第150回 人脈の過小評価

プロジェクトマネジメントコンサルタントの男性メンバーは、同じチャプターのギフトバスケットを扱っている女性メンバーが、彼にリファーラルを出せるはずがないと思いこんでいた。
ところが、その女性メンバーの父親はその町で最も大きな製造業を営んでいて、まさにプロジェクトマネジメントのコンサルティング先としてはターゲットど真ん中だった。

目の前の人がどんな人と繋がっているのかは、その人を見ただけではわからない。
大切なのは、目の前の人がどんな仕事をしているかではなく、その人が専門としてやっている仕事をしっかりやってくれるメンバーを見出すこと。
周囲のひとたちの行動、振る舞いや言動に注意をすることも大切。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:人脈の過小評価というタイトルなんですが。

大野:はい。

安:こちらについてお話をしていただけますでしょうか。

大野:はい。これは英語版のほうの「You Never Know Who People Know」というものを意訳した形なんですけれども。

安:はい。

大野:英語版のエピソード206のストーリーですけども、あるチャプターの2人のBNIメンバーの話を紹介されていましたよね。

安:はい。

大野:プロジェクトマネジメントのコンサルタントの男性のメンバーと、ギフトバスケット、贈答品としてのバスケットですね。いろいろ詰めたというか、そういった贈答品を扱っている女性のメンバーの話ですね。

安:はい。

大野:コンサルタントのメンバーの方がギフトバスケットの女性メンバーに対して、ちょっと失礼な言葉を言ったらしいんですけども。「僕のために君は力になれないし、僕も君のためにできることはないよね」というような感じで、彼女に言ったそうなんですね。

安:いやー、ちょっと失礼ですね。

大野:ええ。ところが実はそのギフトバスケットの女性のメンバーのお父さまが市内で最大の製造会社を経営していて、プロジェクトマネジメントのコンサルタントのそのメンバーの彼が、まさに製造会社というのをリファーラル先として紹介してほしいと日頃言っていたんですね。

安:はい。

大野:彼女がギフトバスケットを商材にしているという理由だけで、彼に対してリファーラルなんかを彼女が出せるわけがないと思い込んでしまっているという構図が今回特徴的ですよね。

安:はい。うーん。何か同じチャプターでこういうやりとりがあるというのが、ちょっとメンバーの私としては寂しいなと思いますね。

大野:残念だと思いますよね?

安:残念ですね。

大野:はい。マイズナー博士が紹介されているストーリーで、25年から30年ぐらい前に、BNIメンバーの化粧品コンサルタントの女性の方が出したリファーラルというのは、最近までBNI史上最大のものだったというふうにおっしゃっていますね。

安:最大のものだったんですね。

大野:その方がロサンゼルスのおそらくお客さまのご自宅に訪問してフェイシャルエステを施していたということだと思うんですけども。女性のお客さまのご主人さまがぶつぶつと不平を言いながら、部屋の中を行ったり来たりしていたらしいんですよね。

安:はい。

大野:何度も行ったり来たりしているもんだから、「あなた、どうしたの?」というふうに当然聞きますよね。

安:はい。

大野:するとその旦那さんは、「実はグラフィックデザイナーが仕事をちゃんとしてくれないんだ」と。「明日にでも彼をそのグラフィックデザイナーを首にしたいから、別のグラフィックデザイナーが今すぐに必要なんだ」みたいな話をされたそうなんですね。

安:はい。

大野:その話を聞いていた化粧品コンサルタントのBNIメンバーは、「私、素晴らしいグラフィックデザイナーを知っていますよ」という話をされたんですね。

安:はい。

大野:「とてもいい仕事をしてくれる人で、私だけではなくて、私の友人の仕事もいくつもやってくれているんですよ」という。「自信を持って彼を薦められますよ」という話をされたんですよね。

安:はい。

大野:そこで彼は、「それは素晴らしい。彼の電話番号を知っていますか」というふうにすぐに聞き返したわけです。

安:はい。

大野:彼女は「ここに彼の名刺がありますよ」ということで、もちろんBNIの名刺ファイルを取り出して、彼の名刺を渡すわけですね。

安:うーん。

大野:さらに「実は明日彼に会うんです」と。「もしよろしければ、彼からあなたに電話をさせましょうか」というふうに彼に聞きます。すぐに彼は「はい。それはありがたい。お願いします」ということで、「今のデザイナーを明日首にするので、その人が新しいデザイナーになってくれそうで、良かったです」みたいな話をされたそうですね。

安:はい。

大野:早速、化粧品コンサルタントの彼女は翌日彼とのミーティングで、リファーラルを提供するわけですよね、彼に。ところが彼がですね、その彼というのはそのお客さまのご主人ですよね。その彼が「何をしているのかも、そしてどんなプロジェクトを抱えているのかも知らない」と言うんですね。

安:はい。

大野:「ただ少なくとも、今のグラフィックデザイナーを今日首にすると言っていた」と。

安:はい。

大野:「だから、新しいデザイナーを今すぐにでも見つけたいということは確かだから、すぐに電話したほうがいいわよ」というふうに彼に名刺を渡したんですね。

安:はい。

大野:その名刺にはCEOという肩書しか書いていなくて、その会社がどんなことをやる会社なのかは書かれていなかったので、どんなプロジェクトなのかというのは知る由がなかったわけですよね。
 それがなんと分かったことは、彼は映画のプロデューサーだったんですね。数カ月後に配給される予定の新しい映画のグラフィックデザインをするというのがプロジェクトだったんだそうです。

安:なるほど。

大野:結局、BNIチャプターのグラフィックデザイナーに、彼が電話をしてくれて、面談することになって、採用してもらえたんですよね。

安:うーん。

大野:彼はその映画の仕事を見事にこなして、すごい満足をしてもらったんですね。次の映画の仕事も任せられるということにつながったわけですね。

安:はい。

大野:結果として彼にとって、数千万円規模のビジネスにつながったということなんですね。

安:すごいですね。

大野:うん。ですから大きい規模のリファーラルがフェイシャルエステをやっていた化粧品コンサルタントから出たというのが、今回の面白いところですよね。

安:確かに。

大野:今この2つのストーリーをご紹介したわけですけども、まず最初のギフトバスケットを扱っている女性のメンバー。お父さまが製造業を営んでいて、同じチャプターのメンバーもプロジェクトマネジメントコンサルタントをやっている男性が、まさにその製造業の経営者を探しているという状況だったわけです。

安:はい。

大野:でも、彼女がそうした人を彼に紹介できるはずがないと思い込んでしまっていたという…なんか面白いというか、残念というか。

安:そうですね。

大野:はい、でも、これは結構ある話だと思うんですよ。

安:はい。

大野:そんな経験は安さんはありますか。

安:私自身はというわけではないんですが、ただやっぱり同じように思ったことはありますね。まさかそのメンバーの方の後ろとか、ご親族に、そういう方がいるというのは、話を聞いてみないと気付けないことですからね。

大野:そうですね。顔に書いてあるわけではないですもんね。私は誰とつながっていますなんて書いてないので。

安:確かに。

大野:結構私もBNIの説明会に来ていただいた外資系のプライベート・バンキングの方ですね。やっぱり資産家とかね、金融資産を結構お持ちの方をお客さまにしているわけですけど。その方が自己紹介のときに、「どうやら場違いなところに来てしまったようで」と言い出したんですよ。と申しますのも、「弊社では、金融資産が少なくとも3億、そのうち弊社にお預けいただける額が1億以上の方を対象にしておりますので、申し訳なかったなというふうに思っています」みたいな。

安:えー。

大野:はい。残念なプレゼンでしたけども。その中には、そういった資産家を知っている人が、私も実際知っていたんですけども、同じ部屋にいた人たちの中には、そういった富裕層を知っている人も何人かいたわけですよ。

安:はい。

大野:それを名刺交換したときの、どこで判断したか分からないですけどね。「ちょっと場違いだったな」というふうな発言をしてしまったのは、もったいない話だなと思いますよね。

安:確かに。その先のつながりを自分から絶ってしまったってことですからね。

大野:うーん。先ほどの化粧品コンサルタントの方が、チャプターにメンバーシップの申し込みをした際に、実は一部のメンバーがグループにふさわしくないというようなコメントをされたらしいんですよ。でも結果として大きな、BNI史上でも記録に残るようなリファーラルを出されているわけですよね。

安:はい。

大野:だから大切なのは、どんな専門分野を仕事としているかということよりも、その専門としてやっている仕事をしっかりやっている、そういったメンバーを見いだすことなんだと思うんですよね。いわゆるプロ意識、プロフェッショナリズムというんですかね。

安:はい、大事ですね。

大野:はい。もう一つのポイントとしては、やっぱり周りの人たちの行動とか振る舞い、そして、何を言っているか、言動ですよね。この辺に注意というか気を付けて、そういったことにアンテナを張っておくということですよね。

安:はい。

大野:例えばさっきの旦那さんの落ち着いていない行動、うろちょろうろちょろしているみたいな。そこに気が付いて、「あなた、どうしたの?」と質問したわけですね。

安:はい。

大野:そこは大切なポイントかもしれませんよね。

安:うーん、ですね。

大野:「明日グラフィックデザイナーを首にするんだ」みたいな。これは大切なサインで、見逃してはいけませんよね。

安:確かに。それではそろそろ、終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。これは結構多い思い込みというんですかね。目の前の人がどんな人とつながっているかというのはやはりなかなか分からないものです。私もタクシーの運転手さんと話をしていて、その人が持っているつながりにびっくりしたこともありました。

安:あー、どんな?

大野:奥さまがとても大きな会計事務所の所長さんをやっていると言うので。

安:うわーお。

大野:「私は妻に食べさせてもらっていますので」みたいな。
 その辺を、目の前の人の人脈の広がり、可能性というところを、過小評価してしまいがちなので、そこを「ちょっと待てよ」と。「もしかしたらこの人は大変な人とつながっているかもしれない」ということを忘れないで覚えていただきたいなというふうに思います。
 ぜひまた、このチャプターでこのストーリーをシェアしていただければと思います。

安:そうですね。

大野:はい。

安:人脈の棚卸しじゃないですけれど、やっぱりどういう人とつながっているかということをまず自分自身も開示するということも大切でしょうし、それを相手からしっかり聞くっていう、そのきっかけを作るというのは、すごく大事だと思いました。

大野:ただそういう人脈をひけらかす人というのはあまり多くはないです。中にはいますけどね。

安:あー、確かに。

大野:むしろ、ひけらかしている人よりも、大切にしている人のほうがむしろ大事じゃないですか。

安:はい。

大野:それを開示してもらうというか、教えてもらうためには、やはり1to1を重ねて、信頼関係を作っていくということが欠かせないプロセスだと思うんですよね。

安:そうですね。

大野:はい、そこを忘れないでいただきたいと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第149回 フォーラムのススメ

あなたが所属するチャプターは最新版のBNIを使えているのでしょうか?
それとも8年前の古いバージョンのBNIなのでしょうか?
BNIのメンバーシップから得られる価値を構成する要素の一つとして、各地でBNIメンバーのために開催されるイベントがあります。
通常のメンバー向けトレーニングと異なり、マニュアルやテキストのないライブ形式のイベントであるフォーラムに今回は焦点をあてます。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:今回はフォーラムのススメということなんですが。

大野:そうですね。

安:このフォーラムというのは?

大野:はい。これは実は現状、リージョンによってイベントの呼び名が異なってしまっているんですけども。

安:はい。

大野:例えば、リーダーシップチーム・アンド・メンバーズフォーラムと呼ばれていたりとか、単にメンバーズフォーラムと呼んでいるところもありますし、リージョンフォーラムという名前も結構多いかもしれませんね。

安:はい。

大野:リージョンによって、定期開催されているものなんですけれども。ほぼ毎月だったりとか、リージョンによって差があるんですけど、だいたい半年に少ないところだと2回、多いところだと6回です。毎月開催されているというものです。

安:はい。

大野:普段、トレーニングに参加しましょうという声をよく掛け合っていると思うんですけれども。メンバーサクセスプログラムとか、アドバンスドMSPトレーニングなどの、いわゆるスキルトレーニングとの違いがあるんですね。

安:はい。

大野:例えば、MSPなどのスキルトレーニングというのは、マニュアルつまりテキストがありますよね。

安:はい。

大野:つまり決まったコンテンツで、トレーナーから提供されるものですけれども。フォーラムは、アジェンダとかが配布される場合もあれば、スライドで会場で表示されるだけの場合もありますけども。

安:はい。

大野:あとは若干の配布資料があったりなかったり。進行のためのスライドと、プレゼンターがいる場合がほとんどなので、プレゼンのためのスライドが用意されているというだけなんですね。

安:はい。

大野:あとで両者の違いについてもう少し詳しく話していきます。

安:はい。

大野:まずその前に、目的です。なぜフォーラムなのかというところで、話したいと思うんですけども。

安:はい。

大野:BNIって結構進化が早いという話をよくさせていただきますよね。

安:そうですね。

大野:はい。特に毎年常に加速度がついているような感じがするんですけれども。その進化についていかなければいけないわけですよね。

安:はい。

大野:バージョンアップされていって、最新版のBNIを知っていただく、学んでいただくために、このフォーラムというものが用意されています。

安:はい。

大野:つまり、通常のトレーニングってマニュアルはもちろんアップデートはされるんですけども、せいぜい半年に1回とか、場合によっては3年ぐらい変わらないトレーニングもありますよね。

安:はい。

大野:それはそれで必要なわけで、大切なんですけれども。その最新版のBNIを知るという意味ではこのフォーラムがある意味大事な機会になるわけです。

安:はい。

大野:極端な話ですけども、発足から10年ぐらいたっている、ある意味歴史の長いチャプターがあったとして、もしかすると8年前ぐらいのBNIを使っているチャプターもあるかもしれませんよね。

安:あははは。あるかもしれないですね。

大野:ええ。同じ年会費を払っているのに、ここのチャプターはなんか古いBNIをずっと使っていて、隣のチャプターでは最新版のBNIを使っているというみたいな、そういうことが起こり得る場合もありますよね。

安:確かに。これ、最近本当に加速度的に進化をしているので、もし1年前とか2年前のBNIをやっているチャプターがあるとしたら、それも大きな差になっているかもしれないですよね。

大野:そうですね。最近の最新版という意味では、例えばMSPとかメンバーサクセスプログラムが間もなくオンラインで受講できるようになりますけれども。

安:おお。はい。

大野:そういった情報なんかも、フォーラムならではのアップデートされた情報ということになりますよね。

安:そうですね。

大野:あとやはりタイムリーなコンテンツというものが得られるので。例えば、マイズナー博士が今度来日しますみたいな情報というのは、なかなか通常のトレーニングでは話が出てきませんから。

安:確かに。

大野:では何をやるのかというのをもう少し詳しく話したいと思うんですけども。

安:はい。

大野:今言った最新情報。例えばBNIユニバーシティーというオンラインの学びのツールだったりとか。これはもう間もなく使えるようになります、メンバーの皆さんが。

安:はい。

大野:それからBNIエンゲージ。これはマーケティングのオートメーション、自動化ですね。こういった仕組みもチャプターごとに使えるようになってきます。あとはチャプターですとか、メンバーの生の声が聞こえるといったライブ感がすごくいいんですね。

安:はい。

大野:こういった成功事例をシェアしてもらったりとか。成功事例ばかりではなくて、大変な時期もあったんだけれども、そこをどう乗り越えたかみたいな話も聞けます。

安:そうですね。

大野:あとは所属しているリージョンの事例ばかりではなくて、全国のチャプターとかメンバーの事例が聞けるというのも、すごく大きなメリットだと思うんですね。

安:はい。

大野:場合によっては海外の事例なんかもシェアしてもらえます。
 あとやっぱり表彰の機会にもなっているので、5年メンバー、10年メンバー、あるいは、ゴールドクラブ。メンバートラフィックライトで100ポイントとかですね。リージョンによって表彰の項目は変わってくると思うんですけども、チャプターのメンバーが表彰される機会にもなっています。

安:はい。

大野:あとはリージョンの中で新しいチャプターの立ち上げ、どこで、どんなふうにされているのかという情報も入ってきますし。チャプターのメンバーと一緒に参加することで、共通言語を持って自分たちのチャプターでどうそれを取り入れていくかとか、そういった話をする機会にもなっていますね。

安:はい。

大野:あとは当然他のチャプターのメンバーとのネットワーキングの機会にもなりますし、100人を超えているフォーラムというのは結構当たり前になってきていますので。

安:はい。

大野:今日も140人でしたけども、150人を超えているリージョンもありますので。

安:そうですね。

大野:はい。あとは誰が参加できるのか、誰がそういった企画を運用してくれているのかというところですけれども、BNIのメンバーであれば、もちろん誰でも参加できますし、場合によって、あるいはリージョンによって、ビジターが参加可能な場合がありますので、確認してみてください。

安:はい。

大野:自リージョンで、もしかしたらまだ、そういったリージョンでフォーラムを開催していないことがあるかもしれません。それはいろんな事情があって、例えばメンバー数が少ないとか、他のイベントを企画されたりすると、ない場合もありますけども、その場合は他リージョンでも参加できるケースが多いですので、担当のディレクターに相談してみていただければと思います。

安:はい。

大野:あと企画とか運営は誰がしているのか、これはリージョンのディレクターとアンバサダーのいわゆるDNAチームといっていますけども、DNAチームのメンバーが企画から運営も担ってくれています。

安:はい。

大野:あとは参加の仕方ですね。これはBNIコネクトからイベント、トレーニングイベントだったかな…で、申し込みをしていただけるようになっています。企画運営についてはDNAチームのメンバーの皆さんが、かなりの時間を使って、工夫を凝らして、どうしたらリージョンのチャプターのメンバーの皆さんのメンバーシップの価値を高めることができるかというところに腐心してくださっているので。

安:はい。

大野:他のリージョンからゲストスピーカーを招聘(しょうへい)することも多いんですね。

安:はい。

大野:なので、いろんなリージョンのさまざまな価値ある情報を聞ける機会がそこに詰まっています。

安:はい。それではそろそろ、終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。このリージョンをずっと開催してきていて、元々、例えば東京なんかでも初回は15人しか集まらなかったとか、あるいは三十数人しか集まらなかったというところからスタートして、今では先ほど申し上げたとおり、100人を超えているところがほとんどになってきたんですけども。

安:はい。

大野:そんな中で、リージョンの中で、いろんなチャプターがあるわけですけども、先ほどの話ではないですけど、古いBNIを使っているところと、新しいBNIを使っているところの差が広がってきてしまっているという、ある意味残念なんですけども、一方でそういった新しいアップデートされたチャプターも増えてきているのも事実なんですけども。
 一方で、知らないうちに古いBNIのまま置き去りにされてしまっているチャプターが増えてきているという、皮肉な結果も出てきてしまっているというところが懸念なんですね。

安:はい。

大野:なので、ぜひこのポッドキャストを聞いてくださっている皆さんは、最初は数人で構わないと思うんです。チャプターの中から誘い合って参加していただいて、徐々にチャプターのメンバーの皆さんのほとんどが参加できるような体制を、少しずつ作っていっていただけたらなというふうに思います。

安:はい。

大野:例えば定例会の中でプレジデントから、あるいはイベントコーディネーターから毎週フォーラムについて触れていただいて、その価値だったりとか、そのチャプターで参加人数の目標だったりとかに触れていただくことで、チャプターのメンバーシップの価値をどんどん上げていっていただければと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第148回 ゴールドクラブのススメ

ゴールドクラブメンバーはチャプターや世界中のBNIコミュニティではもちろん、BNIの外でもVCPの向上やビジネス展開のスピードアップに効果がある。
だからといって、ゴールドクラブメンバーになること自体が目的になってしまわないようにしなければならない。
目的は、自分の周囲の人たちに貢献することであり、ゴールドクラブのメンバーシップは自分の貢献の成果を測るものさしのひとつに過ぎないから。

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安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:ゴールドクラブのススメということなんですが、今回はどのようなお話なんでしょうか。

大野:そうですね。実は先日、シンガポールのナショナルカンファレンスに参加する機会があったんですけども、そのときに表彰の時間がありましてね。

安:はい。

大野:表彰されていたメンバーの1人にダニーさんという人がいたんですけども。

安:はい。

大野:彼はですね、ゴールドクラブメンバーとして表彰されたんですが。

安:はい。

大野:なんと、53人。

安:えっ!

大野:スポンサーを務めて。

安:わーお。

大野:要するに自分の所属しているチャプターに53人、メンバーとして紹介しているんですね。

安:えー、すごい。

大野:はい。なので、通常は6人でゴールドクラブ入りになるんですけども。

安:はい。

大野:それの基準の何倍ですか。8倍以上。

安:そうですね。

大野:6×8=48ですもんね。

安:はい。

大野:53でもうすぐ。

安:もうすぐ次の9倍目ですか。

大野:もう1人ですかね。

安:はい。ですね。

大野:9倍になってしまいます。

安:すごい。

大野:なので、ゴールドクラブのピンバッジを授与されていたんですけれども。

安:はい。

大野:で、それがスワロフスキーの石が8つ入っているんですよ。

安:ははは。

大野:そんなの見たことないでしょ?

安:初めて知りました。

大野:はい。一緒にちょっと写真を撮らせてもらってきたので。

安:はい。

大野:ウェブサイトのほうでそれをぜひ一度見ていただけたらなと思います。

安:はい。

大野:今日はそのやっぱり、どうしてゴールドクラブメンバーになるべきなのか的な話をちょっとさせていただければと思うんですけども。

安:はい。

大野:そういえば、安さんもね。

安:はい。

大野:昨年の首都圏のゴールドクラブ・メンバーズ・フォーラムで。

安:参加させていただいて。

大野:その頃に取られたんですよね。

安:そうなんです。去年の年末になりましたね。

大野:もう50人くらいいきましたか。

安:いやいやいやいや。まだまだそこまで。ダニーさんをちょっと目指したいんですけど。

大野:ええ。

安:はい。まだ、6プラス何人かなという感じですね。

大野:うん。ゴールドクラブの何がいいのかという話ですけども、疑いないのはチャプターへの貢献度がかなり高いということですよね。

安:はい。

大野:ビジターをお一人連れてくるだけでも、貢献度がかなり高いと思うんですよね。

安:そうですね。

大野:はい。まして入会までしている人が何人かという話ですから。

安:はい。確かに。

大野:すごいチャプターにとっては貢献度が高いわけですよね。

安:そうですね。

大野:ギバーズゲインの実践ができているというところが分かりやすい、部分だと思うので。

安:はい。

大野:もう一つはやっぱりVCPですよね。146回でVCPプロセス?の再配信をさせていただいていますけど。

安:はい。

大野:ビジビリティ、まずは自分の存在というものを知ってもらうことと、それからクレディビリティ、信頼を勝ち取るというところでは、このゴールドクラブのメンバーになることで、かなり効果がありますよね。

安:そうですね。

大野:チャプターの中に限らず、もちろんチャプターの外ね。

安:はい。

大野:実は世界中のBNIコミュニティで、ビジビリティとクレディビリティが一気に上がりますから。

安:確かに。

大野:場合によってはね、BNIの外にもそういった口コミというね「この人すごいんですよ」みたいな。

安:確かに。

大野:石が入った黒いバッジは何ですか、みたいな。

安:あー、そうですね。見ている人にしたら、すごくインパクトもあるでしょうし。

大野:そうですね。

安:なるほど。

大野:もう一つやはり言えるのは、ゴールドクラブってBNIのコミュニティの中でもかなり、人脈が豊富で、しかも信頼されている人ですよね。

安:そうですね。

大野:それだけ信頼が厚いから、その人の言っていることを信じてビジターとして来られて、そしてメンバーにもなっている方たちがたくさんいるということですから。

安:はい。

大野:そういう人たちとのネットワーク。つながれる、そのコミュニティの一員になれるというのは、非常に価値が高いと思うんですよね。

安:そうですね。今年の1月にゴールドクラブ・メンバーズ・フォーラム首都圏のディストリクトでありましたけれども。それに参加して、今大野さんがおっしゃったようなことをすごく実感しましたね。

大野:はい。

安:もう、話が早いといいますか。

大野:うん。

安:お互い人脈を持ち寄って、何かできないか、仕事のきっかけにならないかということをいきなり話ができるというところでは、本当にすごいスピードで話が進むなとも思いました。

大野:そうですね。

安:はい。

大野:あと最近特に思うのは、結構海外のメンバーからそういったビジネスの機会をね、いわゆるリファーラルみたいな形で、話が来ることが多いんですけども。

安:はい。

大野:そのときにやっぱり、紹介する日本のメンバーさんがゴールドクラブのメンバーだというと、ものすごい安心感があるわけですよ。

安:あー。

大野:BNIのメンバーだというだけで安心感があるはずなんですけども。

安:はい。

大野:それの何倍もの信頼がそこに現れるんじゃないですか。

安:そうですね。

大野:はい。そういった1つのステータス的な効果もかなり高いと思いますよね。

安:確かに。

大野:そういえば、次回の首都圏ゴールドクラブ・メンバーズ・フォーラムの開催の詳細が決まっていますので、お伝えしておきますと、1月27日、2020年の話ですね。

安:はい。

大野:来年です。18時からホテルインターコンチネンタル東京ベイですね。

安:お、懐かしの。はい。

大野:首都圏以外でもですね、こういったゴールドクラブメンバーズ向けのイベントを開催されることがありますので、担当のディレクターに確認してみてください。

安:はい。

大野:場合によっては首都圏のイベントにも参加できる場合もありますので、その点も確認してみていただけるといいと思います。

安:はい。それでは、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。このゴールドクラブメンバーの話をするときに、いつもお願いしたいことは、本質を見誤らないということです。なぜビジターを招待するのか。ゴールドクラブメンバーというのは、自分の貢献の成果を測る物差しの1つであって、目的であってはならないと思うんですね。

安:はい。

大野:目的というのは、自分の周囲の人たちに貢献すること。その人たちのビジネスがリファーラルマーケティングやBNIの仕組みを使って発展する機会を提供することにあります。
 ゴールドクラブメンバーになるということは、より多くの人たちに、より大きな貢献ができた証しであると同時に、スポンサーとなった自分もその人たちの成功を支援する義務も負うということであることを忘れないでいただきたいと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week .

第147回 もしトランプさんがプレジデントだったら

10月から新しいリーダーシップチームがスタートするタイミングだが、プレジデントがどのようにチャプターミーティングを進行すれば、よりチャプターにとってより良い成果につながるだろうか?
大野代表がこれまでに見てきたプレジデントで印象に残っているのは?一方で残念な進行は?

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:今回のタイトル、ちょっと私は気になったんですけれども、トランプさんって、既にプレジデントですよね。

大野:そうですね。アメリカの大統領ですよね。

安:はい。

大野:今回のタイトルは、BNIのチャプタープレジデントだったらという意味ですね。

安:そういう意味だったんですね。はい。なるほど。

大野:今ちょうど、新しい期が始まって、チャプターのプレジデントが、新しい人がスタートするわけですけども。

安:はい。

大野:そのタイミングでこのポッドキャストをぜひ、皆さんに聞いていただきたいなと思っています。

安:はい。どんなお話なんでしょうね。気になりますね。

大野:安さんだったらどうですか。トランプさんがチャプターに入会してきて、数カ月しかたっていないのに、「私がプレジデントをやります」という感じで。いろいろ、力ずくでプレジデントになってですね。どういう心理状態というか、チャプターはどうなってしまうと思いますか。

安:そうですね。あれだけインパクトのある方がプレジデントになると、1つはすごく引っ張っていってくれそうだなという期待があるのと同時に、例えば、バイスプレジデントが解任されるとか。

大野:うーん。

安:なんかそういう騒然となるようなことが起こりそうで怖いです。

大野:そうですね。いろんなタイプのプレジデントがいるとは思うんですけども、今日はトランプさんをプレジデントにしようということでなくて、チャプタープレジデントにしようということではなくて、皆さんのチャプターで、どんなふうにプレジデントを中心にチャプターミーティングを作っていったらいいかというようなことで、お話ししていきたいと思います。

安:はい。

大野:いろいろ、当然チャプターによってプレジデントのタイプっていうんですかね、やり方ってあると思うんですけども。
 先日あるメンバーさんから、こんな質問をいただいたんです。大野さんの最も印象に残っているプレジデントってどんな方ですか。誰ですか、みたいな話だったんですね。

安:はい。それはどんな方だったんですか。

大野:私がイギリスでBNIチャプターのメンバーに会ったときに、最後、日本に帰ってくる前がリーダーシップチームのバイスプレジデントだったんですね。

安:あー。はい。

大野:そのときの一緒にやっていたチャプタープレジデントが印象に残っていまして。

安:へー。すごいですね。どんな印象に残るようなことをされたのか気になりますね。

大野:ええ。ある日、チャプターミーティング中に彼らプレジデントが、すくっと席から立ち上がって、すたすたすたっと歩き出したんですよ。

安:会場内をですか。

大野:ええ。部屋の中を。

安:はい。

大野:遠くに行ってしまうような雰囲気で「あれ? トイレかな?」と思って。「何も言わずにミーティング中に席を立つか」みたいな。

安:ははは。

大野:どうしたもんかと。「進行をやっておいてね」という依頼もなかったしね。

安:あー。

大野:打ち合わせでなかったので。

安:はい。

大野:ちょっと慌てたんですけど。

安:はい。

大野:そうしたらそのプレジデントが一人の男性メンバーの後ろに立ってですね、両肩に手を添えて、「皆さん、ここにいる彼が先月何をしでかしてくれたかご存じですか」と言い出したんですよ。

安:はい。

大野:「彼はなんと先月、8人ものビジターをこのチャプターに招待してくれたんです」と言ったんですよね。

安:はい。

大野:それが「ああ、そういうことだったんだ」と。それならそれで、やるって言っておいてよって感じだったんですけども、それがすごい格好良かったんですよね。

安:うーん。

大野:打ち合わせも何もなかったんでちょっと慌てましたけれども、承認の仕方でやっぱりアジェンダのとおりにやっているわけですよね。

安:はい。

大野:ただ、単純に機械的に、「先月のビジター招待第1位は」とかね、そういうお決まりの文句ではなくて、本当にビジター招待で貢献してくれたメンバーに対して、どういうふうに承認したら喜んでもらえるのかとか。

安:おー。

大野:あるいはミーティングそのものが盛り上がるのかっていうのを考えての上で、やったんだと思うんですよね。

安:なるほど。

大野:そこがすごいなと思って。

安:確かに。

大野:はい。15年くらいたっていると思うんですけど、その場面は結構印象に残っていますよね。

安:うーん。それはすごいうれしいでしょうね。

大野:そうですね。

安:表彰される側、要はネットワーキングリーダーの発表のところってことですよね。

大野:そうです。だから、気を付けなくてはいけないのは、プレジデントの場合、アジェンダどおりに進行しないといけないというのはありますよね。

安:はい。

大野:それは間違いないし、そうしないといけないんですけども。

安:はい。

大野:ただどうデリバリーするか、どう実践するかというのは、プレジデントに委ねられている部分が実はあって。むしろ、プレジデントごとにそういった味というか特徴を出す、個性を出すということは、もちろんいいんですよね。

安:はい。

大野:なので、機械的にアジェンダを一つひとつ進行していくとか、時間内にミーティングを終わらせることだけに頭がいってしまったりすると、なかなか個性的な承認の仕方とか、やっぱり本質的な部分をちゃんと捉えて、実践する、デリバリーするということはなかなか難しくなってしまうと思うんですよね。

安:そうですね。

大野:はい。なので、この10月にスタートして、最初は慣れるまで少し、時間がかかるかもしれないですけども。

安:はい。

大野:いろんな要素をやっぱりミーティングを進行する上で忘れてはいけないと思うんですね。

安:はい。

大野:どんなところがあると思いますか。

安:盛り上げようという場所がミーティングの中でも何回か出てきますけれども、そういうところは、しっかり盛り上げる工夫。さっきのそのプレジデントの方のお話なんていうのも、まさに1つの例だと思うんですけど。

大野:そうですね。

安:それ以外のところももちろん進行はあるわけですけど、なんでしょうね。しっかりと伝えるところは伝える。盛り上げるところは盛り上げるというめりはりがあるといいのかなと思ったんですよ。

大野:そうですね。

安:はい。

大野:あとやっぱり楽しみの要素ですよね。盛り上げる。そして皆さん、参加しているメンバーもビジターも楽しみながら、時間を共有できるというところがすごく大切だと思うんですよね。

安:確かに。そうですよね。

大野:ええ。

安:ミーティングってやっぱりビジターの方に向けて、行うものでもあるわけなので。

大野:そうですね。

安:その方が、やっぱり来て良かったなとか、参加して良かったなすごい有意義だと思ってもらえる工夫ってすごく大事だなと思います。

大野:はい。結構ですね、特に真面目な方がプレジデントをやられるときに陥りやすいパターンなんですけども。やっぱりきっちりとアジェンダに沿ってやる、それはいいんですけども、どうしても機械的になってしまって、盛り上がりに欠けてしまうというか。

安:はい。

大野:何かフラットな感じになってしまいがちなので、そこをプレジデント自身も楽しみながら、参加している人たち全員も楽しめるような時間を作っていく。もちろんプレジデント一人ではそういったことは難しいかもしれないですけど、皆さんを巻き込んで1つのチャプターミーティングが壮大なエンターテインメントみたいな。

安:はい。

大野:そんなイメージも大切かと思うんですよね。

安:ああ、それは楽しそう。いいですね。

大野:おそらくリーダーシップチーム・トレーニングでもあったと思うんですけども、ミーティングは誰のために、何のためにということで3つ要素があると思うんですが。

安:はい。

大野:1つはビジターのためですね。フォー・ビジターズ。ビジターさんがそこに来てくださって、どんな体験をして帰ってくださるのかってところが大切ですよね。

安:はい。

大野:だから、プレジデントが中心になって、メンバー全員でそういった雰囲気を作る。ビジターさんのエクスペリエンスを作っていくっていうこと。

安:はい。

大野:2番目がフォー・チームビルディングなので。これはメンバーのチームビルディングになるような、要するにチームとしてミーティングを盛り上げる、楽しくするというところですね。

安:はい。

大野:はい。そこは忘れてはいけない。3つ目がフォー・ファンで、かぶっていますけども、常に楽しみの要素ってことを忘れないってことですね。

安:はい。

大野:ここをぜひ忘れないで、プレジデントはもちろん、メンバーの皆さんにもそれを繰り返しリマインドしていただいて、より楽しくて充実したチャプターミーティングをぜひ、作っていっていただければと思います。

安:はい。

大野:安さんのチャプターではどんなことをこれまで取り組んでこられましたか。

安:はい。そうですね。例えばネットワーキングリーダーの発表のときに、言葉だけで承認・称賛するのではなくて、うちだと感謝状というものを用意して、本当に貢献してくれてありがとうという気持ちを文章でも伝えるというのはやっていますね。

大野:うん、なるほどね。

安:それとプラスで、トロフィーを用意して、その方にお渡ししているというパフォーマンスもやっています。

大野:ああ、素晴らしいですね。結構トロフィーはいろんなチャプターで使われていますよね。

安:そうですね。

大野:トロフィーを使っていたチャプターで、ちょっと残念だった承認、いわゆるネットワーキングリーダーの発表を見たことがあったんですけど。

安:えっ! そうなんですね。

大野:ええ。実はそれはプレジデントがやっぱり時間の管理に頭を奪われてしまってですね。

安:はい。

大野:かなり機械的だったんですよ。

安:ああー。

大野:どんな感じかというと、「バイスプレジデントの誰々さん。今月は誰でしたっけ。先月一番誰ですか」と言って「誰々さんです」「はい、じゃあ鈴木さんですね。はい、じゃあこれ回しておいてください」みたいな。

安:えー。

大野:「じゃあ次行きまーす」みたいな。「トロフィーを回しておいてください」と言って。そうしたらその受け取る人も、「面倒くさいから、そこに置いておいてください」という話で。プレジデントもメンバーも受け取る人も、どうやって場を作るか、盛り上げるかっていうことが全然頭になかったんですよね。

安:うわー。それは…。

大野:だから、何を使うか、ツールだとかね。なんていうか承認の時間みたいなのは、分かっているとは思うんですけど、本質的なところが欠落してしまっていて、ちょっと残念な場面でしたね。

安:なるほど。

大野:そこは気を付けて欲しいなと思います。

安:それはかえって逆効果になってしまいますよね。

大野:そうなんですよ。

安:ツールが。

大野:はい。

安:なるほど。それは気を付けたいと思います。

大野:はい。

安:それでは、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。ちょうど新しいチームにチャプターのリーダーシップチームが変わって、心機一転というタイミングだと思うんですけども、改めてこのポッドキャストのエピソードを、チャプターの中でシェアしていただいて、プレジデントだけでなくて、チャプターメンバー一人ひとりが、毎週のミーティングを作っていくんだということを意識して、ミーティングを楽しんでいただければなというように思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week .

第146回 VCPプロセス™(再)

今回は、第23回の再配信です。

参照: 英語版Episode 420 “V+C Does Not Equal P”
参照動画: https://youtu.be/11mhqsX7fmc

安:第23回は、「VCPプロセス™」ということについて、お話を頂きます。英語版はエピソード420をご参照ください。このVCPという言葉、BNIでもよく聞きますよね。ですが、例えば初めてメンバーになった方、またメンバーになってまだそれほどたっていないという方に関しては、もしかするとこの言葉をご存じないという方もいらっしゃるかもしれませんよね。
VCPプロセス

大野:そうですね。

安:はい。

大野:まずVCPプロセスという言葉の意味からお話ししていきましょう。
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