第244回 リーダーのC²モデル

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第244回は「リーダーのC²モデル」と題してお送りいたします。

安: 皆さんこんにちは。BNIメンバーの安さやかです。オフィシャルBNIポッドキャスト、本日もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表とBNI東京港中央エグゼクティブディレクターの大竹さんとともにお送りしております。 第244回は「リーダーのC²モデル」と題してお送りいたします。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社と、ビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。それでは、大野さん、大竹さん、今日もよろしくお願いします。
大野: よろしくお願いします。
大竹: お願いします。
安: 今回のテーマが「リーダーのC²モデル」ということなんですが、このお話をぜひ大野さん、お願いできますでしょうか?
大野: はい。今、次のリーダーシップチームの期間が始まろうとしているタイミングで、チャプターのプレジデント、彼はリーダーなわけですけども、いろんな方がいらっしゃるんですけど、成功しやすいタイプ、そして成功しにくいタイプってやっぱりあると思っていて、プレジデントをこれから務められるメンバーの皆さんご自身が、自分はどの今モデルの中に、どこに位置にいるかみたいなのを、確認して、どこを目指すべきかみたいなのを知るきっかけとしていただければ嬉しいなと思って今回このトピックにしました。チャプタープレジデント、これは、リーダーということなので、チャプタープレジデントだけじゃなくて、皆さんの会社の社長としてのリーダーシップにも通じるところがあるんですけど、2つの軸で、これを考えます。1つは、コミットメント。もう1つはコミュニケーションという軸なんですね。例えば縦軸にコミットメントが強い、そして弱いってあると思うんですよね。コミットメント、日本語に訳そうとすると「覚悟」っていう言葉がしっくりくると思うんですけども、しっかりと覚悟ができているリーダー、プレジデントだったり社長がいれば、それが弱いプレジデントや社長さんもいらっしゃると思うんです。もう1つの軸、横軸に、コミュニケーションの量ですよね。コミュニケーションが多いっていうのと、少ないっていうタイプで、やっぱり分かれると思うんですよ。社長にしてもチャプタープレジデントにしてもそうなんですけど、左下、要は、コミットメントが弱くて、要するに覚悟がほとんどないのに、メンバーとのコミュニケーション、スタッフとのコミュニケーションがほとんどないみたいなのは、これはおそらく最初から選ばれてないと思うので、今日のトピックのお話の中から少し除外してしまってもいいのかなと思うんですけど、おそらくそれ以外の3つのマスですね。右上は一番おそらく良くてですね、要するにコミットメントのレベルが強いリーダーで、なおかつメンバーとのコミュニケーションができてる。この「できてる」っていうのはおそらく質に関してもやっぱりできてないといけなくて、質の高いコミュニケーションができていることがやっぱり理想なんですけども、コミュニケーションを取ればいいっていうものでもないので、やっぱり覚悟と、コミットメントとコミュニケーション両方兼ね備えてるっていうのがおそらくベストなリーダー像なのかなというふうに思います。2番目が、これも巷でよく見かけるんだと思うんですけど、ボスタイプですよね。いわゆるボッシーな感じの、ちょっと偉そうな感じの社長さんとかいると思うんですけど、社長としての覚悟とか、リーダーとしての覚悟はできてるんだけども、ほとんどスタッフの意見とか気持ちとかを汲んだりはしない。自分で全部決めてしまうっていうところがボスタイプっていうところですね。これはチャプターのプレジデントでもこういうスタイルを見かけることはあります。あまりメンバーとのコミュニケーションとか、意見を聞いたり、フィードバックをもらったりとかってことないんだけども、自分で全部決めてしまうっていうタイプですね。そして3番目が、右下で、「風見鶏」って言うんですかね。メンバーの声を聴くっていうよりかは、むしろ、お伺いを常に立てなきゃいけないというか、自分がどう見られてるかって多分気になるんでしょうね。例えば、何かを決めなくちゃいけないっていう時に、投票してみましょうとか。みんなの意見を毎回聞いてるみたいな。国家元首で言えば、国のリーダーっていうと大統領だったり首相だったりすると思うんですけど、毎月国民投票やってるみたいな状況になっちゃうと思うんですね。なので、自分が決められないというか、国民投票なり、チャプターのメンバー投票なり、皆さんで決めていただきますみたいなタイプになってしまう。責任を取る、リーダーとしての責任とか、プレジデントや社長としての責任を取る「覚悟」みたいなのが、欠けているとこの風見鶏タイプになってしまって、何も自分で決められないというか、結局はいろんなチャプターの中のメンバーの意見に左右されてしまうっていうことで、なかなかうまくいきにくいスタイルだと思うんですね。実際今まで会ってきた、チャプタープレジデントでも企業の社長さんでもいいんですけど、どのタイプが一番多そうですかね?
大竹: そうですね。日本においては特になんですけど、さっきおっしゃった3番目、風見鶏タイプの方が多いんじゃないかな、「和を以って尊しとなす」っていうところですかね。なので、和を重視するが余り覚悟という部分が弱まってしまうっていうのが多いんじゃないかなというふうに感じてます。
大野: そうですよね。結構調和というか、一人一人の意見を聞いて「みんなで決めましょう」みたいなスタイルが割と多いのかなっていう気もしますよね。ボスタイプはどうですか?
安: そうですね。結構独断と偏見ではないですけど、自分の意見だけで物事を押し進めてしまって、結果組織がちょっと崩壊してしまった会社のケースは私も多少なりとも見たことがありますね。
大野: おそらく実際には同じボスタイプでもいくつかボスタイプがあってですね、割と上手くやるボスタイプもいるんですよね。自分でどんどん決めていっちゃうんだけど、みんなで楽しくやっていかなきゃ意味がないっていうことで、みんなで和気藹々と楽しみながら、自分で全部決めちゃうんだけどもやっていける人もいるし、ここで厳しさだけが前面と立ってしまって、上からのプレッシャーというか、圧力でやってる人もいますよね。じゃあ、風見鶏タイプはどうですか?巷で見かけますか?
安: 風見鶏はたくさん見かけますね。
大野: さっき大竹さんおっしゃってくださったように、日本は割と多いかもしれないですよね、このタイプは。私も実際担当してたチャプターのプレジデントが当時女性だったんですけど、自分で責任を持って決めるっていう覚悟がちょっと弱かったのかなと見てて思ったんですけど、投票を毎回するってとこまでいかなかったんですけども、やっぱりメンバー1人1人の意見を聞くっていうことを重視しすぎちゃってたのかな。結局リーダーシップチームで「やりたいね」って言ってたことが、結局1つもできないで終わってしまったっていうケースを、目の当たりにしたことがありましたね。
安: そうするとスピード感が落ちてしまって、結果例えば期で言うと半年間ですけど、半年の間に、なかなかこう事が進まないっていうことが起こりがちですよね。
大野: そうですね。これは本当チャプターだけじゃなくて企業の経営とかもそうだと思うんですけど、結局は責任取るの社長じゃないですか。だから社長が決めないと物事は進まないわけですけど、でもその決定プロセスで意見を聞くことは重要なんですね。だからコミュニケーションを多くして、質も高めなくちゃいけないと思うんですよ。だからチャプターで言うとメンバーにもその意見を聞いたりフィードバックをもらったりすることはすごく大事で、でも最終的にはプレジデントが責任持って決断をするっていうことを、しっかりと覚悟を持ってそれを伝えておくべきだし、「皆さんの、色々意見を挙げてくださってありがとうございました。その皆さんの意見を踏まえた上で私が責任持ってこういう形で決めさせてもらいました」ということで、その責任を取るっていう覚悟と姿勢を見せ続けるっていうことはすごく大事かなと思いますよね。
安: 結構風見鶏タイプのリーダーシップをとる方がいて、でもその方は気持ちとしては「スーパーマンになりたい」と。「自分、ちゃんとコミュニケーションも質の良いもの、ちゃんと対話ができて、かつコミットメントも強くしていきたい」ってなった、その覚悟の取り方と言いますか、どうやったら一番最高の状態に持っていけるのかなっていうのは、結構皆さん悩みどころなんじゃないかなと思うんですが、このあたりは何かありますか?
大竹: 私が一番最初にプレジデントに選ばれた時って、まさにその風見鶏タイプだったと思うんですよね。コミュニケーションは結構大切にするんだけど、覚悟はちょっと弱いっていうところがあって、とても自信がなかった。チャプターの中でも一番年下で、経営者としての歴も短いというところで、自分なんかができるんだろうかということがあったんですが、幸い脇に強いボスタイプの人が2人ともいたんですよね。なので、その人たちにお尻を叩かれながら、なんとかスーパーマンになろうともがいてたなというのを思い出しました。リーダーシップチームでできるのがBNIのチャプターの素晴らしい体験だなと思っていて、自分だけでスーパーマンにならなくてもいいと。自分が、風見鶏タイプであったとしても、他の強いボスタイプの方を脇につける、自分がスーパーマンになれるように立場をとっていることもできるんじゃないかなというふうに思います。
大野: それは素晴らしい機会を、得られましたよね。
安: ありがとうございます。自分で、結構そうならなきゃって思う人は一杯いるけれども、実は自分だけじゃなくても、今の大竹さんの話みたいに、他の人をやっぱり巻き込むっていうところで叶えていくこともできるんだなっていう一つ。知恵を知れた気がしますね。
大野: 僕が個人的に思っているのは、覚悟を見せるっていうのはすごく大事なプロセスだと思う。だから実際言葉に出して、皆さんの意見を色々いただいて、それを元に私が責任を持って決めさせていただきます。という覚悟を見せると、結果がどう出たとしても、メンバーやっぱりついてきてくれると思うので、自分で決めるのが怖いとは思うんですけど、私が最後は決めますって言ってしまうことで、逆に決めやすくなるっていうのはあると思うので、それは一つの秘訣かなと思いますね。
安: やっぱり言葉でまず発信をしてみるっていうことも、きっかけとしては大事かもしれないですね。
大野: やっぱりメンバーの皆さんに言葉にして伝えることで、自分の覚悟も決まるじゃないですか。だから意図してコミットメントレベルを自分で上げちゃうっていうね。メンバーの皆さんにそれを口に出して伝えるっていうのは一番効果的じゃないかなと思いますね。あるチャプターで、メンバー数が少ないチャプターなんですけど、メンバー数が少ないチャプターにありがちなリーダースタイルですね。「うちのチャプターは目標は一応立てるんですけど、数字を追うことはしません」って言ってるプレジデントって時々見かけるんですよ。数字を追わないとか目標を立てないっていうのは、おそらくリーダーを務める人からすると選択肢としてはありえないと思うんですけど、でもありがちなのはなぜかというと、私が思うに弱気なんですかね。チャプターの成長に対して弱気、あるいはメンバーにストレスをかけたくないっていうのは、これももしかしたら逃げ口上というか、言い訳なのかなとも思うんですけど、意外と結構そういった小さなチャプターのプレジデントを見かけするんです。これはやっぱりすごくチャプターの成長の機会を奪ってしまってる。非常に勿体ないケースだと思うんですよ。目標を設定する時によくある誤解としてチャプターのメンバー数を増やさなきゃいけない。あるいはそのためにビジターを呼ばなきゃいけないみたいなところばかりが意識されていて、そうじゃなくて今自分たちのチャプターがどれぐらいの規模で、みんなの気持ち的にどんな状態なのかっていうのをちゃんと把握した上で、例えばチャプターのメンバー数とか、ビジター数とかって使わなくてもいいんですよね。目標設定にそこいらないケースもあると思うんです。だからもっとその前の段階で、例えば、自分たちが、十分にしっかり関係を築けているか、1to1をしっかりできてるかとか、あるいは自分たちがチャプターの外やBNIの外の人たちを、十分に気にかけて、その人たちと話をする時間が取れてるか?その人たちのために、そのチャプターの専門家のチームを使って、何かお役立ちができないかっていうことを意識できているかみたいな、そういう目標設定もあると思うんですよね。なので1to1の回数でもいいし、あるいは外の人たちとコーヒーミーティングってよく言いますけど、コーヒーミーティングができてるとか、何回今週はできたとか、そういった目標設定もありだと思うんですよね。なのでチャプターごとにそういった全く違う目標設定もありだと思うし、一つのチャプターの中でメンバーの経験値によって目標を変えるっていうこともできると思うんですよね。よく、ナショナルディレクターの特別セッションでも見ていただく小さな子供たちの、跳び箱の映像があるんですけど、幼稚園とか、保育園ぐらいの子供たちが、自分の背丈よりも高い10段の跳び箱を跳ぶんですよ。最後全員飛ぶんですけど、でも、そういった小さな子供たちは最初から10段の跳び箱跳べるわけではなくて、もちろん、最初から跳べる子もいるかもしれませんけど、多くの子は、もう5段とかも跳べなかったり、3段がやっとだったりする子もいるわけですよね。その経験値によってチャプターでも、まずはじゃあ3段跳ぶとこを確実にしましょうとか、5段をじゃあチャレンジしてみましょうとかっていうような、それぞれレベルに合わせた目標設定は絶対必要のはずなので、その辺の決め細やかさというか、配慮というか、その目標設定の中にもそういったことを取り入れていくことは十分できるかなと思うんですよね。なので、チャプターの目標はこれです。なので皆さん全員この数字を達成してくださいみたいなスタイルだけが選択肢ではないということも大事なポイントかなと思いますね。
安: それではそろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さん、大竹さんからメッセージはありますでしょうか?
大野: はい。本当に、リーダーという役割、すごく大事で、自分だけじゃなくて本当にチャプターメンバーや、もしかしたら本当に地域の他のチャプターだったり、他の経営者だったり、その人たちの家族とか取引先とかも、たくさんの人をやっぱり、巻き込むというか、影響を与えるわけなので、リーダーとして、チャプタープレジデントだけじゃなくて、本当に自分の会社の社長としての「覚悟」、ここを持ってもらって、十分な質の高いコミュニケーションをメンバーと取りながら、リーダーシップを発揮していってほしいなというふうに切に思います。
安: はい、ありがとうございます。
安: 大竹さん。
大竹: はい、ありがとうございます。ニワトリ型リーダーの方に激励のメッセージをお伝えしたいんですけど、あるメンバーが言ってたんですけど、BNIって、チャックが開いてたら「チャック開いてるよ」って言ってもらえる組織なんだと。だから素晴らしいんだよって言ってたんですよね。なので、自分はパーフェクト、完璧なリーダーではなかったとしても、そこを指摘してもらって、成長させることはできる。そういった組織はなかなか無いんだよっていうふうにおっしゃってたんですよね。なので、まず自分がどのタイプのリーダーかってことまず認識をすることが大事で、じゃあ、それを改善するために誰の力を、協力を得たらいいだろうかということを考えて、より良いリーダーになるステップを、楽しんでいただけたらなというふうに思います。
安: はい。大野さん、大竹さん、ありがとうございました。
大野: ありがとうございました。
大竹: ありがとうございました。
安: まさに「対話が必要だな」というところが私もリーダーシップを何回か経験しましたけども、改めて実感することができました。ありがとうございます。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第243回 すみ分けから特化のリーダーシップ

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第243回は「すみ分けから特化のリーダーシップ」と題してお送りいたします。

安:それでは本日も大竹さん、よろしくお願いします。

大竹:よろしくお願いします。

安:本日は素敵なゲストがまたいらっしゃってますね。ぜひ、大竹さんからご紹介をお願いできますでしょうか。

大竹:はい。今日は、沖縄のナショナルカンファレンスでシェアストーリーを発表された、京都セントラル満福チャプターから德元さんにお越しいただいています。德元さん、よろしくお願いいたします。

德元:よろしくお願いいたします。

大竹:德元さんのカテゴリーが、すごく魅力的なんですけれども、飲食店専門の財務屋さんということですよね。

德元:はい。

大竹:はい、ありがとうございます。カンファレンスのシェアストーリーもすごく印象的だったんですけれども、カテゴリーを、特化させるというところで、BNIの活用の仕方が変わったっていう話なんですけれども、その経緯を今日聞きたいなと思って、お呼びしました。ありがとうございます。

德元:こちらこそ、ありがとうございます。

大竹:元々カテゴリーを特化される前は、あまり順調にリファーラルを受け取れていなかったというような話があったと思うんですが、その辺を聞かせていただいても良いでしょうか。

德元:ありがとうございます。私自身、入会した当初、税理士というカテゴリーで活動しておりまして、当時どのようなウィークリープレゼンテーションをしていたかと言うと、まだトレーニングもあまり参加できていなかったということもあって、本当にいわゆる「中小企業の社長を紹介してください」という、今となっては非常に漠然としたターゲティング、というようなプレゼンテーションをしていて、そりゃ紹介増えないわなと。今となっては思いますね。

大竹:当時は、どのような規模で、事業をされていたんでしょうか。

德元:はい。独立して、まだ1年経った頃だったんですけれども、当時はまだ1人きりで、税理士事務所の運営をしておりまして。そんな中、本当にまだまだ事業を伸ばしたいなという時に、たまたま今所属している満福チャプターに誘っていただいて、BNIに入会したというような経緯があります。

大竹:カテゴリーを特化する前は、どんなリファーラルが実際に生まれていたんでしょうか。

德元:例えば個人事業の方で「今から事業始めますよ」という方が非常に多くて、既存でビジネスをされている方というよりかは、本当に今から「独立するねん」っていう話をメンバーの皆さんが聞いてくださって、「それだったら、信頼できる税理士さんがいるから紹介するよ」っていう形で、お繋ぎいただいていたような記憶があります。

大竹:そっから実際に、成約につながったりとかもやっぱりあったわけですか。

德元:はい。ありがたいことにご紹介いただいたきっかけで、何件か成約には実際至りました。

大竹:そこから、カテゴリーを特化しようと思われたきっかけはあったんですか。

德元:実際ありまして、まず1つが、やはり自分がBNI活動している中で、まだまだ自分も当初想像していた成果っていうのが、まだ出ていなかったことが1つ。もう1つが、トレーニングに参加するようになってから、カテゴリーと言いますか、本当に自分が求めるターゲットっていうのを明確にしないと、リファーラル、紹介を出す方も分からないよみたいな話を聞く中で、自分もカテゴリー税理士だったりとかっていうのは、もしかしたら違うのかもって、思い出したのがきっかけだったりしますね。

大竹:そこから、どのように変えていったんでしょうか、カテゴリーを。

德元:はい。実際変えたのが、入会してから8ヶ月ほど経った時に、今のこの飲食店専門財務というカテゴリーに変えたんですが、実はコロナ禍がきっかけとしてはありまして、本当に私自身、2019年の10月にBNI入会させていただいて、カテゴリー変えたのが2020年の6月。本当に緊急事態宣言が出てから間もない時にカテゴリーを変えたんですが、本当に当時、いろんな事業主の方がコロナ禍によって大きな甚大な打撃を受けていて、特にこの外食産業、悲惨な状態だった。やっぱり外食産業の方々の何かお役に立ちたいなと思って、補助金の情報だったりとか、コロナ融資の情報っていうのをお届けしている中で、飲食店さん今後特化で支援していくってすごくいいんじゃないかなって、腹落ちした部分がありまして、自分の行動と思いが一致したと言いますか。そう思った時に「これはBNIのカテゴリーも変えた方が絶対いい」と思って、思い切って、税理士というカテゴリーから、飲食店専門財務屋、もう税理士という言葉も抜いて変えました。

大竹:結構勇気のある決断だったんじゃないかなと思うんですけど、誰かに相談されたりとかしたんですか、チャプターメンバーとかに。

德元:はい、もちろんメンバーには相談しましたし、それぞれにメンバーに「税理士からこういうカテゴリーに変えるんだけど、どう思う?」っていうような話を、聞いている中で、ただ、明確に「絶対その方がいいよ」とかっていう話は、当時はなかったのと、例えば自分自身、今まではもらえてた紹介が、逆にもらえなくなったらどうしようっていう、ドキドキはやっぱりありましたね、不安は。不安と期待と、入り混じってたような。

大竹:その不安を乗り越えて、カテゴリーを変更して、特化をして、そのあと、どんな変化が起こったんでしょうか。

德元:まず、本当に大きな変化があったとすれば、カテゴリーを変えてすぐの、メンバーズフォーラムに参加していた際に、他チャプターの方からブレイクアウトルームで「飲食店専門財務屋ってどういうカテゴリーなんですか?」って聞かれて、「こうこうこういうお仕事してます」って言うと「僕の知り合いに飲食店さんがいて、実はこういうことで困ってて、紹介してもいいですか?」っていうお話をすぐにいただけたんです。なので、税理士というカテゴリーの時にはなかった反応っていうのが、もちろん自分が所属している満福チャプターからもそうなんですけれども、他チャプターの方からも、すぐに反応があったっていうのは、自分自身大きな変化として驚きました。

大竹:チャプター内でのリファーラルの質とかについては、どんな変化がありましたか?

德元:はい、やっぱりリファーラルの内容が、私自身求めるリファーラルが明確になったので、本当に飲食店さんに特化して、お繋ぎしようとチャプターメンバーも動いてくれて。そんな中で、実際にご招待いただくのが、もちろん飲食店さんがどんどん増えてきて。戦略的に、自分が本当に飲食店さんを支援したい思いで、こういうカテゴリーに変えて、その思いが、本当に実現できてるなというか。そこにすごく充実さとかやりがいを感じると言いますか。求めるリファーラルが明確にいただけるようになったというのと、同じチャプターメンバーからいただくリファーラルの変化としても大きいかなと思います。

大竹:チャプターメンバーとの関わり方とかでも何か変化とかってありましたか?

德元:関わり方と言うていいのか分かんないんですけれども、1to1の際にも、カテゴリーがかなり尖ってるというか、あまり見慣れないカテゴリーかと思うので、相手のメンバー側から「それどういう仕事をするの?」みたいなことをすごく聞かれるようになって、税理士というカテゴリーだった時は、税理士って聞くと、なんとなく「確定申告してくれる人かな」とか、「節税してくれる人かな」って、相手目線でイメージされちゃうというか、やっている仕事を。ただ、飲食店専門財務に変えてからは、そもそも相手視点で、「まずは何をしている人なんだろう?」っていう興味を持ってくれた。じゃあ自分がどういうことをしている人ですっていう、自分自身でセルフイメージ、セルフブランディングをして、1to1ができるようになって、よりメンバーに自分のことを知っていただけるようになった。1to1の質が変わったというのはあるかもしれないですね。

大竹:税理士だと、その人のなかにある税理士のイメージで、德元さんのことを知ってるつもりになってしまって、本当は理解していないんだけれど。でも、そのカテゴリーを、そうやって特化することによって、「本当にこの人を理解しよう」っていうきっかけになったっていうことなんですかね。

德元:おっしゃる通りです。

大竹:ある意味VCPプロセスのVの部分が、今まで間違ったビジビリティだったのが、特化することによって、本当のビジビリティに変わっていったっていうことは言えるんですかね。

德元:言えます。ほんとその通りだと思います。

大竹:カテゴリーの特化をきっかけに、ビジネスのやり方って何か変化とかってありましたか?

德元:それは大きくありました。本当に今まで税理士というカテゴリーで活動していた時は、もちろんBNIだけではなくて、自分の、それ以外のところでの活動っていうのも、あくまで税理士としての活動だったわけで、お客様の層としては、すごく事業分野を幅広く関与させていただいていたんですけれども、BNIの中で飲食店専門財務屋に、特化してからは、やはりBNIの中だけではないところでも、飲食店さんの情報、ノウハウっていうのを取得するようにしたりとか、実際に「うちの事務所は飲食店に特化した事務所です」「飲食店さんに強い事務所です」と謳うことによって、BNI以外の、いわゆるホームページを見てのお問い合わせだったりとか、どなたかからの、BNIメンバー以外の方からの紹介であったりも非常に出やすくなった、お問い合わせ件数が増えた、というところがありまして、本当に驚きましたね。

大竹:今成果としてはどんな規模に事務所は拡大されていったんですか?

德元:はい。元々1人きりで事務所をやってたんですけれども、今ではもうパートさん含めて17名。ありがたいことに仲間が増えまして、この9月からまた1人、正社員の仲間が来てくれるので、今から楽しみですね。

大竹:素晴らしいですね。ありがとうございます。この「特化」というのと、ちょっと似たような言葉で、「すみ分け」っていうのが、よくあると思うんですね。チャプター内でも「カテゴリーをすみ分けしよう」みたいに言われると思うんですけど、德元さんの考えるこの「すみ分け」と「特化」の違いってどんなふうに感じられますか?

德元:ありがとうございます。すみ分けに関しては、ちょっとネガティブなイメージがありまして、例えばAという仕事とBという仕事、その人自身は両方できるけれども、今回、Aというカテゴリーを既にとっている方がいるので「僕はAもできるけど、とりあえずBのリファーラルをもらえればいいや」みたいことが、すみ分けなのかなと思ってまして。「特化」に関して言うと、先ほどとは全く逆で、すごくポジティブなイメージがありまして、AとBできるけれども、Aに特化しようとかじゃなくって、本当に自分の強みっていうのをきちっと明確にするのと、その強みを活かしてどういった方に、自分のスキルだったりとか、技術を使って、支援する、していきたいのかっていう思いを明確にして、それをカテゴリーに落とし込むっていうのが特化かなと思ってます。なんかすみ分けとは大きく違うかなと。

大竹:ありがとうございます。すみ分けはすごく受け身な感じがしますね。内向きというか、チャプターのなかでどうやっていくかっていうところの1つの工夫っていうふうにも感じられるんですけど、「特化」っていうのは、自分のビジネスの、マーケティングとしてどういうふうに戦略的にやっていったらいいのかと。結局戦略は、戦いを略すわけだから、全方位作戦では、やっぱり中小企業は勝てないと思いますので、ここに、戦略を絞ってやっていくことによって、自分の、事業をうまくマーケティングをして広げていくっていうこと、すごくリーダーシップとも、関係することなのかなと。自分から主体的に取り組んでいくこと。マーケティングの戦略の1つっていうふうにも考えられるんだなというふうに感じました。

德元:ありがとうございます。

大竹:ありがとうございます。最後に、德元さんから全国のBNIメンバーの方にメッセージとかいただけたら嬉しいなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。

德元:ありがとうございます。今回のカテゴリーの特化とかとはちょっと違う部分かもしれないですけれども、私が今BNI活動歴がまもなく丸6年になるんですけれども、本当に年々、自分が知らないBNIの顔、というのをナショナルカンファレンスでもそうですし、トレーニングでもそうです。今やっている例えば60日間チャレンジトレーニングとかでも、知らないことがたくさんあって、日々新しい価値観っていうのを自分の中で知ることが、まずできています。元々カテゴリーを特化して、紹介が増えた時に「自分、なんとなくBNI使いこなせてるんちゃうかな」とかっていう勘違いをしてたんですけれども、BNIのことを知れば知るほど「めちゃくちゃ可能性あるな」と本当に思っていて、今となってはもう半分も使えてないちゃうかなってぐらい思うぐらい本当に可能性を感じてて、それはもちろん仕事の紹介だけではなくって、本当に採用面でも使えると思ってますし、それこそ今やっているビジネス以外の全く新しいビジネスをする際にも使えると思っていて、それっていうのは本当に続ければ続けるほど、その可能性っていうのは広がっていくと思うので、僕が言いたいこととしましては、やはり続けていく、継続していくっていうことがすごく大事なんじゃないかなと思います。

大竹:ありがとうございます。德元さんに言われると、ものすごく腑に落ちるなと思いました。今日お話を聞いてBNIのビジョンって、「世界のビジネスのやり方を変える」ということじゃないですか。德元さんはそれを体現されてるなと。要は、自分のビジネスのやり方を変えて事業を成長させた方なんだなと思っていて、ビジネスのやり方を変えずに成長することも多分できると思うんだけど、でも德元さんはBNIの環境を通じて、自分がどこに特化することによって、より多くのお客さんの役に立てるのかということを自分で見定められて、やり方を変えてさらに成長されたっていうこと。それが素晴らしいなと感じました。

德元:ありがとうございます。

大竹:はい。今日は本当にお忙しい中貴重な時間をいただきまして、本当にありがとうございます。

德元:こちらこそ、ありがとうございます。

安:大竹さん、そして德元さん、とても貴重なお話をありがとうございました。すみ分けがきっかけになり、でもそこから特化に切り替えていったことで、德元さんが受け取るリファーラルもそうですが、德元さんがまたメンバーに対して還元していくリファーラル、これも広がっていったんだなということをお話の中からすごく感じました。本当にありがとうございました。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第242回 カテゴリーカウボーイ(再)

参照: 英語版 Episode 477 Classification Cowboy
提供:コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社チームビルディング研修のJCTBの提供でお送りいたします。

今回は、第86回の再配信です。

ご存知の通り、BNIの各チャプターでは、各専門分野から1名に限って加入が認められるという規定があります。(一般規定第1条)

ここでいうカテゴリーカウボーイは、このルールを守らないメンバーを指します。

カテゴリーカウボーイのスライドは、こちらからPDFでダウンロードすることができます。
cowboy
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第241回 ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第241回は「ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ」と題してお送りいたします。

安:それでは大竹さん、今日もよろしくお願いします。
大竹:お願いします。今日は素晴らしいゲストにお越しいただいています。BNI東京港中央、GIFTチャプターの立石 麻由子さんです。カテゴリーは主体性を引き出すコミュニケーションプログラムです。よろしくお願いいたします。
立石:よろしくお願いいたします。
安:お願いします。
大竹:ありがとうございます。今日のタイトル、「ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ」ということなんですけど、この言葉自体は、たぶんよく言われることでもあるかなと思うんですけども、立石さんはまさに、ご自身がプレジデントになったときに、ものすごい大ピンチの状況からそれをチャンスに変えて、チャプターを成長させてメンバーに貢献をされたという方なんです。その辺のストーリーを今日はお聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
立石:よろしくお願いいたします。
大竹:まず最初に、立石さんがプレジデントになる前の状況、チャプターがどんな状況だったのかということをお聞きしてもよろしいでしょうか。
立石:はい、ありがとうございます。みなさん、こんにちは。GIFTチャプターから参りました、立石 麻由子と申します。ちょうど、2024年の8月、今から考えると1年前になるんですけれども、プレジデントを拝命いたしまして、活動させていただきました。GIFTチャプターは、自分たちのギフト、サービスを世界中に広げて、その世界中の喜びが自分たちの喜びとなるっていう思いを込めてチャプターが立ち上がった、そんな環境なので、温かい人たち、人の笑顔が自分の喜びとなるって本気で思っているような人たちが集まったチャプターなんですが、約1年間ずっと18名ぐらいのチャプターサイズで活動してきました。その中でももちろんビジネスも発展していましたし、それぞれの課題に向き合ってたんですけれども、18人っていう人数で活動していく中で、不安がゼロだったわけではなくて、どうしたらリレーションシップも増やせるかなとか、メンバーを増やせるかなって向き合ってたところで、実は18人から14人になるタイミングでプレジデントのバトンを渡されたっていうのがきっかけだったんですけれども、やっぱり人数だけ聞くと「18から14で大変だね」、ぐらいなんですけど、その4人の減った人たちはすごい重要な方たちだったんですね。チャプターを引っ張ってくださってた不動の100点メンバー、むしろ毎月「200点やるんだ」みたいに掲げてくれてたムードメーカー。そして、もう1人は、当時の2期連続プレジデントを本当に先頭切ってくださってた方。それに伴いお2人ちょっと退会っていうのが決まってたタイミングだったんですけれども、その人たちがどうっていう話ではなくて、そんなことが起きてしまっている現実をちゃんと受け止めるタイミングなんだなって思ったのが2024年の8月でしたっていう感じです。
大竹:なるほど。そんな状況の中でプレジデントのオファーが来たということですよね。それを決断するまでの、立石さんのその心の中を覗いてみたいなと思うんですけども、プレジデントを実際引き受ける、と決断するまでのことですね、どんなふうに実際感じられていたですか。
立石:ありがとうございます。そのときどう感じたかっていうと、「今プレジデントのバトンが当たってきたんだな、頑張ろう」みたいな感覚だったんですけど、ちなみに、お電話いただいたときは、プレジデントの退会は決まってなかったんですよ。「俺、支えるから、頑張ろうよ」っていうお電話をいただきましたし、時期的にもこの人からの電話はきっとそういう内容なんだろうなって思いながら電話を出たのをすごい覚えていて。お電話をいただいた1週間後ぐらいでタイミングとして「更新をしない」を選ぶというふうに聞いたというところで、すごい感情がいろいろざわついてたのは覚えていますし、何よりGIFTチャプターの立ち上げで、私を誘ってくださった方がそのときの前プレジデントだったので、紹介者の退会、前期プレジデントの退会って重なって、かなり個人的には抑えきれない感情を抱いていたんですけれども、私の中で決断したことが2つあって、1つは、私自身が人としてもビジネスとしても本当にGIFTチャプター通して成長させていただいてたので、恩返しするには今のタイミングしかないって思って引き受けたっていうところ。2つ目が、やっぱりBNIっていうところで成長させていただいてるからこそなんですけれども、BNI関係なく今の時代にチームを作る力は大事だし、人と協力し合って、お互いに共に成長していく力はとても重要だと思っていたので、もちろんちゃんと引き受けて、みんなで取り組んでいきたいなっていう思いで決断しました。
大竹:なるほど。ありがとうございます。そこからプレジデントを引き受けて、それほど簡単な道のりではなかったかと思うんですけども、どんな助けがあって、そこから再生への道を、歩むことができたんでしょうか。
立石:ありがとうございます。まず最初に、プレジデント、もちろん1人じゃできないっていうところで、この人たちと三役やりたいっていうふうに思ったお2人に、私から連絡させていただいて、何より1つ返事でOKいただいたところからスタートしたなと思っております。そちらのお2人がGIFTチャプターの発起人でしたり、プレジデントの経験者で、みなさんからの信頼がすごい厚い方だったので、その2人のおかげで半年走れたと思ってるんですけれども、まず最初にこちらのお2人に協力を得れたっていうところからのスタートでした。かつ、チャプターメンバーの人たちにも、「頑張ろうよ」とか、プラスな会話ではなくて、今何を感じているかというところを、まず全員聞きにいったときに、マイナスでもプラスでも言葉で切り分けないで、いただいた言葉をまず受け止めて活動できたというところからスタートしました。その現状を、やっぱりマイナスプラスで分けないで、「こんな現状なんですけど、どうしたらいいですかね」っていうのをたくさんチャプター外の方にも話しましたし、BNIに所属してなくて、コミュニティリーダーの素敵な方にもしっかりありのままをお話して、ただ助けてくれではなくて、先ほどお伝えした恩返ししたいっていうことと、このせっかくいただいたチャンスを、「ピンチをチャンスに」っていう話だと思うんですけど、「半年かけて力つけたいから、やりきりたいんだけど」というところで、目的をお話して協力を得たっていうところで、「私が何かやりたいから協力してほしい」ではなくて、取り組んでいく内容に対して、「もし交わるところがあるんだったら、共に成長していきたいんだけど」というニュアンスで、たくさんの人に声かけをしました。躊躇しないでっていうところがあると思うんですけど。たぶん大竹さんもそんな印象あるんじゃないかなとか思ったりはしてます。
大竹:ありがとうございます。すごい大ピンチっていうふうに、多くの人がたぶん、思われるような状況で、プレジデントを引き受けるという決断をされたと思うんですけど、これはピンチではなくて、恩返しのチャンスなんだと思われて、引き受けられたと思うんですけど、恩返しのチャンスというふうに捉えられるまでに、どんな頭の中での会話があったのかなってすごい気になるんですけど、すっとそこに行けるわけではないのかなって気がしたんですけどね。
立石:ありがとうございます。そこでお伝えすると、すぐ降ってきた内容がありまして。当時もちろん個人的な感情はぐちゃぐちゃだったんですけれども、私は、GIFTチャプターの立ち上げメンバーとしてメンバーにならせていただいたときに、最初にエデュケーションしていただいたのが、東京港中央のエリアディレクターの、野口 大希さんなんですけれども、大希さんのエデュケーションで、蛇口の話、水道の話があるんですね。水道って蛇口ひねったら水が出てきて、水が出てくることに感謝する人はいるけれども、水道管引いた人に感謝することは忘れがちなんだよねというところで、いつまでたっても水道管引いてくれた人に感謝できる人であってほしいっていうことを、やっぱり一番最初に心構えを教えていただいてたので、2024年8月、どんだけぐちゃぐちゃでも、その大希ディレクターのエデュケーションを最初に思い出すことができて、今無駄にしちゃいけない。このポッドキャスト聴いていただいてるメンバーの方も、本当にチャプターの課題ってたくさんあると思ってまして、前向きに取り組みたい課題がたくさんある中、でも、誰かが器を作ってくれて、水道管を引いてくれなかったら、出会えてない人たちがいるっていうところにフォーカスすると、別に今大変だから向き合いたくないとか、そこまでやる必要がないっていう感情にならなかったっていうところがありますので、最初の心構えはすごい大事なんだなと思いました。
大竹:ありがとうございます。そんな決意をされて、三役のみなさんと一緒に協力をして、その後、どんな結果にチャプターはなっていったんでしょうか。
立石:ありがとうございます。半年かけてみなさんで取り組んだんですけれども、前半の3ヶ月は、やっぱり三役が中心に、ドラゴンボールで言うと本当に元気玉というところ、大竹さんも最近お話ししてくださってると思うんですけれども、中心にいなきゃっていうところで呼びかけていたのが最初の3ヶ月でした。その中で、メンバーが信じてくれたなって、後半の方で、BNIの貢献の活動でいうとビジター招待っていうのがあると思うんですけれども、最初やっぱり14人のチャプターサイズで、かつ中心人物だった方が退会されると、不安で招待なんてできない状態だったと思いますし、三役が中心にビジター招待を積極的にやってたのは事実だったんですけれども、そこから人数が増え、ビジターの方から「来てよかった」っていう声が拾えていったときに、メンバーの皆さまが心から招待したいっていう雰囲気に変わっていった瞬間がありました。なので、本当に三役がまず諦めずに感謝を伝え続けて行動をし続けたのは、本当によかったなと思ってるのと、それを受け取る心の温かさがやっぱりGIFTにあったというところに感謝してるんですけれども、そこから変化していきました。自分の、BNIでいう役職を通じて、「何かできるんだろう」という主体性を持って活動するメンバーが増えていったので、仮に何か貢献の活動の中で苦手なゾーンがあっても、これは自分はやれている、ここで貢献できているという存在承認をしている側と、してもらっているっていう受け取り手と、両方との化学反応が起きて、半年終えれたなと思うので、人数は結論7人増っていうところで、メンバー数増えてるっていうところはすごいことだと思うんですけれども、それ以上にチャプター全体の、いわゆる数字は嘘はつかない、チャプタースコアのアップしてるとこですとか、画面上で人数を感じさせない、「人数の少なさを感じさせない、本当に明るさだね」というお褒めの言葉を何人ものディレクターの方に言っていただいたので、全部リンクしてたなと思います。
大竹:ありがとうございます。立石さんがリーダーシップを発揮していく中で、コミュニケーションにおいて特に気をつけたことってどんなことがありますか。
立石:ありがとうございます。何より、先ほども何回か出てきてるんですけれども、感謝を伝え続けること、何か仮に課題があったとしても、感謝がゼロではない。定例会でやっぱり忘れがちなのが、MTRLのところも一番左に当たり前のように緑になる、出席しているっていうこと、参加しているっていうところ、本当に毎週顔を合わせてるところからありがとうという気持ちになれたりとか、毎週顔を合わせられて会話ができるところに感謝するっていうところ。あとは声を聞けることっていうところで、当たり前のありがとうを伝えることをやり続けたところは、大切だったかなと思いますし、感謝って具体的にいただけると、人って「ここにいていいんだ」という心理的安全性が上がるので、コミュニケーションで大事にしている、心理的安全性が上がれば主体性上がりますし、きっと自分はここにいていいんだってパワーにもつながっていくっていうところを信じて活動してたところはありました。
大竹:なるほど。ありがとうございます。今はプレジデントの任期は終えられて、次の方にバトンを渡されてると思うんですけど、自分がプレジデントされてる期と今の期での関わり方って、どんなふうに変化してるんでしょうか。
立石:ありがとうございます。まさしく、期が変わって、プレジデントの数だけ雰囲気がもちろん変わったりするところがいいところだと思うので、意識しているところは、やっぱり誰かをヒーローにすること。これも本当に常々大竹さんから教えていただいてることなんですけれども、自分が三役やってるときもメンバーをヒーローに。もちろん期が変わったときに今の三役が取り組んでいることをヒーローにしたいっていうところで、誰よりもやっぱり三役の活動を、雑談スレッドって何でも話していいスレッドが、うちのチャプターにあるんですけれども、三役がこれやってくれて感謝だねっていうところで、行動を具体的にピックアップして感謝を伝えることを意識していたり、あとは、期が変わって取り組みが終わりなのではなくて、前期この取り組みでよくなったと思っているから引き継いでほしいっていうところを、具体的に引き継ぎをしたというところは大きかったかなと思うので、何か「でしゃばる」ではなくて、思ってることは具体的に伝えて、もちろんチョイスは今期のリーダーシップチームでって託すというところ。それをうやむやにしないっていうところは意識してやらせていただいたかなと思います。
大竹:ありがとうございます。お話をお聞きしてると、立石さん自身が、前々回にちょうど、7つのリーダーシップという話をしたんですけども、その段階を、着実に登られてるなと感じました。今、プレゼントは引き継がれてるんですけれども、その次のリーダーを育成するリーダー、育成というか、サポートする、後押しをする、そういったリーダーにまで、成長されてるんだなと感じました。ありがとうございます。
立石:ありがとうございます。
大竹:最後の質問をさせていただきたいんですけど、今、ピンチだと思っているメンバーの方、事業においても、例えばチャプターにおいても、ピンチだと思われてる方に、一言アドバイスかなにかを差し上げるとしたら、どんな言葉をかけられますか。
立石:ありがとうございます。何より、「〇〇しなくてはいけない」ではなくて、「〇〇したい」という自分の心に耳を傾けてほしいなと思ってます。冒頭に大竹さんが質問していただいた中でお答えした、私が本当にピンチをチャンスにでいうと、このピンチを生かしてGIFTに恩返ししたいって思ったのは本当に本心で、そこに気づけたから、走れたかなと思っております。なのでぜひ、もちろんタイミングはいきなりやってきますし、怒涛の半年が待ってたりすると思うんですけれども、何より「〇〇したい」という感情と行動をぜひ重ねていただいて、三役なのであれば、自分を潰さないとはどういうことか。メンバーなら自分は何を通して、人を支えることができるのかっていうところを、ぜひ感情と行動を大事にしていただけたら、科学反応が起きるなと思うので、そこを大切にしていただけたらと思います。
大竹:素晴らしいお話ありがとうございました。
安:立石さん、大竹さん、すごく素敵なお話、ありがとうございます。まさに立石さんの感情と行動が、周りのメンバーやそのほかビジターの方を、鼓舞したというか、本当に勇気づけられる、そんな行動そのものだったんじゃないかなと、お話を聞いていて私も非常に勉強になりました。ありがとうございました。
立石:ありがとうございました。
大竹:ありがとうございました。
安:まさにヒーローズムーブメントの具体的なお話でしたね。ありがとうございました。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは、次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第240回 リーダーシップチームは何もんだ?(再)

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

今回は、第189回の再配信です。

大野: お、できた!こんにちは。

安: こんにちは。

大野: ハロウィン調ですね。

安: はい、もうすぐハロウィンなんで、10月末。でも10月って言ったらあれですから、もうチャプターで言ったら新しい期が始まる

大野: そうですよね。6ヶ月間どうもお疲れ様でした。ありがとうございました。

安: ありがとうございます。お疲れ様でした。

大野: 10月からスタートしてくださる、新しいリーダーシップチームの皆さんね。チャプターのメンバーの皆さんの命運が、両肩に重くのしかかって、ズズズズズズっとしてるんじゃないかと思うんですよね。はい。よろしくお願いいたします。

安: お願いします。

大野: プレジデントになられて。

安: プレジデント任期、そっから1年やりました。

大野: どうですか、でもその頃を思い出してみて。

安: 最初はすごいワクワクしてましたね。何でしょう一番俯瞰してプレジデントってチャプターを見られるので。

大野: はい。

安: どういうふうに60人近くのメンバーと一緒にチャプター運営ができるだろうっていうのをすごくワクワクしてたんですけど。1年経ってみて思ったことは、すっごく楽しかったんですよ。

大野: いいですね。

安: 皆さんのおかげで。メンバーの皆さんのおかげで、本当に楽しく1年間。やらせていただいたな、と思って。チャプターメンバーに対するすごいなんか愛が生まれましたね。

大野: でも、ありますよね。役員とか、プレジデントをはじめとしてリーダーシップチームをやってみるまでは、そのリーダーシップチームの人たちがどれだけ思いを持って、メンバーのためを思って頑張ってくれてるかって全然想像できないと思うんですけど。やってみて初めてその辺の、これまでプレジデントを務めてくれた人たちの苦労とかをわかって、逆にメンバーに対するこの自分の気持ちが募ってくるみたいのありますよね、やりながらね。

安: すっごくそれは感じましたね。自分がそのリーダーシップチームにいなかったら、何か本当の中枢の部分って見えないなっていう思いがあったんですけど。だからそれを、実際自分が中に入ることによって、見えないっていうことを知った上でやってるからこそ、できる限りみんなにもその輪の中に入ってもらいたいなっていう思いが結構強くなって。

大野: うん。

安: いろいろこういうことやってる、ああいうことやってるっていうのを私たち、そのリーダーシップチームから発信するというよりは、各コーディネーターとか他のメンバーの方から言ってもらうみたいなことも意識してたなと。そうすると、リーダーシップチームだけで何かやってるよね、とかじゃなくて、みんなでチャプター運営に携われるなっていうのを、雰囲気として作りやすいなと感じたんですよね。みんなでやろうっていうのが強かったので。結果として1年走り切ってみて、みんなと一緒に何か一つの成果だったりとか、実績が作れたっていうことが楽しかったんですよ。

大野: いいですね。でもやってみてわかったことの中で、リーダーシップチームを経験されてないメンバーの方に『こういう発見があったよ』みたいな伝えたいことありますか?

安: そうですね。やっぱりいちメンバー、もちろんプレジデントもいちメンバーなんですけど。一番、リーダーシップチームに入ることでチャプターを俯瞰して見られるポジションを担うことができるんですよね。

大野: うん。

安: チャプターの運営の中枢コーディネーターも含めて関わることで俯瞰して見られるっていうのはやっぱりすごくいいなと思うんですよ。例えば今、チャプターの強みがどこにあって、反対に課題がどこにあるのかっていうことが俯瞰すると見られるようになるので。そうすると例えばうちのチャプタービジター招待ちょっと個人差あるよねとか。

大野: うん。

安: なんでしょうね、リファーラルがちょっと内部に偏りすぎてるかもねっていうのがもし見えたときに、どういう動きをしたらもっとそこが良くなっていくのかなと。例えば外部の割合を増やしたり、リファーラルの外部の方を増やしたいとか、ビジター招待の個人差を埋めたいってなったら、ビジター招待が苦手だって感じているメンバーに対して何かそれを助けるアプローチができるかもしれないとか、もう少しそのメンバー全体への貢献に対する意識も高まるんじゃないかなと。思いますね、はい。

大野: それって、何か会社とやっぱり似てますよね。

安: うん、似てます、似てます。

大野: やっぱり例えばいち社員だと、そこまで意識を持って全体を見たりする機会は、見ようともしないかもしれないし、見る機会があんまりないと思うんですけど。

安: はい。

大野: 一度そういう例えば今役員をやるとか、あるいはそういう責任を任されるとかっていうのがあると、意識が変わって、全体が見えるようになるから。それまでの景色、会社っていうものの見え方がやっぱりガラッと変わってくることありますよね。

安: いや本当にそう思いますね。これが実はすごい私も会社経営に役立つなって感じたんですよ。いろいろそれぞれ皆さんあると思うんですけど、私自身がその会社経営に役立つなと思った一番の要素は、組織体制とか役割分担だなと思いました。1人でやっていればもちろん1人何役を担うことにもなると思うんですけど、従業員を雇って会社の組織として経営をしていく場合に誰に何を担ってもらえたら、一番生産性が上がるかなとか、業績が上がるかなっていうところが、そのチャプター運営とすごく似てるなと思って。

大野: うん。

安: これは今めちゃくちゃ役に立ってます。

大野: 素晴らしいですね。

安: はい。あとはやっぱりその社員さんも1人1人、仕事を通じて会社に貢献してると思うんですよ。

大野: はい。

安: 貢献に対する承認とか、感謝っていうのも、すごくその会社経営の中で大事な要素だと思ってて、これはチャプター運営の中のみんなの貢献の承認だったり、感謝だったりと、本当に一緒だなと思うんですよね。

大野: そうですよね。

安: はい。

大野: ある意味会社経営の同じような、経験をできるっていうところが、そのリーダーシップチームをやるっていうことの一つの醍醐味という部分もありますよね。

安: もうめちゃくちゃあると思います。だからたまに、役員の指名を受けて自分にはできないって言っちゃう方もいるんですよ。でもそれは勿体ないので絶対やった方がいいと思いますね。

大野: はい。

安: そこでチャンスを逃しちゃうと、もう次いつ指名されるかわからないので。せっかく指名のチャンスが来たならば積極的に受けて、それをご自身の事業にも役立てていただけると、すごくいいと思いますね。

大野: うん。あといろんな方がリーダーシップチームを担っていただくっていうのが一つ、BNIの特徴だと思うんですけど。

安: はい。

大野: スタイルが皆さん違うっていうのは、これ当たり前のことなんですけど。結構やっぱり苦労されてるなっていうスタイルの方と、何かナチュラルに自然とうまくできてるなっていうのと、いろんなやっぱり結果として、出てくるとは思うんですけど。これからされる人もいるので、避けた方がいいことって何かありますかね。逆にもちろん、その後に『こうするといいよ。』みたいなアドバイスとか。例えば、ちょっと苦労されてるなって僕がこれまでにみたリーダーシップチームで思ったパターンとしては、みんなの全員のコンセンサスを得なくちゃって意識がすごく強くて、お伺いを度々立てるわけですよね。

安: はい。

大野: そうすると、やっぱりいろんな人がいるので、一つ意見がまとまるなんていうのは奇跡的な状況なわけじゃないすか。

安: おっしゃる通りですね。

大野: 必ず聞けば、聞くたびに意見がわかれるんですよね。

安: そうですね。

大野: チャプターの。二分しちゃうというか、例えば三分しちゃうみたいなことがあるので。それってすごく自分の首を絞めてしまうっていうか、やりにくくなる状況を作ってしまうだけで、そういうよりは、むしろリーダーシップチーム内でしっかりと揉んで、そのリーダーシップチーム内でコンセンサス作る。あともちろんね、リーダーシップチーム以外の人の意見を聞いてフィードバックを聞くのはいいと思うんですけど、全体に聞いてしまうと当然いろんな意見が出てきちゃうんで、まとまらなくなっちゃうじゃないですか。

安: そうですね。

大野: なので、やっぱりリーダーシップチームっていうぐらいなので、ある意味やっぱりリーダーシップを発揮するっていうことを期待されているという前提でですね。もう、これでいくよって、もう決めちゃっていいと思うんですよね。もちろんそういった決めたことが、皆さん賛同してもらわなきゃいけないんですけど。賛同してもらうためにどうするかっていうことを、いろいろ日本で言うと根回しとかあるじゃないすか。

安: はい。ありますね。

大野: それって、ちょっとした根回しってやっぱりチャプターでも必要で、決めたことが受け入れられるか受け入れないかっていうのは結構大事なわけですよね。受け入れられる土壌を作るとか、あるいは受け入れてもらうためのコミュニケーションの仕方っていうのが大事なんであって、みんなにお伺いを立ててコンセンサスをつくるっていうのは、すごく民主的な響きがあるじゃないですか。

安: そうですね。

大野: それって大きな落とし穴で。結構多くのリーダーシップチームが、毎半年ごとに陥ってしまってる状況なんじゃないかなと思うんですよね。

安: はい。

大野: 基本、リーダーシップチーム、言ってしまえば、プレジデントが責任を、『自分で責任を取るので、これでいきます!』って言い切れるぐらいの覚悟。でも、上からトップダウンで押し付けるっていうのだと、やっぱりうまくいかないんで、それをどうやったら受けて受け入れてもらえるかっていうのを、コミュニケーションの発信の仕方を工夫するっていうこととか、多少根回しなんかもすることで、結果としてですよ、意見が合わないっていうかそこに不満を持つ人もいるかもしれないけど、でもそこをやっぱりできるだけマイナスからニュートラルに持ってくみたいなことは、努力次第でできるはずなんですよね、コミュニケーション。まめなコミュニケーションとかね。ていうのと、時には1to1なんかも必要でしょうし、そういったことがチャプターという一つの社会の中で、やっぱり経験ができるというのは、すごくいい部分じゃないかなと思うんですよね。

安: 本当にそう思いますね。その、今の意見のまとめ方とか、伝え方っていうのは、私自身も、お伺いを立てたら絶対いろんな意見が出るっていうのは、やっぱり自分も経験したことがありますし。やっぱり大きな例えばプログラム、さっきのダイヤモンドクローズとかもそうですけど、大きなプログラムとかイベントをやるぞと。やるというときに、それをやることによる成果、期待できるものの成果とか、みんながその先に何を得られるのかとか、そのあたりをある程度もうリーダーシップチーム内でちゃんと共有しておいて、最終的にはそれを自信持って伝えるっていうことが、いいのかななんてすごく今思いながら、大野さんのお話をお聞きしてましたね。

大野: うん。意外とですね、リーダーシップチームの中でうまくコンセンサス作れたんだけど、全体で『あれっ?』って思って、結構反対する人が多いみたいな状況に、ちょっと驚いたりすることも、そういった場面も、出てくることも結構あると思うんですよ。これって、もしかしたら見えてる景色が、やっぱりリーダーシップチームと、それ以外の皆さん、メンバーの方達って違うので、ある意味自然なことなのかもしれないんですけど。その視点の違いによって、どういうふうな意見が出てくるかってのは、ある程度予想しなくちゃいけないし。

安: そうですね。

大野: 事前にそういうちょっとね、そのサンプリングじゃないですけど、何人かにご意見を聞いてみて、予測を立てるっていうかね、反応に対する予測を立てるっていうことも必要かなと思うんですよね。

安: はい。

大野: だけど、そのもし違った意見が出てきたときに。その人に迎合するっていうことではなくて、参考にそういった意見を、部分的にだとか、全体的にだとか、その状況によりますけど、取り入れてみるとかっていうことも、もしかしたら選択肢になるかもしれないし。

安: そうですね。なんか、そうですね、根回しをするって話がさっきあったんですけど、チャプターの中でもご意見番みたいな方とか、情報発信力のある影響力のあるメンバーがやっぱりいるんですよ。そういった方に聞くときに、『これをやろうと思うんですけど、いいですか?』っていう聞き方よりは、『これをやろうと思っていて、みんなに受け入れてもらいたいんだけども、そのためにはどう伝えたらいいかな?』とか、『何かどういう要素があるといいと思います?』っていう聞き方をして、その方にいろいろ意見を引き出してもらってましたね。

大野: そうですね、『どうやったら良いですか?』って聞くのもいいいいと思いますし、あと、うまくね、『皆さんが協力してもらえるような状況を作るためにお力を貸してもらえませんか?』っていう。その方が、その人もだから、もしかして元々反対よりだったかもしれないけども、『力を貸してもらえませんか?』って言われると、何か協力してあげたいなっていうふうに、思ってもらえる可能性も出てくるし。

安: そうですね、しかも先に情報を知れるっていうなんかこれは優越感って言っていいのかわからないんですけど。いずれみんなに広く伝えはするんだけども、やっぱ先にあなたに伝えておきたいんだっていう、ことを伝えておくと結構それで何か喜んでくださる方もいて。そういう心理じゃないんですけど、うまく活用するっていうのも大事だなと思いましたね。

大野: そうですね。あとは逆に、こうした方がいいよみたいなのありますか。

安: これはよくやっぱり陥るものだと思うんですけども。何か意見があると、プレジデントに集中する、意見が集中する。連絡が集中するっていうことをよく聞くんですよ。

大野: なるほど。

安: なんかもっとこうしたらいいのに、みたいな。これ前向きな意見も含めてなんですけど、直接プレジデントに行くとプレジデントもパンクしますし。もちろんプレジデントだけじゃなくて、そのリーダーシップチームに対して、特にバイスプレジデント、書記兼会計あるいはエデュケーションコーディネーターも、この4名に意見が集中しちゃうと、やっぱりその4人で何かを進めなきゃいけなくなってしまうこともあるかなと思っていて。例えばビジターに関する、ビジター招待に関することだったら、ビジターホストコーディネーターに相談してねとか。リファーラルのことだったら、そのリファーラルを、なんでしょうね、管轄している方に対して、ちょっと相談してみてね。っていうのを最初に明確に伝えておくと、リーダーシップチームの、特に4人に意見が集中するっていうことはないのかなと。自分自身がやってて思ったんですよ。また、その各コーディネーターの方にそういう相談窓口になってもらうことで、一定の権限というか、その役割の権限もおまかせできるっていうメリットもあるなと思っているので。やっぱ最初にそういった窓口、連絡の窓口をメンバーに対して明確に打ち出すっていうことも大事ではないかなと思いますね。

大野: なるほどね。確かにありますよね。それぞれの役割に基づいた連絡先みたいな感じですかね。

安: そうですね。それでももう、自分で判断できないってなったら、コーディネーターからそれぞれプレジデントとか、バイスプレジデントに相談が行くようにすることで、連絡の集中をある程度防ぐ、分散というか、いい意味での分散分担ができるように、なると思います。

大野: そうですね。あと、もう一つ、チャプターサクセスミーティングでしたっけ。

安: はい。

大野: リーダーシップチームとね、7人の役職者が集まってやると思うんですけど。そのミーティングのやっぱりリズムってすごく大切だと思うんですよね。時には、見かけたりする、あんまりよくない例ですけど。やったりやらなかったりみたいな。なんか気まぐれな開催頻度だったりとかってするところがあったりするところを見たこともあるんですけど。皆さんのチャプターはないと思うんですけど、あとその定期的に開催するってリズムだけじゃなくて、やっぱ毎回、定期的にやってるところは、やっぱりマンネリ化してしまうというかね、やることが目的になってしまいがちだったりするので。毎回の、やっぱり、今回のミーティングは、やっぱり、どんなことを解決したいのか、みたいそのアジェンダを事前にですね、議題ですよね。整理しといて、あらかじめシェアしたりとかっていうことはすごく大切だなと思いますので。結局その皆さんがね、時間を投資してチャプターのためにお時間を割いてくださっているのに、そこの生産性というかね、効果性が下がってしまうとすごくもったいないので。そこは一つやった方がいいんじゃないかなと思う部分としてお話しさせてもらいました。

安: そうですね。ありがとうございます。

大野: ありがとうございます。

安: ありがとうございます。

大野: ありがとうございます、皆さん。

安: 新鮮でした。
大野: はい。今日はハロウィンスタイルで、カジュアルにやってみました。

安: はい、いかがだったでしょうか?はい、楽しんでいただけたら嬉しいです。

大野: ちょっとね、カジュアルすぎて、その辺はちょっとご容赦いただければと思います。

安: そうですね、ありがとうございます。

大野: はい、ありがとうございました。

安: はい。

大野: あ、今日のタイトルなんでしたっけね。

安: 今日のタイトル…何にしましょう。

大野: リーダーシップチームの話でしたから、リーダーシップチームをやる意義みたいな話と。それから、落とし穴と、やった方がいいよ。っていうねポイントをちょっとお伝えした感じだと思うんですけども。リーダーシップチームは何もんだ、みたいな。

安: それなんか何もんだシリーズありましたね。

大野: ありましたね。はい。

安: 『リーダーシップチームは何もんだ?』でお届け致しました。

大野: お届けいたしました。

安: ありがとうございました。

大野: ありがとうございました。