第169回 ブランドリフレッシュ

第169回は「ブランドリフレッシュ」と題してお送りします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

 

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:今回は、BNIのブランドリフレッシュについてのお話ですね。

大野:そうですね。これは5月の15日に、すでにブランドの刷新ということで、日本でも刷新の手続きをもう始めていますけれども。日本のメンバーの皆さんも、すでに新しいロゴを目にされているんじゃないかとは思うんですけども、念のためこのポッドキャストのサイトのほうにもロゴの画像をアップしておきますので、確認してみていただきたいと思います。
この新しいロゴを見ていただくと、幾つか特徴というか、意味合いが込められているんですけども、私、正直言うと「これ新しいロゴです」と初めてナショナルディレクターに披露されたときに、冗談かと思って。

安:えっ。

大野:はい。「早く本物出して」みたいなふうに思っていたんですけど。

安:あははは(笑)。

大野:それが本物の新しいロゴだと分かったときに、ちょっとショックだったんですよね。

安:ショックだったんですか。

大野:そうなんです。それだけ前の、いわゆる伝統的なBNIのロゴとか、バーガンディーの色とかっていうのは気に入っていたということの裏返しだと思うんですけど、しばらくモチベーションが下がって、仕事が手に付かなかったぐらいの勢いだったんですよ。

安:えー、そうだったんですか。

大野:はい。今は「慣れってこういうもんかな」と思いますけどね。今はすごくいいロゴだなと思ってですね。

安:はい。

大野:モチベーションもかつて以上に持ち返してきているので、安心していただいていいと思うんですけど(笑)。

安:良かったです。

大野:このロゴが、マイズナー博士もすごくお気に入りのようで、そのコンセプトをBNIの成長というところに絡めて説明をしてくれています。

安:はい。

大野:デザインはすごくシンプルですよね。B、N、Iという文字の、結構しっかりとしたロゴを使っていて、しかも色が赤ですよね。

安:赤ですね。

大野:今までのバーガンディーという、ある意味保守的な色ですね、バーガンディーというのは。

安:はい。

大野:でも、ちょっと古臭いイメージなんかを連想させたりという部分も確かにあるんですけど。今度は本当に赤で、他の国の人にも聞いてみると「いいね、かっこいいね」ということで、「やっぱりサッカーでも、強いチームは赤だよね」みたいな、そんな話が出ていましたけどね。

安:あー、なるほど。

大野:バーガンディーが赤系ということもあったんでしょうけども、今の赤は割とはっきりした赤で、テリーさんいわく自信と勇気を示唆する、エネルギーにあふれた、他のどんな色よりも引きつけられる色だというふうに表現されていますけどね。確かに、そうだなというふうに思いますよね。

安:はい。

大野:テリーさんと創立者のアイヴァン・マイズナー博士との間でやり取りがあったらしいんですけども、最初に彼らが話をしたときにマイズナー博士から示されたのが、35年間のメンバー数が継続的に増加してきている、右肩上がりのグラフですよね。それについて話をしていたんだそうです。

安:はい。

大野:結局、35年間継続的に成長している、これは確かに組織として継続的に大きな成長を遂げているということを示してはいるんですけど。それは何を意味するかというと、BNIに多くの人は参加をして、そこでビジネスを成長させていると。さらには、ビジネスを成長させることによって彼らの人生をより良いものにしたりとか、あるいはその個人がプロフェッショナルとして成長するとか、それがロゴの中でシンボル化されているという要素にしたかったということらしいんですよね。

安:はい。

大野:要は、右肩上がりの曲線というんですかね、それが組織としての成長だけではなくて、その基になっているのはメンバー一人一人の成長ということが反映されているものであると。よく見ると、ロゴのB、N、Iの3文字目の「I」の所の上のほうが、右肩上がりの斜めの線があるんですけども、これがBNIの成長曲線を意味しているということなんだそうです。

安:はい。

大野:なので、BNIに参加するメンバーの皆さんが持つプロ意識とか、あるいは個人としての成長というものを表すためのシンボル。さりげなくシンプルに示されているロゴということなんだそうです。
35年の間に、実はBNIのブランドの変更、更新というか、刷新されたことが何回かあったんですけども、今回はおそらく一番大きな変更ということですね。
マイズナー博士の一番のお気に入りの点は、「ロゴが小さくなると余計にBNIの文字が目立つ」とおっしゃるんですね。

安:あー、なるほど。そうですね、確かに。

大野:はい。赤で、しかもBNIの文字のフォント自体も結構太い字じゃないですか。

安:はい。

大野:なので、例えばピンバッジなんかにしても、まだ新しいものは日本では制作されていない、これからなんですけども、見本なんかを写真で見る限りにおいては、小さくてもすごく目立つ、そういったデザインになっているかと思うんですよね。

安:はい。

大野:より大胆なデザインになっているかなと思いますよね。
実際、どんなふうに導入されて、そのプロセスとか今の進捗(しんちょく)はどうかという話なんですけども。まず、皆さんがすでにご覧になっているであろうというところから確認すると、オンラインミーティングを今やっていますので、その進行のスライドなんかはおそらくテンプレートを使ってくださっていると思うので、ロゴだけじゃなくてデザインなんかも、新しいブランドのルックスというか、見た目が反映されているし。あとはソーシャルメディアなんかにも、ホームページはもちろんですけど、SNSだとLinkedInとかFacebook、Instagram、そしてTwitterなんかも、だいたい主立ったSNSのプラットフォームにはすでに新しいブランドが施されていますね。
今後将来的に、もし対面でのミーティングに戻ったときに会場で使うような、例えばテーブルクロスだったりとかチャプターのロールアップバーなんていうんですかね、バナースタンド。あとはBNIのロゴが入ったサインボードというんですかね、そういうものも新しくされます。
安さんの周りでも、メンバーのロゴを使われている方も何人かいらっしゃるんじゃないかと思うんですけど。

安:はい。

大野:「PROUD MEMBER」と書かれているやつですね。BNIのロゴの所に。

安:あー、はい。

大野:あれも刷新されていますので、使うことができます。

安:大野さん、ちなみに私たちメンバーがアクセスできて、例えば、そういう新しいロゴが使われたツールとか資料などをダウンロードできるサイトはあるんでしたっけ。

大野:そうですね。画像とかのグラフィックをダウンロードできるサイトがあるんですけども。BrandShareというサイトなんですが、URLをお伝えすると「jp.」、これはジャパンの「jp」ですね。「jp.bnibranding.com」ですね。
サイトのほうにリンクを貼っておきますので、そちらからリンクをクリックしていただくとアクセスできるようになっています。

安:はい。

大野:メンバーであれば皆さんアクセスできますので。ここに、例えばZoomのバーチャル背景とか。

安:あー、はい。

大野:先ほど言ったプラウドメンバーのアウトワークもそこにありますので。バーチャル背景はなんと15種類から20種類ぐらいあるそうです。

安:うわあ。たくさんありますね。

大野:そうですね。汎用(はんよう)性の高いスタンダードなものから、メンバー用、例えば名前を変えられるとか、専門分野を入れたり会社名とか連絡先なども入れられて、チャプターミーティングで使っていると、ビジターさんなんかで気になった人が連絡を取れるような、そんなバーチャル背景なんかも用意されていますね。カスタマイズ用ですね。

安:あー、すごい。

大野:はい。「jp.bnibranding.com」ですね。ぜひ、見てみてください。

安:はい。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今回のブランド刷新。電子アップデートというんでしょうか、それは進んできているんですけども、まだ一部のチャプターでは、例えばウェブサイトとかFacebookページ、まだ古いロゴが出ていたりする所もあると思うんですけど、もったいないので、せっかくですから最新のブランドを反映したチャプターのデジタルメディアというんでしょうか、ぜひアップデートしてほしいなということで、ご自身のチャプターのウェブサイトを確認してみてください。
まだ古いロゴが出ていたりとか、色使いもまだ古いままだったりするようであれば、チャプターのリーダーシップチームにBrandShareのサイト、「jp.bnibranding.com」というのがあって、そこからダウンロードできるそうですよということで、アップデートをしてもらってください。

安:はい。

大野:なので、チャプターのウェブサイト、そしてFacebookページ、その他、もしSNS等のサイト、オンライン上にプレゼンスがあるようであれば、その辺のロゴとかもアップデートしていただければと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第168回 メンバー候補者のインタビュー

●ポッドキャスト168回『メンバー候補者へのインタビュー』の概要

※ “ビジターの招待” をテーマとした第167回『インタビューはじめました』と併せて視聴いただくと効果的です。

「この方がメンバーになったら、リファーラルが出た際に実際に対応してもらえるだろうか?」
「いくつかリファーラルが出たら辞めてしまうのではないか?」
など、メンバーとして迎える上で確認しておきたい点がいくつかあると思います。

そこで大事なのが、インタビューの内容や方法、進め方です。

チャプターとメンバー候補者との期待値をすり合わせた上で入会していただくことが、安定的なチャプターの成長につながります。

インタビューのポイントをいくつかご紹介します。

・インタビューは尋問にならないよう会話を楽しみ、リラックスした状態で相手のベストを引き出すよう心がけます。

・回答が「はい」「いいえ」となるクローズ・エンド型の質問ではなく、話が広がるオープン・エンド型での質問を心がけます。
(例「これをするためにどんな方法が考えられますか?」)

・「この候補者はチャプターに合っていそう」という判断ができたら質問をストップします。

・メンバーシップ申込書をベースにインタビューを進めます。
(例「あなたのご経験について少しお話を聞かせてください」
「どのように今の会社や事業を築いてこられましたか?」)

・例外的にクローズ・エンド型で行う重要な質問もあります
(例「毎週のミーティングに遅刻・早退せずに通しで参加する意志があり、それができますか?」)

・期待値をすり合わせます
(例「成果が出るまでに3〜6ヶ月、あるいはそれ以上かかるかもしれませんが、問題ありませんか?」
「これは一攫千金のスキームでは無いということはご理解いただけていますか?」)

※ポッドキャストの音声の中でさらに多くの具体的で実践的な質問方法を取り上げておりますのでご参考ください。

大切なのは、インタビューを通じて期待値を伝え、候補者の態度や言葉に耳を傾けることです。
適切なインタビューを行うことで、「理想的な候補者だ」又は「自分たちのチームには適切ではない」等、見極められるでしょう。

インタビューを継続的にしっかりと行う事で、チャプターの発展がより確実になります。また、このプロセスはご自身のビジネス、例えば採用のインタビューでも活用できますので、ぜひ色々と工夫してみてください。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

 

安:それでは大野さん、今回はメンバー候補者へのインタビューのお話ということなんですね。

大野:そうですね。今回、1つ前の第167回「インタビューはじめました」というポッドキャストのほうと併せて聞いてほしいテーマなんですけれども、第167回自体は第63回の再配信でしたので、どちらか聞いていただければと思っています。まだ、63回ないしは167回を聞いていらっしゃらない方は、今回の第168回をすぐ聞いていただきたいと思っています。
167回、前回の概要だけ少しご紹介しておきたいと思うんですけども、マイズナー博士いわく、BNIへのビジター招待の最善の方法というふうにおっしゃっています。その招待の方法ですけども、こんなふうに招待します。「○○さん、実は私ビジネスの拡大を目的とした経営者の会に参加していまして、定期的に集まってお互いにビジネスの機会を提供し合っているんですね。そのグループで自分たちのお客さまとか、大切な人を安心して紹介できる会計事務所を探していて、この地域で最も信頼できる会計事務所のインタビューを始めたところなんです。○○さんは私が知っている人たちの中でベストの候補だと思っています」というような感じで、これだけなんですね。
インタビューをしますよと言っているので、実際にインタビューしなくては駄目というのは言うまでもないんですけども、当然ろくに審査もせずに新しいメンバーをどんどん入れてしまうというのは、これは信用を失ってしまうのでNGですよね。この手法を使ってチャプターに来てもらって、インタビューで簡単な質問を幾つかさせてくださいというふうに切り出す、そんな感じでインタビューを始めます。
このポッドキャストのウェブサイトのほうから、bnipodcast.jpですね。こちらのほうから質問の実例を一覧にしたものがありますので、これをPDFでダウンロードをすることが可能になっています。今回はその中から幾つかご紹介させていただきます。PDFのほうには結構たくさんの実例が紹介されていますので、これはあくまでも質問のサンプルであって尋問ではないので、そこは気を付けてくださいというふうにマイズナー博士もおっしゃっています。
あとインタビューの際の部屋、こういった環境はぜひ気を使っていただきたいと思っています。警察の取調室みたいな雰囲気をつくってしまわないように。時々、プレジデントがビジターオリエンテーションをご案内する際に、別室にご案内しますというような、この別室という言葉自体も響きが結構ネガティブというか、無理矢理メンバーにさせられてしまうんじゃないかというような雰囲気を醸し出してしまうので、NGということで、そういった環境設定をぜひ考えていただきたいなと思っています。
例えば大勢のBNIメンバーで、取り囲んで問い詰めるようなことはないようにということで、お願いいたします。あくまで会話という感じで進めていただければと思います。リストに質問はたくさん紹介されているんですけども、これ全部を聞こうとするのではなくて、その人のコミットメントを感じられるようになるのに必要最低限の質問、特にオープン・エンド型の質問をできるだけ使ってくださいというふうにマイズナー博士も言っています。
これはだからクローズ・エンド型じゃなくて、オープン・エンド型、例えばクローズ・エンド型というと、「はい」とか「いいえ」で答えられる質問ということなんですけども、例えばこれをできますかと言ったら「はい」か「いいえ」で答えるわけですよね。そうではなくて、これをするためにどんなやり方が考えられますかというような質問ですね。これによって話が広がりやすい。これがオープン・エンド型の質問ということなので、できるだけこのオープン・エンド型の質問をするようにするというように心掛けていただきたいと思います。
冒頭に申し上げたんですけども、このポッドキャストを聞いたり読んだりしていただいている方に、今一度この第167回ないしは63回ですね、こちらの回に戻っていただいて、具体的なプロセスについてしっかり確認した上で、また今回のポッドキャスト第168回を聞いてもらえるといいんじゃないかなというふうに考えます。
インタビューのプロセスにおいて今回ご紹介するのは、メンバーシップの申込書、これを使ってカバーをしていきますというやり方をご紹介していきたいと思います。メンバーシップの申込書を見ていただくと、パート2という欄があるんですけど、この1番にあなたの専門分野、職業での経験をできるだけ具体的に記述してくださいというふうにあります。これと同じように、これをインタビュー形式でやるとなると、例えば「あなたのご経験について少しお話を聞かせてください、どのように今の事業や会社を築いてこられましたか」というような聞き方ですね。経験について尋ねる質問になります。
そして次が、専門分野における経験の長さについてですけども、「今のお仕事を始められて何年になるようですが、どんな進展がありましたか」というようにオープンにというか、心を開かせるような質問が有効ですね。単純にイエスとかノーの答えで済んでしまうような質問をしない。例えばこれは悪い例ですけども、「今のお仕事を始めて12年になるというのは本当ですか」というのは、イエス、ノーで答えられてしまうので、こういった質問は避けるということですね。
そして次に、学歴ですね。パート2の2番には、あなたの専門分野や職業に役立っている学歴、免許、資格というふうになっています。こちらのほうは、インタビューではこんなふうに例えば聞いてみます。「過去に学校やその他の場所で学んだことは、今の事業にどのように役立っていますか」という感じですね。このパート2の2の記述のされ方を見て、この質問をするか飛ばすかを決めていただければいいかと思います。というのは、その人によって大切そうなキーワードがそこに記述されているかどうか、記入されているかどうかで判断していただければいいと思うんですけども、例えばメンバーシップの申し込みの方が美容師の方であれば、美容学校って書かれているのは、これは普通ですよね。ところがイギリスのヴィダルサスーンとか書かれていれば、この質問はぜひしていただくというか、必須になると思います。同様に、例えば国内外のMBAですとか、海外留学などの記述があれば、それについて聞いてあげるということですね。
あと他の質問としては、「毎週のミーティングに遅刻、早退をせずに、通常であれば90分、通しで参加する意思があり、それができますか」というものですね。この90分の時間のところは、ご自身のチャプターのミーティングの長さに応じて変えていただいて構いません。
これは先ほど言っていたイエス、ノーの質問形式になってしまうんですけれども、とても重要な質問なので、これはこれで構わないです。同じようにイエス、ノーの質問形式になるんですけども、この「コミットメントを果たす意思をお持ちでしょうか」とか、「BNIメンバー規定や倫理規定を守る意思をお持ちですか」というような質問、これを例えばオープン・エンド型にしたい場合は、「BNIの倫理規定についてどうお考えになりますか、またはどう感じられますか」というような形に変えられます。この質問に対して相手の人がどう言ってくれるか、ここに耳を傾けることが大切ですね。
恐らく回答の仕方としては、例えば「BNIの倫理規定は素晴らしいですね」とかという反応が多いかとは思うんですけども、確認したいことは、その人がどれくらいそこにコミットできそうかという印象を得たいわけですね。例えば模範的な回答とすれば、「素晴らしいと思います。組織が倫理規定というものを持っているという事実は、私がどんな組織の一員になりたいかという問いに関わることだと思っています」というような答えが出てくればいいですよね。よく耳を澄まして聞くということが大切になります。
そして次は、パート3の5番に「ミーティングに出席できない場合は、あなたに代わってミーティングに参加できる代理の人を送る意思があり、またそうすることができますか」。これもイエス、ノーですけども、次のような質問を続けてすることで有効になります。「それはどんな人でしょうか。現時点で誰になるかを約束する必要はないのですけれども、可能性として誰を、どんな人を送れそうですか」というような質問を追加してあげる。少し答えやすいように相手の人が誘導してあげてもいいかもしれません。
例えば「クライアント、同僚、配偶者とかビジネスパートナー、ご友人の方とか可能性ありそうですか、誰が考えられそうですか」というふうに聞いてあげる。もしその場で答えられなかったとしても構わないです。代理を立てることがBNIやチャプターにおいて大切にされていることが相手の方に、申し込みをされる方に伝わっていればいいわけなので、例えば「今すぐに具体的な人は頭に浮かばないんですけども、誰か見つけます。そこにコミットする意思は持っていますので」というような回答が出てくればオーケーですよね。
他の質問としては、「このチャプターにリファーラルを持ち込む意思を持ち、また実際にそうすることができますか、すぐにではなくても徐々にそうすることができますか」というような質問、これもイエス、ノーですけども、他にも幾つかイエス、ノーの質問ありますけども、オープン・エンド型をできるだけ意識して質問するようにしていただいて、こんなふうにインタビューを申込書を使って進めることができます。
他にもあるので、ご紹介していきたいと思うんですけども、フェイスブックでメンバーが、マイズナー博士のサーベイに登録をしてくださったものもたくさんありますね。PDFにはもっとたくさんありますけども、幾つかご紹介したいと思います。まず「BNIのどんなところがあなたにとって魅力ですか」、それから「1年後にあなたのビジネスはどのように進化していそうですか」、「今まではどのようなところで人脈を築いてこられましたか」そして「それらの組織のどんなところがよいと思われますか」。最後、これいいですね、「BNIはあなたのビジネスにとって、よいものになりそうですか、またそれはどうしてでしょうか」。いいですね、いろいろ質問は考えられますね。あと段階評価質問、あるいはスケール評価型の質問というのが、適切な場面もあるというふうにマイズナー博士はおっしゃっています。
例えば1〜10のスケールでBNIのようなものが、「あなたがリファーラルを生み出す上でどれぐらい重要でしょうか、1〜10のスケールでお答えください」というような質問ですね。相手はどれか1つ数字を挙げてくるとは思うんですけども、そこでどうしてその数字なのかを聞いて、より詳しく話をしてもらう、打ち解けさせるということが目的になってきます。
別の質問としては、「あなたはどのようにしてグループの力になれそうですか。逆にチャプターが、あなたの力になれそうなことはどんなことでしょうか」という質問。それから「新メンバーとして、チャプターの中であなたを支援するメンターを付けることができるんですけど、受け入れる用意はありますか」という質問、これもイエス、ノーですけど、いい質問ですね。
それから「BNIにおいて私たちの理念はギバーズゲインというものですけれども、これをあなたのビジネスやあなたのBNI活動に取り入れられるおつもりでしょうか」、これもイエス、ノーですね。「BNI規定や仕組み、そしてあなたがそれらに関わっていくために何か矛盾したり、障害となりそうなことはありますか」という質問。それから「実際成果が出てくるまでに3〜6カ月、あるいはそれ以上かかるかもしれませんが、問題ありませんか、どんなビジネスかによっても違いますが、これは一攫千金のスキームではないということは、ご理解いただけていますか」という質問。適切な質問をするということは、期待値を設定するのに役に立ちます。期待値を設定するということは、BNIにとってもチャプターにとっても重要なことですよね。ここの期待値がずれてしまうと、すぐに辞めてしまうとかいうことにつながってしまうので、期待値をずれができるだけ少なくなるように設定するということが大切になってきます。
そして次の質問は、何人かの方から挙がっていたものらしいんですけども、「事業としてされていることに、あなたが長けていて、BNIの仕組みを使えば何らかの成果が出て、リファーラルを得られるようになるでしょう。そうしたリファーラルを通じて、もたらされる成果を受け入れる準備はできていますか」という質問ですね。これはコミットメントの、あるいは実際に紹介が出てきたときに、ちゃんと対応してくれるかというのは、やっぱり他のメンバーは心配ですもんね。
それから「念のためですが、何件かのリファーラルを得られたら、辞めるつもりなんかではありませんよね。私たちは長期的なコミットメントを望む人を探しています」。こういったことについても、相手の人に話をしてもらうということも有効だと思いますね。
まだまだあります。「あなたはご自身をチームプレーヤーだと思われますか」。というのもBNIはチームスポーツなんです。これも質問の答えというよりかは、BNIとかチャプターというものが、どういうものかというのを正しく理解して期待値を擦り合わせるということにつながりますね。
それから、「あなたがこれまでやってきた全てのマーケティングの試み、あるいはいろんなマーケティングの試みをされてきたと思うんですけども、最もROI、Return on Investment、これが高かったものは、どんなものでしょうか」。いいですね。
それから、「あなたのクライアント、顧客、患者、そのうち何パーセントぐらい、あるいは何割ぐらいの人が、あなたにリファーラルを提供してくれていますか。それをこれから、どれぐらいに伸ばしていきたいですか」というような質問。これもいいですね。それからマイズナー博士も私もお気に入りの質問があるんですけども、「あなたがもし魔法の杖を使えたとして、事業をとてつもなく成長させることができるとしたら、どんな感じになりそうですか」。この質問は聞かれた人は恐らくわくわくして、いろいろと話したくなるようないい質問ですよね。
それから申込書からの質問の派生型ということで、「このチャプターがどのように、あなたの力になれそうですか。逆に、あなた自身が他の人の魔法の杖として貢献できそうですか」という質問。それと、「もしチャプターへの加入が承認されたら、ミーティングにいろいろな人を招待して、メンバーに紹介できそうですか。あなたにとって、人を招待するのは、どんなことですか。あるいは、どんな意味を持ちますか」というような聞き方ですね。
それから「今、あなたのビジネスにとって、リファーラルマーケティングはどれくらい大切ですか」。以上がいろんな人たちがマイズナー博士のフェイスブックでシェアしてくれた質問リストの中の幾つかで、これは全てではないので、それからマイズナー博士もご自身で幾つか質問を追加してくださっています。
くどいようですけれども、PDFの一覧に出ている質問はたくさんあるんですけども、全ての質問を浴びせるようなことはしないでください、多過ぎです、ということですね。リストの中から幾つか共感できるものを選んでおいて、十分な情報が得られたと思ったところで質問を止める、ストップするという流れでしょうね。全ての質問をするために作られたリストではないということは、繰り返しお伝えしておきます。
候補者が、この人はきっといいメンバーになりそうだなというふうに思ったら、その時点で質問するのはストップしていただいていいかと思います。安さんは、ここまでの間でお気に入りの質問とかありましたか。

安:そうですね、私も「魔法の杖を使えて、事業をとてつもなく成長させることができるとしたら、どんな感じになりそうですか」とか、あとは現実的なところで言うと「今までの中でROI、いわゆる費用対効果が高かったものって、どんなものがありますか」というような質問がいいなと思いました。

大野:そうですね、いいですよね。実は、このプロセスはご自身のビジネスにおいても使えるんですよ。例えば採用のインタビューをするとき、BNIのチャプターで使っているものは、そのためだけのものじゃなくて、事業の、会社の採用、このときのインタビューにも使えるものはたくさんあると思うので、ぜひ工夫してみていただければと思います。
例えばインタビューを通じて期待値を伝えて、相手の候補者の方の態度に耳を傾けるということ、これはすごく大切だと思いますね。大切なこととして、マイズナー博士がおっしゃっているのは、能力あるいは適性ですね。それと態度の両方が大切だということですね。
能力だけではなくて、態度にも耳を傾ける。態度に耳を傾けるって、面白い表現だと思うんですけども、耳を傾けて、その人がどんな態度を、あるいは姿勢を持ち合わせているのかを確認するという意味ですよね。そして、その態度から適切な候補者ではないということが分かってきたり、あるいは逆に理想的な候補者だということが分かることもあるということですよね。
チャプターに話を戻すと、トレーニング事項だとか、ミーティングの出席についての期待値を伝えていくということ。こういったプロセスをコンスタントに毎回チャプターができれば、とても大きなチャプターとしての成功につながるというふうに思います。
質問をする上で、もう少し丁寧に導入をしたい場合は、例えばプリシラさんが紹介しているオープニングがいいと思うんですけども、BNIはチームなので、幾つか質問させてくださいねと。多くの人がチャプターの中で助け合って機能しています。あなたが、あるいはチャプターが合っていること、お互いに合っているということを確実にしておきたいということで、例えば答えが正しいとか間違っているという意味ではなくて、そういった質問ではなくて、チャプターとかチームがあなたに合っているかどうかを確認するための会話だと思ってくださいねと。ぜひ、その会話を楽しんで、もし質問があれば遠慮なく聞いてくださいというような形で会話的に進めて、かつ相手がリラックスして答えられるように。そして相手のベストな部分を引き出してあげるというような意識でインタビューを、インタビュアーの人は心掛けていただければと思います。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい、今回非常にたくさんの質問がリストになっています。これにぜひ目を通していただいて、チャプターでインタビューを担当する方、自分の質問を幾つかピックアップした上で、実際に使ってみていただきたいですよね。PDFにもし載っていない質問を思い付かれたら、ぜひこのウェブサイト、bnipodcast.jpのほうのコメント欄に入れてください。マイズナー博士と同じように、返信はちょっと全員にはできないかもしれませんけども、全て目を通して、場合によってはご紹介させていただくこともあるかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

※インタビュー質問リストは準備中のためしばらくお待ちください

第167回 インタビューはじめました(再)

今回は、第63回の再配信です。

Stressful people waiting for job interview

参照:英語版 Episode 278 

安:第63回は、「インタビューはじめました」と題してお送りいたします。英語版のエピソード278をご参照ください。
それでは、「インタビュー始めました」ってなんか冷やし中華はじめましたみたいですね、大野さん。

大野:そうでしょ。

安:そういうことですか?

大野:そういうことではないんです。

安:あ、違うんですね。はい(笑)

大野:今回はビジターの招待方法についてです。

安:なるほど、はい。

大野:ビジターの招待方法の一つでマイズナー博士がですねお気に入りの「We’re interviewing方式(ウィー・アー・インタビューイング方式)」と言うのがあります。日本語で言うと、「インタビューやってます方式」、あるいは「インタビュー始めました方式」と言ってます。

安:なるほど。

大野:「冷やし中華始めました方式」みたいでしょ。

安:ははは(笑)そうですね。

大野:例えば私のチャプターで会計事務所を探しているとします。その場合は次のようになりますね。「安さん、実は私ビジネスの拡大を目的とした経営者の会に参加してまして、メンバーになって3年半になるんですよ。定期的に集まってお互いにビジネスの機会を提供し合ってるんですけど、私たちのお客様や大切な人を安心して紹介できる会計事務所を探していて。この多摩地域で最も信頼できる会計事務所のインタビューを始めたところなんです。
実は、前から思ってたんですけれども、安さんは私が知っている人たちの中でベストの候補だと思うんですよ。もしよろしければ、再来週の木曜日に彼らに安さんのことを紹介させてもらえないですか?」って感じで。

安:なるほど~。これ、いいですね。

大野:いいでしょ~?

安:はい。

大野:結構良い招待方法だと思うんですけども、よくありがちなのがですね、結構皆さんBNI大好きっていう人も少なくないので。そうするとどうしても強すぎちゃう、勧誘色が強すぎるって言うんですかね。「あなたBNI入らなきゃダメよ!」とか。

安:あはは(笑)ストレートですね。

大野:はい。「世界で一番の組織よ!」みたいな。

安:それ、ありそう!

大野:「たくさんビジネスになっちゃうんだから!」みたいな。

安:ああ~。

大野:今みたいな声の掛け方っていうのは、相手の人を引かせてしまうだけじゃなくて、BNIとか、そのチャプターの評判を下げてしまいますよね。

安:そうですね。

大野:もう一つマイズナー博士がおっしゃってるのは、「チャプターに誰を入れるかについて、より慎重でなかなか入れない雰囲気の方が人はより興味を持つものだ」と。

安:あ~、なるほど。

大野:なんか直観に反する感じはするけれども、実際には正確な指摘だということをおっしゃってますよね。「特に起業家っていうのは、自分が選ばれないということをとても嫌う」ともおっしゃっています。確かにそうですよね。

安:そうですね、はい。

大野:ですからこの今のセリフもですけれども、インタビューっていうことは、もしかしたらもれちゃうかも、ということをほのめかしているわけですよね。その辺を、起業家の人たちは選ばれないというのを嫌うので。選ばれたいわけですからね。

安:そうですね。

大野:いずれにしても、チャプターにおいてメンバーを厳選していかなくちゃいけないというか。”Who’s in Your Room?”というのが以前ありましたよね。「部屋に誰を入れるか」というところは、チャプターにおいても同じことが言えると思います。

安:そうですね。

大野:念のためお話ししておきますけど、先ほどのような声のかけ方をするのであれば、当然インタビューは実際にしなくちゃいけないですよね。

安:そうですね。

大野:はい、インタービュー始めましたと言いながら、「やっていないじゃないか」ということだと信頼関係にひびを入れてしまうので、実際にインタビューする用意はチャプターで体制を作っておいてください。

安:はい。

大野:単に面接しますという感じではなくて、席に着いていくつか質問をしてみてください。

安:はい。

大野:たとえば、「○○さん、あなたの仕事について少し教えてください」、「あなたのターゲットはどんなマーケットですか?」、あるいは「私たちが、どのようにしたらお力になれそうでしょうか?」とか。

安:はい。

大野:逆に、「○○さんは、私たちのグループ、チャプターに対して、どんな風にお力になっていただけそうでしょうか」、「○○さんのバックグラウンドについて教えてください」という風にですね、質問をしてみてください。
申込書はですね、質問する手段として使ってください。相手を打ち解けさせて色々なトピックについて話してください。面談をしていい頃だと思ったら、その人に申し込みをしてもらってください。
という手順ですね。

安:なるほど。はい。

大野:最初のうちはですね、なかなか慣れないかもしれません。
でも1回でやめてしまわないで、まず何回もやってみる。それよりも実際に使う前に、ぜひチャプターの他のメンバーと一緒に練習を、ロープレと言うんですかね。練習を重ねてから実際に使ってみてください。
では、安さん。

安:はい。

大野:順番が回ってきました。

安:あ、そうなんですね。わお。

大野:どういう想定でいきますか?

安:同じ想定ではなくて?(笑)。

大野:同じ想定でいいですよ。じゃあ、安さんのチャプターで会計事務所の人を探しているとします。

安:はい。

大野:で、私に向かって話してみてください。

安:はい。「大野さん、実は私、ビジネスの拡大を目的とした経営者の会に参加しているんですね。で、実はもうメンバーになって三年半になるんですよ。」

大野:そうなんですね。

安:「はい、で、定期的に集まって、お互いにビジネスの機会を提供し合ってるんですけど、私たちのお客様だったり、大切な人を安心して紹介できる会計事務所を探してて。この多摩地域で最も信頼できる会計事務所のインタビューを始めたところなんです。」

大野:あぁ~、なるほどね。

安:「はい。で、実は前から思ってたんですけど、大野さんは私が知っている人たちの中でベストな候補だと思うんですよ。」

大野:ほんとですか?

安:「はい。もしよろしければ、再来週の木曜日に、彼らに大野さんのことを紹介させてもらえませんか?」

大野:あぁ~いいんですけど、でもうち会計事務所じゃないですよ?

安:あはは、そこ突っ込んじゃいますか?(笑)
てな感じで、どうでしょう?

大野:いいですね。素晴らしい!

安:やった!

大野:これでもう怖いものなしですね。

安:そうですね。頑張ります。では、そろそろ終わりに近づいて参りましたが、大野さんからメンバーの皆様にへメッセージはありますか。

大野:はい、先ほども申し上げましたけれども、ぜひですね。安さんと私がやったみたいに、チャプターのメンバーとですね、練習をできれば10回ぐらいやってほしいですね。

安:10回ぐらい?

大野:はい。あとは、招待するときだけではなくて、チャプターの中でもコンセンサスを作って。例えば、進行中のプレジデントが使う言葉だったりとか。あるいは、オリエンテーションでビジターホストの担当の方たちが使う言葉とか、文言だとかっていうのも合わせないといけないので。

安:そうですね。

大野:はい、そこは事前に準備をしっかりしてください。

安:はい。

大野:まずは、担当のディレクターコンサルタントに相談していただいて。リーダーシップチームにも相談してからやってみてください。

安:はい。そうするとチャプター全体で皆さんがどんどんインタビューができるようになっていきますね。

大野:そうですね。声がかけやすいですね。

安:そうですね、やってみると。
はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

第166回 オンラインだから簡単

第166回は「オンラインだから簡単」と題してお送りします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

BNIオンラインで世界中のBNIチャプターがミーティングを開催するようになって3ヶ月以上が経過したいま、多くのBNIメンバーはミーティングにビジターを招待しやすくなったと思っているが、その一方で、逆に対面のときよりもビジターを招待するのが難しくなったと感じているメンバーも少なからず存在する。
招待しやすくなったというメンバーは、どうしてそう思うのか?同時に、より難しくなったと感じている人についての考察をしつつ、その壁を取り除く秘訣について考える。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:今回は「オンラインだから簡単」というタイトルなんですが、これはどのようなお話なんでしょうか。

大野:はい。今、世界規模でBNIチャプターのミーティングがBNIオンラインで開催されている形になってるわけですけども、いまだにオンラインミーティングにビジターを招待する方法が分からないというお声が、結構あると思うんですね。

安:はい。ありますね。

大野:今回の英語版のほうも、そういったメンバーさんからのメッセージをマイズナー博士が受け取られて、それをテーマに話してくださっています。

安:はい。

大野:このメッセージをマイズナー博士が受け取って、彼自身はオンラインでミーティングがよく開催されることによってよりビジター招待とかが簡単になったと思っていたので、驚きだったというふうにおっしゃっているんですけれども。

安:はい。

大野:そこでマイズナー博士は、Facebookとかのソーシャルメディアでメンバーを主な対象にして調査をされたんだそうです。

安:はい。

大野:その結果から先に言ってしまうと、全員が「より簡単になった」というような回答だったんだそうです。

安:へー、そうなんですね。

大野:はい。簡単になったという。世界中のメンバーの人たちだったり、中にはビジターの方も含まれているみたいなんですけれども、実際にその声を紹介して、なぜそういうふうに思うのか、そしてどんなところが簡単になったと思うのかというところをシェアしてくださっています。

安:はい。

大野:じゃあ早速ですけれどもいろいろと、その声を見ていきたいと思うんですけれども。
 やはり「より便利で時間の節約ができるようになった」と。まず移動しなくていいと。これは結構、僕もディレクターをしていて、チャプターミーティングだけではないですけど、いろんな意味ですごくやっぱり便利になりましたよね。

安:そうですねー。これは私にとってもすごく実感できる1つの要素ですね。

大野:うん。実際、そのアンケートで答えられてるメンバーの方も、将来的にもチャプターでオンラインの要素を何らかの形で残していきたいね、なんていう話をされているそうです。

安:はい。

大野:これについてはマイズナー博士も、オンラインとそれから従来型の対面のミーティングの両方を何らかの形で生かしていく、そういう方向でいこうという見方を示していらっしゃいますよね。

安:はい。

大野:なんか楽しみですよね。BNIが変わっていく、新しい形をつくっていくというのが、今まさに現在進行形ということですよね。

安:はい。

大野:あと他の方の声で、やはり便利というのは同じなんですけども、交通渋滞。車で移動されている人なんかは、今まで会場にたどり着くまでに結構交通渋滞、私もロンドンで、車で会場まで通っていたんですけど、行きはまだ早いからいいんですよ。

安:あー。

大野:終わった後。チャプターミーティングが終わった後、戻るのが結構3倍ぐらい時間がかかるんですよね。

安:わお。

大野:渋滞にはまってしまうという時間の無駄がなくなるというのは、すごくよかったなと思いますよね。

安:確かに。他のことに時間を使えますからね。

大野:そうですね。あと他の意見としては、当然ですけれども「感染リスクがない」と。「オンラインのほうが安心して参加できる」というご意見ね。

安:そうですね。

大野:感染リスクがやっぱり高い、大勢の人がいるところに行くということに対する抵抗を感じる方というのは、まだ多くいらっしゃると思うんですよね。

安:はい。

大野:特に既往症をお持ちの方だったり、ご高齢の方。メンバーの皆さん自身がそうでなくても、そういった方々をご家族に抱えていらっしゃる方というのは、やっぱりより慎重にならざるを得ないので。

安:そうですね。

大野:あと他の方で、やっぱり感染のリスクを取らなくても交流、要するにネットワーキングができるということのメリットを感じていらっしゃる方もいらっしゃいますね。

安:はい。

大野:特にこの方は子育てのご家庭で、子育て家庭の人でもオンラインなら参加しやすいということをおっしゃってますね。

安:なるほど。確かに。

大野:この時期は会社でも在宅勤務、いわゆるテレワークとかリモートワークをやっていらっしゃる会社は結構多いと思うんですけども、子育て家庭のスタッフなんかは、やっぱり保育園とか幼稚園もしばらくやっていなかったですから、そういった中でも勤務ができるということでとても助かっているという声が、やっぱり結構上がっていましたよね。

安:あー、そうですね。

大野:それからビジターとしてチャプターミーティングに参加した人からも回答があったようなんですけれども「バーチャルミーティングをとても楽しめたし、また将来性を感じた」なんていうお声を寄せていた方もいらっしゃったようですね。

安:はい。

大野:やっぱりビジターさんがどういう体験をしていただけるかは、すごく大切じゃないですか。

安:はい。

大野:メンバーじゃなくても、ビジターさんの声がポジティブだということはすごく貴重ですよね。

安:そうですね。

大野:それと「従業員とかスタッフに参加してもらうことがしやすい」というお声もあります。

安:はー。

大野:あと前回、確か「ファミリーデーのススメ」ということでお話しさせていただいていますけれども、家族にも参加してもらいやすいということが言えるんじゃないですかね。

安:確かに。

大野:そういった、いろいろポジティブなお声ばかりだったということなんですけども、なんと「難しくなった」という人は1人もいなかったんだそうです。

安:おー、これはすごいですね。

大野:もちろん、オンラインでのソーシャルメディアを使っている方を対象にしたBNIメンバーへのアンケートなので、オンラインに対する抵抗がない人たちが多かったというのは言えると思うんですけれども。それでも、やっぱり難しく感じている人が1人もいなかったというのはすごく印象的ですよね。

安:そうですね。インパクトがありますね。

大野:もちろん彼らも対面のミーティングをまたやりたいとはおっしゃっているんだそうですけれども、オンラインが難しいと言っている人はいなかったということですね。非常に興味深いですね。

安:うーん、そうですね。

大野:あとはやっぱり、ビジターさんにとっても参加がしやすいというふうに思っていらっしゃるメンバーの皆さんも、結構多いらしくて。

安:はい。

大野:オンラインに切り替えてから毎週ビジターさんに参加してもらえているという話だったりとか、あとこの状況において経営が困難になっている人たちにとってはやっぱり、かつてないほどにBNIが必要になっているというふうにおっしゃっている方もいらっしゃって。このさなかに、人脈をオンラインという環境で構築していくということを可能にしてるわけですもんね。

安:そうですね。多くの方が、こういうときだからこそBNIが必要だということを声を大きくしておっしゃっている、それはすごく印象的ですね。

大野:そうですね。BNIが提供しているこういったプログラムを認知してもらいやすくなっているということについては、マイズナー博士も、BNIオンラインによってBNIのメンバーシップが今後大幅に増加すると見てらっしゃるんだそうですね。

安:ほー、なるほど。

大野:私もそう思いますね。

安:はい、確かに。

大野:ということは今後、組織がより大きくなっていって、当然その結果、認知度がより高くなると。ビジターの招待もしやすくなるということなんですよね。

安:はい。

大野:ブランドの認知というものをつくりあげていく過程で、これはティッピングポイントという英語を使っていますけれども、いわゆる臨界点に達するということから、それがより可能になっていくということでしょうね。

安:そうですね。

大野:あと私も個人的に興味を持ったのは、内向的な人間にとって、よりやりやすいというんですかね、ビジターも呼びやすいし参加もしやすいという。

安:あっ。

大野:これはマイズナー博士もご自身のことを内向的とおっしゃってるんですけど、すごくこのコメントを気に入られている様子で。外交的な人と比べると、内向的な人はやっぱり知らない人たちの集まっている会に参加しに行くというのは、すごくハードルが高いんですよ。

安:あー。

大野:なのでオンラインであれば、例えば自分の自宅からとかあるいは自分のオフィスから、自分のなじみのある環境、守られた環境で、参加するというよりものぞけるという考え方なんですよね。

安:はい。

大野:だからそういう意味ではやっぱり安心して参加しやすいというのは、私自身もそうなので言えると思いますね。

安:そうなんですね。

大野:安さん、分かんないでしょう。

安:そんなことないですよ(笑)。私もどちらかというと、あまり大勢のところにいるのは苦手なことも多いので。

大野:またまた(笑)。やっぱり多くの方は、ミーティングに参加するために割く時間がかなり短くて済むというところ、それから車を運転するだとか電車に乗って移動する必要がないし、朝、その分早く起きたりする必要がないわけですよね。

安:はい。

大野:出掛ける準備だとか車で往復する必要がないので、利便性についてはメンバーの皆さんもかなり感じていらっしゃるんじゃないでしょうか。

安:はい。かなり実感してます。

大野:ねえ。朝起きて、そんなに時間をかけて用意しなくてもいいわけですよね。ログインするだけで参加できるみたいな。

安:そうですね。

大野:対面ほど服装に気を使わなくていいし。例えば上半身さえしっかりしていれば下半身はちょっとだらしなくても大丈夫、なんていう考え方もできますよね(笑)。

安:はい、そうですね。

大野:実際にオンラインに切り替わってから呼びやすくなったということで、お一人で10人のビジターを呼べたという方だったりとか、新しいメンバーもチャプターに何人か加入したという方の声もあったみたいですね。

安:はい。

大野:マイズナー博士もどちらかといえば対面のミーティングのほうを好まれるとおっしゃっていますし、僕もそれは同じですよね。顔を合わせたほうが、内向的な人間でもやっぱりいいなと思いますし。

安:はい。

大野:日本のチャプターのメンバーの皆さんもそう思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、オンラインになってかつてよりも人を招きやすくなっているということには、多分皆さんも同感してくださるんじゃないでしょうか。

安:はい。

大野:他にもオンラインの利便性というんですかね、良くなったところということでシェアされているのが、Zoomの画面共有機能。

安:あー。

大野:これによってプレゼンテーションの質が高まっているというのはありますよね。

安:はい。

大野:例えばプレゼンで自社のウェブサイトを見せたり、電子商材を見せたりすることが簡単になっているので。

安:確かに。

大野:これは、かつてはプロジェクターを用意してスライドを見せる必要があったわけですけれども、実際本番になってうまく機材が動いてくれないとか、投影できないなんていうことも見掛けた記憶がありますけれども、今はオンラインで自分のパソコン上のものを簡単に他の参加者に共有できるというところが、やっぱり便利ですよね。

安:そうですね。しかも、画面共有されることによって見やすくなりましたよね。

大野:そうですね。対面だと、例えばプレゼンなんかでもかなり遠くの人の話を集中して聞くということをしなくちゃいけないわけなんですけども、オンラインになると目の前の画面にその人が映し出されるので、それこそ表情の一つひとつも見やすくなったし、プレゼンもしやすくなったし、聞きやすくもなっていますよね。

安:そうですね。

大野:一方で、オンラインになってビジターを呼びにくくなったというメンバーの人たちが少なからずいらっしゃるというのも、事実だと思うんですよ。

安:はい。

大野:今回のマイズナー博士によるオンラインのリサーチの結果では皆さん、呼びやすくなったと言ってるんだけども、これはおそらくオンラインでリサーチをしたということが偏りの原因だと思うんです。でも私たちが実際にメンバーの皆さんの声を聞いていると、中にはやっぱり難しくなっちゃったというふうにおっしゃっている人もいらっしゃるので、これについてちょっと考えてみたいんですけれども。

安:はい。

大野:今回は2つ、理由というか背景を考えてみました。まず前提として、オンラインでビジター招待がしづらいという人は、実は対面でもビジターを招待するのが苦手な人なんじゃないかということですね。

安:あー、はい。

大野:これはチャプターでおっしゃっている方が、これまで対面でやっていたときにどれだけビジターを呼べているかというのを見てみれば、分かることなんだと思うんですけれども。

安:はい。

大野:オンラインであろうと対面であろうと苦手な人が、じゃあどうしたらいいのかというところを、今回はお話ししたいと思うんですけれども。
 これが2つ目の前提になるんですけれども、実は自分のためにビジターを招待しようとしちゃっているんじゃないかと。そういった人たちが苦手と感じているんじゃないかと思うんですね。

安:そうですね。

大野:なんで自分のためかというと、例えばそのチャプターで貢献しなくてはいけないと。場合によっては更新の基準として、例えば半年間で何人のビジターを呼んでくださいということが期待されていて、それがだんだんプレッシャーになってきたりすることもきっとあると思うんですけども、だからといって自分の数字をつくるためにビジターを呼ぼうとしていたら、これはフォーミーじゃないですか。自分のためですよね。

安:そうですね。

大野:それだと結局、勧誘になってしまうんですよ。自分のために来てもらうということでしょう。それはやっぱりあってはいけない姿勢だと思うんですね。

安:はい。

大野:あくまでフォーユーですよね。目の前の人を、その方はお客さまであったり取引先であったり外注先であったり、いろいろあると思うんですけれども、目の前の人のためにどうやったら自分が役に立てるかという、いわゆる「How can I help you?」のアプローチのときに、もしかしたらその人にとって、チャプターのメンバーを紹介することが役に立てる手段かもしれないし。リファーラルですね。

安:そうですね。

大野:もしかしたらそのチャプターのミーティングに来てもらうことで、何かその人にとって新しいヒントを得られたりとか新しいビジネス展開をするきっかけをつくることになるかもしれない。これがビジター招待に結果としてなるわけなんですよね。

安:はい。

大野:あくまでフォーユー、目の前の人の役に立つ、じゃあそのためにはどうしたらいいんだろうという、選択肢が幾つかある中の1つがあくまでビジター招待なので、自分のために呼ぼうとしては決していけないということだと思うんですね。

安:そうですね。

大野:なので、そういった数字のプレッシャーを感じてからだったら駄目なんですけれども、普段から周りの人たちのことを考えられるかということでしょうね。

安:はい。

大野:特にやっぱり1to1というのはメンバー同士の1to1だけじゃなくて、外の人との1to1だったりとか、商談の場で、あるいは打ち合わせの場で「ところで何々さん、何かお仕事で私に他にお役に立てることはないでしょうか」とかね。

安:はい。

大野:あるいは「将来的には今のビジネスをどんな方向に持っていこうと思われているんですか」とかその人のことをいろいろと聞いてあげる、気に掛けてあげる。そこで自分がどういった役に立てるのかという視点がすごく大事になってくるんだなというふうに思いますね。

安:そうですね。
 それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへ、メッセージはありますか。

大野:はい。今回の、オンラインになってからビジターが呼びやすくなった、あるいは一方で呼びにくくなったという方がチャプターにいらっしゃるということが考えられるんですけれども、改めてチャプターの中でこのポッドキャストのトピックを一緒に話し合ってもらって、呼びにくいと思っている方にとっての何かの気付きを、例えば学習コーナーで提供していくということを、ぜひやっていただきたいというふうに思います。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第165回 ファミリーデーのススメ

第165回は「ファミリーデーのススメ」と題してお送りします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:今回は「ファミリーデーのススメ」ということなんですが、どのようなお話なんでしょうか。

大野:そうですね。今日はゲストをお迎えしています。

安:はい。

大野:東京のBNIチャプターのメンバーのヤマウチ ノブオさんをお迎えしています。

安:はい。それではヤマウチさんにご登場いただきましょうか。

大野:Five Star Dolphins Language Training Schoolのヤマウチノブオさんです。ようこそいらっしゃいました。

ヤマウチ:よろしくお願いいたします。

大野:よろしくお願いします。簡単にヤマウチさんの経歴をご紹介させていただくと、これまでに横田基地やアメリカ大使館でお仕事をされていて、2015年に現在の英語教室を開業されたということで。BNIメンバーのチャプター歴は3年と伺っています。

ヤマウチ:はい。

大野:ありがとうございます。

ヤマウチ:こちらこそありがとうございます。

大野:今日ヤマウチさんにお聞きしたいのは、以前の第137回で、「私の大切なあなたへ」という話をさせていただいているんですけれども、その中でやはり家族というものの存在は、チャプターのメンバーの皆さんにとっては結構大切な問題。やはり家族に反対されながらチャプターのメンバーを続けるということはすごく難しいと思うんです。最近ヤマウチさんが所属されているチャプターのほうで、家族を呼んでビジネスミーティング、定例会をされたということなので、そのへんのお話をいろいろとインタビューさせていただければと思っています。

ヤマウチ:はい。

大野:まず、開催されたのはいつでしたか。

ヤマウチ:2019年の12月27日です。

大野:もう年の瀬というか。

ヤマウチ:はい。そうですね。

大野:バタバタする頃…もう落ち着いている頃かもしれないですね。去年の最後のチャプターのミーティングをみんなで家族を呼んでやろうということですね。

ヤマウチ:そうですね。

大野:ヤマウチさんはどなたをご招待されたんですか。

ヤマウチ:僕は、うちの妻と子どもです。

大野:お子さんはおいくつで。

ヤマウチ:その当時3歳3か月です。

大野:お2人とも早起きされて。

ヤマウチ:そうですね。

大野:素晴らしいですね。他のメンバーさんはどんな方々を連れていらっしゃったんですか。

ヤマウチ:他にもご家族、やはりお子さんを連れていらっしゃっているという方が。

大野:だいたい年齢幅でいうと。

ヤマウチ:そうですね、小学生のお子さんであったり、中学生。あとはもう本当に二十歳前後という方々もいらっしゃいました。

大野:結構年齢の幅はありますよね。

ヤマウチ:そうですね。はい。

大野:具体的には、チャプターのミーティングのなかで、家族はどんなふうにして参加されたんですか。

ヤマウチ:僕の家族?

大野:ヤマウチさんのご家族も、他のメンバーの皆さまのご家族も、どんなふうに関わっていらっしゃったんですか。

ヤマウチ:まあ、事前にもちろん告知があって、それによってだいたいどのような家族、お子さん、ご兄弟が参加されるのかというところを募ったわけですけれども。その中で、もちろん、メンバーの横に家族が座るという形ですかね。

大野:ご家族の方たち、皆さんというのはどんなふうにミーティングに関わっていらっしゃったんですか。

ヤマウチ:基本的にはいつもの定例会通りなんですけれども、例えばウィークリープレゼンのときが特徴的でした。あるメンバーのお嬢さまは、いつもお父さんがお話されている代わりにプレゼンをされて、もうお父さんより上手なんじゃないのみたいな感じで、メンバーから絶賛を受けて。

大野:そのお嬢さんは何歳くらいの方ですか。

ヤマウチ:十九、二十歳ぐらいのお嬢さんです。

大野:大学生ぐらいですね。

ヤマウチ:そうですね。そしてそのお嬢さんにとっても非常にいい機会だと思ったんです。

大野:お嬢さんは何か感想というか、おっしゃっていました?

ヤマウチ:はい。感想は直接聞くことはできなかったんですけれども、ウィークリープレゼンを代わりにしていらっしゃる時のお嬢さんのはつらつとした表情ですね。そこで、皆さんの前でお話をするという貴重な機会を感じていらっしゃるんだなということをお見受けいたしましたし、あとはやはりいつもと違う、そしてお嬢さまがお話をするということで、メンバーにとってもまた新たな、新鮮な説得力があったようですね。

大野:まあ、そうでしょうね。メンバー交代をしたほうがいいんじゃないかみたいな意見も出たりしたかもしれないですね。

ヤマウチ:もうどんどん出ましたね。

大野:冷やかしでね。

ヤマウチ:はい。

大野:あとは、小さいお子さんなんかはどんなふうに関わっていらっしゃいました?

ヤマウチ:例えば、小さいお子さんですと全部代わりにプレゼントいうのは難しかったりするんで、お父さんお母さんと一緒にマイクのところに行って、メンバーがスピーチをする、そしてそこの後ろや横にいるというふうな感じがありました。

大野:ああ、なるほどね。

ヤマウチ:そして僕はウィークリープレゼンで、いつものようにお話をさせていただいたんですけれども、その時に最後の一言のセリフだけ、うちの妻と僕と3人で一緒に声をそろえて言うなんてこともありました。

大野:なんかかわいらしいイメージがありますよね。

ヤマウチ:そうですね。

大野:はい。実際にヤマウチさんの場合は奥さまとお子さまで参加されて、ご家族の感想とか聞けましたか。

ヤマウチ:定例会が終わって、直後にまずうちの妻から「楽しかった!」と満面の笑顔で言ってもらえたことは今でもとても覚えているんですけれども。

大野:うれしいですよね。

ヤマウチ:そうですね。本当にそれは嬉しかったですね。で、その「楽しかった」というのはもちろん、軽い意味での「楽しかった」というわけではなくて、やはりうちの妻も日ごろお世話になっているメンバーの皆さんはよく知っているわけなんですね。それはイベントに参加したりだとか、あとリファーラルの提供でお会いしたりとか、そこで定例会という特別な場所で実際に皆さんのウィークリープレゼンを聞いたりとかそういうところが非常に新鮮な印象があったようですね。

大野:素晴らしいですね。ヤマウチさんにとっては、奥さまとお子さん、特に奥さまが参加されるということにどんな意義を感じていらっしゃって、実際に参加してもらってどうだったみたいなところはありますか。

ヤマウチ:僕の中ではずっと、定例会にはやはり当然思いがあって欠かすことなく参加させていただいているわけなんですね。ですから、ぜひうちの妻や子どもにはその姿を見てもらいたいということはずっとありました。

大野:ああ、持っていらっしゃったんですね。

ヤマウチ:はい。そして、僕だけではないです。やはり僕が信頼していつも活動を共にしているメンバーの皆さんの姿も、ぜひ定例会で見てもらいたいということもずっとありました。ですから、それが叶ったということは僕にとっても非常に大きかったですね。

大野:うーん。これは、もし奥さまが反対していらっしゃたらどうでしたかね。BNIのメンバーとして参加されていることをよく思っていらっしゃらないとしたら。

ヤマウチ:そうですね、もしそうだったとしたらやっぱり僕もこそこそ出ていくとか、そういうことになるかもしれないですし、あとはメンバーの皆さんのお仕事について積極的にお話をすることができないということになってしまうのかもしれません。そこを考えるとうちの場合は日ごろ、日常の会話の中で普通のこととしてそれがお話しできるということは、やはり大きな違いだと思いますね。

大野:そうですよね。やはり活動を理解してくださって、そして協力してくださる、そういった家族がいる場合と、毎週こそこそ出て行って何をしに行っているのか分からないみたいな、その程度の理解の場合とで活動のしやすさとか、あるいはメンバーへの貢献のしやすさというのは全然変わってきますよね。

ヤマウチ:そうですね。もちろん気持ち的な意味でも、こそこそ出て行ったりとか、後ろめたい気持ちとか、そういう精神的なところでももちろん違うと思いますし、物理的なところでも、やはり皆さまの商品やサービスを積極的に喜んで利用させていただけるというのは、そのメンバーを知る僕から見ても、うちの妻がそういうサービスや商品を喜んで使ってもらえるというのは、すごく本当に嬉しいことですね。だから、やはり精神的ではなく物理的にも違うと思います。

大野:実際、今のは内部リファーラルということになるとは思うんですけれども、それが例えば奥さまがお知り合いの方に、こういうサービスや商品を提供されている方がいるみたいな話をされて、それが外部リファーラルにつながったようなことはありますか。

ヤマウチ:もちろん、そうですね。ママ友つながりというのは非常に強力ですから。特に、女性なので美と健康にかかわることは非常に大きいですし、非常に電波力もありますね。ですから、それによって戦略的というよりも「本当にこれよかった」というふうな生の声が届くというのは非常に大きいと思いますね。

大野:そうですね。家族に限らないんですけども、メンバーの皆さんの身近な人たちがどれほど協力的かによってチャプターでのその方の貢献度も変わってきてしまうし、その結果ビジネスにどれだけつながるかというところも大きく変わってくると思うんですよね。
ヤマウチ:やはり商品やサービスを日ごろ、日常で利用させていただいていると、先ほどと重複するんですけれども夫婦の中にも会話が生まれます。その中で、何か商品やサービスにいろいろと気づいた点をシェアできる。そうするとその気づいたことをメンバーにも還元できるとうことですね。ですから家族で積極的に関わることができるということは本当に大切かなというふうに思います。

大野:そうですね。ありがとうございます。そろそろ時間になってきますけれども、何か付け加えたいこととかありますか。

ヤマウチ:日ごろ定例会に参加させていただいて仕事もし、家族の協力というのは非常に感じているというつもりでも、いつのまにか当たり前になっている、そして感謝を伝えられているだろうかということは、やはりこのファミリーデーというものに参加して改めて思いました。そして、改めて家族の絶大なるサポート、支えですね。それは物理的でもそうです。でも精神的にもそのような支えがあればこそ、自分は仕事ができているということを再認識できました。ということで、僕にとってもこれは非常に大きな気づきになりましたけれども、それを僕だけではなくて1人でも多くの皆さまに体験していただきたい。感じてもらたいというふうに思います。その意味では、ぜひ皆さまのチャプターでファミリーデーが開催されるということを本当に心から願っております。

大野:はい。ありがとうございます。このファミリーデー、一度皆さんのチャプターで、ほかの全国のチャプターでぜひともやってみていただきたいですよね。

ヤマウチ:はい。

大野:いろいろとやり方はあると思うんですけども、例えば先ほどのように、メンバーに代わって、お子さまがプレゼンテーションを親御さんに代わってやるとかいったところもすごく面白いでしょうし、オープンネットワーキングもお子さん同士が名刺交換するみたいな、お子さんに名刺を用意しておいてあげたりとかというのもきっと楽しみながらやっていただけるのではないでしょうか。

ヤマウチ:そうですね。非常ににぎやかに、楽しくということも大きいかなと思います。
大野:そうですね。今最後にヤマウチさんがおっしゃった、協力してくださっている家族、サポートしてくださっているそういったパートナーに感謝を伝えるきっかけにもなるということはすごく大きいですね。

ヤマウチ:そうですね。

大野:今日はどうもありがとうございました。

ヤマウチ:ありがとうございました。

大野:では安さん。マイクを戻します。

安:はい。ヤマウチさん、とっても素敵なお話をシェアしてくださいましたね。

大野:そうですね。

安:この今のお話を聞いて、「あっ、うちでもファミリーデーやってみようかな」って思うチャプターが出てきたのではないかと思いますよ。

大野:いいですよね。だから夏休みとか冬休みとか、学校が休みの時にできるといいですね。

安:そうですね。

大野:はい。今そういえばオンラインになっていますよね。

安:はい。確かに。

大野:だからそういう時にオンラインで、例えばご家族に参加していただくようなオンラインファミリーデーなんていうのができるかもしれませんね。

安:それいいですね。今だったら本当にやりやすいのではないかと思います。

大野:お子さんたちもきっとできることがすごく制限されてしまっているので、まあストレスもあるでしょうから。

安:そうですね。

大野:お父さんやお母さんと一緒にオンラインミーティングに参加するなんていう体験をぜひさせてあげたらいいんじゃないですかね。

安:そうですね。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week .