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安:第133回は、「13年経って分かったこと」と題してお送りいたします。今回は東京南リージョンのメンバーの皆さんと一緒に、公開収録形式でお送りしております。皆さんよろしくお願いします。
(拍手)
安:このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。それでは大野さん。
大野:はい。
安:今回は素敵なゲストがいらっしゃっているとお聞きしておりますが。
大野:そうなんです。
安:はい。ぜひご紹介からお願いできますでしょうか。
大野:本日はBNI東京南リージョンから、加納亜季マネージングエリアディレクターにお越しいただいています。加納さん、ようこそ。
加納:こんばんは。どうぞよろしくお願いいたします。
大野:よろしくお願いします。では今回のテーマが「13年経って分かったこと」。
加納:はい。
大野:はい。加納さんと一緒にずっとBNIでお仕事を一緒にさせていただいていて。加納さんは一番最初のチャプター、J1チャプターのメンバーとして、確か1人目のメンバーとして登録していただいたと記憶しておりますけれども。
加納:はい。
大野:そのころのことを思い出せますでしょうか。
加納:はい。そうですね。まだ日本にBNIという言葉もなかったわけですから、新しい交流会、経営者の会を始めるよという大野さんの電話をいただいて、そして参画するわけですが。「僕の大事な仲間が、コーチングの人を探しているんですよ」とおっしゃったんですね。ですのでぜひご紹介したいと言われて、すごく楽しみに行ったんですが。会場には3人しかいなかった。
大野:うん。
加納:その人たちは別に私に興味を持っているような感じでもなく。
大野:はい。
加納:淡々と説明会が繰り広げられたというのが、今思い出しました。
大野:そうでしたか。
加納:はい。
大野:私、加納さんを存じ上げていたわけではないんですけれども。実はお電話を差し上げたきっかけというのが、確かGoogleかYahooか忘れましたけれども、吉祥寺コーチングとか、吉祥寺ビジネスコーチングということで検索をして出てきて。その検索結果の中で、特に自己紹介というかプロフィールがしっかりと書かれていて、お写真も素敵なお写真でしたけれども、しっかりと載せられている方に電話をしていたんです。
加納:はい。
大野:コーチングのカテゴリーで、一番に出ていたのが加納さんだったということで、お電話させていただいたんです。
加納:ありがとうございます。実は、そのホームページは多分出来上がってすぐだったと思います。
大野:そうなんですね。
加納:それを見て声を掛けてくださったわけですよね。
大野:そうですね。
加納:でもその後、20人にならないと、1つのチャプターを立ち上げることができないので、当時大野さんの奥様と、大野さんが借りていたオフィス。机1つのところで、ホットペッパーをかけながら、あちこちにお電話をしたりしたこともありました。
大野:ホットペッパーをかけながら。
加納:あっ。ホットペッパーを見ながら。
大野:はい。冊子のほうですね。
加納:そうですね。
大野:はい。
加納:ですので手探り状態で、何カ月ぐらいかかったんでしたっけ、あれ。立ち上がるまで。
大野:そうですね。確定するまでは、確か5カ月ぐらい。3月に始めて8月に確定していましたので。当時はまだ20人でよかったので、今36ですけれども。9月に発足のイベントをやりましたね。
加納:当時、今思い出すと大野さんも、ディレクターとしたら初の仕事で。それも海外にずっと10年住まわれて。BNIをやるために、BNIを日本の事業者の皆さんにお勧めしたくて帰って来られたわけですよね。
大野:そうです。
加納:そういう中で、新人ディレクターとして人を集めていくわけですが、そのきっかけになったのが、さっきのホームページだったり、写真ということですか。
大野:そうですね。それが今思えば、先ほど言ったようにしっかりとしたプロフィールを書かれていて、写真も出ているという人が基準になっていましたから、今思えば、ある程度ビジネスとして回っていた事業者の方々が集まっていただくことができたのかなというふうに思います。
加納:結果的にね。
大野:そうですね。
加納:その方たちが13年たって、まだ6名在籍している。
大野:はい。
加納:われわれみたいにメンバーだったけれども、今ディレクターとして活動している人を数えると、J1からスタートしたBNIですけれども8人、当時のメンバーがいるということですよね。
大野:そうですね。その後に入られた方ももちろん、活躍してくださっている方がいますけれども、設立当初からという意味ではそうですよね。
加納:ということは大野さん自身も、日本で起業は初めて。
大野:そうです。日本での起業、そうですね。イギリスでは起業2度ほど並行してやったことがありましたけれども、イギリスでは実は私は、日本の会社というものに勤めたことがないんです。大学を出てすぐ、アメリカの会社、その後フランスの会社、で海外に行ってしまったので。日本に帰って来て起業するということで、一番ちょっと怖かったというか、どうかなと思っていたのは、実は日本の文化になじめるかみたいな。よく、リバースカルチャーショックという言葉があるんですけれども、まあ逆カルチャーショックですよね。自分の国なんですけれども、11年もイギリスで生活していましたので、仕事もずっと外でしょう。日本に帰って来て、社会人として使いものになるのかなというのが一番の不安でした。
加納:それは私たちも常に言っていましたよね。「大野さん外国人だから」とね。
大野:ばれていましたね。
加納:はい。いつもいつも。
大野:リハビリ中ですという、3年ぐらい言い訳に使っていましたので。
加納:そうですよね。
大野:もう大丈夫ですかね。
加納:いや、まだちょっと名残はありますね。でも、その中でディレクターとしてBNIを根付かせていく上において、何を基準に、何を心のよりどころにしていったわけですか。
大野:そうですね。私にとっても初めてのこと、仕事だったので、何をやったらいいのかというよりどころが当然あったわけなんですけれども、何かというとマニュアルなんです。ハンドブックとかマニュアルとかいくつかあったんですけれども。要するに、どうやって例えばチャプターを立ち上げるのかみたいな、その手順が記されたもの。それで、あとは書いたものと併せて、メンターの存在というのは非常にやはり頼りになったというか、その存在がなかったら、もしかしたらいろいろな失敗がどんどん大きくなってしまったようなこともあったかなと思います。
マニュアルに沿って全てやっていたんですけれども、やはりマニュアルに書かれていないことで、いろいろ小さな失敗はたくさんやっぱりしてきたんです。それを週に2回イギリスにいるメンターと、電話でいろいろ相談しながら、それを解決するアドバイスをもらったりして、いわゆるPDCAを回せていたところが、すごく助かりましたね。
加納:私たちにとったら、代表の大野さんが「ちょっと電話してきます、聞いてきます」という姿がすごく不思議で、誰に聞いているんだろう。イギリスに聞いている。イギリスに聞かなくても、黙っていたら分かりゃしないと私は思っていたんです。でも、いつも電話していたということを、今振り返ると、やはり今のメンター制度であったり、あと分からないことはディレクターに聞いていったり、そしてちゃんとマニュアルを見たり、そしてトレーニングをちゃんとしていただいたりということが、日本の発展の礎ということは、今のメンバーがやるべきことと全く同じ。
大野:そう思いますね。基本的なことは全てマニュアルに書かれているという、成功するための手順がそこにあるわけですから。それに沿ってやっていくんですけれども、そこに書かれていないことももしかしたらいろいろと、分からないことが出てきたりとか、迷いが出てくると思うんですけれども、そのときにやはり頼りになるのがメンターだと思うんですね。
なので、今日もちょっと皆さんにぜひお伺いしたいなと思ったんですけれども、チャプターの中でメンタリング、パスポートプログラムとか走らせていただいていると思うんですけれども。メンタリングを施す人も、施される、受ける人もそうなんですけれども、例えば週に1回とか、自分がBNIのこと、あるいはチャプターのこと、いろいろ相談に乗るような機会を、例えば週に1回とか持てているかなとかね。その辺をちょっと確認していただくのがいいかなというふうに思いました。
加納:本当に今日、13年たってからというお話を、今日どんな話をするという打ち合わせをしていたんですが。大野さんが立ち上げたころの話というのは、本当にシンプルだった。そして今、その仕組みが全部そろってきている。当時は何もなかったが、今いろいろなトレーニングを通して、皆さんのお役に立つ情報がてんこ盛りになっていて、それをもう13年前自ら、こつこつとシンプルに続けられた結果が、今につながっているのかななんて思いました。
大野:そうですね。
安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。
大野:はい。ビジネスをやっていく上で、いろいろな壁に皆さんぶち当たると思うんです。私もたくさんの壁にぶち当たって、顔をつぶしてきました。そんな中でやはりよりどころにするものというのは、皆さん何かシンプルに決めていただいて、あとはやっぱりメンターをぜひ活用していただきたいなと思います。これはBNIの話だけではなくて、本業というか自分の事業においても、いろいろな壁に皆さんぶち当たることはたくさんあると思うんです。そんなときにメンターとかコーチだったりとか、そういった相談をすぐにできる存在というのがいるということは、すごく心強いでしょうし、スピードも加速すると思うんです。その辺をぜひ、チャプターのメンバーの皆さんと共有していただいて、そういった存在がいるかなというところを、考えていただくきっかけにしていただければというふうに思います。加納さんは何かありますか。
加納:いえ、もう本当にシンプルに、ただBNIを信じてやるべきことをやっていこうと、また改めて思いました。
安:大野さん、加納さん、ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
加納:ありがとうございました。
安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、東京南リージョンマネージングエリアディレクターの加納亜季さん。そして私、BNIメンバーの安紗弥香、そして今回は東京南リージョンのメンバーの皆さんと一緒に、公開収録形式でお送りいたしました。
(拍手)
安:それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.
マニュアルが基本 大事ですね
確かに13年という期間は長いし歴史を感じます。自分も10年活動できるように頑張ります。
大野さんと加納さんが元々の知り合いではなくて、大野さんがHPを見て、1番しっかり書いてある方だったので、電話した事が出会いで会場に3名しかいなったとは初めて知りました。そうやってメンバーを集めていったのだと思うと歴史を感じました。ありがとうございます。