第4回「なぜPALMSレポートは重要?」

安:オフィシャルBNIポッドキャスト、4回目の今回は英語版のポッドキャストのエピソード446「Why Is the PALMS Report Important?」のトピックを基にお送りしていきます。

大野:はい。それではまず、PALMSレポートの基本的なことについてご説明をさせていただきたいと思います。
 PALMSレポートの名前の由来ですけれども、5つの頭文字を取っています。まず出席を意味するpresentのP。欠席を意味するabsentのA。遅刻を意味するlateのL。これは早退も同じカテゴリーになりますね。そして、医療欠席を意味するmedical leaveのM。最後に代理出席を意味するsubstituteのS。
それぞれ、P、A、L、M、Sに頭文字を取ってPALMSレポートと呼ばれています。これは、チャプターごとに作られるレポートになります。それに加えて、なぜPALMSレポートは重要なのかということですけれども、いわばPALMSレポートはチャプターのGPSナビゲーションシステムみたいなものだと思えばいいかもしれませんね。

安:なんと。

大野:軌道を外れたときにそれを教えてくれると。例えば、安さん、車を運転されますか。

安:時々ですね。

大野:はい。ではGPSナビの付いた車を運転されたことはありますか。

安:実は、それはないのですが。

大野:ああ、そうなんですね。

安:でも、よく運転をしている人の車に乗ったことがあります。

大野:仮にGPSの付いた車を運転しているとして、もし間違った道に入ってしまったときに、当然そのシステムはそれを教えてくれますよね。

安:はい。

大野:チャプターにとって、そのPALMSレポートは同じ役割を果たしてくれます。チャプターのどこに問題があるかということを教えてくれる。そういうシステムになりますね。
例えば、最近欠席が多いとか、あるいは代理出席、遅刻等が多いというようなことを教えてくれます。それに加えて、リファーラルを与えた件数だったりとか受けた件数なんかも教えてくれます。やっぱりこの数字を付けていくというのですか、これはチャプターメンバー一人ひとりのアカウンタビリティというのでしょうか、ビジネスを目的とした会であるが故に、その数字を無視するわけにはやっぱりいかないと思うんですね。
アカウンタビリティを保持するのに、数字を必ずトラッキングしていくということが、チャプターにおいてもすごく大切なことになります。

安:はい。

大野:エピソードの中でマイズナー博士は、毎日日報を受け取っていて、その日報には世界中のメンバー数とチャプター数が記されているというふうに言っています。実は私もですね、世界中は分かりませんけれども、現時点で例えば日本全国のメンバー数とかチャプター数をお伝えすることができます。先ほどちょっと調べてみたんですけれども、安さん。

安:はい。

大野:今の時点で日本のメンバー数は、何人ぐらいだと思われますか。

安:日本のメンバー数。そうですね。7000は超えているのかなと。

大野:そうですね。今の時点で7538人。チャプターの数が243になっています。それで、2015年の1年間に日本国内で交わされたリファールの件数が、67万2000件。そしてそれを通じて生み出されたビジネスの金額が426億円になっています。
それに加えて、最近どうもチャプターがうまくいっていないような気がするんだけれども、なぜだかちょっと分からないような場合に、数字をよく見ていないということがありがちです、リーダーシップチームのほうで。
私が思うに、会社でも全く同じことが言えると思うんですね。例えば営業のチームが、数字を付けたりあるいはそれをモニタリングしていなかったら、どんな営業成績が期待できるのかっていう話ですよね。

安:はい。

大野:売り上げを伸ばすためには、まず数字を付けることから始める必要がある。最初は売り上げは、極端な話、ゼロの営業スタッフがいてもいいと思うんですよね。まず、数字を報告する流れだとか、あるいはプロセス、ルールといったものができていれば、もうインフラというかコンテキストはできたも同然なので、あとはそれをどう数字を伸ばしていくかということにフォーカスすればいいということになります。

安:はい。

大野:先ほどのご質問のなぜPALMSレポートは重要なのかということですけれども、チャプターのナビシステムあるいは、メンバーお一人おひとりの皆さんのナビゲーションシステムとも言えると思うので、ビジネスを目指すからには売り上げを増やす、利益を増やす、ビジネスを発展させるという目的においてはこのナビシステムをぜひ使っていただきたいと思っています。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

第4回「なぜPALMSレポートは重要?」” への19件のフィードバック

  1. 数値化する事でわかりやすくなります。
    そこから逃げないように自分自身成長していきます

  2. 数字を把握して、現在地と目標を、持つことが、大切だと、痛感しました。

  3. 組織やそこに属する個人の状態が良いのか悪いのかは感覚値だけではなく客観的な数値が必ず必要になると思います。BNIにはPALMSレポート以外にも様々な数値が標準化されておりどれも非常に有効なものだと感じます。

  4. 数字を残せる人、残せない人を出すのは非常に大切な事だと思います。数値化することで改善策を練ることができると学びました。

  5. スポーツ選手も今は自分の体の調子を数値化して自分を客観的に見るという事を聞いたことがありますが、組織にとって数値化して今の状態を客観的に見て今組織がどのような状態なのか判断出来る材料になると学びました。

  6. P:出席
    A:欠席
    L:遅刻
    M:病気欠席
    S:代理出席
    PALMSレポートはチャプターの方向を導いてくれるもの

  7. BNIという組織がどのような傾向を持っているか、成功しているのか失敗しているか、その原因とその対策は?など明確な統計を出すためにもPALMSレポートは一つの重要な指針なのだと理解しました。

  8. あるべき姿を設定し、数値化し、見える化することで
    問題点が発見できますね。

    BNIにおける、問題発見は
    PALMSレポートということですね。

    腹落ちしました!!

  9. 数値化することで、傾向性が見える化してくる
    PALMSレポートに関心を持つ用意しようと思います。

  10. 正しいネットワークワーキング 5つの行動 ➀取引より信頼 ➁社会関係資本に投資(人との関係投資)③人に対して興味を持つ
    ➃量より質(人脈の質) ⑤所属しているグループ積極的関わる=VCPを上げやすくなる
    ビジネスネットワーキングを分かり易く説明している、この5つを常に意識してネットワークワーキングをしていこう

  11. 会社員時代の経験で、売上などの数字をホワイトボードに書いていた時は数字が伸び、書いていなかった時は下がっていたことがあったのを思い出しました。
    自分の指標とする数字を改めて考えたいと思います。

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