第207回 与えることは変革をもたらす

【参照】英語版 Episode 880: Giving Is Transformational (Classic)

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第207回は「与えることは変革をもたらす」と題してお送りいたします。英語版のエピソード880をご参照ください。

安:さて、今回は「与えることは変革をもたらす」ということなんですけども、これ、大竹さんがすごく大事にしているテーマじゃないですかね。

大竹:はい、そうですね。今回、BNIの理念であるギバーズゲインということについて、「本質に迫っていこう」っていうテーマだというふうに思うんですよね。安さんもギバーズゲインという言葉に対してどういう考えを持っているかってあると思うんですけども、安さんは「ギバーズゲインって何ですか?」って聞かれたら、どんなふうにお話しされますか?

安:そうですね。やっぱり「与えるものは与えられる」とか、そういう実際にBNIの中で聴いている話もありますけれど、「まず自分のビジネスを応援してもらうためには、自分から応援する姿勢やその行動が大事だよね」っていう話はよくしますね。

大竹:なるほど、いいですね。「ギバーズゲインって何ですか?」って聞かれた時に、それぞれの解釈とか伝え方があるんじゃないかなというふうに思っていて。ちょうど先日、あるメンバーの方から「ギバーズゲインっていう理念はとても気に入ってるんですけど、人によって捉え方が違うので、解釈が違うから、ちょっと話が噛み合わない」「なかなか難しい」と、「コミュニケーションがうまくいかないときがある」っていうふうに相談をされたんです。私はこれに対して、マイズナーさんがギバーズゲインっていうものをどういうふうに考えているかっていう原理原則を大事にするべきなんじゃないかなっていうふうに思っているので。3年くらい前ですかね、マイズナーさんが出された「Infinite Giving」っていう本があるんですけど、「無限のギバーになるための本」です。その本をおすすめすることにしてるんですよ。安さん、読んだことあります?

安:そうですね。それこそ大竹さんから実はお勧めいただいて、少しだけ読んでみたんですけど、なかなかまだちょっと読み切れてないところがあるので、今日はぜひいろいろお話を伺いたいですね。

大竹:ありがとうございます。ギバーズゲインっていうのをより実践するために大事なことを7つの原則にまとめて書かれているんですよね。すごく分かりやすい本なので、皆さんもぜひ読んでいただけたらなというふうに思うんですけど、「ギバーズゲインって実際何なの?」と、「与えるって実際どういうことなの?」とか、「与えて自己犠牲になるのではなくて、与え続けながらも自分も豊かになっていくためにはどうすればいいの?」っていうギバーズゲインっていう生き方を自分が体得するためにはどうしたらいいのかっていうヒントが詰まっている本なんじゃないかなというふうに思うんですよ。そのために必要な普遍的な7つの原則について書かれているんですよね。これ1個でも欠けちゃうとうまくいかないっていう風に言われていて、私、この本を最初読んだ時に、「いや、もうちょっと早く言ってほしかったな」っていうふうに思ったんです。16年間BNIに関わってるんですけど、結構回り道しちゃったかなっていう風にちょっと感じてます。

安:そうなんですね。ちなみに今回のテーマである「与えることは変革をもたらす」っていうことについてなんですけど、それとBNIで言われている「世界のビジネスのやり方を変える」というこの関係性って、大竹さんはどんなふうに捉えていらっしゃるのか、お聞きしてみたいですね。

大竹:はい。BNIのビジョン自体がギバーズゲインっていうことで、与えるものは与えられるということで、与えることが先で、その後に巡り巡って自分にも返ってくるっていう考え方だと思うんですけど、それをより多くの人が実践していくと、どういう世の中が作れるのかっていうことなんじゃないかなというふうに思っていて。私なりの解釈で、すごく卑近な例で恐縮なんですけど、BNIっていうのは、ビジネスの場で大人が真剣にサンタクロースの活動をすることだという風に思っていて、なんだったら「世界サンタ連盟みたいなものを作っていこうよ」と、そういう社会活動なんじゃないかなって、勝手にですよ、これ私の解釈なんですけどっていう風に思ってるんですよね。

安:サンタ同…え? サンタ連盟ですか。

大竹:世界サンタ連盟でも、世界サンタ同盟でもいいんですけど。サンタクロースって子供たちが欲しいものをプレゼントして歩く、そういうおじさんの話だと思うんですけど。でも今、人それぞれが欲しいものってすごく多様化していて、自分一人で自分の周りの人が欲しいもの、必要なもの、困っていることっていうのを全て解決してあげることってなかなか難しいと思うんですよね。なので、小さなサンタクロースなんですよ。小さなサンタクロースなんだけど、一人ではなかなか全ては解決できないんだけど、小さなサンタクロース同士が連盟を組んで、チームを作って、周りの人の全ての困りごとだったりとか、やりたいこと、夢や希望っていうのを叶えていこうということ。それをビジネスの場で経営者が真剣にやっていこうと、そういう社会活動なんじゃないかなという風に思っているんですよね。それのヒントになったのが、ある巨大掲示板に書かれたお話だったんですけれども、こんな質問があったんですよね。「サンタは本当にいるの? と子供に聞かれたときに、どう答えるのが一番いいでしょうか」っていうことが相談されていて、いろんな方が回答されていたんですけども、その中ですごく素晴らしい回答があったんですね。この後ご紹介したいと思うんですけど、例えば安さんだったら、子供から「サンタさんって本当にいるの? 」って聞かれたら、どんなふうに答えられますか?

安:そうですね、「いるよ」って言うかも。私だったら。

大竹:理由はどんな風に答えられます?

安:理由か。そうですね。夢を与えられる存在だと思うので。理由、難しいですね。

大竹:難しいですよね。

安:でも「信じていたら必ずサンタさんはやってくるよ」みたいな。理由、私には答えにくいんですけど、信じているからだよ、みたいなのはある。ごめんなさい。回答がうまくできないです。

大竹:めちゃめちゃいいですね。ありがとうございます。「聞かれて言葉に困る」そういう質問なのかなと思うんですけど、掲示板での素晴らしい回答をご紹介したいと思うんですけど、私の方でお話させていただきます。『サンタはいます。ただ、最近はプレゼントはサンタが直接は関わっていないことも多いんです。昔のようにサンタさんがおもちゃを作り、運び、配っていた時代とは変わりました。まず家の中に入れません。煙突とかないし、鍵かかってるし、そもそも勝手に入ったらダメだし。サンタがプレゼントを持ってきたとしても、玄関で親御さんを呼んで受け渡して、サンタさんの代わりに置いてもらうことになります。そして何より子供の欲しがるものが市販品になったことです。「ゲームが欲しい」とか「スマホが欲しい」とか、こうなるとサンタさんも作れません。サンタさんに作れないなら、「私たちが代わりに作りますよ」とたくさんの企業が作ってくれているわけですが、全国へ運ぶところも運送会社がそのままサンタさんに代わってやっています。つまり、プレゼントを製作して、輸送して、枕元に置くところまで全て「サンタさんの代わりに私がやりますよ」という人たちだけで済んじゃうんです。一人のサンタが全てを行うのではなく、力の小さいサンタ役の人がちょっとずつ役割分担しているわけですね。トナカイで世界中を回るというのは、残念ながら今はイメージだけです。ただ言えるのは、今サンタの代わりにプレゼントを作っている人も、「このプレゼントを受け取った人が幸せになったらいいな」と思いながら作り、運んでいる人も「このプレゼントを受け取った人が幸せになったらいいな」と思いながら運び、枕元に置く人もあなたの幸せを願って置いているんです。サンタクロース一人だけがあなたの幸せを願っているのではなく、他にもとてもたくさんの人が子どもたちの幸せを願っているからこそ、枕元にプレゼントが届くんです。それはとてもとても素晴らしいことですよ、本当に。あなたも将来、こうしたサンタの代わりを担うことがあるかもしれません。人に幸せを与える側に参加できるというのは、これもまた素晴らしいことなので、機会があったらぜひどうぞ』という風に、お答えされたということなんですね。

安:素敵な回答ですね。

大竹:素晴らしいですよね。これを見た時に私思ったのが、「これって私たちがBNIでやってることと一緒だな」というふうに思ったんですよね。私たちも小さなサンタなので、一人で全ての願いを叶えることはできないんだけど、相手の人の願いを叶えるために、いろんな人の協力を借りて、人の願いを叶えるために努力をする。全力で尽くすということって、実は私たちがやってることなんじゃないかなというふうに思ったんですよね。私たちの言うプレゼントというのは、リファーラルのことだと思うんですよね。「このリファーラルというプレゼントを受け取った人が幸せになったらいいな」って思いながら、リファーラルを毎週提供しているんだというふうに思います。ビジターを招待するときも、「この人の人生を変える機会に、このミーティングがなったらいいな」って思いながら、毎週ビジターを招待してるんだというふうに思うんですね。そして、リファーラルを受け取った人も、その人の幸せを願って対応してくれてるわけですし、ビジターを受け入れたチャプターも、このミーティングでの出会いが最高のものになったらいいなと思って、一生懸命チャプターのメンバー全員でそのミーティングが最高なものになるように、そこでのビジターさんとの出会いが最高のものになるように一生懸命運営しているんだというふうに思うんですよね。だから、私たちは、「ビジネスを通じてリファーラルを運ぶ、サンタクロースになるという活動を広げていっている」っていうことなんじゃないかなというふうに思っているんですよね。安さん、どう思われますか。

安:そうですね。まさにサンタクロースの行動そのものなんだなっていうことを、今聞きながら感じました。やっぱりサンタが子供たちにプレゼントをあげるっていうのは、本当にその回答の話のように、その人の幸せ、お子さんだったらお子さんの幸せを願って、また喜んでもらう顔が見たくてプレゼントをあげるっていうことだと思うんですけど。私たちの仕事や人脈の紹介、いわゆるリファーラルに関しても、その方が受け取ってくれて、結果、その人のビジネスにつながったり、あるいは一生忘れられないような大きな出会いにつながったりすることによって、その人が喜んでくれる顔を少なからず想像してるんじゃないかなと思うんですよ。まさにやっていることは違っても、目指しているところや反応に関しては、「誰かの幸せを願う」っていうところですごく共通してるんじゃないかなというふうに思いました。

大竹:そうですね、ありがとうございます。「私たち大人がビジネスを通じてリファーラルを運ぶ、サンタクロースをするっていう活動をすることにどんな意味があるのかな」って考えてみてるんですけど、これって多分、私たちの子供とか孫とか、その先の世代が「ビジネスを通じて人に幸せを与える側になりたい」って思える、そういうきっかけになるんじゃないかなというふうに思うんですね。子供たちが「大人になって仕事をする、ビジネスをすることってそんな素敵なことなんだ」と、「サンタをすることなんだ」と、「だったら早く大人になって早く仕事をしたい」、「早く自分が幸せを与える側になりたい」っていうふうに思う、そういうきっかけを提供することなんじゃないかなというふうに思っていて。実はとても素晴らしいことを私たちやってるのかなっていうふうに思ったりしてるんですね。

安:そうですね。ありがとうございました。そろそろ終わりに近づいてまいりましたけども、大竹さんからメンバーの皆さんへお伝えしたいことはありますか?

大竹:はい、ありがとうございます。前半にご紹介した「Infinite Giving」っていうマイズナーさんの本にこう書かれているんです。「ギバーズゲインはただのお題目ではない。人の生き方だ」と、「世界をどう捉え、世界とどう関わるか。自らの態度であって、他者への期待ではない。正しく実践すれば、自らの人生を変え、十分な人の人生を変えれば、世界を変えることができる」っていうふうに言ってるんですね。私たちのギバーズゲインっていうのを理念として提唱するだけではなくて、自分が生き方として手に入れていくっていうこと。それによって自分の人生も変わるし、周りの人の人生も変えることができるんじゃないかなというふうに思うんですね。それは今日お話ししたように、サンタクロースの活動と全く一緒なんじゃないかなというふうに思っているんですね。現状、まだまだ十分な人の人生を変えるようなリファーラル、出会いが届いているとは言えないんじゃないかなというふうに思っているので、自分だけが誰かの幸せを願ってリファーラルというプレゼントを届けるというだけではなくて、自分の周りの人もサンタクロースになって人生を変えていくきっかけを作れる人になっていく。そういうことに貢献していけたらいいなというふうに思ってるんですね。なので今後もBNIの発展に貢献すること、これを通じてビジネスの場からサンタクロースでいっぱいの世界を作っていけたらなというふうに考えています。

安:はい、ありがとうございました。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがだったでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第206回 6次の隔たりという神話

【参照】英語版:Episode 853: Six Degrees of Separation

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第206回は「6次の隔たりという神話」と題してお送りいたします。英語版のエピソード853をご参照ください。

安:大野さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

安:大竹さん、こんにちは。

大竹:こんにちは。

安:よろしくお願いします。

大野:お願いします。

大竹:お願いします。

安:今回は「6次の隔たりという神話」というタイトルなんですけれども、大野さんどんなお話なんでしょうか?

大野:これはかなり前から言われているスタンリー・ミリグラムという社会学者の研究がベースになってる話なんですけども、「The 29% Solutions」 という「マイズナー博士が書かれた本」の中で、 ミリグラム博士の言ってる話っていうのは、実は真実ではないという話なんですよね。その中身っていうのはどういうことかというと、アメリカの国内の話ではあるんですけど、 1960年代に遡って、当時GoogleだとかGoogleマップなんてない時代に、アメリカ中西部にあるネブラスカ州のオマハっていうところから、東の方、ボストンとかマサチューセッツ州のタロンというところまで小包を届ける郵便屋さんにそれを配達をしてもらうのではなくて、ボストンで証券ブローカーの仕事をしていた人に小包を届けるっていうミッションなんですけど、それを人づてにその人を知ってそうな人に依頼をするっていう形で届けるっていう、当時の状況からするとかなり壮大なプロジェクトだったわけですよね。その実験の結果見出せたことと言われていたのが、全ての人は6人を通じて世界中つながっている。メディアではそういう扱いをされたわけですよね、当時。でもそれは誇張であって事実ではないというのが、マイズナー博士がこの著書の中で言っていることで、なぜかというと、実際に小包が届いたのは、全体の29%でしかないと。残りの71%は小包がどこへ行っちゃったかわからないという状況で届かなかったわけですよね。ミッションが成功したっていうのは3割未満ということなので、それをもってして世界中すべての人が6人につながっているというのは言い過ぎだという話ですよね。著書の中でマイズナー博士がさらに言っているのは、ミリグラムの実験からわかることっていうのは、すべての人が6次の隔たりということでつながっているわけではなくて、わずか29%の人がより有効な人のつながりを持っていたということ。

大野:これ、すごい話だと思うんですよね。なぜかというと、この29%の中に入るとか、あるいはより良いコネクターになるかならないかの差ってものすごい大きいと思うんですよ。BNIの中でも、例えばチャプター中BNIというコミュニティの中で置いても、実際この差が出てしまうっていうのが事実としてあると思うんですよね。なのでいかに自分がより良いコネクターになるかっていうことが当然自分のビジネスにも大きく影響が変わってきてしまうし、周りに対する貢献というか、周りの人たちに役に立つとか、周りの人たちのビジネスを発展成長させることの役に立つという意味でも全然変わってきてしまうので、やっぱりこのベターコネクターの意識っていうのはすごく大切だなと思いましたね。さらに私たち、この29%のコネクターになるためにはどうしたらいいかというところだったと思うんですけども、大竹さんなんかこの辺ストーリーありますか?

大竹:はい、ありがとうございます。BNIにいると、コネクターに自分がなったりとか、コネクターになっていく人たちのストーリーを間近に見ることができるなというふうに思っています。コロナ禍2年ほど前のことだったと思うんですけど、私の幼馴染から10年ぶりぐらいに連絡をいただいたんですよね。彼が独立をするというところで。前々から私のFacebookの投稿とかを見ていたみたいで、独立に関して情報が欲しいというか、アドバイスが欲しいというような形で連絡をしてもらいました。そこで私はBNIのことをお話をして、彼は今メンバーとして活躍しているんですけれども、彼から見たら、私は1次のつながりというところになると思うんですが、メンバーとして活動していく中で、当初は同じチャプターのメンバーから内部リファーラルを中心に受け取っていました。それは2次のつながりということができるかもしれません。徐々に信頼を得て、外部リファーラルを受け取るようになって、他のチャプターのメンバーの方ともつながりができて、クロスリファーラルも生まれるようになってきました。これは3次、4次のつながりになっていくのかなというふうに思います。今では、BNIを通じて同じ事業に対する志を持った人とチームを作っていて、継続的に新しいつながりができるようなビジネスのパイプラインを今作っているところです。もともと彼は決して人付き合いが得意な人ではなかったんですけれども、BNIを活用して29%コネクターの仲間入りをしたんだと。多くの人とつながっているコネクターになることに成功したんだというふうに思います。BNIを通して人生が変わった人の一人だなというふうに思っています。安さんは、メンバーとして体験から何かシェアできることってありますでしょうか?

安:はい、ありがとうございます。私も今この時点ではメンバー12年目に入ったところなんですけど、本当に数年を経て、当時紹介してもらった直接の知り合いからの、また派生派生で最終的に自分のお仕事に繋がったということが何回かここ最近でありまして、よく考えられるのは、例えば外部リファーラルを出すと、こういう仕事が得られて、サンキューをつけてもらえてっていうようなやりとりがあるのはわかるんですが、それが必ずしもその場で直接行われるとか、すぐそれが成立するっていうだけではなく何人ものご縁を経て、最終的にビジネスに繋がっていくということも本当にあるんだなっていうことを、私自身が強く最近実感しているところですね。すごく私としてもありがたいし、そのメンバーも忘れた頃にサンキューが入ってきて、そして私もまたこういうご縁で仕事をいただいてありがとうって伝えることによって、そのメンバーにも喜んでもらえるということは、本当に素晴らしいコネクションの繋がりだなという風に思っています。私自身もまた逆に自分が頂ける側ではなくて、自分がコネクターになるような機会もあったりはするんですけども、ここでちょっと大野さんにお伺いしたいのが、BNIの活動を通じて、自分自身がコネクターになって、コネクターと繋がっていくための方法っていうことがいくつかあるかなと思うんですけど、大野さん、どのような方法があるか、もしよろしければお話しいただいてもいいでしょうか?

大野:はい、今回の英語版の中で、非常にいいマイク・マドニアさんが紹介しているいくつかの方法がありますので、ご紹介していきたいと思います。大きく分けると3つの質問になっています。まず1つ目の質問というのが、「あなたはコネクターでしょうか?」っていう質問ですね。先ほど言った29%の中に入れるか、コネクターになれるかっていうことなんですけども、さっきの補足でいうと、この29%の中でも、実はその半分以上が同じ人から届いているっていう事実があったんだそうです。ということは、その29%の中でも、さらに強いコネクターというのは存在していたということになるんです。だから、より強いコネクターになるってことも意識しなきゃいけないわけですよね。 2つ目の質問があなたはコネクターとつながっていますか?ということですね。自分が恩恵を被るためには、コネクターとつながっていることがやっぱり得策だということは誰でもわかると思います。最後にもう一つの質問というのが、どうしたらより良いコネクターになるか、ベターコネクターになれるかっていう質問です。先ほどの6次の隔たりの話の29に入れるような、そういったコネクターになるにはどうしたらいいか、卓越したコネクターになるにはどうしたらいいかっていう質問が3つ目ですね。この3つの質問を自問して、自分のビジネスネットワーキングのスキルを高めていくところに役立てる必要があるかなと思いますね。そこで考え方を今話してたような話をBNIの、あるいはBNIのチャプターで当てはめるとしたら、どんなことが可能でしょうかね。大竹さん。

大竹:はい、ありがとうございます。チャプターの中で誰が誰の後援者なのかということを認識することだというふうに思います。私たちは誰かからリファーラルを受け取るときに、そのリファーラルをくれた相手に感謝をすることはあると思うんですけれども、そもそもその人の後援者がいてくれたおかげで、そのリファーラルを受け取ることができていると。そこに対する認識がないこともあるんじゃないかなというふうに思います。あるチャプターのイベントで、チャプター家系図みたいなのを作って、誰か誰を招待して後援してくれたのかっていうことを遡っていって、その人たちを全員招待して感謝を伝えるというイベントをされてたんですね。どうしても私たちは一時的なリファーラルを提供してくれる相手、提供する相手に対してその感謝を伝えるだけにとどまってしまって、それを遡ってどこからのつながりだったのかということまで感謝をするという機会は意識しないと取れないんじゃないかなというふうに思うので、とてもいい取り組みだなというふうに思いました。

大野:まさにそうですよね。誰かがチャプターの中でビジターを招待してくださって、その方がメンバーになるということはスポンサーになるって話なんですけども。その価値ってすごく大きいと思うんですよ。なぜかというと、そこから新しい人脈を通じて、新しいメンバーを通じて、またメンバー一人一人が新しい人脈にアクセスするチャンスが生まれるわけですよね。それが何百っていう、もしかしたら新しい人脈につながるチャンス。それをするとかけるメンバー数なわけなので、その一人がもたらしたチャプターにとっての価値ってものすごく大きいわけですよね。だから、 1件のリファーラルと比べたらはるかに大きい貢献だっていう。もちろん実現して、そこにビジネスが生まれてるってところまでは行ってないわけですけども、その大きな可能性をチャプターにもたらしたって意味では、すごく貢献度は高いと思うんですよね。なので毎度毎度ビジターを呼ぶことの価値だったり、呼んでくれた人に対する承認とか感謝、さらにはもちろんスポンサーになってくれた新しいメンバーをチャプターに増やしてくれたっていうことに対する価値の再確認と感謝を伝えていくっていうこと。承認っていうのがすごく大事かなと思うんですね。

大竹:後援者なりスポンサーを承認することの方法としてすごくいいなと思ったことがあったので、シェアをしたいんですけれども、じゃあ、まず「安さんからリファーラルを受け取ったことがある人、ちょっと立ち上がってください」というふうに言うわけですよね。そうすると数人が立ち上がる。「安さんがスポンサーしてくれた、後援をしてくれたメンバーからリファーラルを受け取ったことがある方、立ち上がってください。」そうすると、ほとんどの人が立ち上がるんですよね。「これが、安さんがこのチャプターに対してしてくれたことです」と、安さんが与えてくれた影響というのを正確に認識するためには、近くだけ見ててもわからないですよね。そんな承認の仕方をされてたチャプターがあったので、ちょっとシェアさせていただきました。

大野:それは視覚的にわかっていいですね。

安:今みたいな承認の仕方だったら、もしそれが私だったらすごく嬉しいなって思いながら聞いてました。大野さん、大竹さん、ありがとうございます。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたけれども、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますでしょうか?

大野:はい。今回ご紹介した「The 29% Solutions」というのは、残念ながらまだ日本語で出てないんですよね。これは版権のこととか確認して、日本語版を出せるように引き続き働きかけていこうとは思ってるんですけども、その他にもおすすめの本っていうのがあるんで、例えばもうすでに日本語になっている原著の名前は「The World’s Best Known Marketing Secret」日本語版の本は皆さんご存知の通り「リファーラルマーケティング」っていうシンプルなタイトルになってますけども、これが日本語になってますので、手に取って読んでいただくといいかなというふうに思いますね。ただ、Amazonでなかなか売り切れてたりすることも多いみたいなので、こちらの方も皆さんが入手しやすくなるように、今チームを組んで取り組んでますので、お楽しみにというところです。

安:ありがとうございます。では、大竹さんからはいかがでしょうか。

大竹:はい。ありがとうございます。今日の話を通じて、コネクターになることの価値について改めて認識ができたなというふうに思います。コネクターになるということは、自分から自分の周りに価値のある出会いを生み出していくことなんだなというふうに思ったんですね。6次の隔たりというところで、人を介して隔たりがあるっていうところだと思うんですけど、コネクターになるということは、世界から隔たりをなくしていくというか、少なくしていく人と人をつなげば、隔たりがなくなっていくわけじゃないですか。これ素晴らしい活動を僕はしてるんだなっていう風に感じました。

安:私の近くにいる強いコネクターと呼ばれる人が、こんなこと言ってたんです。自分がリファーラルを受け取るのは、自分が恩恵を受ける以上に、自分自身が他のメンバーや周りの人に貢献できた時の方が嬉しいっていう話をしていました。まさにその体験ができることこそ、自分がコネクターになっていくということなんだなっという風に実感した瞬間でもありました。そんなことを思い出せる良いお話だったなと思います。大野さん、大竹さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第205回 こんな1to1をしちゃってませんか?

【参照】日本語版

第35回:もっと1to1で、もっとビジネス
第98回:1to1独占禁止令

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第205回はこんな1to1をしちゃってませんか?と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト第35回、第98回をご参照ください。

安:皆さんこんにちは!BNIメンバーの安さやかです。オフィシャルBNIポッドキャスト本日もBNIJAPANナショナルディレクターの大野代表と、BNI東京港中央リージョンエグゼクティブディレクターの大竹さんとともにお送りしております。第205回は「こんな1to1をしちゃってませんか?」と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト第35回、第98回をご参照ください。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するコンクリ株式会社と、ビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。それでは大野さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

安:大竹さん、こんにちは。

大竹:こんにちは。

安:今回は「こんな1to1をしちゃってませんか?」ということで、1to1のお話になるかと思いますが、どのようなお話になるでしょうか?

大野:はい。この1to1って、BNIの活動においては、最も大事と言ってもいいんじゃないかなと思うんですよね。このテーマって何回か取り上げていますけども、これまでに。改めて取り上げるということをすると、このテーマを扱う私たちも結構振り返って、僕は個人的にも結構、気づきというか、改めて学んだこともおかげさまでありましたし、はい、楽しみにしてます。

安:確かに学びがたくさんありますよね。ちなみに大竹さんは1to1についての何かエピソードはありますか?

大竹:そうですね、ポジティブな体験もネガティブな体験もたくさんあるんですけれども。わかりやすい部分で、ネガティブな体験からちょっとお話をすると、例えば1to1をするときに事前にシートを交換しておくことって多いんじゃないかなと思うんですけども、ちょっと古いんですがっていう断り文句付きではあるんですけども、3年前のシートが出てきたりするんですね。そうすると、ちょっと私の中でテンションが下がるというか、本人の年齢も違うし、お子さんの年齢も違ったりするわけですよね。なので「あ、なんかあんまり大事にされてないな」っていう感じになってしまうので、ちょっとくじけてしまうときがあります。

安:なるほど。確かにそれは私自身も経験があるので、非常に共感できました。

大竹:なんかそのシートを交換するってのが、形式になってしまっていて、あまり重要視してないのかなという風に感じましたね。なので信頼関係を築いていくっていう目的からすると、最初にハンディキャップを負ってしまうというか、残念な結果になってしまうなという風に思いますね。

安:いろんな1to1の仕方が最近出てきたなという風に、メンバーである私も感じることが増えてきました。特にオンラインになってから、以前から言われてるような、例えば略歴シートとか1to1のGAINSシート以外にも様々な資料が出てくるようになって、1to1の機会が非常に幅広く取り扱われるようになってきたなというふうに感じていますが、例えば、大野さんや大竹さんの中で、「こういう1to1はちょっと」っていうのが、先ほど大竹さんからもお話はあったんですけども、他にあればぜひよろしければ共有していただきたいなと思うんですが、大野さんのお話はすごい、もしかしたらメンバーの皆さんには貴重かもしれませんけど。

大野:これ多分皆さんね、経験されていることだと思うので、一般的な話ですけども。終わりの時間をやっぱり最初に確認するってすごく大事だと思っていて、当然二人でやるわけなので、お一人が例えば、1時間って思ってたのに、もう一人の方は30分と思ってたりとか、あるいは2時間って思ったりとか、お互いの時間の枠を事前に、アポを取るときにも確認しておくってのはすごく大事だと思うんですよね。それじゃないと、せっかく1to1やるのに関係を崩してしまうというところにつながってしまうので、もったいないと思います。

安:確かに、ちょうど日本語版のポッドキャストも98回に、まさにその時間の中で配分をついたくさん取ってしまって、もう一人の方が話ができなかったっていうことがないようにしましょうねっていう話がありましたけども、まさにその話ですね。

安:大竹さんはほかに「こういった経験があるよ」っていうのがもしあれば。

大竹:はい、ありがとうございます。そうですね、さっきの話の続きになるんですけど、事前にシートを交換しておくことってすごく一般的にあると思うんですけど、明らかにこの人読んでないなみたいな時って、やっぱりちょっとテンションが下がってしまうんですよね。「1to1ミーティングを大事な顧客とのミーティングと同じように扱いましょう」みたいなことは、以前トレーニングでも言われていたかと思うんですけれども、大事な商談の時に事前にお客さんから送られた資料を読まないで臨むってことはなかなかないと思うんですよね。ですので、やはりきちんとそれは相手に関心を寄せるというところで、読んだ上で臨んで、質問も用意しておくということが大事なのかなというふうに感じています。

安:はい、ありがとうございます。確かに何でしょうね。読んでいないと、1to1のその時間になった時に、すごく機械的な対話になってしまうのかなというふうに私も経験したことがありまして、例えばGAINSシートを使う場合でも、「じゃ、安さんからお願いします」って言われて、どう話したらいいかが分からなくなってしまうようなこととかがあったり、逆に相手の方からお話をしていただく時に、「じゃあ、上からいきますね」って言って、Gから、Aからっていうふうに順番に行って、ずーっと話を聞いて終わってしまうっていうようなことがあったので、もう少し対話を楽しみたかったかなと思うようなこともありましたね。

大野:ありがちですよね。どうしてもシートにお互い準備してやろうとすると、どうしてもそれに沿ってやりたくなっちゃう。多分男性に多いんじゃないですかね。そういう方。

安:「上から言った方が確実だ」とか、「そういう順番にしなければならない」と思っている方も多いかもしれないですね。そんな1to1のいろんな経験が、おそらくメンバーの皆さんの中にもあるんじゃないかなと思います。もしかしたら頭の中に思い描いている方もいらっしゃるかもしれませんが。では、どのように1to1を進めていくとどのような効果が期待できるかということについてもお話をしていきたいと思います。1to1で気をつけた方がいいなと思うことってどんなことがありますか?

大竹:そうですね。例えばなんですけど、情報の洪水に溺れさせられてしまうことが結構ありまして、たくさんの情報をいただくんですよね。なかなか事前に見切れないなっていう時があるので、そうするとやっぱり厳選してこれをまずは見てもらいたいっていうものを送っていただけると、より効果的になるんじゃないかなというふうに思ったりするんですよね。つまり、順序が大事かなと思っていて、例えばなんですけど、最初からいわゆるパワー1to1シートっていうものですよね。どのようにリファーラルを出すのかっていう、ビジネスに関するシートが最初に送られてくることがあるんですよね。なかなかやっぱその関係にはまだなっていないという時に、そこから送られてしまっても、なかなかそこに対して意識を向けることはできないので、やっぱり最初は関係構築のための略歴シートとかGAINSシートとか、そういったものから送っていただいた方が効果的なのかなというふうに感じたりします。

安:確かに。MSPの動画の中でも、まず「略歴シートの使い方」ということで、最初に出てくるものは略歴シートだったりしますもんね。大野さんはいかがですか?

大野:BNIのメンバー同士でやるときは、トレーニングで教わったような流れでいいと思いますけれども、もしBNI以外の、外部の人たちと外部の人と1to1をするような状況になった時には気をつけないといけないなと思うのは、BNIの当たり前をそのまま押し付けないっていうことかなと思うんですよね。例えばこのGAINSシートなり略歴シートも、外部の人はこれ使ってないわけなので、例えばいきなり送りつけられるとびっくりしちゃうっていうか、引いてしまうと思うんですよね。そこは、こういうシートがあるんですけど、もしよかったらっていうのはありかもしれませんけど、僕はできれば事前には外部の人の場合はしないで、当日手元にGAINSシートはあってもいいんですけど、相手の方に、例えばそのGAINSの「I」から入っていくって、前ポッドキャストでもカバーしましたけども、相手の方の関心事とか、興味の対象みたいなのを聞いていく。例えば「週末とかお仕事をお休みの時ってどんなことされてるんですか?」とかね。「どんなことに興味を持たれてるんですか?」みたいなところから入っていくって、自然な対話を楽しむっていうんですかね。ということで、その関係を作るっていうことを目的にしていく方がいいんじゃないかなと思いますね。

安:はい、ありがとうございます。まさに信頼関係を構築していくということが大事なのかなというふうにやっぱり思いますね。はい。大竹さん、追加でありますか。

大竹:はい。今の話に関連するんですけど、その全体をなぞるというよりかは、そのポイント、ポイントを質問して深掘りしていくっていうことがすごく大事なのかなっていうふうに思うんですね。やっぱり相手に誠実な関心を寄せているということを示すことが重要なのかなと思っていて、人は質問されることによって、時に自分が知らない自分に気づくこともあると思うんですよね。「そういう質問されたことなかった」みたいな。私もその1to1ですごく気付かされることは多いんですけども、例えばよくある質問としては、「なんでBNIを始められたんですか?」って質問はよくされるんですよね。それに関しては、自分の中でイメージできることがあるのでお答えするんですけれども、「BNIに参加をしてから今まで、どんな変化とどんな決断をしてきたんですか」って、この前聞かれたんですよね。すごい考えさせられましたね。どんな変化、どんな、要は決断の局面があったのかみたいなところって、あんまり考えたことなかったなと思ったので、すごく過去の自分を深掘りする、知るヒントになりました。

大野:期待値って、例えば新しいメンバーとベテランのメンバーで全然やっぱ違ってきちゃうと思うんですよ。BNIのお互いメンバーなんだからっていう、メガネで見てしまうと、こちらはこういう風に準備してきたのに、相手は何も準備してきてないみたいなズレが出てきちゃって、信頼を損ねてしまうっていう結果につながっちゃうのはすごくもったいないと思うんですよね。僕は相手の状況を察して、読んでこれないかもしれないし、準備できないかもしれないっていうことを許容できるゆとりみたいなのは持っておいた方がいいかなと思うんですよね。例えば、もしかしたらチャプターによってもその辺の感覚も違うかもしれないし、リージョンによってももしかしたら違うかもしれないっていうところはあるので。さっき外部の方の話をしましたけども、BNIのメンバー同士であったとしても、相手の状況によっては、こちらが期待しているようなところまで事前に準備ができないかもしれないので、その辺は許容できる心のゆとりを持っておいた方がいいかなと思いますね。

安:確かにそうですね。やっぱりその時その時に重視していることとか、興味関心があることなどについて、1to1で深掘りして聞いてみたいっていう方もいらっしゃるでしょうし、先ほどの大竹さんのお話にあるような、「その時どう思いましたか」っていう、その心情について聞きたいっていう方も、1to1の中ではもしかしたらあるかもしれないので、そういった柔軟性を持ちつつ、お互いの信頼関係を深めあいながら、お互いのリファーラルにつながっていくような動きになっていくといいですね。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大野:1to1すごく、最初に申し上げたように大事なアクティビティの一つなので、そこでしっかりと関係構築できるように。特に時間の管理ですね。これはやっぱりお互いが配慮して、うまく公平に時間を配分した形でできるように。あとは機械的になりすぎないようにっていうのはありましたよね。関係構築するっていうことなので、会話とか対話を楽しむっていうところも忘れずに、ぜひ1to1をやっていって欲しいなと思いました。

安:ありがとうございます。大竹さんからも。

大竹:はい、そうですね。私、1to1ってBNIの持ってるカルチャーの中で最も素晴らしいものの一つだなっていうふうに感じていて。お互いの人生を助け合う関係性を作るための時間。そのためにお互いに100%相手のことに集中しましょうという時間だと思うんですよね。これってなかなか、例えば家族であったとしても、そういう時間が取れてないところって多いんじゃないかなと思うんですよね。それをカルチャーとして持っている。それをBNIの活動を通じて自分の人生に取り入れていくっていうこと。これほんと素晴らしいなと思ってるんですよね。なのでとにかくやっぱり集中するってことは大事。相手に100%集中するっていうこともそうですし、関係構築に集中するってこともそうですし、相手の大切にしていることを大切にする。相手の大切にすることに集中するってことも大事だと思うんですね。とにかく集中して1to1するってことを私も大事にしていきたいなというふうに思っています。

安:はい、ありがとうございます。メンバーである私も肝に銘じて、1to1をこれからも楽しんでいきたいなと思います。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたか?皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week!

第204回「メンバーリテンション」

【参照】英語版:Episode 841: Member Retention

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第204回は「メンバーリテンション」と題してお送りいたします。英語版のエピソード841をご参照ください。

安:それでは、大野さん、大竹さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

大竹:こんにちは。

安:今回もよろしくお願いいたします。今回はメンバーリテンションというテーマなんですけれども、大野さん、こちらについてぜひお話をいただけますでしょうか。

大野:今回、メンバーのリテンション、要するにメンバーの皆さんに残っていただく、メンバーとして継続していただくっていうことがテーマなんですけども、 なぜ今回このテーマを取り上げれたかというと、私がBNIを日本に紹介したいと思ったところにちょっと遡ることになるんですけども、 自分がメンバーとして活用していて、BNIによってだいぶ助かった部分っていうのは当時あったわけですよね。イギリスでメンバーをやってた時の話なんですけども。で、純粋に日本の経営者とかビジネスパーソンがこの仕組み、リファーラルマーケティングだったり、BNIの仕組みっていうのを使っている人がいないっていう現実を突きつけられた時に、絶対もったいないなと思ったので、 ぜひ日本にこのBNIってものを紹介する手伝いをさせてほしいっていう話をしました。

ところが、BNIを実際に日本でスタートさせて、 たくさんのメンバーの皆さんに活用してもらうことはできるようになってきているわけなんですけども、一方で、メンバー組織、会員組織なので、 いろんな理由で、辞めるっていうことを選択しないといけない人が当然いらっしゃいます。
ほとんどBNIの仕組みを理解していないであろうというタイミングでやめられてしまう方も結構いらっしゃるんですよね。1年目のメンバーの皆さんがやめられてしまう確率が高くて、そこはやっぱりすごく残念に思うんですよね。私が、これは価値があるなと思って、自分で3年ぐらいメンバーとして体験したものを日本に紹介して、今1万人を超える規模まで成長してはいるんですけども、それでもやっぱり毎年、毎月一定の割合の人はやめていってしまう。で、その中でも、もうちょっと続ければとか、もう少しトレーニング受けたらとか、もう少し使い方をこういう風にしてくれたらよかったのになっていう人もたくさんいらっしゃるわけなんですよね。
で、そういった人をどうにか減らしていくことはできないかっていうのは、私に限らず、ディレクター、 アンバサダーの皆さんもすごく日頃から腐心している部分なんですよね。ですので、今回このテーマにさせていただいてるわけなんですけど。
大竹さん、この辺について具体的なストーリーは何かありますか。

大竹:はい、ありがとうございます。私もBNIを活用しきれずに、BNIを去ってしまう方やメンバーを見ると、すごく心が痛むんですね。
そういう方を1人でも減らしていきたいと思った時に、この本質的な課題はなんなんだろうかと思った時に、 BNIの伝統として大事にされてることに、気にかけていることを知ってもらうこと、これがすごい重要なんだっていう話があったと思うんですね。
で、これはBNIに限らずなんですけれども、顧客が離れてしまう理由として、6割以上が、結局は気にかけられてないということを知った時、気づいた時にやめてしまうということが言われています。
今、BNIは、BNI ジャパンは、オンラインでミーティングをしている中で、オンラインのコミュニケーションがすごくたくさんあるんですよね。
コミュニケーションミスがより多く起こりがちな場面があるんじゃないかなという風に思っています。
あるウェブマスターの方が、この状況を変えるにはどうしたらいいんだろうかと。自分に何ができるんだろうかと考えたという話を聞きました。
彼は、ウェブマスターの役割は、1番最初にzoomを立ち上げることができること、そして、全てのメンバーを迎え入れることができるということに気づいたんですね。それで、彼はこうすることにしました。
全てのメンバーの方1人1人が入ってきた時に、お名前を呼んで、挨拶をして、一言声をかけると。これを全てのメンバーにやろうということですね。
「こんにちは、大野さん。昨日はありがとうございました」と、ちょっとしたことなんですけれども、それを続けていくことによって、このチャプターの空気、雰囲気がどんどん明るくなっていって、チャプターのサイクルを変えることができたというお話をされていました。
ちなみに、安さんは、メンバーの立場から、このメンバーのリテンションについて、何か日頃感じることってあるんですか。

安:はい、ありがとうございます。やっぱり気にかけてもらえることの大切さっていうことを先ほど大竹さんも話してくださったんですけど、 やっぱり私もメンバーの1人として、気にかけるということの配慮はとても大事だなと感じています。
例えば、ミーティングの場とか、1to1とか、そういったBNI上の仕組みはもちろん活用して、規定だったりとか、チャプターの内規だったりとか、そういったルールに照らし合わせながら活動していくということはもちろん大事ではあるんですけれど、それ以上に、じゃあ
欠席しました、書簡が出ますっていう流れの中でも、もしかしたら何か事情があるのかもしれないなとか、もしかしたら、モチベーションが少し下がってるのかもしれないなっていうことを察するとか。ちょっとした会話の中で、「どう?」って、「何か悩んでることとか、気になってることとかないですか?」っていう一言があるだけでも、実はメンバーの維持に繋がっていくことっていうのはたくさんあるんじゃないかなっていうのを私自身も経験しています。
大野さんにお伺いしたいんですが、メンバーのリテンション、つまり維持について、大切なポイントはどんなことがありますか?

大野: はい、そうですね。今回、英語版でドイツとオーストリアのナショナルディレクター、ドイツ語圏のナショナルディレクターやってくれてるマイケル・マイヤーさんの話がすごく参考になると思うんですけども、彼が言ってたのは、最初メンバーになってから3ヶ月ぐらいっていうのは、その新しいメンバーとの連絡を、チャプターでもリージョンでも、取っていくことがすごく大切で、彼の国とかリージョンでは、四半期ごとに、だから、3ヶ月に1回、ネットワーキングの夕べというか、メンバーの皆さんが、ライフパートナー、 いわゆる奥さんだったり、ご主人だったり、あるいは連れ合いっていうんですかね、そういった大切な人を呼んで、一緒にチャプターとかリージョンのイベントに参加するんだそうです。ビジネスとは直接関係ないんですけど、自分のプライベートなことを、お互いに、オープンする機会っていうことですよね。普段はビジネスの話が中心になって、あんまり家族の話をする機会ってないと思うんですけど、 自分が大切にしている家族とかパートナーを他のメンバーに紹介することがきっかけで、より関係が強くなるっていうか、深くなるっていうことは、ドイツ、オーストリアに限らず、どこでも共通することだと思うんですよね。人間関係っていうことで。
そこはすごく参考になるんじゃないかなと思いますね。
安さん、以前、ポッドキャストでファミリーデーを紹介してたと思うんですけど。

安:はい、日本語版の第165回「ファミリーデーのすすめ」ですね。

大野:はい。これも似たようなイベントの目的というか趣旨になってると思うんですけど、オーストリアとかドイツのライフパートナーっていうことに限らず、それこそお子さんを呼んだりとかして、お父さんの代わりに娘さんがウィークリープレゼンテーションをやる。「なんだ、お父さんより上手じゃないか、メンバー交代交代」って冷やかされるような場面も、私も直接目撃したことはありますけども。やっぱり、すごく、メンバー同士の関係性がすごく進化するっていうか、「進化する」ってのと「深化する」の両方だと思うんですけど、 すごくいいイベントになると思うんですよね。ビジネスパートナーとか家族の理解を得るってすごく大切だし、同じような理由で、会社のビジネスパートナーとか、 あるいは社員の理解を得るっていうことも、メンバーとしての活動を続けるっていう意味では、すごく大切な部分ですよね。
私も実際、メンバーになって1年目、最初の半年ぐらいは、なかなかリファールがもらえなかったので、「何でそんな他の会社のために大切な時間を費やしてるんだ」ってビジネスパートナーから言われたんですけど、それに対して返す言葉が見当たらなかったっていうのは覚えてますけど、こういったイベントとかを通じて関係性を深める機会を提供するのもいい方法だと思いますね。
あと、大竹さん、他にメンバーとか新メンバーと関係を築くっていう観点で大切にしてることって何かありますか。

大竹:はい、ありがとうございます。 今、大野さんの話をお聞きしていて、ちょうど私のリージョンでも、DNAチームでバーベキューをやったんですけれども、そこにファミリーデーということで家族を呼んで 日頃の感謝を伝える。私たちがこの活動ができているのは、やはり家族がいてこそ、家族の支えがあってこそだということをお伝えするようなイベントをやりました。そうすることによって、接点を増やす。接点を広げることによって、より強固な関係を築いていくことができるんだなっていう風に感じています。
で、今のご質問の話なんですけれども、メンバーと関係を築くために、3つのポイントが英語のポストキャストでは紹介をされていますので、それを参照しながらお話をしたいんですけれども、 1つ目は、共通点を見つける。共通点を見つけることができれば、会話の出発点ができるということですね。2つ目は、自分から何かを分かち合う必要があるということですね。人はどこまでこの人に話をしていいんだろうかと、相手を見ながら探っていくところがあると思うんですよね。なるべく自分から先にオープンになるということがすごく重要なんじゃないかという風に感じています。そして3つ目は、感謝と承認を具体的にするということですね。誰かにお礼を言うときは具体的にするということが大事なんだという風に言われています。例えば「この2か月の間にリファーラルを3件も紹介してくれて本当にありがとう」と。「3人のご紹介者のうち、私は100パーセント全て成約することができました」と。そして、さらに、「彼らはすでに2度目、3度目の注文してくれていて、3人もその先の新しいお客さんを紹介してくれたんだ」そういう風に具体的に感謝、お礼を伝えるということが関係を築く上で重要だという風に言われています。

安:ありがとうございます。なるほど。やはり感謝の気持ちが最後に出てきましたけれども、 その感謝の心をしっかりとメンバーにも伝えていくということが、もしかしたらメンバーリテンションの本当に大事なワンエッセンスなのかなと私も感じました。ありがとうございます。
それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたけれども、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。いろんな理由で退会を選択しなくちゃいけないっていうメンバーの方はいらっしゃるんですけども、 割と、本当の理由って皆さんなかなか言ってくださらないと思うんですよね。でも、本当に1番多いのは、おそらくこの人間関係で、 やっぱりチャプター内でのメンバー同士の関係性がすごく大事だと思うんですね。
お互いがすごくケアしてるよっていうことを、言葉だけじゃなくて、行動でも示すっていうことがすごく大切かなという風に思いますね。

安:ありがとうございます。大野さん、大竹さん、今回も素晴らしいお話ありがとうございました。

最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。
よろしければinstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が、次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。
一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは、次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week!

第203回 オンラインで VCP を爆上げ

【参照】日本語版 第23回 VCPプロセス™

【参照】英語版 Episode 677: How to Build Your VCP on Zoom

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第203回は「オンラインで VCP を爆上げ」と題してお送りいたします。日本語版の第23回、英語版のエピソード 677 をご参照ください。

安:それでは大野さん。

大野:はい。

安:こんにちは。

大野:こんにちは。

安:大竹さん、こんにちは。

大竹:こんにちは。

安:本日もどうぞよろしくお願いいたします。

大野:よろしくお願いします。

安:さて、今回のテーマが「オンラインで VCP を爆上げ」ということなんですけれども、大野さん。

大野:はい。

安:今回は VCP のお話ですね。

大野:そうですね。最初に VCP の説明を改めて少し簡単にしておきたいと思うんですけども。リファーラルのプロセスとして、マイズナー博士がよく話してくださってますけれども。ビジビリティ、まずこれは認知性、そしてクレディビリティ信頼性、最後のプロフィタビリティが収益性ということで、この順を追ってリファーラルのプロセスが進んでいきますよ、という話でしたね。日本語版の第23回がこの VCP プロセスについて触れてますので、ご参照いただければと思います。なぜ今改めて、このオンラインで VCP かっていう話なんですけれども。もうコロナが明けて、対面のミーティングの機会がだいぶ増えてきてると思うんですよね。戻ってきてると思うんですけども。だからこそ、このオンラインの、ミーティングだとか、その会議をする時の注意するべきことが少し軽んじられてきている。っていう部分があるんじゃないかなと思いますので、このタイミングでぜひ一緒に話していければと思ってます。皆さん気になっているオンラインのマナーというか、振る舞いというのは何かありますか?

安:いろいろあるとは思うんですが、カメラからの距離?

大野:遠い、近い?

安:そうですね。遠すぎず、近すぎず。

大野:これはよくありそうですよね。私なんかもついつい文字が小さいと近づいてですね、見ようとしてしまうことがあるかもしれないですね。

大竹:逆にその遠すぎて、すごい積極的に参加をしてるんだけれども、なんかそうは見えないっていう方もいらっしゃるな、というふうに思ってます。

大野:なんかふんぞり返っちゃってる感じですかね。

大竹:もう単純にその画面から遠いので、

安:表情が見えにくくなるっていうのはあるかもしれないです。

大野:その参加する気持ちも薄く見えてしまうかもしれませんよね。

大竹:そうですね。エネルギーが伝わりづらいって言うんですかね。

大野:適度な距離、カメラからの距離が大切ってことですよね。他にはどうですか?

安:例えばマイクの設定だったりとか、いわゆる音声の部分ですね。

大竹:そうですね。背景のノイズが入ってしまうケースがありますよね。ちょっとうるさい場所で参加をされている時に、たびたびノイズが入ってしまうと、ちょっと中断されてしまったりとか、気分を害してしまうこともあるんじゃないかなと。

大野:そうですね。あと、よく自分のマイクとか音声っていうのが、ちゃんと周りの人たち、他の人たちに聞こえているかどうかを意識するっていうのは結構大事かなと思っていて。特に自分がプレゼンする機会があるオンラインのイベントであれば、事前にマイクチェックとか音声チェックっていうのはやっぱりしておくべきですよね。

安:そうですね。

大野:チャプターのミーティングであれば、最初にメンバーだけのミーティングの時に一言ずつ話をしてもらって、音声チェック、マイクチェックを兼ねるみたいなのはありかもしれませんね。

安:なるほど。

大野:あと、表情とかどうですか?

安:表情はやっぱり口角が上がっている表情の方が、見た目としても印象がいいですよね。

大野:笑顔ですよね。

大竹:ZOOM だとセルフビューが見れるので、やっぱ常に自分の口角がどうなっているかとか、表情がどうなっているかっていうのを確認しながら、ご参加するのもいいかもしれませんね。

大野:表情と合わせて、やはりリアクション大事ですよね。

安:大事ですね。相槌とかうなずきとか。大人数の場合だと、誰かが声でリアクションをする、いわゆるガヤのような。リアクションも時にはそのイベントやミーティングを彩るきっかけになったりもしますよね。それはすごく大事だなと思うんですけど、やっぱりそういったリアクションがないとちゃんと聞こえてるのかなっていう、その反応がわからないので、相手のためにもリアクションを取るということは大事なんじゃないかなと思います。

大野:そうですね。

大竹:ある京都のディレクターの方で、この ZOOM のミーティングが増えてから、 300種類以上のうなずき、相槌を開発したという方がいらっしゃって、いろんな相槌をすることによって、本当に相手のことを聞いてるんだということを示す、そんな工夫をしてるということを聞いたことはあります。

大野:いや、このうなずきって、やっぱり話してる人からすると非常にいいですよね。大切ですよね。話を聞いてもらっているっていう視覚的に確認ができるので、やっぱり安心するし、嬉しいもんですよね。

大竹:そうですね。オンラインだからこそ、よりその相手にどう見られてるかって、この画角の中でどう見られてるかっていうことを気にする必要があるのかなというふうに思っていて。ある方なんですけど、相手に聞いてるよっていう態度を示すために、あえてその画面にこう耳を寄せて、うんうんという形でうなずきをするという方がいらっしゃって、こっちの聞こえ方としては、別に画面に近づこうが遠ざかろうが聞こえ方は変わらないんですけれども、相手からすると「あ、すごい聞いてくれてるな」というふうに、耳に手を当てるだけでも聞いてくれてるなというふうに感じるという、そんな工夫をされている方もいらっしゃいましたね。

安:それでいうとジェスチャーもリアクションに入ってくるのかなと思いますけれども、今の大竹さんの耳をそばだてて聞いてますよっていうリアクションもそうですし、あとはこれもチャプターとか、あるいはイベントによって違いはあるかもしれませんけど、拍手だったりとか、様々なリアクションというのがあるかなと思いますね。

大野:時々チャプター独自の、何て言うんですか、拍手の仕方ってありませんか?

安:ありますね。

大野:手を体の前で叩くのではなくて、両端でひらひらさせるみたいな。

安:手話のリアクションですね。

大野:これはチャプターの人しか分からないものなので、もしやるのであれば、初めての人にもちゃんと分かるように最初に説明をしてあげる、というのが大事かもしれないですね。それがないと、やっぱりちょっと引いてしまう部分っていうのがあると思うので、気をつけないといけないかなと思いますよね。

安:そうですね。一体感を感じてもらうためには、事前のエクスキューズがあるとより良さそうですね。

大野:排他的な印象を与えてしまうともったいないですよね。服装とか基本的なことですけど、どうですかね。

安:それぞれのルールがあれば、そのルールに則るっていうのもありますけども、特に大人数の場合だと、それにふさわしいといいますか、違和感のない服装を心がけるっていうことは大前提として大事かなと思います。

大野:さすがにスーツが減ってるっていうのはわかるんですけど、今ほら、 Tシャツとかも増えてきてるじゃないですか。その辺は割と寛容なんですか、チャプターでは。

安:そうですね。あまり Tシャツだったからといって NG ですよという話にはあまりならないように思いますが、これももしかしたら、人によりけり、チャプターにより、かもしれませんね。

大野:あとありがちなのは、移動しながらの参加っていうことがあるかもしれないですよね。やっぱり通信環境に影響すると思うので。

安:新幹線に乗りながら参加する人とか、チャプターミーティングっていう話ではなくて、今そういう車両もあるので。

大野:ありますね。

安:はい。参加する方はいらっしゃるんですけど、やっぱり通信環境が安定しないので、ちゃんとしたミーティングの場合などは、気を付けた方がいいのかなと思いました。私自身もセミナーを聴講する時に新幹線で出たことがあるんですけど、なんか止まってたと思います、その時。やめようと思いました。

大野:そうですよね。自動車で移動しながらっていうことがあり得ると思うんですけども、運転しながらっていうのはちょっと論外だと思うんですが、タクシーとかをお断りを入れればアリかなと思うんですけど。

大竹:そうですね。どういう環境でミーティングに参加をするかっていうのは、その相手のことをどれだけ大切に思っているか、相手をどれだけ気にかけてるか、っていうことの表れになってくると思うので、 VCP を上げていくっていう意味でいうと、相手を大切にしているっていうところを示すために、きちんとした環境で参加をするっていう姿勢を見せることは大事なのかなという風に思います。

大野:そうですね。

大竹:感じ方、捉え方も人によって違う部分もあるのかなと思うので、 1対1 なのか、多人数とのミーティングなのかっていうことも影響しますし、あと相手との関係性によっても変わってくるのかなっていうふうに思います。例えば初対面って、最初の1to1で、相手が例えばタクシー移動中参加するってなると、ちょっと、なんていうかな、あの失礼というか、ちょっと残念な気持ちになってしまうこともあるんじゃないかっていう風に思っていて、実際その1to1のミーティング設定をしてお話をする機会があったんですけども、相手方は移動中だったんですね。ちょっとなんかこう、悲しいというか、残念な気持ちになった記憶があります。

大野:僕は大竹さんと1to1やったときに、タクシー乗ってたときがあったんですよね。そのときに、自分はそれなりの努力をしてるっていうふうな意識はもちろん持ってたんだけども、でも結局それって相手の取り方によって影響するじゃないですか。自分がどう思ってるかじゃなくて、相手がどう受け止めるか。だから、そこはすごく大事な話だなと思うんですよね。なのでこれはチャプターのミーティングに限らず、本当に1to1をどうやってオンラインでやるかっていうところに繋がると思うんですけど、自分の感覚だけじゃなくて、相手の人の感覚も確かめながらやらないといけないな。そこがクレディビリティのところですよね、結局。すごく影響するんだろうなと思ったので、大竹さん、ごめんなさいと、ありがとうございます。気づかせてくれて。

大竹:いえいえ、こちらこそありがとうございます。

大野:やっぱりビジネスという前提で言うのであれば、そこは慎重に環境を選ぶ、確保するってことはやっぱり意識しないといけないかなというふうに思いました。ありがとうございます。

安:ありがとうございます。

大竹:さっき関係性って話をしたと思うんですけど、相手を理解するっていうことが重要なんじゃないかなと思っていて。私も最初、大野さんが移動しながらのミーティングが多かったので、ちょっとなんか寂しい気持ちになったことがあったんですけど、ただ大野さんなりにそれを配慮してるっていうことがだんだんわかってきたので、後半あんまり気にならなくなってきたんですね。要はその大野さんのことを理解したというか。なのでそれはお互いにやっぱ歩み寄りというか、お互いに理解し合う必要があるのかなというふうに感じました。

安:まさにCですね。クレディビリティですね。上がったからこそお互いに認め合えるっていう。あとは名前もありますね。例えば携帯でオンラインに入る場合、 ZOOM とかオンラインに入るときに、携帯の設定が iPhone とか名前ではないものになっている場合だと、相手の方にちょっと不安を与えてしまうこともあるのかなと思ったんですけど、これいかがでしょうか。

大野:パパの iPhone みたいな。

安:そうです。英語版にもちょうどありましたね、そういうエピソードが。

大野:その時その時で、ふさわしい表記ってあると思うので。例えば海外であればローマ字にするとか、国内であれば当然日本語なんでしょうけども。肩書きを入れるとか、所属を入れるとかいろいろルールがあると思うので、そこは最適なものを使うってことじゃないですかね。

大竹:対面の時で言う、名札にあたるものかなと思うので、そこもやっぱりしっかり確認したいですよね。

大野:あと、避けるべきことみたいなのありますか?

安:はい、電話かなと思います。

大野:電話

安:はい。例えばこれも、気心知れた方とのオンラインであれば、「あ、今電話かかってきた。ちょっとだけ待ってね」っていうのはできると思うんですけど。大人数のミーティングやチャプターミーティングなどでは、「電話はやっぱりお控えください」という話があるので、電話がかかってきても、それはミーティングやイベントの終わった後に折り返す方が良いかと思います。でも、電話をしている人の動画と言いますか、映像を見ていたことがあるのですが、きっとその時はこの方は電話に集中してイベントやミーティングの本編には参加していないのかなっていうのが、やっぱりバレてしまうのかなと言う意味では避けた方がいいと思いますね。

大竹:あとはそうですね、食事とかですかね。飲み物は、通常多分構わないと思うんですけども、何かもぐもぐしていると、僕ちょっと早弁してしまう傾向があるので、もぐもぐしているところ見られてですね、「大竹さん、今日もぐもぐしてましたよね」って後から指摘されてですね、すごい恥ずかしい思いをしたことがあるんですけど。なのでやっぱり食事は避けた方がいいんじゃないかなという風に思いますね。

大野:そうですね。 ZOOM だとピンを立ててじっくりと食べてるとこ見られてるかもしれませんね。

大竹:そうですね。

安:早弁って面白いですね。

大野:見られてるって言う意味では、やっぱりあくびとかくしゃみとか、この辺もやっぱり気を付けて。まあもう生理現象なので、避けられない状況もあるかと思うんですけど、目立たないようにするっていうのは意識しないといけないかもしれませんね。

安:配慮が大事かなと思います。

大竹:そうですね。それが伝わるようにすると。

大野:いろいろ今日カバーしましたけど、やっぱり VCP を上げるということを意識してオンラインでも行動するということですかね。

安:それでは、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大野:最初に触れましたけれども、やはり対面の機会が増えているからこそ、オンラインでの振る舞いというものに改めて確認をして気をつけてもらうというのが大切かなと。それが VCP に直結しているということを忘れないようにしたいですね。

安:そうですね。大竹さんはいかがですか。

大竹:はいそうですね。ゲストではなくホストのように振る舞うということが大事かなと。 参加者であったとしても、自分がその主催者であるかのように振る舞っていく。そうすることがやっぱり VCP を上げる上で重要なんじゃないかというふうに感じました。

安:ありがとうございます。今日のお話はオンラインもそうですが、リアルの場でも同じことが言えますよね。なのでリアルのミーティングやイベントに参加をしていると、同じぐらいの姿勢や準備で臨んでいくということも、やっぱり大事になってくるのかなと思います。大野さん、大竹さん、ありがとうございました。

大野、大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたか?皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければ Instagram や YouTube で発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回も オフィシャル BNI ポッドキャストでお会いしましょう。 See you next week.