Podcast: Play in new window | Download
Subscribe: Apple Podcasts | Android | RSS
【参照】日本語 第89回 推薦の言葉の公式
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。
第208回は「受け取ることから始まり、与えることで終わる」と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト第89回をご参照ください。
安:それでは今日は「受け取ることから始まり、与えることで終わる」というタイトルなんですけれども、大竹さん、ぜひこのお話をお願いできますでしょうか。
大竹:はい、ありがとうございます。ちなみに、このタイトルを聞いて何か違和感を感じることってありませんか?
安:そうですね、まず与えることがっていうふうにメンバーとしてはいつも学んでいる気がするんですが、「受け取ることから始まる」というところに、ちょっと違和感を持ってしまったのは私だけではない気がします。
大竹:はい、ありがとうございます。私もこのタイトルを初めて見た時にちょっとびっくりしたんですけど、誤解のないように言っておくと、元のタイトルのまま使っています。これは「チャプターミーティングの順番がそうなっているよ」というところなんですね。チャプターミーティングでメンバー全員が話すセクションというのは2つあると思うんですけど、「ウィークリープレゼンテーション」と「リファーラルと推薦のことばの発表」のところです。最初はウィークリープレゼンテーション、これはゲインですね。つまり、受け取るためのプレゼンテーションをするというところだと思うんですね。ギブのところ、これはリファーラルと推薦のことばの発表のところです。ゲイン最初のプレゼンテーションについては、自分のことについてお話をします。後半のギブですね、与えるというところは、他の誰かについて誰を推薦したかについて話をするアジェンダになっているということなんですね。ミーティングの順番がゲインが先になっているっていうのはとても興味深いなというふうに私は思っています。これは私の解釈、想像なんですけども、リファーラルを受け取って対応してくれるメンバーがいなければ、そもそも与えることもできないんだというふうに思います。このチャプターミーティングの流れというのは、リファーラルマーケティングの流れを初めて参加した人、例えばビジターさんとかにも理解しやすいように設計されてるんじゃないのかなというふうに思っています。最近感じることなんですけど、私たちはこの与えるっていうこと、ギバーズゲインですので、与えるっていうことに関心を向けるあまり、もしかしたら受け取るっていうことについて、ちょっとおろそかにしてしまっていることがあるんじゃないかなと。「私は別に受け取るのはいいです」みたいな、ちょっともったいないなというふうに思っています。この前、インドの名誉ディレクターのアユッシュさんの講演をお聴きしたんですけれども、彼はこういうふうに言っていました。「ギバーズゲインには人を助けるアートと、人に助けを求めるアート、この両方が必要なんだ」というふうにお話をされていました。人を助けるアートと人に助けを求めるアートですね。ギブとゲイン、両方のアートが必要なんだというふうにおっしゃっていました。ウェルスダイナミクスっていう研修を受けたことがあるんですけど、そこでも似たような話を聞いたことがありまして。「本当の富というのは、あなたの最大限の与える力と最大限の受け取る力の中に眠っているんだ。なのでギブも大事だけど、ゲインの力も大事なんだ」っていうふうにおっしゃってました。私たちはウィークリープレゼンテーションではもちろん、自分が受け取ることに集中すること、これを精一杯やること、受け取れるようにすること、すごく大事だということ。同様に、リファーラルと推薦のことばのコーナーでは、他の誰かに与えたことに集中すること、この両方が合わさって初めて、このギバーズゲインという考え方を実践できるのかなというふうに思っています。与えることと受け取ること、これは表裏一体で、受け取ることっていうのは、相手にギブする、つまり与える機会を生み出しているっていうことなんじゃないかなというふうに私は理解をしています。
安:なるほど、ありがとうございます。大野さんはいかがですか。
大野:はい。お話を伺っていてまず一つ思い出したことは、特に男性に多い気がするんですけど、受け取ることの大切さというところを軽んじてしまっている人が実は少なくないんじゃないかなと思っています。人に助けを求めることが恥ずかしいことみたいなふうに感じてしまう男性が少なからずいらっしゃるように思っていて。そうすると、「自分はリファーラルを受け取ることって興味ないよ」みたいな素振りというかオーラを出してしまっていて、周りの人たちはその人に対してリファーラルを出しにくい雰囲気を醸し出しちゃってる時が結構あると思うんですよね。そこをまず気をつけなくてはいけないなということ。これはマインドの問題だと思うんですけど。あともう一つは、今、大竹さんが言ってくれたことの繰り返しになっちゃう部分もあるんですけれども、自分の受け取る部分のセクションと、そして与えるセクションと、しっかりとそれぞれのセクションがあるんだよっていうミーティングのデザインを、参加されるメンバーの方、一人一人がしっかりと認識して、そこに関わっていく、参加していくってことが大切かなと思います。一人のメンバーとして受け取るということのしやすさを追求するということと、与えるというところも、もちろん日頃メンバーの皆さんが意識されていることだと思うんですけども、そこもしっかりとレベルを上げていくってことが大切かなという風に感じました。
安:はい、ありがとうございます。やはり受け取るということを意識した時に、私自身もメンバーとして活動していると受け取ったことに対して与えてくれたメンバーに対する感謝の気持ちを表現することによって、また与えるっていう側の人の気持ちもまた嬉しくなるというか、前向きになっていくなということをすごく実感していて、それが続くことによって、お互い与えることも、また受け取ることも、どちらも自信を持ってできるなっていうことを強く実感しています。ありがとうございます。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたけれども、大竹さん、メンバーの皆さんにメッセージはありますか?
大竹:はい、ありがとうございます。BNIのチャプターミーティングのアジェンダっていうのは全世界で共通のものになっていると思うんですけど、ただ、生み出されるビジネスの成果っていうのは大きく異なってるんじゃないかなっていうふうに思います。これはもちろんチャプターの人数とか、どんな人が参加しているかっていうことも影響しているとは思うんですけれども、私自身は「チャプターミーティングでBNIの7つのコアバリューをどれくらい意識して実践しているか」っていうことが一番大きな違いを生むんじゃないかなっていうふうに思っています。さっきのゲインのパートとギブのパート、両方をきちんと実践しているかっていうこと。これによってギバーズゲインがちゃんと循環する形になっていると思うんですね。どっちかがおろそかになっていると、循環していかない、回っていかないということになってしまうと思います。その他にもオープンネットワーキングっていうセクションが最初にあると思うんですけど、全メンバーがそれこそビジターさんに対して、メンバーに対してギバーズゲインの姿勢で臨んでいるかだったりとか、関係構築をするためにどんな話をしているのかとか、トレーニングで学んだことをどれだけ実践しているのかといったことによって、成果が異なってきてしまうのではないかなというふうに思います。チャプターミーティングをビジネスミーティングへの参加と意識だけではなくて、コアバリューを習慣にして自分の生き方に取り入れていく場として参加してもらえたら嬉しいなというふうに思っています。BNIを通じてビジネスのやり方を変えるだけではなくて、自分の生き方を変えていくこともできるんじゃないかなというふうに思っています。
安:ありがとうございます。大野さんからはいかがでしょうか。
大野:はい。今日のテーマでもう一つ大事なことをお伝えしようと思うんですけど、今のはミーティングの設計の話、受け取る部分と与える部分、それを実際実りあるものにするためには、以前「9990対90」というポッドキャストでも取り上げてますけども、ミーティングとミーティングの間にどういう行動ができるかというところがその次のミーティングをどれだけ実りあるものにするかということなので、そこを強く意識して、次のミーティングの受け取るセクションと与えるセクションを充実させるために、自分はどういう行動をこのミーティングとミーティングの間の9990分の間にできるか、そこを改めて考えてみていただきたいなと思います。
安:大竹さん、そして大野さん、ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
大竹:ありがとうございました。
安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがだったでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.