいけないですけど、先ほど言った対比をしていくことで見えてくるかもしれないですね。

安:はい。

大野:まず例えば、オンラインになってしまったので今はできないんだけども、対面でできていたことをちょっと幾つか考えてみたいと思うんですけども。

安:はい。

大野:考えられるのは、例えば定例会の後に雑談とかできていたじゃないですか。それがオンラインということになって、しにくいというのはなんとなく分かるような気がするんですけども、ここはちょっと意図的にそういった機会をオンラインで作るということをしないといけないかもしれませんよね、チャプターでね。

安:ああ、そうですね。

大野:なので定例会後に雑談ができるように、例えば幾つかのブレークアウトルームを開放してあげるとか、2人で1つのブレークアウトルームに入るとか、3人でとか5人でとか。雑談していた当時の、対面の時のように、好きな部屋に入って雑談するというのは環境としては作れるかもしれませんよね。

安:そうですね。

大野:メンタリングなんかもそうですかね。定例会が終わった後にメンタリングをよくしていたと思うので。

安:はい。

大野:このへんはやっぱり意識的に、計画的にメンタリングしていかないといけないでしょうね。オンラインでのメンタリングセッションのスケジューリングをちゃんとして、例えば定例会が終わった後、何時からメンタリングやりましょうということで、メンターコーディネーターとメンターのチームがやっぱり計画的にやっていく必要があるでしょうね。

安:そうですね。

大野:あとどんなのがありますかね、対面でできていたことっていうと。

安:そうですね。飲食しながらの懇親会とか交流会、歓迎会とか。そういったことはやっぱり対面ではできていたけど、今はやりにくいというか、できないという環境がありますね。

大野:はい。これは結構皆さん、「ああ、あの時はよかったな」みたいに思っているのかもしれないですね。

安:はい。

大野:お酒も入ってとかね、飲食を伴う歓迎会、懇親会ですかね。これはあんまり、お酒はなかなか一緒にというのはちょっと難しいかもしれないですけど、それぞれの場所からオンラインで参加する歓迎会とか懇親会というのは、ないよりいいですよね、やっぱり。

安:そうですね。

大野:味気ないとおっしゃる方も少なくはないんですけど、やらないよりは、やっぱり定期的にこういったオンラインの懇親会、歓迎会はやるべきだと思いますよね。

安:ですね。

大野:それぞれが缶チューハイを持ったりビールを持ったりとかして、飲みながらでもできますもんね。

安:できます。はい。

大野:あとチャプターミーティングが終わった後、帰る時に駅まで一緒に歩いたりとか、ちょっとした時間が今はないかもしれないですね。

安:そうですね。

大野:これもやっぱり意識的に、メンバーの皆さん各自が、そういった時間を取ろうということは必要なんだと、声掛けをする必要もあるでしょうしね。

安:はい。

大野:例えば定例会が終わった後10分だけ時間を取って、パワー1to1。5分ずつ時間を押さえて話すみたいなのはやってもいいかもしれませんよね。

安:そうですね。

大野:もう1つ、新しいメンバーの方を迎えた時にやっぱり大切だなと思うのは、対面の時は、結構いろんなメンバーの方が新メンバーの方に声を掛けられるじゃないですか、気軽に。

安:はい。

大野:「どうですか」みたいな感じでね。「慣れましたか」みたいな声を掛けやすいんですけど、そこもやっぱり意図的にというか、意識的にやっていかないとなかなか難しいところであるとは思います。

安:はい。

大野:だから定例会の後とか、あるいは定例会の前の日とかでもいいですよね。
 例えばメッセージを送ってあげるとか、あるいは電話をしてあげるということを、プレジデントでもいいし、メンター、スポンサーの人もそうですよね。

安:はい。

大野:例えば、同じコンタクトサークルのメンバーからでもいいでしょうし。もしチャプターの中で複数のチームに分けて、班みたいなのをやっているところは、その同じチームのメンバーからの声掛けでもいいでしょうし。

安:はい。

大野:やっぱり計画的にやらないと、むらが出てしまうと思うので。例えばメンターコーディネーターとかが、コーディネートをしてあげるといいと思いますね。

安:はい。

大野:放っておかれる感、放置プレイ感はオンラインだとどうしても強く出てしまいがちなので、ここは意識的にいろんな人が気に掛けてくれているというのがちゃんと伝わるような態勢を、やっぱりチャプターで設計する必要があると思いますよね。

安:そうですね。これはとても大事だなと思います。

大野:あとは定例会中だと、対面の時は新しいメンバーの隣に誰か、例えばメンターとかが座って、結構細かくサポートができると思うんですけども、そこもやっぱりミーティング中に戸惑いがあるかもしれないという前提で。新しいメンバーの方でZoomとかに慣れていない方もいらっしゃるかもしれないじゃないですか。

安:はい。

大野:だから例えばZoomに参加するための練習の機会とか、あるいはリハーサルの機会を提供して差し上げるのも大切かなと思いますよね。

安:はい。

大野:ミーティング中に、もしかしたら個別のチャットなんかでサポートをすることはできるかもしれないです。あるいはZoomとは別ルートでメッセージをやりとりするということが、メンターと新しいメンバーの間でできるかもしれないですけど。チャプターによっては個別のチャットをできないように制限している場合もありますので、ここはちょっと相談かもしれませんね。

安:はい。

大野:あと、1to1はどうですか。1to1は結構オンラインなどで頻度を上げられると思うんですけど。安さんは実際、1to1の頻度は増えていますか。

安:増えています。やっぱりなんか意識して1to1をしようということで、行動にそれが現れるので、結果として対面よりも移動を伴わない分、1to1をする時間が増やせているなというふうには思いますね。

大野:うん。例えば以前だと、対面だと週に2日ぐらいがせいぜいかなといった感じだった人でも、おそらくオンラインだったら週に3、4回できてしまうんじゃないですかね。

安:できますね。

大野:そのへんのハードルは下がっているはずなので、それは積極的に頻度を上げて、強みとして生かしていくべきだと思うんですよね。

安:はい。それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい、ありがとうございます。今回参照している英語版のエピソード689に、イギリスのフィル・バーグさんが自分自身に言い聞かせていた言葉として「オンラインとオフラインの、唯一の違いはスペルだけだ」と言っていたんだそうです。これはすごくいいなと思いました。自分のマインドセットをする、自分のマインド作りを自分自身でやっていたということなんでしょうけども、オンラインとオフラインは基本的には違いがないんだよと。スペルが違うだけで同じなんだよと。要は心の持ち方次第というかね。意識の仕方によってどうにでもなるということなんでしょうね。

安:はい。

大野:ぜひ皆さんもチャプターでこのへんの言葉をシェアしていただいて、前向きに、オンライン環境での強みをぜひ生かして。できないことにフォーカスしていたら、やっぱりなかなか行動できなくなってしまうので。むしろ今だからこそできることを積極的にやっていく。オンラインでできること、あるいはオンラインだからこそ気を付けてというか、神経を使ってやるべきところは、やっぱりチャプターでできるところもそうですし、メンバー個人レベルでできるところもやっていく必要があるかなと思いますね。

安:はい。

大野:効率はかなり上がっていると思いますから、リファーラルを出すにしても、ビジターさんに声掛けするにしても、1to1をやるにしても、はるかに行動が活動しやすくなっているはずですので。

安:そうですね。

大野:はい。ぜひ、positive attitudeで頑張っていただきたいなと思います。

安:はい、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第178回 2022年の展望

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第178回は「2022年の展望」と題してお送りします。

安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:今回は「2022年の展望」ということなんですが、2022年のBNI Japanはどんなふうになっていくのでしょうか。

大野:今はすごく、いろんな意味で変化に富んだ時代じゃないですか。感染症の拡大もそうなんですけど、自然災害も増えていますよね、温暖化の影響もあると思うんですけど。あと技術革新がものすごいスピードで進んでいるので、世の中の変化のスピードにビジネスもやっぱりついていかなくちゃいけないと。それはBNIも、BNIに参加されているメンバーの皆さんの事業も、当然同じことが言えると思うんですよね。VUCAの時代って聞いたことありますか。

安:いいえ、初めて聞きます。何ですか。

大野:Vは変動が激しいという意味のvolatilityのVですね。そしてUがuncertainty、不確実という意味ですよね。Cはcomplexity、複雑さですね。そして最後のambiguity、辞書を引くと曖昧さとか出てくると思うんですけど。今の時代を反映している4つの言葉だと思うんですけど、その頭文字を取って、VUCAの時代とかブカの時代などといいます。
 いずれにせよ、先行きどうなるか分からないという不確実な時代の中に生きている私たちにとっては、ビジネスにおいても当然それを前提にしておかないと生き残っていけないというかね、成長し続けることは無理な話になってしまうので。そこを考えると、世の中の変化についていくような革新ですよね、イノベーションがどの企業にとっても、これは小さな企業も大きな企業も同じだと思います。特に中小企業というのは、生き残るためにはイノベーションを速いスピードで起こしていかなくちゃいけない前提だと思うんですよ。
 イノベーションを起こすためには、何か新しいことにどんどんチャレンジしなきゃいけないということなんですよね。なので、今回コロナをきっかけに新しいことにチャレンジをする機会をたくさんの人が得られたわけですけど、それを生かせているか、生かせていないか。これから起こるであろう新しいことに対してチャレンジできるか、できないかってすごく明暗を分けるきっかけになると思うんですよね。だから二極化が進んでいると、どの世の中でも言われていますけども。
 今後やっぱり気を付けないといけないのが、世の中の進化についていけるように、どんな経営者、ビジネスパーソンも準備をしておかなくちゃいけないということですね。新しいことにチャレンジするというマインドですかね、失敗を恐れず。失敗は悪いことではない、学びの機会に置き換えれば次への成功とつながるわけですから、失敗を恐れずチャンレジしていくカルチャーを、組織の中、あるいは会社の中に醸成していくということがすごく大切な時代に突入しているといえると思いますね。

安:そうですね。

大野:分かりやすい例になるかどうか分からないんですけど、最近よく話題になっているのが、Facebookが社名を「Meta」に変更して、metaverseという言葉も割と耳にされている人が多いと思うんですけど、いわゆる仮想空間ですよね。まだそれを体験したこともない方もたくさんいらっしゃるとは思うんですけど、その仮想空間、例えば、今ずっと着けていると疲れちゃうぐらいのゴーグルを着けると、そういう空間が目の前に広がるわけですけど、これはもう少しすると、例えば単純に眼鏡をかけるぐらいの感覚でかけると目の前には仮想空間が広がって。現実と仮想空間の区別がつかないぐらいの技術の進化というのは、もうそのレベルにはきているわけですよね。そうすると、今Zoomでミーティングをやっているというのが日本では当たり前になっているんですけど、「あのZoomとかいうやつでさ、ミーティングやってたよね」とメンバーさん同士で、懐かしんで話をしているというような状況が、割ともうすぐやって来るんじゃないかなと思うんですよね。

安:そうですね。それぐらい進化しているということですからね、今、世の中が。

大野:そうです。だから今、ビジネスになるかどうかということよりも、どんどん先に進んでいくと、どんなビジネスの機会があるのかとか、あるいはどんなリスクが広がってくるのか、拡大してくるのかというところも考えなくちゃいけないということなんですよね。当然このmetaverseの話に限らず、ブロックチェーンだとかAIだとか技術革新が進んでいる中で、BNIとか自身のビジネスがどんなふうに進化していかなくちゃいけないのか、あるいは進化していくのか、進化できるのか、というところを読んでいかなくちゃいけないというのは、2022年も含めて今後もしばらくの間続くんじゃないでしょうかね。

安:なるほど。そういう時代をメンバーと一緒に切り開いていけるきっかけができるというのは、まさに2022年におけるBNIの活用そのものなのかな、なんて聞いていて思いました。どんなふうにビジネスを発展させていくかという話をもっとできるきっかけがつくれそうだな、なんて思うんですけど。

大野:BNIは今、70カ国以上ありますけど、日本のように一貫してオンラインでチャプターミーティングを進めてきた国ってそんなにないんですよ、実は。

安:そうだったんですね。

大野:例えばコロナ感染者数が下がってきた時に、国とか自治体もミーティングを行うことに対する制限も外したりすることもありましたよね。

安:ああ、そうですね。

大野:緊急事態宣言が解除されるとチャプターのミーティングも対面に戻る、みたいなことを臨機応変にやっていた国も中にはあるんですよ。

安:そうだったんだ。

大野:そういった国でどんなことが起こったかというと、結構頻繁に対面になったりオンラインになったり、環境の変化がチャプターにおいて強いられる状況になっていたんですよ。

安:はい。

大野:そんな中でチャプターのメンバーだったとしたら、どうですかね。

安:不安定になりますよね。いや、結構大変だなって素直な感想でも思いますもん。

大野:自分たちの6カ月という1つの期の中で、もしかしたら2回、3回、環境を変えなくちゃいけない状況って当然考えられるわけですよね。

安:そうですね。

大野:そうすると、例えばビジターホストにしてもリーダーシップチームのミーティングの進行にしても変えなくちゃいけないというか、調整しなくちゃいけないので、大変な負担になると思うんですよね。

安:ですね。

大野:環境が変わるということは、パフォーマンスは落ちるということに直結しているので。日本においては一貫してオンラインでできたので、そこは避けられたのが2021年で、これからの2022年を考えた時に、まだそこは一貫してオンラインでいくべきだと考えています。

安:はい。

大野:5年ぐらいオンラインでやらなくちゃいけない状況が続くという前提で、皆さんのチャプターで磨きをかけていくということ。もちろんメンバーレベルでも、チャプターレベルでも磨きをかける。要はビジネスのクオリティーを上げていくということもあるんですけど。
 例えばチャプターでお迎えするビジター。オンラインでお迎えするわけですけど、オンラインだけども、お迎えした、来てくださったビジターの人たちの体験がどんなものになるのかということがすごく大切な部分なわけじゃないですか。だからそこをよりいいものにしていくということが、やっぱりチャプターレベルでは目指していくべきだと思います。
 同じように、BNIという1つのグローバルな組織においては、今何をやっているかというのは、毎日のように世界のいろんな所で、日本の人たちも含めて、メンバーシップの価値を上げるためにオンラインの環境下で何ができるかということを考えて、フォーカスして、新たな革新を、イノベーションを生み出しているので。メンバーの皆さんも、チャプターレベルにおいてもご自身の事業においても、イノベーションというキーワードを今年はより強く意識していただくのがいいんじゃないかなと、強く思います。

安:まさにこれからのBNI Japan全体の在り方とやり方。そして、それに付随というよりは、それを活用しながら、自分自身のビジネス、あるいはチャプターをもっと良いものにしていくというところが来年の一番の大きな柱になってくるかなというところですかね。

大野:もう1つ大事なことをカバーしておきたいんですけれども、対面で人と会うことの価値。これはもう、今までは安全を第一にということで仕方がなかった側面もあるんですけど、それは許される状況になったりするわけじゃないですか。

安:そうですね。

大野:日本でも各自治体とか国の要請だとか、ガイドラインに沿った形であれば、対面での1to1であったり、対面でのチャプターのイベントの開催のイベントがOKになっています。ただ、定例会は今後も一貫してオンラインで開催を続けていくという方針を固めていますので。一部、なんかうわさで「3月までで」とかね、「来期は」なんて話が出ていますけど、それはないという前提ですね。
 だから対面は、状況が許せば積極的にチャプターとして、あるいは、場合によってはリージョンとして対面でのイベントをやっていくということは、今後ますます必要になってくると思うんですけども、定例会については引き続きオンラインを継続していくと。それがパワフルなツールとなってパフォーマンスを高く維持できるし、さらに伸ばしていけることにつながると思うんですよね。
 対面のイベントを、例えばチャプターで定期的に、もう年間スケジュールとして組んでいく。これも必要なことだと思うんですけど、チャプターによっては例えば月に1回やりたいとか、あるいは2カ月に1回でいいんじゃないか、半年に2回とか、1回とか、チャプターによって頻度は変わってもいいと思うんですけども。定例会はオンラインなんだけども、対面でやるチャプターのイベントを、どういうものをいつ開催するのかというのは年間スケジュールなのか、期ごとに計画するのか。いずれにしてもそこを大切な人間関係、信頼関係を構築する環境として活用していくということは今後も必要だとは思います。

安:大野さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:2022年もBNIを活用し続けていきましょう。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第177回 起業家としての調和

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第177回は「起業家としての調和」と題してお送りします。

安:大野さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

安:よろしくお願いします。

大野:よろしくお願いします。

安:第177回は「起業家としての調和」と題してお送りいたします。英語版のエピソード718をご参照ください。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
 さて、大野さん。今回は「起業家としての調和」ということなんですけれども、これはどういうお話なんでしょうか。

大野:興味深いですよね。英語版のポッドキャストのほうでは、ゲストのドクター・リチャード・シュスターさんの事例が紹介されていましたけれども、彼が起業家として本当に乗りに乗っていたタイミング、しかもこのコロナの中で過去最高の業績を上げていたと。TEDxでも話をしていたような状況の、絶好調の真っただ中にいたわけですけども、そんなさなか、急に脳梗塞になってしまうという話でしたね。

安:そうでした。

大野:あと1ミリでもずれていたら、もうこの世にいなかったというようなお話でしたね。

安:そうでしたね。

大野:なぜ脳梗塞になったか、意味が分からない。というのも彼はお酒も飲まないし、たばこも吸わないし薬物もやらないし、食事も気を使っていたし毎日のように筋トレみたいなのもして、時には1日に2回ぐらい筋トレをやっていたそうですけれども、お年も46歳という若さだったので、「なんでそんな自分に脳梗塞みたいなことが起こったのか意味が分からない」というお話でしたね。

安:はい。

大野:ただ、今思うと当日の仕事の仕方に調和というものが欠けていたというふうにおっしゃっていますよね。週に80時間ぐらい働いていたと。
 今、少し勘違いしていたと思うこととして、起業家というのは自分の好きなことを仕事としてやっているので、それは仕事には入らないだろうというようなことをよく日本でも言いますよね。

安:言いますね。

大野:仕事なんだけども仕事じゃないという分類の仕方で無理をしてしまうという、そういった起業家は日本でもきっと少なくないと思うんですよね。

安:私も言っちゃいますね、ついつい。

大野:やっぱり仕事は仕事なんですよね。ドクター・リチャードも、朝4時半とか5時に起きて夜は11時まで仕事をしっ放しでいると。もちろん、その間に子供の宿題を一緒に手伝ってあげたりとか食事の用意を手伝ったりとか、家族との時間も大切にはしているんだけれども、知らず知らずのうちに、家族との時間を全然持っていなかったわけではないんだけれども、やはり精神的にも肉体的にもかなり無理してしまっていたということを振り返っていらっしゃいますよね。

安:そうですね。

大野:それに対してマイズナー博士も似たような経験を、9年前に患われたがんの話をされていますけれども、安さん、健康のほうは大丈夫ですか?

安:これはですね、大丈夫と言い切れないところがあるのがちょっと怖いなと思いまして(笑)。

大野:と言うと。

安:まさに、このリチャード博士のような働き方をしてしまうときがあるんですよ。だからこれは、私も年齢が近いですし人ごとではないなと思って聞いていました。

大野:そうですね。年齢的なことを言われてしまうと私はさらに10ぐらい上なので(笑)。かなり自分ごととして聞かざるを得ないというか、深刻なお話になってしまいますよね。

安:そうですね。反省点がたくさんあるなと思いますもん。

大野:ただ、リチャードさんみたいに、結構私も食事とか健康には気を使っているつもりなんですけど、私なんかだと、持病というほどのものか分からないんですけど、頭痛みたいなものがずっとあるんですよね。

安:はい。

大野:もう15年以上、20年ぐらいあるんですよ。

安:長いお付き合いですね。

大野:ええ。でもお医者さんに行っても何だか分からない。MRIを撮っても「きれいですよ」と言われてしまうので、そう言われてしまうと何もしようがないんですけど。とにかく自分でそういった症状が出てきたときには、体が悲鳴を上げているんだなと思って、ちょっと仕事をセーブするようなことしかできないんですけど。

安:はい。

大野:でも、リチャードさんみたいに健康に気を使っていてもそうやって脳梗塞になってしまうというのは、本当に気を付けなくてはいけないなと思いますよね。

安:そうですね。

大野:今回はストレスの話が出てきているんですけれども、安さんはどうですか。ストレスって日頃感じていらっしゃいますか。

安:そうですね。感じていないと言えばうそになります。

大野:うーん。

安:結構感じる機会が多いなということを、最近自覚し始めたところなんですよ。

大野:あー。でも、その自覚するということは大切かもしれないですよね。

安:はい。

大野:自覚できないでいると、「いや、自分はもうストレスなんかないんだ」なんて思っていても実は体に出てきてしまうということが、もしかしたらあるのかなと最近思うんですよね。

安:確かに。

大野:やっぱり、ストレスがいろんな病気につながっているということは医学的にも言われていますもんね。

安:そうなんですよね。

大野:心臓病とか、がん、結核だとか肝臓だとかね。あと、やっぱり集中力が欠けるということで事故を起こしてしまうとか、起こり得るということですよね。

安:そうですね。

大野:日本でも「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が聞かれるようになって久しいと思うんですけど、マイズナー博士も、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉よりも「調和」「ハーモニー」という言葉のほうがいいんだよという話をしてくれていますよね。

安:はい。

大野:これは何が違うかというと、考え方だと思うんですけど、全てのやるべきこと、例えば家族のこと、仕事のこと、それからレジャーのこととかいろいろなやるべきこと、やりたいことってあるわけですけど、全てのことを全部同じ時間やろうというのは当然無理があるわけですよね。

安:はい。

大野:なので、そこは考え方というかアプローチの仕方で、全ての時間を等しく割く必要はなくて、調和、全体として完結していればいいんだよという言い方をされていましたね。

安:はい。

大野:以前のポッドキャストでおっしゃっていたのは、「今」というものにフォーカスするということと、自分にとって大切なことに優先的に時間を割いていきましょうということ。それと、人生の中でのいろんな要素があるわけですけど、それを1つに束ねていく。
 私の解釈としては、オーケストラを束ねる指揮者のようなイメージかなと思うんですけど、そこに「調和」という言葉が重なっているのかなと思うんですよね。

安:うーん、素敵な例えですね。

大野:なので、この「ワーク・ライフ・バランス」、マイズナー博士風に言うとワーク・ライフの調和が大切だというお話ですよね。

安:はい。

大野:このポッドキャストを聞いている皆さんの中にも、知らず知らずのうちに結構ストレスにさらされているというか、もちろんストレスをもろに感じていらっしゃる、顕在化している場合もあるでしょうし、ありがちなのは気付かずに、ストレスだとは思っていないんだけれどもいつの間にか体の変調を来してしまうとか、病気になってしまうとかということも、そういった方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんですよね。

安:はい。

大野:このポッドキャストでも、英語版でも話されていましたけれども、今や情報がどんどん入ってきてしまう時代ですよね。

安:そうなんですよね。

大野:確かに20年前と今を比較すると、スマホからもテレビからもラジオからも、ありとあらゆる所から情報が入ってくるじゃないですか。

安:はい。

大野:今の新型コロナの話にしても、テレビでも四六時中そういったネガティブな情報が流れているなんて状況が続いていましたよね。

安:そうでした。

大野:ようやく最近、少し状況が変わってきているのかもしれませんけれども、とにかくスマホを持っているとどんどん、それこそプッシュ配信されてしまうということもあるので、そういったアプリを使わないとか、あるいは通知をオフにするとか、テレビも朝だけとか夜だけとかニュースを決まった時間にだけ聞くみたいな、自分なりのコントロールをしていかないとネガティブな情報ばかりが入ってきてしまう。それが、いつの間にか24時間ストレス漬けという状況になってしまうんだというお話でしたね。

安:そうですね。

大野:これは本当に大切な話で。というのも、新型コロナとかというのは私たちがコントロールできるものではないわけですから。

安:はい。

大野:もちろんワクチンを打つとか打たないという選択はできるわけですけど、でもコロナが来る・来ないというのはコントロールする余地はないし、自然災害なんかもそうですよね。地震がいつ来るかは分からない、そのタイミングをコントロールすることもできないわけですから、事実は事実として受け止めてどうやって情報を取り入れるか。
 特に、情報の量をどうするかというのはコントロールできる部分なので、そこはしっかりやっていきましょうということでしょうかね。

安:そうですね。

大野:ではどうしたらいいか、秘訣(ひけつ)を話してくれていますのでご紹介しておきましょうか。

安:はい。

大野:まず1つは、毎日エクササイズをしましょうと。毎日何か運動をしましょうということですかね。そして、リラックスする時間をスケジュールの中に組み込む。これはどうですか。安さん、できていますか、この2つは。

安:あまりできていないです。

大野:なかなか難しいですよね。私も筋トレを半年ぐらいやっていた時期があったんですけど、本当にその頃は体調も気持ちもすごく調子が良かったですよね。

安:おー。

大野:最近は時々、朝、散歩に出たりするようにしているんですけど、やっぱりやる日とやらない日ではかなり差があるように感じますね。

安:あー、やっぱりそうなんですね。

大野:もう1つ言ってくださっているのは、仕事の時間に、制限を自分で掛けるということ。私もそういうところが、悪い癖があるんですけれども、気が付くと仕事をしてしまっている、パソコンに向かっちゃうみたいなところはあるんですよね。だから、仕事と自分のほかの大切にしていることに費やす時間というのはしっかりと分けて、そこにハーモニーを見いだしていく、調和を見いだしていくということは大切かなと思いましたね。

安:なるほど、そうですね。

大野:あとマイズナー博士がお勧めしていたのは、週に1日、「メンタルヘルスデー」というのを作りましょうというお話。これはなんか簡単に実践できそうじゃないですか。

安:そうですね。「メンタルヘルスデー」、つまり心の調和を取り戻したりとか、大切にしようという日ですね。

大野:はい。博士がおっしゃっているのは、やりたいことをやればいいんですって。

安:へー。

大野:家族に会うとか。家族と一緒に時間を過ごすでもいいし、とにかく自分のやりたいことをやる日ということで定義されているんだそうですよ。

安:それはすごく大事だし、取り入れやすそうです。

大野:何か趣味をやるでもいいし、子供と一緒に時間を過ごすでもいいんでしょうね。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今日のお話は、本当に私たちみんなに言えるというか、教訓としていい話だったんじゃないかなと思うので、ぜひ、皆さんの「ワーク・ライフ・バランス」とか「調和」というところに、いま一度意識を向けてみてはどうでしょうか。
 自分にとっての大切なこと、人生において何が自分にとって大切かというのを改めて、例えば書き出してみて、その時間をどういうふうに配分するかというのもぜひやってみていただきたいなと思います。私もやってみます。

安:はい。私もやってみます。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.