第35回 もっと1to1で、もっとビジネス

参照:英語版 Episode 472 More 1-2-1s = More Referrals
参照:英語版 Episode 491 One-to-Ones Equal More Referrals

安:第35回は、「もっと1to1で、もっとビジネス」と題してお送りいたします。英語版のエピソード472をご参照ください。
今回のタイトルから想像すると、より多くの1to1をすれば、より多くのビジネスにつながるということでしょうか。

大野:はい。そのとおりですね。以上で今週のポッドキャストを終わりたいと思います。

安:いやいやいやいや(笑)。

大野:失礼しました。

安:びっくりした。

大野:まだ始まったばかりでしたね。

安:はい。

大野:今回のテーマはですね、トピックの概要からちょっとお話ししたいと思います。

安:はい。

大野:リファーラルのプロセスというものが、最も効率的に機能するのは、まず誰かを知って、気に入って好きになって。そして、信頼するということが必要で、特にその最後の信頼というのは非常に重要です。BNIは、人と人が信頼を築くのに必要な時間を減らすことですね、このプロセスを加速させることが可能です。信頼を最も加速させる有効な方法の1つに、「定期的な1to1」がありますというのが今回の話の概要になります。

安:はい。

大野:まず効果的な1to1を行うためのカギとなるのは、その1to1が体系的で、かつ社交的である必要があるというふうに、マイズナー博士はおっしゃっています。1to1の中で仕事やビジネスの話はもちろんなんですけれども、個人的な情報をお互いに十分に交わすことで、より関係を近くすることができるというふうにおっしゃっています。
言い換えると仕事の上での、あるいは、個人的な興味の対象について、お互いの共通点を見い出すことで、より1to1が面白いものになってくるということになります。
その目的で役に立つBNIが提供しているツールの中に、「GAINSエクスチェンジ」、あるいは、「GAINSシート」というものがあります。これはぜひ使っていただきたいと思うんですけども、GAINSの意味は、頭文字をそれぞれ取っていまして、まずGAINSのGですね。これがゴール(Goal)、目標ですね。

安:はい。

大野:そして、Aは、アコンプリッシュメント(Accomplishment)ですから実績。そして、Iはインタレスト(Interest)で、関心事とか興味ですね。趣味なんかも入ってくると思います。そして、Nがネットワーキング(Networking)。どんな人脈を持っているかということで、最後のSがスキル(Skill)ということで、仕事のスキルであったり、個人的な趣味の上でのスキルなんかも入ってくるかと思います。
このGAINSのシートについては、こちらのポッドキャストのウェブサイトのほうからもダウンロードできるように設定しておきますので、ぜひご活用いただければと思います。

==GAINSワークシートはこちらからダウンロードできます。==

ここでどんな1to1をやるかという話をしておきたいんですけども。結局はやはり、1to1の質という話はされていると思うんですよね。

安:はい。

大野:じゃあ質と、あと回数、どちらのほうが大事だと思われますか。

安:やっぱり質ですよね。

大野:そうですね。もちろんこの質というものは、大切にしないといけないですよね。ただ今回は、ヨーロッパにおけるBNIのメンバー数百人を対象としたリサーチの結果を紹介してくれているんですけども、それによると実は回数も非常に大切だという結果が、そのリサーチから導き出されているんですね。

安:はい。

大野:このリサーチの結果が、グラフになっていますので、こちらのほうもウェブサイトのほうでご確認をいただければと思うんですけれども。このリサーチの結果から言えることは、1to1の開催された回数と、リファーラルの件数の間に正の相関関係があるということなんですね。
1-2-1-referrals

安:はい。

大野:つまり、より多くの1to1をやれば、それだけリファーラルを提供したり、受け取ったりすることができるということになります。

安:はい。

大野:もう少し詳しく見ていきますと、「1カ月に3回以上の1to1をやる人は、2倍以上のリファーラルを提供できる」ということが示されています。もっと重要なことには、「1to1を月に1回以下しかやらない人と比べると、2倍以上のリファーラルを受け取れる可能性が高い」ということを示しています。ということは、安さん。

安:はい。

大野:こんなふうに言えると思うんです。どうやったらBNIで得られるリファーラルの件数を倍にすることができるか、知りたいですか。

安:知りたいです。

大野:そうですよね。では、ぜひ1to1を毎月4回、週2回やってください。

安:はい。

大野:そうすれば、得られるリファーラルを2倍にすることができます。

安:なるほど。

大野:ここで1つ、マイズナー博士が紹介してくれています、英語版のエピソード191の中で、アレンという人が2008年の大きなリセッションがありましたけども。その後、彼は商業不動産のエージェントをやっているんですけども、市場環境が非常に悪いので、かなり懸念を抱いていたわけなんですけども。彼がBNIにメンバーとして参加をして、1to1をたくさんやりまくったんだそうです。

安:はい。

大野:その結果、「リセッション(Recession):景気後退」の直後にもかかわらず、それまでに彼がビジネスをやり始めて、最もいい年になったというような事例を紹介してくれていますね。

安:はい。

大野:1to1を多くやることで、その分リファーラル、紹介の件数も増やせるという事例ですね。

安:はい。

大野:これで回数を多く行うということのメリットが、理解できたと思うんですけれども。

安:はい。

大野:クオリティーも当然、大切なわけですね。そのクオリティー、質を担保するためにぜひGAINSのエクスチェンジ、GAINSシートを使っていただきたいなというふうに思っています。

安:はい。

大野:よくマイズナー博士が、このGAINSシートについて事例を紹介してくださるんですけども。同じチャプターの2人の男性のメンバーが、それまで1年間、1度もリファーラルを交わすようなことがなかったんですけれども。GAINSシートを使ったGAINSエクスチェンジですね、1to1をやって。お互いが実は、同じサッカーのコーチをやっているということを知って、それ以来、いろいろと個人的にもサッカー絡みで付き合いが多くなって、ビジネスも交わす、リファーラルも交わすようになったという話をよく紹介してくれますね。

安:はい。それでは、今回も終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへ何かメッセージはありますか。

大野:はい。マイズナー博士もおっしゃっていますけれども、BNIというのは、スポーツクラブのメンバーシップに似ている部分があると思うんですね。会費を払っているだけでは、何も結果は得られないわけで。実際そこに足を運んで、ワークアウト、運動を、エクササイズをしないとその効果は出てこないということで。BNIも、それが機能するかどうかというのは、まったく同じことが当てはめられると思うんですね。

安:はい。

大野:どれだけBNIのプログラムに努力とか時間を投資するかによって、得られる結果がまったく変わってきてしまうということは言えると思うんです。

安:はい。

大野:ぜひ皆さんも今回ご紹介しました1to1と、そのリファーラルの相関関係をご理解いただけたと思いますので。ぜひメンバーの皆さんとほかのチャプターのメンバーの皆さんと1to1を計画的にぜひ実践していただいて、目標は月に4回ですね。そうすることで、「リファーラルを2倍にする」ということをぜひ体験していただければと思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

第35回 もっと1to1で、もっとビジネス” への55件のフィードバック

  1. BNIに入って直ぐに1to1が大事だと思いました。知らない人や嫌いな人に自分の大事なお客様は預けられないし、まずは自分が体験できる物は体験しないと人に言えないタイプなんです。だからこそ、1to1しか無いかなってこの35回は結構聞かせて頂いてます。

  2. 1to1をすることで 相手を信頼ぇきる手段に
    個人的な興味 をしるためにはゲインズシートを積極的的に使う
    月 4回が目標

  3. 回数大切!練習ですから!そして徐々に質も上がってゆく!

  4. 1to1の大切さが分かりました。
    一つ一つ丁寧に行動に移して行きたいと思います。

  5. 先日の1to1のトレーニングでも学びましたが、その講義の内容も1to1は
    回数が大事とおしゃっていたので、改めて今回の会と含め1to1は回数が必要なのだと思いました。

  6. エデュケーションコーナーの作成にあたって、何度も聞かせていただいている回です。
    ありがとうございます。

  7. エデュケーション担当となり、目下、猛勉強中ですが、回数も大事である
    ということは目からうろこでした。
    クオリティーの高さも追っていけば、更にビジネスにつながるかと
    思います。できる限りチャプターメンバーにお伝えしてチャプター
    全員でビジネスを伸ばしていきたいと考えます。

  8. 1to1は回数も質も改めて大切だと分かるが、良く質が良い1to1と回数が必要と言われているがお互い30分で質の良い1to1とは何になるのだろうか?

  9. 1to1は営業活動の一歩目だから、認知を高めるために一定以上の回数を実施するのは合理的な行動。
    回数を増やすことで1回ごとの質を高めていく効果も期待できる。

    エレベータピッチのように短時間でターゲットの関心を掴むのとは異なり、30分ずつ使ってWHYはじめ、人となりを知らせあいフィードバックを与えあう機会という場であり、互いが相手に対して無形の責任を負っているとも言えると理解しました。

  10. GAINSシートの大切さ。1to1の大切さを改めて分かりました。
    沢山の人と質の良い1to1をしてビジネスに繋げたいと思います。

  11. 1to1の大切さを再認識、1to1回数重ね任せられる人だと自分を知ってもらう、そして相手を知りお互いが自分の会社だと思えるような関係を作る

  12. 1to1は質よりも回数が大事だということ
    回数を目標としていきます。

  13. 1to1のことが理解できました!
    回数意識してやっていきます。

  14. 入会してまだ間もないですが,これまでの異業種交流会と大きく異なるのでがこの1to1だと思いました。
    全てのメンバーとひざを突き合わせて1時間話すということは中々できない経験です。どうしても自分だけで名刺交換をすると意図しなくても傾向が偏ったりしますが,1to1だとそれもないですし,新しい発見や可能性があるのかなとワクワクしています。

  15. 信頼関係を築き上げるのに1to1がとても大切な事に理解できました。

  16. 1to1をすることで信頼関係も深められらと思いますので、同じ人と何度でも行いたいですね

  17. 入会した手ですが、1to1の質と回数でリファーラルの回数に大きな差が出ることを学びました。またGAINSシートもその意味をよく理解して作ってみようと思います。

  18. 1to1の催された回数と、リファーラルの件数の間に正の相関関係があることが分かった。

  19. 121の重要性、121は質も大切だが回数も非常に大切だということが認識できました。

  20. 1to1は、信頼関係を築き、ビジネスチャンスに繋がるのだと思いました。より多くの1to1を実施することを意識していきます。

  21. 相手の方のニーズをきちんと聞いて誰に紹介したら良いかを考えながら、1to1を沢山したいと思います

  22. 1to1の大切さがわかりました!できるだけ回数を意識して1to1に取り組んで行きたいと思いました。

  23. 1to1を多くの方と繰り返すと、自分のビジネスにつながるだけではなく、より伝わる伝え方を磨くこともできたり、相手にどんな風に役に立てるのか、を常に考える姿勢ができていく気がしました。

  24. 1to1が大切。メンターからも1人あたり3回を目標にしてみようと提案されました。
    中身のある質の高い1to1を行いたいです

  25. 1カ月に3回以上の1to1をやる人は、2倍以上のリファーラルを提供できる」頑張ります!!!

  26. 1to1の重要性を理解しました。
    相手を知る事。信頼。深いです。

  27. 1to1をスタートしてまだ間もないですが
    徐々にこの行動の深さが理解できるようになりました。
    ほかには絶対に無かった相互扶助的な温かみを感じました。
    もっと効果的に活動ができるように努力を重ねます。

  28. 入会して間もないですがすでに1to1を実施してその重要性を体感させていただいております。
    今日の話を聞きより一層取り組んでいこうと思いました。
    ありがとうございます!

  29. 信頼関係を築くのに、1to1は必要不可欠だと理解しました。毎月4回以上出来るように頑張ります

  30. 1to1の回数がリファーラルに直結することがよく理解できました。
    まだGAINSシートを作成していないので、早急に作成して、実りある1to1を1人でも多くのメンバーと行っていきたいと思いました。

  31. 具体的な事例と方法が紹介されているので、定期的かつ積極的に1TO1を実践していきます!

  32. 先ずは、GAINSシート作成ですね、1to1からのリファーラル
    理解しました。BNIでのトレーニングを行い質のある1to1を
    出来るように頑張ります。

  33. 質も大切ですがまずは回数が大切ということがわかりました。
    チャプターメンバーの皆さんとまずはたくさん1to1をしていきます。

  34. 1to1の大切さが良くわかりました。お互いを知り信頼関係を築くための大切な時間。質の高さを意識して頑張ります。

  35. 1to1の大切さがわかりました。
    やればやるほど癖になると思いますし当たり前になるまでやり尽くします。

  36. 人間関係の構築(友達を作る事)と同じような感覚で
    最初はお互い気を遣いながら言葉を選びながらでしかコミュニケーションを取る事は出来ないですが、回数を重ねる事で端的に伝えられるコミュニケーションの「質」や信頼関係を積み上げた「相互理解」を深めたことによるダイレクトなコミュニケーション(相手の許容範囲を理解した上での)でより直接的で簡潔なやりとりを行える。

    そうする事でより効果的なリファーラルを得られるし、与える事ができるようになるのだと感じました。

    1つ1つの1to1を大切に行なって行きたいと強く思いました。

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