第219回 私が応援したい人たち

【参照】日本語版
第218回 そうだ、人脈を磨こう!

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第219回は私が応援したい人たちと題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト 第218回をご参照下さい。

安:それでは、ここからは大野さんにバトンタッチしてお話をして頂きましょう。大野さん、よろしくお願いします。

大野:はい、よろしくお願いします。今回も前回に引き続き、福岡博多の河野エグゼクティブディレクターにお越し頂いてます。河野さん、よろしくお願いいたします。

河野:はい、お願いします。

大野:今回はポッドキャストではあるんですけども、動画で是非皆さんご視聴頂きたい。と言いますのも、今回は前回の続編というか実践編ということで、データベースの活用をご紹介、河野さんにしていただく形になっていますので、音声で聞いて、その後にまた動画を見ていただくという形でもよろしいかと思います。ではですね、大竹さん、前回まとめの言葉っていうんですかね、頂いた時に素晴らしい、いいなと思った言葉が、私が力になりたい人とか応援したい人のリストみたいな表現されてたじゃないですか。そこをちょっと振り返っていただいてもいいですか?

大竹:そうですね。前回お話をしたのは、リストアップって言葉自体にちょっとネガティブな響きがあるんじゃないかな、要は無機質に感じてしまうっていうところ。そこに自分の思いとか感情とか温かさみたいなのを込めるとしたら、どんなふうな呼び方がいいのかなと思った時に、私の場合は、私が手助けしたい人たちはどんな人がいるだろうかとか、私が応援したい人たちはどんな人がいるだろうかっていうようなリストの呼び方をしているということですね。

大野:はい、ありがとうございます。ということで、「私が応援したい人たち」というリストのタイトルで今日はお届けしたいと思います。では、河野さん、画面の共有をして、お話をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

河野:はい、よろしくお願いします。前回のポッドキャストでは考え方みたいなことをお話したんですけど、実際に共感していただいて、じゃあ自分も先ほど大竹さんおっしゃってたように、自分が助けたい人だったり、応援したい人たちを書き出してみようと思ったときに、具体的にどういうふうにやったらいいかっていうことがイメージがつかない方もいらっしゃると思うので、ここから実際に、じゃあどのように応援したい人、助けたい人たちをリストにしたらいいか、一例を画面を使いながらご説明したいとおもいます。こちらエクセルになっています。ツールはそれぞれ使いやすいツールを使っていただくといいと思うんですけども、ご自身の応援したい人、助けたい人、そういった方々、とにかく今までの人脈資産をこちらに書いていってですね、お名前、カテゴリー、そして今までの考え方と違うところでいうと、このDの列ですね。目標や課題というふうにここの項目はさせてもらっております。つまり、このリストアップというものは、別に自分たちのそのチャプターに呼ぶ人だったりとか、ご自身の何か扱っている商品やサービスを売り込む営業のリストではなく、応援したい人たちの抱えてらっしゃる課題だったり、何かこう狙ってる目標だったり、夢だったり、そういったものをどんどん聞いていきながら、その人たちを助けていく。そんな観点でこの項目を入れさせてもらっております。属性の部分は、この人とはどんな場所で、どんなご縁で出会ったかということで書いていくことによって、例えばBNIで出会った人たち、もちろん応援したい人の中には、おそらくですけど、同じチャプターのメンバーとかも載っているかもしれませんけども、BNIの人だったり、例えば私だったらJCとかをやってましたんで、JCの人たちとかいうリストがたくさんあることによって、それぞれにそれぞれの価値ある人脈をご紹介することで、お役に立てたり、誰かを助けることにつながるのかもしれません。ステータスという風にありますので、ここは例えば、まだ話ししてないよとかリードっていう状態ですね。あとは例えばアポイントを取って、実際に今BNIでは コーヒーミーティングとかいう名前で言ってますけども、お茶飲みながらその人の近況を聞いたり、目標や課題を聞いていく。今どういう状態にこの人となってるのかみたいなことを入れていただくという形で、このリストをどんどんどんどん書いてみていただきたいなというふうに思います。前回のポッドキャストでもお話をしましたけども、リストアップという今までの概念でいくと、何か書かされたりとか、やらされだったり、あとは何かちょっとストレスがかかったり、嫌々書くみたいなイメージを持たれてる方はまだまだやはりいらっしゃると思うんですけども、ぜひ応援したい人、助けたい人、この人には何か成功してほしいな、良くなってほしいな、そんな観点で、これまでのそれぞれの人生で出会った方々をずーっと棚卸ししていただくと、僕の場合は本当に100人超えたぐらいから書いている中で、過去この人には10何年前に駆け出しの保険のセールスマンだったときに、目標の数字が足りなくてクビになりかけたことがあるわけですね。そういう時に先輩だったんですけども、「お前それ、もう俺が協力してやる」ということで、本当に助けてもらった恩人の人とかがまた思い返されたりとか、高校時代にいつも一緒につるんでいた友達が最近どうしてるのかなって。本当にビジターで呼ばないといけないとかそういうことじゃなくて、純粋な動機で最近どうしてる?って声掛けができるっていうところが一定数ずっと棚卸ししていくと芽生えてきます。僕の場合は100人ぐらい書いていくと、むしろどんどん書きたくなるんですよね。実際に私のシートですけども、3500人ぐらいの応援したい人のリストっていうのが入っています。その中のリストの人たち同士をくっつけたりすることによって、このAさんBさん、どっちにも喜ばれて、そして喜んでるのを見る僕も幸せな気持ちになるということで、三方よしだったり、オールWINの状態になっていくというふうに思います。このリストがなくても日頃やってるよという方いらっしゃるかもしれないんですけども、やはりこの目に見える形でデータベースを残しておくということが、今この時だけに役立つものではなく、今後ずーっと、場合によってはBNIを辞めた後でも、ご自身のこれまでの培ってこられた人脈資産のデータベースになりますので、ぜひともこのツールを使っていただいてもいいですし、何かご自身の自分自身でカスタマイズしていただいて、別のツールで使っていただいてもいいと思いますので、まだこの人脈資産のデータベース作ってないよという方いらっしゃいましたら、応援したい人、ぜひリストアップしてみてください。

大野:はい、河野さん、どうもありがとうございました。

河野:ありがとうございました。

大野:はい、いかがだったでしょうか。今日は実務編ということで、実際に皆さんがこれを活用して、チャプターのメンバーの皆さん全員がこれをできるようになると、本当にチャプターの成果は大きく広がると思いますので、皆さんのチャプター、そしてBNIの価値を高めるということで、ぜひトライしていただければと思っています。大竹さんはいかがですか?

大竹:はい、ありがとうございました。河野さん、素晴らしいお話ありがとうございました。今回、人脈資産の耕し方の具体的なお話ということで、非常に学びが多かったと思います。2つ私学んだんですけど、人脈資産は耕すのもVCPプロセスなんだということですね。まずはリストを見える化するという段階があって、その後それを耕していく、要は目標や課題を聞いて手助けをする、関係性を作るという段階があって、最後にそれが何かしらのビジネスだったりつながってくると、そういう順番があるんだなということを改めて気づきました。そして2つ目は、関係構築はやり続ける必要があるということですね。ともすると、新しい人脈にばかり目がいって、今まであるつながり、関係性、例えば家族もそうだと思うんですけど、そういうところを耕すのを忘れてしまって、自分の身の回りの畑は荒れ放題みたいなこともあると思うので、やはり自分が関わっている方、全てをここで棚卸しをして関係を構築し続けるということが重要なのかなというふうに感じました。河野さん、ありがとうございました。

河野:ありがとうございました。

安:大野さん、大竹さん、そして河野さん、今回は実務編ということで貴重なお話ありがとうございました。ぜひメンバーの皆さんもどんどん試していただきたいですし、これを活用することで、さらにどんな方と出会っていくと、よりその人脈資産を活用できるかということがわかっていくんじゃないかなと思います。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

今回のポッドキャストで使用した「私が応援したい人たち」のスプレッドシートはこちらよりコピーしてお使いいただけます。

第218回 そうだ、人脈を磨こう!

【参照】日本語版:第214回 人脈畑を耕そう

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第218回は「そうだ、人脈を磨こう!」と題してお送りいたします。日本語版のエピソード第214回 「人脈畑を耕そう」をご参照ください。

安:それではここからは大野さんにバトンタッチをしてお話をしていただきます。大野さんよろしくお願いします。

大野:はい、よろしくお願い致します。今日はですね、特別ゲストをお招きしています。BNI福岡博多の河野エグゼクティブディレクターです。河野さん、よろしくお願いします。

河野:よろしくお願いします。

大竹:お願いします。

大野:今日は人脈を磨こうというタイトルなんですけれども、先日河野さんと1to1をさせていただいた時に、私もすごく大きな気づきをいただいたんですよね。
それは何かというと、一つはリストと言われているものを作ることの価値っていうのは、営業という観点では私も理解してたんですけども、BNIのメンバーの人とかコミュニケーションの人たちにとっての価値っていうのはものすごい高いなって感じたんですよね。
私がそういうふうに感じた理由っていうのは、普通営業されている人だったら、自社の商品ではサービスを通じていろんな人の役に立つっていう観点で人脈を磨いていくと思うんですけど、BNIのメンバーにとっては、あるいはBNIじゃなくてもビジネスリファーラルを交わすリファーラルパートナーを持ってる人たちにとっては、リファーラルパートナーの人たちが提供している商品とかサービスを通じて、周りの人たちを助けることができる、お役に立つことができるということは、リファーラルパートナーが50人いたら、50の違う分野でいろんな人のお役に立てるっていうことじゃないですか。
ということは、自分が持っている人脈だとか、言い方変えるとリストっていうのは、自社の商材だけ扱ってる人と比べると、価値が何十倍にもなるわけですよね。
だから、自分の会社の商材じゃないんだけども、仲間であるリファーラルパートナーが提供しているものっていうのが、いろんな分野にまたがっているので、誰か困りごとを持っている人とか、あるいは目標を達成したいとか、夢を実現したいと言っている人たちに、お役に立てる可能性がすごく上がるなと思ったんですよね。
だから、リファーラルパートナーをたくさん持ってる人にとっては、それだけ自分が持っている人脈の価値が爆上がり、何十倍にもなるなと感じたんですよね。
その辺りを河野さんからお話いただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。

河野:はい。よろしくお願いします。もともと私は20代の前半から保険のセールスマンをしていたので、今大野さんがおっしゃっているように、リストを作るってことはセールスの世界でやっぱりとても大切なことだったので、セールスマン時代からずっとリストを更新し続けて、セールスにつなげるということをやっていたんですけれども、BNIのエグゼクティブディレクターという立場に立って、メンバーの皆さんにやっぱりこのリファーラルマーケティングの価値を高めてもらおうという中で、この「リストアップ」っていうキーワードに対して一つ違和感だったりとか、なんかもったいないなと思うことがありまして、それの一番強いのはやっぱりBODとか、チャプターを立ち上げるとかいう際に、「リストアップしましょう」ってあるんですね。
どうでしょうか、このポッドキャストお聞きのメンバーの皆さんの中にも、「じゃあ、リストアップしましょう」って言って、「やったー!」っていう感覚になる人って、「嬉しい!リストアップか!待てました!」ってあんまないと思うんですよね。
基本的になんかちょっとこう面倒くさいなとか、しんどいなとか、またかとかね。
自分の大切な人脈に売り込みをするとかできないとか、そういうネガティブ感情を抱えてるんだけども、チャプターで決まってるからとか、ローンチでしないとメンバーになれないとか、なんかこうしんどいみたいな印象で、リストアップをします。
例えばじゃあチャプターが立ち上がったり、BODがじゃあ無事終わりましたとってなったら、そのリストってもう使われてないというか、無価値になっている。
「ああ、そういえば1年前もBODでリストアップしたな。」
僕自身はやっぱり以前からセールスの世界でやってたので、これすごいもったいないことだなって、感じていました。
本来、先ほど大野さんもおっしゃってたように、セールスの世界でリストアップするっていうのは、売上上げるために結構大事な活動の一つではあるんですけど、じゃあこれがBNIというこのリファーラルマーケティングというフィールドに立った時に、このリストアップっていうのは単に自分の売り上げを上げるためのリストじゃないよねと、なんならもっと価値のあるものだよねっていうことに気づきまして、年末に大野さんと1to1した時にもお話しさせていただいたっていうのが、今日の出演のきっかけなんですけども、BNIでは、やはりメンバーにギバーズゲインということで、メンバーのビジネスリファーラル、求めている紹介のために、自分の価値ある人脈をご紹介したりするのが活動のメインだと思うんですけど、これってメンバーの売り上げも助けてるし、僕の人脈の中の誰かのお困りごとを解決するっていうことにもつながっているんですね。
人生やっぱり皆さん、僕もそうですけど、忙しく生きていると、その時代、時代ごとを濃ゆく付き合う人もいれば、疎遠になっちゃう人もいたりとかすると思うんですけど、私42歳ですけども、42年生きていく中で、いろんな人たちに助けられたり、いろんな人たちと一緒に何かをやったりとかしたのが、時代、時代でやっぱりあると思うんですよね。
なので、自分の今までの生きてきた中での付き合ってた人脈っていうのを、本当にきっちりリストアップすることによって、僕はBNIのこのリファーラルの価値っていうのが、何倍にも、もしかしたら何十倍、何百倍にもなるんじゃないかなっていうふうに考えています。

大野:ありがとうございます。
ところでBODっていう言葉を知らない人も、もしかしたらリスナーの中にはいるかもしれないので説明しておくと、Business Open Dayとか、Business Opportunities Dayの略なんですけども、BNIでたくさんのビジターの方をお招きして、ビジネスの機会を生み出すっていうイベントですね。
はい、ありがとうございます。今のお話聞いててやっぱり思ったのは、営業のプロセスの中で大事な要素の一つであるリストっていう言葉に対して、何かアレルギー持ってる人もいると思うんですよ。
なので、その辺僕も気になってはいるんですけど、そもそも営業のスタイルというか、今世の中、もう世界的に結構変わってきてると思うんですよね。
よくソリューション型みたいなのが聞くと思うんですよ。時代はそっちの方に流れてきてるのかなと思うんで、何かを買ってもらうとか、自分が提供している商品を買ってもらうっていう意識じゃなくて、いろいろと話を聞いているうちに、その困り事を解決するために、その商品やサービスが役に立つということでの提案をしていくっていう流れだと思うんですよね。
そういう意味で言うと、先ほど話したようにBNI、あるいは
リファーラルパートナーをたくさん持ってる人にとっては、誰か困ってる人を助けることが確率すごく上がるっていうことなので、ソリューションを提供するっていうことが、かなりしやすくなるっていうことだと思うんですよね。
あまりリストっていうかな、その言葉を意識しなくてもいいのかなと思っていて、タイトルにもあるように人脈を磨くっていうことだから、その手段として色々とデータベースを作るっていうことだと思うので、よく紙にリストを作っていくっていう作業として必要な場面も当然あるんですけど、僕なんかは本当にいろんな人と接点を持って、その人からいろいろと話を聞いて、適切な質問をして、その人は何を目指しているのかとか、どんな夢を持ってて、そのためにどんなお手伝いができるかっていうのを考える時間というか、そういった時間を投資していく、その上で記録していかないとやっぱり人間忘れてっちゃうのでそのためにシステムというか、データベースのような仕組みが必要なのだけであって、必ずしもリストっていうのを意識しすぎる必要ないのかなと思うんですよね。リストって単にそれを表現する一つの言葉に過ぎないので、むしろ意識すべきところっていうのは、いろんな人の役に立つために、いろんな人の専門性を知ったり、その人の強みを聞いたり、覚えておくっていうことなんだと思うんですね。それがメンバーとの1to1が絶好の機会だと思うし、あえてここでも今回お話ししておきたいなと思ったのは、BNIのチャプターの外の人たち、BNIの外の人たちとの1to1のような時間ってすごく大切じゃないですか。
でもBNIのメンバーと同じように1to1やるじゃなくて、ギビングミーティングで、例えば60分だったら60分という時間を、純粋にその人のために自分がどうしたらお役に立てるかということを見出すための時間として投資していくっていうのが、チャプターのメンバーの皆さん全員でできたら、チャプターの価値というものがものすごく高められると思うんですよね。
そのチャプターの価値を高められるのは、メンバーの皆さん一人一人なので、メンバーの皆さん一人一人が自分の人脈を常に磨き続ける。いつでも使えるようにしておくみたいなのが、すごく大切だなと思うんですよね。

河野:そうですね。ビジネスとか売上とかお金とかって、有形資産だと思うんですよ。
形のあるもの。有形資産を求めてBNIで活動すると思うんですけど、実際ビジネスをもたらしていくものって、無形の資産だと思うんですね。
その無形の資産に、例えば能力、スキルだったりとかもあると思うんですけど、BNIの無形資産の中で一番価値があるものって、人脈資産だと思うんですよ。
これまで生きてきた人脈という資産を、仲間にリファーラルで提供したりする。そして今まで付き合ってきたことの人脈さんの中で困っている人がいたら、メンバーの力を借りて助ける。こういう生き方をすることが、本当の意味でのBNIのギバーズゲインなんじゃないかなっていうふうには思うんですね。
リファーラル出さないといけないからリファーラルで誰かをつなぐとか、そういうマインドがもしジャパン全体ですごく磨かれて、成長していくと、本当にBNIの価値ってまだまだこんなもんじゃないなというふうに僕は思うんですよね。

大竹:私、カワディのこういう話ってすごく分かりやすくてかつ、実践的な話なので、本当に素晴らしいなといつも思って聞かせていただいています。目に見える資産と目に見えない資産があるっていう中で、目に見えない資産の中で一番大事なものが人脈資産なんだと、その資産を棚卸しして、磨いていく習慣を作る、そういう環境がBNIにあるっていうことですよね。これ素晴らしいなというふうに感じました。

大野:はい、ありがとうございます。普段いろんな人と皆さん接点を持っているので、意識を変えるっていうところは必要だと思うんです。例えば、昔学校一緒だった友達と久しぶりに同窓会とか、飲み会とかってやるじゃないですか。でも面白おかしい話だけしてると、本当に彼らがどんなことを人生を通じて目指してるとかっていうちょっと深い話ってなかなかできないじゃないですか。なので、そこは意識して、例えば、別途誰か一対一で時間をもらって、その人のことをいろいろと聞いて、自分がどうしたらその人のために役に立てるかみたいな時間を作ることは、その辺の努力は必要なのかなと思いますね。今SNSって結構使われてるじゃないですか、どなたもね。なので、いろんな人が投稿しているのを見た時に、レスってつける機会ってたくさんあると思うんですよね。そういうタイミングって、自分のすでに知り合いなんだけども、人脈に手を入れるって言うんですかね。ぬか床を手入れ、毎日かき混ぜたりとかするのと同じで、自分の持っている人脈にレスをつけるとかっていうことで、コンタクトを取ってって、手軽にできると思うんですよね。そうすると、レスをつければ、直接ダイレクトメッセージでやりとりもできたりするので、ちょっとしたことなんですけど、そういった多くの人とコミュニケーションの機会を、個別のコミュニケーションの機会を作っていくっていうのは、すごく大事ですかなと思うんですね。だから他人に関心を寄せるというか、興味を持つっていうのは、意識としてはすごく大事かなと思いますね。

河野:そうですね、他の人の関心に関心持つみたいな、大事ですね。

大野:人間関係良くしていく上でよく言われるのは、ゴールデンルール、黄金律なんですけど、BNIで最近よく言われてるのは、プラチナルールじゃないですか。
自分がしてほしい人を人にもやってあげるのではなくて、相手の人がしてほしいことをしてあげるっていうのがプラチナルールだと思うので、そのためには話を聞かないとなかなかできないですもんね。最後にもうそろそろ時間なので、河野さん話しておきたいことはありますか。

河野:はい、これをお聞きのBNIメンバーの皆さんもぜひ自分の人脈資産、これにやっぱり気づいていただきたいんですね。BNIで人脈を作ろうと思って入られる方ってやっぱり多いと思うんですけど、実はすでに自分の人脈資産って皆さん持ってるわけですよね、これまでの人生の中で。
この人脈資産をBNIのリファーラルマーケティングの中で活用するっていうことによって、新たな人脈に仲間の力を借りて、アクセスできるというふうに僕は感じておりますので、BODのためとかそういうことではなく、もっと意味を最大化して、これまでのご自身のお付き合いをしてこられた人脈資産、ぜひ書き出してみていただきたいなと。
きっとこのBNIのリファーラルマーケティングの価値が、もっともっと最大化されると僕は信じております。

大野:はい、ありがとうございます。大竹さんも最後に一言お願いします。

大竹:はい、ありがとうございます。自分の繋がりをリストアップするっていうことについて、私自身も以前ネガティブなイメージを持っていたんですよね。やらなきゃいけないからやるみたいなイメージだったんですけど。
それが変わった出来事がありまして、私自身が手助けしたい人ってどんな人がいるだろうっていう気持ちでリストアップをしたんですよね。
それを連絡した中に今の妻がいまして、それをきっかけに結婚することができたんですよね。だからこのリストアップとか、リストっていうと、無機質な感じがするんですけど、そこに自分の感情を吹き込んでいけば、実は自分の人生を変えたりとか、前に進めるきっかけになる素晴らしい習慣なんじゃないかなというふうに感じました。
本日は貴重なお話ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

河野:ありがとうございました。

安:大野さん、大竹さん、そしてスペシャルゲストの河野さん、ありがとうございました。誰かのお役に立ち続けるための人脈を磨くということ、私もぜひやっていきたいと思います。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第217回 BNIを2%しか使えていないわけ

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第217回はBNIを2%しか使えていないわけと題してお送りいたします。

安: それでは大野さんと大竹さんのお話をお聞きください。

大竹:よろしくお願い致します。

大野:よろしくお願いします。

大竹:大野さん、今日は217回「BNIを2%しか使えていないわけ」というタイトルなんですけれども、これについて教えていただけますでしょうか。

大野:はい、ありがとうございます。今日本でメンバー数が一万二千人以上いらっしゃるわけなんですけど、最近ちょっと懸念として持ち始めたことがあって、それ何かというと、メンバーの皆さんのほとんどの方は実は、BNIをフルに活用できてないんじゃないかと思っているんですね。ギバーズゲインだとか、BNIのリファーラルマーケティングの仕組みをしっかりと理解しきれてないことに、その理由があると思っていて、もう少し具体的に言うと、私達1to1ということで、メンバー同士で、例えば事前に1to1のGAINSシートとか、1to1シートを交わしてやったりするじゃないですか。普段チャプターではリファーラルを交わしたりってことをしてるんですけども、それが例えば、チャプターメンバーにリファーラルを提供することがギバーズゲインの実践っていう理解をしている人、それが間違ってるわけではないんですけど、一つの側面というか、一つの要素に過ぎなくて、本来ギバーズゲインの意味しているところってBNIのメンバー同士だけじゃなくて、実はBNIの外の人たち、その人たちにどれだけ役に立てるかっていうところなんだと思うんですよね。ここが欠けてしまっているというか意識されてないメンバーの方が意外と多いっていうことを最近ちょっと気が付いたというか、お話をしてたりとかして思ったんですよね。BNIの可能性をフルに生かすためには、メンバーとの1to1の時間ももちろん大事なんですけど、それはそれでやっていく前提なんですが、BNIの外の人たちにどれだけ時間を投資ができるかということなんですよね。なので例えば毎日おそらくほとんどの人は、色んな人と会って、接点を持ちながら日々過ごして、仕事をしたりとか、生活してるわけですよね。なのでそういう意味では接点は持ってるんですけど、その接点がある時に、その人たちのどうしたら役に立てるとかという意識を忘れてしまってるケースが多いんじゃないかな。できればまず最初のステップとしては、BNIの外の人たちにもっと関心を持つ。例えば、ご友人だとか、ご家族もBNIの外の人かもしれないですけど、皆さんもうすでに繋がってる人たちって、多分数百人ぐらいの人数はいると思うんですけど、その人たちと接点を持った時に、例えば「最近どう?」なんていう話もすると思うんですね。仕事の話もすると思うんですけど、その人たちが果たしてどういう目標を持っているとか、あるいは夢を持ってるとか、どういう夢を実現したいと思ってるかとか、そのためにいろんな課題があったりとか、乗り越えていかなくちゃいけないチャレンジに直面してたりすると思うんですよ。困りごともあるかもしない。そういった人たちに対して、まず大切なのは質問力って言うんですかね。適切な質問を適切なタイミングでしていく。それに対して傾聴する、傾聴力ってのが大事だと思うんですけど、そうするともうBNIのメンバーの皆さんだからいろんな人を「それだったらこういう人がいるから繋いであげるよ」って「紹介するよ」って言えるじゃないですか。目の前の人の役に立つんであれば、必ずしもBNIのメンバーじゃなくてもいいわけですよ。ベストな人を紹介するべきなので、たまたまそのベストな人がBNIの外の方っていうケースもあり得るわけですね。なのでもちろんBNIのメンバーをおつなぎして、それが結果としてリファーラルになるケースもあるし、場合によっては複数の人をチャプターで紹介したいってなったら、ビジターとしてお越しいただくケースもあるし、でもBNIの外の人も迷うことなく紹介していくっていうのが、その人たちの、既存の知り合いの人の、目の前のお役に立つということだと思うんですね。なので、メンバーとは1to1するんですけど、外の人と1to1すると引かれちゃうこともあると思うんですよね。外の人と会う時は、基本的には100%その時間を、自分がその人のためにどうしたら役に立てるかということを費やしていく、投資していく。だから自ずと自分のビジネスの話はしないわけですね。相手のビジネスの話だったり、生活してる上での困り事だったりということを聞く時間に100%使って、与えるためのミーティングなので、ギビングミーティングって言ってるんですけど、1to1とギビングミーティングを区別してやっていくっていうことを、外の人でやっていく。チャプターでこれをメンバーの皆さんが全員、毎日のようにギビングミーティングをしていけてるチャプターと、それができてないチャプターだと、同じ人数だったとしても全然ビジネスを生み出すポテンシャルが何十倍って違うはずなんですよ。だからこそさっき言った2%っていうのは、そこの比喩で使ってるんですけども、多くのチャプターではメンバーの皆さんがリファーラルを交わすこととか、ビジターさんを呼んだりすることに意識が向きすぎていて、それも大切なんですけど、でもそれが目的になっちゃってる。例えば、チャプターメンバー数を増やすためにビジターを呼ぶ、やることはそうなのかもしれないですけども、それが目的になっちゃうんじゃなくて、あくまでいろんな人たちを助ける力になるっていう、結果として、チャプターのメンバー数が増えていくっていうことであるべきなんですけど、順序が逆になってるっていうケースが多いと思うんですよね。そこをチャプターの中で、皆さんと一緒に見つめ直すっていうんですかね、「なるほどBNIってそういうふうに機能するんだな」っていうのを皆さんもう一度このベーシックを確認して、外の人たちとのギビングミーティングの時間の投資っていうのを積極的にやられると、当然自分の商品とかサービスでお役に立てる場面も出てくるでしょうし、BNIメンバーの皆さんの強みは、やっぱりチャプターメンバー全員のサービスとか商品を使って、困ってる人を助けたりとか、力になれるっていうところが強みなので、一人でマーケティングしてるよりもはるかにパワフルなわけですよね。そこを皆さんでやっていただけると今までのリファーラルもそうでしょうけども、ビジター増やそうと思わなくてもビジター増えるはずだし、チャプターで交わされるビジネスの額もどんと増えると思いますよね。

大竹:ありがとうございます。今日の話は、ギバーズゲインの実践というところで、すごく本質的な内容だったなっていうふうに感じました。まずギバーズゲインの対象を、メンバー中心にしながら広げていくっていうところですよね。自分が関わる人すべてに対して、ギバーズゲインの姿勢で臨む、そして実践をするというときに、目的を小さくしないっていうのもあるのかなというふうに感じました。目的は相手の夢や目標を手助けする課題、お困り事を手助けするっていうことであって、ギブをするということは、必ずしもリファーラルとかビジター招待でなくてもいいというところですね。相手のために何か役に立つことであれば、何でもしてさしあげるということは、重要だということに気づきました。それをするために、適切な質問を適切なタイミングでできるようになる傾聴のスキルを高めていくこと、これが重要なんだいうことに気づきました。

大野:チャプターのメンバーの皆さん、もしかして「2%しか自分たちはBNIの持っている可能性って使えてないかもしれない」と、その理由っていうのを今の話を伝えていただいて、ぜひ皆さんで残りの98%、100%、120%、本当にBNIを活用して、自分たちのビジネスを豊かにするだけではなくて、自分と周りの人たちを一緒に豊かにしていく、そこに関われるっていうのは楽しみでもあると思うし、自分のビジネスを成長させながらいろんな人の役に立てるというのは、これほど素晴らしいことはないと思います。ぜひチャレンジしてほしいですね。

大竹:いいですね、ありがとうございます。ギバーズゲインっていうのは生き方なんだなっていうふうに改めて感じました。単にビジネスの場で自分のビジネスを伸ばすっていうことだけではなくて、人とどう関わって、自分がどういう生き様を周りに対して見せていくのかっていうことでもあるのかなっていうふうに感じました。大野さん、今日は貴重なお話をありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:大野さん、大竹さん、とてもためになるお話ありがとうございました。私自身ももっともっとBNIを活用していこうと思いました。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第216回 チームの成長を考える

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第216回はチームの成長を考えると題してお送りいたします。

安:さて、大野さん、大竹さん、本日もよろしくお願いします。

大野、大竹:よろしくお願いします。

安:今回は「チームの成長を考える」というテーマなんですが、大野さん、ぜひお願いいたします。

大野:そうですね。今回は実は、これまでの過去4回のある意味総括と捉えています。なぜそれがチームの成長なのかということなんですけども、この過去4回で、ある意味BNIの基本中の基本をお伝えしてきたつもりなんですね。なぜそうしたかというと、BNIが提供している便利なツールとか仕組みというものが、非常にパワフルだとは思うんですけども、BNIを誤解させてしまっている部分がもしかしたらあるんじゃないかなというふうに感じていたことがありまして、これまでの4回のお話をお伝えしてきました。

安:そうなんですね。

大野:はい。何かというと、どうしても、ビジネスを伸ばす、自分たちのビジネスを成長させるってところがBNIとしては、目的になっていると思うので、そうすると、BNIを使って、どうやってそれを実現していくかということを考えると思います。それと、先ほど言った、例えば便利なツール、一つ例を挙げるとすると、メンバートラフィックライトとかチャプタートラフィックライト。これってすごく便利で、私が初めてそれを見たときに、さすがBNIだなと。ビジネスを目的とした会であるだけのことはあって、やっぱり数字をトラッキングしていくというのは、これなかなか普通の会社でもできてないことじゃないかなと思うんですよ。目標は立てるかもしれないけど、その目標の実現達成に向けて、トラッキングしていくってことはなかなかできないと思うんですよね。それがしっかりされている組織だなと感じたので、僕はすごく感動したんですね。ところがそのWHYを、目的が置き去りになってしまうと、ちょっと変なことになってくる。それは何かというと、数字のために行動し始めてしまうということなんですよね。例えばBNIでいうと、「GREENが全てだ」「100点取るのが素晴らしい」これは確かに間違いではないと思うんですけど、それが手段じゃなくて目的になってしまうと、変な手段になっちゃうじゃないですか。

安:そうですね。

大野:なのでそこを改めて、このお聞きのメンバーの皆さんにWHYですね、なぜ自分たちがそうしているのかというのは、やっぱり原点であるギバーズゲインというものなんだということを忘れないでいただきたいのと、人脈を増やしていくとか、あるいは人脈を耕すってこともカバーしましたけども、前回のペイフォワードにつながっていく、そういう自分の人脈の作り方というか、人との接し方というかということが大切だということ。それが結果としてチャプターの成長というのを作っていくんだということなので、決してチャプターを成長させるためにビジターを呼ばなくちゃいけないとか、メンバー数を増やさなくちゃいけないとかというのを考えてしまうのは順序が違うという話ですよね。なのでこれまでトレーニングなんかでもメンバー数を増やすとビジネス増えるよという説明もしてきているので、そこもちょっと、誤解されやすかった部分の要因の一つになってるのかなという反省もありますけれども、決して間違ったことではない。人数が増えれば、2倍になったら3倍になるとか、ビジネスが。という話は統計に基づいた話なので、それは価値のある情報ですし、知っておくべきなんですけども、それが直接目的じゃなくて、心掛けるべきところは「How can I help you」のギバーズゲインの精神だと思うんですよね。

大竹:本当にそうですね。メンバー数が増えれば、ビジネスが増えるということではなくて、メンバー数が増えることによって、「How can I help you」、関係構築をする機会が増えることによって、信頼関係が結ばれた数が増えて、結果としてビジネスが増えるということだと思うんですよね。さっき大野さんが、手段が目的化してしまうという話があったと思うんですけど、マイズナー博士がおっしゃっていて、「BNIはビジネスを得るための素晴らしい方法というだけではなくて、より良くビジネスをする方法なんだ」というふうにおっしゃってるんですよね。成果が上がれば何でもいいのかということではなくて、その成果を得るプロセス、過程、その旅路、それをより良くしていくということがすごく重要なんじゃないかというふうにおっしゃっているんですよね。私たちのビジネスの旅路というものが、辛く苦しいものではなくて、自分の周りの人の手助けをしながら、それを楽しみながら、実は自分のビジネスも豊かになっていくと。そういう過程、そういうプロセス、そういう手段を取っていこうということなんじゃないかなというふうに思っています。

大野:一つ、お話を紹介したいんですけど、ある国のメンバーさんが3人で人材紹介の会社をやられてたんですよね。その社内で営業のミーティングというのが当然あったんですけども、売り上げの数字とか契約の数字とかって一切しないんですって。何を話したかというと、ギブの数字だけ。ギブの数字を毎月みんながそれぞれが報告をして、目標も外部のギブ。例えばさっき言った、他の人にどういった形でお役に立てたか、リファーラルを提供できたとか、あるいは1to1も数に入れてるって言いましたかね。1to1というのは、実は行動じゃないですか。KPIとしては、実は先行指標と遅行指標と2つ種類あって、多くの場合、この遅行指標である、例えばメンバー数であったり、企業でいうところの売り上げというところが意識しやすいんですけども、本当はそれを出すために結果を出すためには先行指標、多くの場合行動なんですよね。なので、1to1の数とか、あるいは「How can I help you」という質問をできた人数とか、そういうものも数字として追っていく価値があると思うんですよね。そうすると、なぜ自分たちがメンバー数を増やすのかだけでなくて、その手段ですよね。ギバーズゲインとか、「How can I help you」のところが毎回思い出しながらできるというところもあるかなと思いますね。

安:なるほど。だからやっぱりミーティングの最後の後半で貢献の発表をするということが重要視されてるんだなというのが今結びついた気がします。

大野:ただ、リファーラルもある意味、先行指標か遅行指標かというと、遅行指標という捉え方もあると思うんですね。リファーラルに結びつけるための行動っていろいろあって、そちらでトラッキングするというのもKPIとして、有効かなと思いますよね。

安:確かに。中には「何人と1to1しましたよ」ということを言ってくださる方もいて、まさにそれは、貢献の結果を生み出していくためのプロセスの行動として発表されているのかなというふうに捉えると、すごく大事なことを言ってくださったんだなというふうに思います。それでは、そろそろ終わりの時間に近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大竹:はい。この5回のシリーズを通して、BNIがビジョンにしている「世界のビジネスのやり方を変える」ということの意味がすごく深く分かったような気がしたんですよね。今日、大野さんが先行指標、遅行指標という話をされていましたけれども、自分たちが取り組んでいくことというのはギブなんだと。その結果として得られるものがゲインなんですね。先行指標はギブで測ると、遅行指標は何が得られたかということで測るということ。これまさにビジネスのやり方を変えているなというふうに思ったんですよね。通常は先行指標も遅行指標もゲインですよね。何が得られたかということで測ると思うんですけども、それをちょっと変えていこうということなのかなというふうに感じました。

安:はい、ありがとうございます。では、大野さんからもぜひお願いいたします。

大野:はい。改めて、今回シリーズで5回やってきましたけども、全部聞かれている人ばかりではないと思うので、ぜひ212回の「あなたのヒーローは誰?」から始まって、今回の216回までの「チームの成長を考える」というところまで一緒に、ぜひ振り返っていただいて、チャプターでもメンバーとしても実践していただければと思います。

安:はい、ありがとうございます。今回も大竹さん、そして大野さん、ありがとうございました。

大野、大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第215回 ペイ・フォワード

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第215回は「ペイ・フォワード」と題してお送りいたします。

安:それでは、大野さん、大竹さん、今回もよろしくお願いします。

大野、大竹:よろしくお願いします。

安:今回のテーマが「ペイ・フォワード」ということなんですが、大野さん、こちらのテーマはどんなお話になりますでしょうか?

大野:はい。これかなり、古い映画のタイトル「ペイ・フォワード」、これが日本語のタイトルなんですけども、原題は「Pay It Forward」というふうになりますね。二人はご覧になったことありますか?

大竹:まだないんですよ。

安:私は、すっごく昔に見てるので。

大野:あらすじは覚えてますか?

安:あらすじ、そうですね。ラスベガスが舞台になってる少年のお話が、テーマで。「ペイ・フォワード」という言葉を聞いたことがある方は多いんじゃないかと思うんですけど、どんな話だったかっていうと、少年の授業を受けている時に、シモネット先生って担当の先生が「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら何をする?」という課題をそのクラスの生徒の皆さんに与えたそうなんですよね。その他の人達というかほとんどの生徒はもういかにも子供っぽいというか、中学生だということで中学生ぽい回答をしたんだけれども、この主人公のトレバー君は、「ペイ・フォワード」というものを思いついたというところから物語が始まっていってるんですけど。ペイ・フォワードってどういうことかと言ったら、自分の受けた善意とか思いやりを別の3人に渡していこうっていう、そういうお話なんですよね。それを本人も言ったからには実践しなきゃということで、3人の方に実践をしていくんだけれども、なかなか思うように話が進んでいかない。でもその少年が知らないところで、結構他の方々に実はその話が、考え方が広まっていっていたっていうのが大きなあらすじになるかなと思うんですけど。

大野:よくね、恩を受けたら、お礼というか、お返しをしますよね、相手の人に。なんですけど、今回の主人公の少年っていうのは、その人に恩返しをするのではなくて、恩の先送りをする。しかも3人にっていうところがこのストーリーのポイントなのかなと思うんですよね。やっぱりビジネスにおいても、この考え方って十分使えるなと思っていて。先日感謝を伝える「マイヒーロームーブメント」の話ありましたよね。なので感謝っていうのを自分の、例えば後援者だとか、例えばBNIを知るきっかけを提供してくれた人たちに感謝を伝えるってことを取り上げましたけども、今回はその恩を先送りしてみようと言う話です。この今恩の先送りという話でどんなふうにイメージされますか、お二人は。

安:そうですね、よく比較される内容としては、ギブアンドテイクみたいな考え方がよく出てきますけど、他の方、例えば自分が受けた善意や思いやりをその人に返すではなくて、他の人に返していくっていうのがすごく初めて聞いた時、新鮮な気持ちになりました。その方に返すと、その方が認識してくれるからいいんじゃないのかなと思ったんですが、全く違う人にその恩を先送りしていくっていうのって、やっぱり聞かないとちょっとピンと来なかったんですが、実は身近なところで自然とやっていることでもあるのかな、なんて思ったんですよね。意識しているしてないに関わらず。私としては本当にそういう新鮮な気持ちでしたね。大竹さんはどうですか。

大竹:そうですね。善意や思いやりを提供してくれた人に対して、自分自身がその相手に対してすぐに、その恩を返すということができない状況のときもあるんじゃないかなというふうに思うんですね。その時に、何もしないということではなくて、じゃあ自分がその恩を提供してくれた人がしてくれたように、自分の周りの誰かに何かできることはないだろうかと考えて、行動をすぐに起こしていくこと、これが重要なんじゃないかというふうに感じました。私自身もBNIで、人生を変えるリファーラルを提供してくれた方がいらっしゃったんですけれども、私自身はその方に対して、本当に、素晴らしいリファーラル提供できたかというと、そうではないんですよね。ではないんですけれども、ただ、じゃあ自分ができることは、やはり別の方に素晴らしいリファーラルを提供していくこと、素晴らしい出会いを提供していくことなんじゃないかというふうに思って、それを行動していった結果、また別の方から感謝をいただくということができました。

大野:これ、BNIのチャプターで、メンバーの皆さんがやってることと同じですよね。

大竹:そうですね。

安:まさに。

大野:リファーラルを提供してくれた人に、自分がそのリファーラルをお返しする必要は必ずしもなくて、もちろん返せればそれはそれでいいんですけども、そうじゃなくて、誰か他の人でも構わないので、与えるっていうことをやっていく、みんなでやっていくっていうことが、全体の発展、成長につながるっていうことですよね。

安:そうですね。これって1対1の関係性だけだとなかなかピンとこない部分ですけど、やっぱりたくさんの方、複数の方が関わっているからこそできていくことなんだなと思ったら、まさにチャプターのメンバーが複数いるからこそできることでもあるんだなと感じました。

大野:あともう一つ、この映画の示唆しているものの中で大切だなと思ったのは、「世界を変える」っていうキーワードですよね。先生が、「世界を変えようと思ったら何をする?」っていう。この「世界を変える」っていうことで、すごく大それたことのように聞こえるかもしれないんですけど、これって、みんながそこを信じて実践する、BNIもそうですよね。ギバーズゲインっていう言葉があるけれども、それをどれだけ確信を持って行動できるかによって、そのチャプターの価値が変わってくるし、そこのメンバーであるメンバーの皆さんのビジネスへのインパクトも大きくなると思うんですよね。なので「世界を変えようと思ったらどうするか」、それは与えることなんだよねっていう、話にもなるかなと思いました。

安:確かに。働きかけるということにもつながるのかなと。必ずしも貢献をしようという姿勢だけではなくて、その方に感謝を伝えるという、まさにこの前々回でも扱った「感謝を伝えていく」っていうことも、もしかしたら世界を変えるきっかけになるのかななんて思っちゃいましたね。

大野:そうですね。そこで聴いてられているメンバーの皆さんにご提案したいのは、前回のBNI MY HEROのムーブメントに続いて、今回は「ペイ・フォワードをみんなでやっていこう」っていうことです。なのでもちろん、BNIのスポンサーとして、あるいは後援者として誰かを、チャプターにお招きするってことだけではないんですけども。どうやって恩を先送りするかっていうことを考えると、前回も話しましたけども、「How can I help you」の精神でいろんな人とお話をしていくと、ネットワーキングのところですよね、「人脈畑を耕す」ってところだったと思うんですが、それを実践していくとおそらく、BNIのチャプターにお越しいただくということだったりとか、あるいはディレクターを紹介して、ディレクターの人がいろいろと「誰々さんの夢の実現だとか、目標の達成を手助けしてくれると思いますから、会ってみませんか」というような流れを皆さんがやっていけると思うんですよね。それが一つの恩の先送りの方法になるんじゃないかなというふうに思いますよね。一人でもいいし、ペイ・フォワードのように3人でもいいし。この恩の先送り、ペイ・フォワードをBNIでもやっていこうということでご提案したいと思います。

安:いいですね。私、何人か今までメンバーの後援者になったことがあるんですけど、その時にその方のためと言いますか、その方がもっと例えばビジネスで成功してほしいなとか、やり方を変えながらもっともっと広げていってほしいなと思って、実際にお誘いしてメンバーになってもらって、結果その方の人生が大きく変わるっていう瞬間をたくさん見てきて、そして私に対する感謝の気持ちだけではなくて、他のメンバーに対してその方がどんどん貢献をしていくっていう姿を見た時には、すごいこれ素敵だなと思ったんですよね。本当にその時はその方に対してのサポートだったかもしれないですけど、そこから他の方にどんどん波及していく姿を見ることができるのも、BNIのチャプターの中での後援者になることの大きな魅力といいますか、醍醐味でもあるなと思ったんですよね。なので、ぜひ皆さんにも実践してほしいなって思いました。

安:それではそろそろ終わりの時間に近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますでしょうか?

大竹:はい。今日はペイ・フォワードという話だったんですけど、ペイ・フォワードの威力を目の当たりにしたことがあったんですけど。先日のハワイで、行われたカンファレンスで、あるメンバーの方がシェアストーリーをされてたんですけども。その方はBNIに出会って、「3つのことが変わったんだ」っておっしゃってたんですね。一つは当然、ビジネスがやり方が変わって成長したという話もされてたんですけども、2つ目におっしゃってたことがすごく印象的で、実はその方はプレゼンテーションをするのがすごく苦手で、お母様が亡くなった時に長寿を頼まれたんだけれども、それをできなかったということをずっと後悔をしていたということなんですよね。BNIに出会う縁があって、毎週プレゼンテーションをしていくというところですごく鍛えられて。今度は、友人がたまたま亡くなってしまって、その時に弔辞を頼まれて、それを自分が引き受けてやることができたんだと。それによってすごく自分の自信がついて、人生が変わったんだっておっしゃってたんですね。だから必ずしも、ビジネスだけではなくて、私たちがBNIにスポンサーをする、後援者になることによって、その方の人生の変わり方ってたぶん想像ができないんじゃないかなっていうふうに思ったんですね。そんな体験をしたので、私もこれからもっとペイ・フォワードをしていきたいなというふうに感じました。

安:はい、ありがとうございます。大野さんからもぜひお願いいたします。

大野:はい。これ、ぜひチャプターで、皆さん一緒に取り組んでいただきたい活動だと思うんですよね。期限を区切るってのは一つのポイントかなと思ってまして。その間にペイ・フォワード、別にビジターを呼ぶとかっていうところにつながってなくても、その人が恩の先送りをできたというものを、例えば3つとか、それをチャプターの中でシェアしていくっていうのをやってみていただきたいなと思います。もちろんその結果、ビジターとしてチャプターに来てもらったり、ディレクターに紹介して。最近、コーヒーミーティングとかコーヒーセッションとかコンタクトサークルセッションとかって言ってますけど、ディレクターがその方の目指しているものに対してどういった力になれるかっていうのを確認するミーティング時間ですよね。そういったものにつなげていただければいいんじゃないかなというふうに考えています。

安:はい、ありがとうございます。今日も大竹さん、そして大野さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.