第179回 オンラインでKKしよう!

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第179回は「オンラインでKKしよう!」と題してお送りします。

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:KKって、何でしょうか。

大野:これはもうお決まりの、関係構築というやつですね。

安:あ、関係構築のKKですね。

大野:はい。今回は東京のAnchorチャプターの塚尾さんから、ポッドキャストで取り上げてほしいトピックということでまとめていただいたリストがあるんですね。

安:はい。

大野:その中で、オンライン定例会になってからのコミュニケーション機会の減少をどう改善していくのがいいか、事例を知りたいというお声と、それからもう1つ、近いものなんですけども、オンライン故に対面で会うことができないので、新しいメンバーの方が、他のメンバーと信頼関係や人間関係を作るのがちょっと難しく感じているということみたいですね。

安:ああ。そういう悩み、最近私もよく聞くことがありますね。

大野:うーん。それでこのへんをちょっと取り上げていこうかなと思っています。

安:はい。

大野:今回の件をどういうふうに捉えるかは、たぶん皆さんそれぞれで、まちまちだと思うんですよね。

安:はい。

大野:「オンラインになりました」ということが、それだけでなんかやりにくい環境になっているように捉えられる方もいらっしゃるとは思うんですけども、一方で、すごくいろいろなことが便利になって、「オンラインすごい」みたいな人もいるわけですよね。

安:そうですね。

大野:なので今回、例えば対面でできていたことと、それからオンラインでできることみたいなのをちょっと整理してみたいと思うんです。対比しながら、確認していければと思います。
 最初のメンバーさんの声の、コミュニケーションの機会がオンラインで減ってしまっているという解釈ですよね。これが実際どうなんだろうということで、何をもってコミュニケーションの機会が減ってしまっていると思われているのかというのは、本当はお聞きしたいところではあるんですけども。

安:はい。

大野:オンラインだからこそコミュニケーションの頻度が増えているという人もたぶんいると思うんですよ。

安:あー。

大野:例えば会社でリモートワークが増えてきていますよね。

安:はい。

大野:ナショナルオフィスもリモートワークをやっていますけども、以前と違って毎朝、朝会というか朝礼みたいな形で、オンラインで全員とZoomで会っています。何人かのスタッフは、夕礼みたいな形で1日の終わりにも会ったりとか、週1のミーティングもやっているので、むしろコミュニケーションは増えているんですよね、頻度は。

安:ああ、なるほど。

大野:そういう方もいらっしゃると思うんですよ。

安:はい。

大野:なのでそのへんはちょっと確認しなきゃいけないですけど、先ほど言った対比をしていくことで見えてくるかもしれないですね。

安:はい。

大野:まず例えば、オンラインになってしまったので今はできないんだけども、対面でできていたことをちょっと幾つか考えてみたいと思うんですけども。

安:はい。

大野:考えられるのは、例えば定例会の後に雑談とかできていたじゃないですか。それがオンラインということになって、しにくいというのはなんとなく分かるような気がするんですけども、ここはちょっと意図的にそういった機会をオンラインで作るということをしないといけないかもしれませんよね、チャプターでね。

安:ああ、そうですね。

大野:なので定例会後に雑談ができるように、例えば幾つかのブレークアウトルームを開放してあげるとか、2人で1つのブレークアウトルームに入るとか、3人でとか5人でとか。雑談していた当時の、対面の時のように、好きな部屋に入って雑談するというのは環境としては作れるかもしれませんよね。

安:そうですね。

大野:メンタリングなんかもそうですかね。定例会が終わった後にメンタリングをよくしていたと思うので。

安:はい。

大野:このへんはやっぱり意識的に、計画的にメンタリングしていかないといけないでしょうね。オンラインでのメンタリングセッションのスケジューリングをちゃんとして、例えば定例会が終わった後、何時からメンタリングやりましょうということで、メンターコーディネーターとメンターのチームがやっぱり計画的にやっていく必要があるでしょうね。

安:そうですね。

大野:あとどんなのがありますかね、対面でできていたことっていうと。

安:そうですね。飲食しながらの懇親会とか交流会、歓迎会とか。そういったことはやっぱり対面ではできていたけど、今はやりにくいというか、できないという環境がありますね。

大野:はい。これは結構皆さん、「ああ、あの時はよかったな」みたいに思っているのかもしれないですね。

安:はい。

大野:お酒も入ってとかね、飲食を伴う歓迎会、懇親会ですかね。これはあんまり、お酒はなかなか一緒にというのはちょっと難しいかもしれないですけど、それぞれの場所からオンラインで参加する歓迎会とか懇親会というのは、ないよりいいですよね、やっぱり。

安:そうですね。

大野:味気ないとおっしゃる方も少なくはないんですけど、やらないよりは、やっぱり定期的にこういったオンラインの懇親会、歓迎会はやるべきだと思いますよね。

安:ですね。

大野:それぞれが缶チューハイを持ったりビールを持ったりとかして、飲みながらでもできますもんね。

安:できます。はい。

大野:あとチャプターミーティングが終わった後、帰る時に駅まで一緒に歩いたりとか、ちょっとした時間が今はないかもしれないですね。

安:そうですね。

大野:これもやっぱり意識的に、メンバーの皆さん各自が、そういった時間を取ろうということは必要なんだと、声掛けをする必要もあるでしょうしね。

安:はい。

大野:例えば定例会が終わった後10分だけ時間を取って、パワー1to1。5分ずつ時間を押さえて話すみたいなのはやってもいいかもしれませんよね。

安:そうですね。

大野:もう1つ、新しいメンバーの方を迎えた時にやっぱり大切だなと思うのは、対面の時は、結構いろんなメンバーの方が新メンバーの方に声を掛けられるじゃないですか、気軽に。

安:はい。

大野:「どうですか」みたいな感じでね。「慣れましたか」みたいな声を掛けやすいんですけど、そこもやっぱり意図的にというか、意識的にやっていかないとなかなか難しいところであるとは思います。

安:はい。

大野:だから定例会の後とか、あるいは定例会の前の日とかでもいいですよね。
 例えばメッセージを送ってあげるとか、あるいは電話をしてあげるということを、プレジデントでもいいし、メンター、スポンサーの人もそうですよね。

安:はい。

大野:例えば、同じコンタクトサークルのメンバーからでもいいでしょうし。もしチャプターの中で複数のチームに分けて、班みたいなのをやっているところは、その同じチームのメンバーからの声掛けでもいいでしょうし。

安:はい。

大野:やっぱり計画的にやらないと、むらが出てしまうと思うので。例えばメンターコーディネーターとかが、コーディネートをしてあげるといいと思いますね。

安:はい。

大野:放っておかれる感、放置プレイ感はオンラインだとどうしても強く出てしまいがちなので、ここは意識的にいろんな人が気に掛けてくれているというのがちゃんと伝わるような態勢を、やっぱりチャプターで設計する必要があると思いますよね。

安:そうですね。これはとても大事だなと思います。

大野:あとは定例会中だと、対面の時は新しいメンバーの隣に誰か、例えばメンターとかが座って、結構細かくサポートができると思うんですけども、そこもやっぱりミーティング中に戸惑いがあるかもしれないという前提で。新しいメンバーの方でZoomとかに慣れていない方もいらっしゃるかもしれないじゃないですか。

安:はい。

大野:だから例えばZoomに参加するための練習の機会とか、あるいはリハーサルの機会を提供して差し上げるのも大切かなと思いますよね。

安:はい。

大野:ミーティング中に、もしかしたら個別のチャットなんかでサポートをすることはできるかもしれないです。あるいはZoomとは別ルートでメッセージをやりとりするということが、メンターと新しいメンバーの間でできるかもしれないですけど。チャプターによっては個別のチャットをできないように制限している場合もありますので、ここはちょっと相談かもしれませんね。

安:はい。

大野:あと、1to1はどうですか。1to1は結構オンラインなどで頻度を上げられると思うんですけど。安さんは実際、1to1の頻度は増えていますか。

安:増えています。やっぱりなんか意識して1to1をしようということで、行動にそれが現れるので、結果として対面よりも移動を伴わない分、1to1をする時間が増やせているなというふうには思いますね。

大野:うん。例えば以前だと、対面だと週に2日ぐらいがせいぜいかなといった感じだった人でも、おそらくオンラインだったら週に3、4回できてしまうんじゃないですかね。

安:できますね。

大野:そのへんのハードルは下がっているはずなので、それは積極的に頻度を上げて、強みとして生かしていくべきだと思うんですよね。

安:はい。それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい、ありがとうございます。今回参照している英語版のエピソード689に、イギリスのフィル・バーグさんが自分自身に言い聞かせていた言葉として「オンラインとオフラインの、唯一の違いはスペルだけだ」と言っていたんだそうです。これはすごくいいなと思いました。自分のマインドセットをする、自分のマインド作りを自分自身でやっていたということなんでしょうけども、オンラインとオフラインは基本的には違いがないんだよと。スペルが違うだけで同じなんだよと。要は心の持ち方次第というかね。意識の仕方によってどうにでもなるということなんでしょうね。

安:はい。

大野:ぜひ皆さんもチャプターでこのへんの言葉をシェアしていただいて、前向きに、オンライン環境での強みをぜひ生かして。できないことにフォーカスしていたら、やっぱりなかなか行動できなくなってしまうので。むしろ今だからこそできることを積極的にやっていく。オンラインでできること、あるいはオンラインだからこそ気を付けてというか、神経を使ってやるべきところは、やっぱりチャプターでできるところもそうですし、メンバー個人レベルでできるところもやっていく必要があるかなと思いますね。

安:はい。

大野:効率はかなり上がっていると思いますから、リファーラルを出すにしても、ビジターさんに声掛けするにしても、1to1をやるにしても、はるかに行動が活動しやすくなっているはずですので。

安:そうですね。

大野:はい。ぜひ、positive attitudeで頑張っていただきたいなと思います。

安:はい、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第178回 2022年の展望

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第178回は「2022年の展望」と題してお送りします。

安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:今回は「2022年の展望」ということなんですが、2022年のBNI Japanはどんなふうになっていくのでしょうか。

大野:今はすごく、いろんな意味で変化に富んだ時代じゃないですか。感染症の拡大もそうなんですけど、自然災害も増えていますよね、温暖化の影響もあると思うんですけど。あと技術革新がものすごいスピードで進んでいるので、世の中の変化のスピードにビジネスもやっぱりついていかなくちゃいけないと。それはBNIも、BNIに参加されているメンバーの皆さんの事業も、当然同じことが言えると思うんですよね。VUCAの時代って聞いたことありますか。

安:いいえ、初めて聞きます。何ですか。

大野:Vは変動が激しいという意味のvolatilityのVですね。そしてUがuncertainty、不確実という意味ですよね。Cはcomplexity、複雑さですね。そして最後のambiguity、辞書を引くと曖昧さとか出てくると思うんですけど。今の時代を反映している4つの言葉だと思うんですけど、その頭文字を取って、VUCAの時代とかブカの時代などといいます。
 いずれにせよ、先行きどうなるか分からないという不確実な時代の中に生きている私たちにとっては、ビジネスにおいても当然それを前提にしておかないと生き残っていけないというかね、成長し続けることは無理な話になってしまうので。そこを考えると、世の中の変化についていくような革新ですよね、イノベーションがどの企業にとっても、これは小さな企業も大きな企業も同じだと思います。特に中小企業というのは、生き残るためにはイノベーションを速いスピードで起こしていかなくちゃいけない前提だと思うんですよ。
 イノベーションを起こすためには、何か新しいことにどんどんチャレンジしなきゃいけないということなんですよね。なので、今回コロナをきっかけに新しいことにチャレンジをする機会をたくさんの人が得られたわけですけど、それを生かせているか、生かせていないか。これから起こるであろう新しいことに対してチャレンジできるか、できないかってすごく明暗を分けるきっかけになると思うんですよね。だから二極化が進んでいると、どの世の中でも言われていますけども。
 今後やっぱり気を付けないといけないのが、世の中の進化についていけるように、どんな経営者、ビジネスパーソンも準備をしておかなくちゃいけないということですね。新しいことにチャレンジするというマインドですかね、失敗を恐れず。失敗は悪いことではない、学びの機会に置き換えれば次への成功とつながるわけですから、失敗を恐れずチャンレジしていくカルチャーを、組織の中、あるいは会社の中に醸成していくということがすごく大切な時代に突入しているといえると思いますね。

安:そうですね。

大野:分かりやすい例になるかどうか分からないんですけど、最近よく話題になっているのが、Facebookが社名を「Meta」に変更して、metaverseという言葉も割と耳にされている人が多いと思うんですけど、いわゆる仮想空間ですよね。まだそれを体験したこともない方もたくさんいらっしゃるとは思うんですけど、その仮想空間、例えば、今ずっと着けていると疲れちゃうぐらいのゴーグルを着けると、そういう空間が目の前に広がるわけですけど、これはもう少しすると、例えば単純に眼鏡をかけるぐらいの感覚でかけると目の前には仮想空間が広がって。現実と仮想空間の区別がつかないぐらいの技術の進化というのは、もうそのレベルにはきているわけですよね。そうすると、今Zoomでミーティングをやっているというのが日本では当たり前になっているんですけど、「あのZoomとかいうやつでさ、ミーティングやってたよね」とメンバーさん同士で、懐かしんで話をしているというような状況が、割ともうすぐやって来るんじゃないかなと思うんですよね。

安:そうですね。それぐらい進化しているということですからね、今、世の中が。

大野:そうです。だから今、ビジネスになるかどうかということよりも、どんどん先に進んでいくと、どんなビジネスの機会があるのかとか、あるいはどんなリスクが広がってくるのか、拡大してくるのかというところも考えなくちゃいけないということなんですよね。当然このmetaverseの話に限らず、ブロックチェーンだとかAIだとか技術革新が進んでいる中で、BNIとか自身のビジネスがどんなふうに進化していかなくちゃいけないのか、あるいは進化していくのか、進化できるのか、というところを読んでいかなくちゃいけないというのは、2022年も含めて今後もしばらくの間続くんじゃないでしょうかね。

安:なるほど。そういう時代をメンバーと一緒に切り開いていけるきっかけができるというのは、まさに2022年におけるBNIの活用そのものなのかな、なんて聞いていて思いました。どんなふうにビジネスを発展させていくかという話をもっとできるきっかけがつくれそうだな、なんて思うんですけど。

大野:BNIは今、70カ国以上ありますけど、日本のように一貫してオンラインでチャプターミーティングを進めてきた国ってそんなにないんですよ、実は。

安:そうだったんですね。

大野:例えばコロナ感染者数が下がってきた時に、国とか自治体もミーティングを行うことに対する制限も外したりすることもありましたよね。

安:ああ、そうですね。

大野:緊急事態宣言が解除されるとチャプターのミーティングも対面に戻る、みたいなことを臨機応変にやっていた国も中にはあるんですよ。

安:そうだったんだ。

大野:そういった国でどんなことが起こったかというと、結構頻繁に対面になったりオンラインになったり、環境の変化がチャプターにおいて強いられる状況になっていたんですよ。

安:はい。

大野:そんな中でチャプターのメンバーだったとしたら、どうですかね。

安:不安定になりますよね。いや、結構大変だなって素直な感想でも思いますもん。

大野:自分たちの6カ月という1つの期の中で、もしかしたら2回、3回、環境を変えなくちゃいけない状況って当然考えられるわけですよね。

安:そうですね。

大野:そうすると、例えばビジターホストにしてもリーダーシップチームのミーティングの進行にしても変えなくちゃいけないというか、調整しなくちゃいけないので、大変な負担になると思うんですよね。

安:ですね。

大野:環境が変わるということは、パフォーマンスは落ちるということに直結しているので。日本においては一貫してオンラインでできたので、そこは避けられたのが2021年で、これからの2022年を考えた時に、まだそこは一貫してオンラインでいくべきだと考えています。

安:はい。

大野:5年ぐらいオンラインでやらなくちゃいけない状況が続くという前提で、皆さんのチャプターで磨きをかけていくということ。もちろんメンバーレベルでも、チャプターレベルでも磨きをかける。要はビジネスのクオリティーを上げていくということもあるんですけど。
 例えばチャプターでお迎えするビジター。オンラインでお迎えするわけですけど、オンラインだけども、お迎えした、来てくださったビジターの人たちの体験がどんなものになるのかということがすごく大切な部分なわけじゃないですか。だからそこをよりいいものにしていくということが、やっぱりチャプターレベルでは目指していくべきだと思います。
 同じように、BNIという1つのグローバルな組織においては、今何をやっているかというのは、毎日のように世界のいろんな所で、日本の人たちも含めて、メンバーシップの価値を上げるためにオンラインの環境下で何ができるかということを考えて、フォーカスして、新たな革新を、イノベーションを生み出しているので。メンバーの皆さんも、チャプターレベルにおいてもご自身の事業においても、イノベーションというキーワードを今年はより強く意識していただくのがいいんじゃないかなと、強く思います。

安:まさにこれからのBNI Japan全体の在り方とやり方。そして、それに付随というよりは、それを活用しながら、自分自身のビジネス、あるいはチャプターをもっと良いものにしていくというところが来年の一番の大きな柱になってくるかなというところですかね。

大野:もう1つ大事なことをカバーしておきたいんですけれども、対面で人と会うことの価値。これはもう、今までは安全を第一にということで仕方がなかった側面もあるんですけど、それは許される状況になったりするわけじゃないですか。

安:そうですね。

大野:日本でも各自治体とか国の要請だとか、ガイドラインに沿った形であれば、対面での1to1であったり、対面でのチャプターのイベントの開催のイベントがOKになっています。ただ、定例会は今後も一貫してオンラインで開催を続けていくという方針を固めていますので。一部、なんかうわさで「3月までで」とかね、「来期は」なんて話が出ていますけど、それはないという前提ですね。
 だから対面は、状況が許せば積極的にチャプターとして、あるいは、場合によってはリージョンとして対面でのイベントをやっていくということは、今後ますます必要になってくると思うんですけども、定例会については引き続きオンラインを継続していくと。それがパワフルなツールとなってパフォーマンスを高く維持できるし、さらに伸ばしていけることにつながると思うんですよね。
 対面のイベントを、例えばチャプターで定期的に、もう年間スケジュールとして組んでいく。これも必要なことだと思うんですけど、チャプターによっては例えば月に1回やりたいとか、あるいは2カ月に1回でいいんじゃないか、半年に2回とか、1回とか、チャプターによって頻度は変わってもいいと思うんですけども。定例会はオンラインなんだけども、対面でやるチャプターのイベントを、どういうものをいつ開催するのかというのは年間スケジュールなのか、期ごとに計画するのか。いずれにしてもそこを大切な人間関係、信頼関係を構築する環境として活用していくということは今後も必要だとは思います。

安:大野さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:2022年もBNIを活用し続けていきましょう。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第177回 起業家としての調和

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第177回は「起業家としての調和」と題してお送りします。

安:大野さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

安:よろしくお願いします。

大野:よろしくお願いします。

安:第177回は「起業家としての調和」と題してお送りいたします。英語版のエピソード718をご参照ください。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
 さて、大野さん。今回は「起業家としての調和」ということなんですけれども、これはどういうお話なんでしょうか。

大野:興味深いですよね。英語版のポッドキャストのほうでは、ゲストのドクター・リチャード・シュスターさんの事例が紹介されていましたけれども、彼が起業家として本当に乗りに乗っていたタイミング、しかもこのコロナの中で過去最高の業績を上げていたと。TEDxでも話をしていたような状況の、絶好調の真っただ中にいたわけですけども、そんなさなか、急に脳梗塞になってしまうという話でしたね。

安:そうでした。

大野:あと1ミリでもずれていたら、もうこの世にいなかったというようなお話でしたね。

安:そうでしたね。

大野:なぜ脳梗塞になったか、意味が分からない。というのも彼はお酒も飲まないし、たばこも吸わないし薬物もやらないし、食事も気を使っていたし毎日のように筋トレみたいなのもして、時には1日に2回ぐらい筋トレをやっていたそうですけれども、お年も46歳という若さだったので、「なんでそんな自分に脳梗塞みたいなことが起こったのか意味が分からない」というお話でしたね。

安:はい。

大野:ただ、今思うと当日の仕事の仕方に調和というものが欠けていたというふうにおっしゃっていますよね。週に80時間ぐらい働いていたと。
 今、少し勘違いしていたと思うこととして、起業家というのは自分の好きなことを仕事としてやっているので、それは仕事には入らないだろうというようなことをよく日本でも言いますよね。

安:言いますね。

大野:仕事なんだけども仕事じゃないという分類の仕方で無理をしてしまうという、そういった起業家は日本でもきっと少なくないと思うんですよね。

安:私も言っちゃいますね、ついつい。

大野:やっぱり仕事は仕事なんですよね。ドクター・リチャードも、朝4時半とか5時に起きて夜は11時まで仕事をしっ放しでいると。もちろん、その間に子供の宿題を一緒に手伝ってあげたりとか食事の用意を手伝ったりとか、家族との時間も大切にはしているんだけれども、知らず知らずのうちに、家族との時間を全然持っていなかったわけではないんだけれども、やはり精神的にも肉体的にもかなり無理してしまっていたということを振り返っていらっしゃいますよね。

安:そうですね。

大野:それに対してマイズナー博士も似たような経験を、9年前に患われたがんの話をされていますけれども、安さん、健康のほうは大丈夫ですか?

安:これはですね、大丈夫と言い切れないところがあるのがちょっと怖いなと思いまして(笑)。

大野:と言うと。

安:まさに、このリチャード博士のような働き方をしてしまうときがあるんですよ。だからこれは、私も年齢が近いですし人ごとではないなと思って聞いていました。

大野:そうですね。年齢的なことを言われてしまうと私はさらに10ぐらい上なので(笑)。かなり自分ごととして聞かざるを得ないというか、深刻なお話になってしまいますよね。

安:そうですね。反省点がたくさんあるなと思いますもん。

大野:ただ、リチャードさんみたいに、結構私も食事とか健康には気を使っているつもりなんですけど、私なんかだと、持病というほどのものか分からないんですけど、頭痛みたいなものがずっとあるんですよね。

安:はい。

大野:もう15年以上、20年ぐらいあるんですよ。

安:長いお付き合いですね。

大野:ええ。でもお医者さんに行っても何だか分からない。MRIを撮っても「きれいですよ」と言われてしまうので、そう言われてしまうと何もしようがないんですけど。とにかく自分でそういった症状が出てきたときには、体が悲鳴を上げているんだなと思って、ちょっと仕事をセーブするようなことしかできないんですけど。

安:はい。

大野:でも、リチャードさんみたいに健康に気を使っていてもそうやって脳梗塞になってしまうというのは、本当に気を付けなくてはいけないなと思いますよね。

安:そうですね。

大野:今回はストレスの話が出てきているんですけれども、安さんはどうですか。ストレスって日頃感じていらっしゃいますか。

安:そうですね。感じていないと言えばうそになります。

大野:うーん。

安:結構感じる機会が多いなということを、最近自覚し始めたところなんですよ。

大野:あー。でも、その自覚するということは大切かもしれないですよね。

安:はい。

大野:自覚できないでいると、「いや、自分はもうストレスなんかないんだ」なんて思っていても実は体に出てきてしまうということが、もしかしたらあるのかなと最近思うんですよね。

安:確かに。

大野:やっぱり、ストレスがいろんな病気につながっているということは医学的にも言われていますもんね。

安:そうなんですよね。

大野:心臓病とか、がん、結核だとか肝臓だとかね。あと、やっぱり集中力が欠けるということで事故を起こしてしまうとか、起こり得るということですよね。

安:そうですね。

大野:日本でも「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が聞かれるようになって久しいと思うんですけど、マイズナー博士も、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉よりも「調和」「ハーモニー」という言葉のほうがいいんだよという話をしてくれていますよね。

安:はい。

大野:これは何が違うかというと、考え方だと思うんですけど、全てのやるべきこと、例えば家族のこと、仕事のこと、それからレジャーのこととかいろいろなやるべきこと、やりたいことってあるわけですけど、全てのことを全部同じ時間やろうというのは当然無理があるわけですよね。

安:はい。

大野:なので、そこは考え方というかアプローチの仕方で、全ての時間を等しく割く必要はなくて、調和、全体として完結していればいいんだよという言い方をされていましたね。

安:はい。

大野:以前のポッドキャストでおっしゃっていたのは、「今」というものにフォーカスするということと、自分にとって大切なことに優先的に時間を割いていきましょうということ。それと、人生の中でのいろんな要素があるわけですけど、それを1つに束ねていく。
 私の解釈としては、オーケストラを束ねる指揮者のようなイメージかなと思うんですけど、そこに「調和」という言葉が重なっているのかなと思うんですよね。

安:うーん、素敵な例えですね。

大野:なので、この「ワーク・ライフ・バランス」、マイズナー博士風に言うとワーク・ライフの調和が大切だというお話ですよね。

安:はい。

大野:このポッドキャストを聞いている皆さんの中にも、知らず知らずのうちに結構ストレスにさらされているというか、もちろんストレスをもろに感じていらっしゃる、顕在化している場合もあるでしょうし、ありがちなのは気付かずに、ストレスだとは思っていないんだけれどもいつの間にか体の変調を来してしまうとか、病気になってしまうとかということも、そういった方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんですよね。

安:はい。

大野:このポッドキャストでも、英語版でも話されていましたけれども、今や情報がどんどん入ってきてしまう時代ですよね。

安:そうなんですよね。

大野:確かに20年前と今を比較すると、スマホからもテレビからもラジオからも、ありとあらゆる所から情報が入ってくるじゃないですか。

安:はい。

大野:今の新型コロナの話にしても、テレビでも四六時中そういったネガティブな情報が流れているなんて状況が続いていましたよね。

安:そうでした。

大野:ようやく最近、少し状況が変わってきているのかもしれませんけれども、とにかくスマホを持っているとどんどん、それこそプッシュ配信されてしまうということもあるので、そういったアプリを使わないとか、あるいは通知をオフにするとか、テレビも朝だけとか夜だけとかニュースを決まった時間にだけ聞くみたいな、自分なりのコントロールをしていかないとネガティブな情報ばかりが入ってきてしまう。それが、いつの間にか24時間ストレス漬けという状況になってしまうんだというお話でしたね。

安:そうですね。

大野:これは本当に大切な話で。というのも、新型コロナとかというのは私たちがコントロールできるものではないわけですから。

安:はい。

大野:もちろんワクチンを打つとか打たないという選択はできるわけですけど、でもコロナが来る・来ないというのはコントロールする余地はないし、自然災害なんかもそうですよね。地震がいつ来るかは分からない、そのタイミングをコントロールすることもできないわけですから、事実は事実として受け止めてどうやって情報を取り入れるか。
 特に、情報の量をどうするかというのはコントロールできる部分なので、そこはしっかりやっていきましょうということでしょうかね。

安:そうですね。

大野:ではどうしたらいいか、秘訣(ひけつ)を話してくれていますのでご紹介しておきましょうか。

安:はい。

大野:まず1つは、毎日エクササイズをしましょうと。毎日何か運動をしましょうということですかね。そして、リラックスする時間をスケジュールの中に組み込む。これはどうですか。安さん、できていますか、この2つは。

安:あまりできていないです。

大野:なかなか難しいですよね。私も筋トレを半年ぐらいやっていた時期があったんですけど、本当にその頃は体調も気持ちもすごく調子が良かったですよね。

安:おー。

大野:最近は時々、朝、散歩に出たりするようにしているんですけど、やっぱりやる日とやらない日ではかなり差があるように感じますね。

安:あー、やっぱりそうなんですね。

大野:もう1つ言ってくださっているのは、仕事の時間に、制限を自分で掛けるということ。私もそういうところが、悪い癖があるんですけれども、気が付くと仕事をしてしまっている、パソコンに向かっちゃうみたいなところはあるんですよね。だから、仕事と自分のほかの大切にしていることに費やす時間というのはしっかりと分けて、そこにハーモニーを見いだしていく、調和を見いだしていくということは大切かなと思いましたね。

安:なるほど、そうですね。

大野:あとマイズナー博士がお勧めしていたのは、週に1日、「メンタルヘルスデー」というのを作りましょうというお話。これはなんか簡単に実践できそうじゃないですか。

安:そうですね。「メンタルヘルスデー」、つまり心の調和を取り戻したりとか、大切にしようという日ですね。

大野:はい。博士がおっしゃっているのは、やりたいことをやればいいんですって。

安:へー。

大野:家族に会うとか。家族と一緒に時間を過ごすでもいいし、とにかく自分のやりたいことをやる日ということで定義されているんだそうですよ。

安:それはすごく大事だし、取り入れやすそうです。

大野:何か趣味をやるでもいいし、子供と一緒に時間を過ごすでもいいんでしょうね。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今日のお話は、本当に私たちみんなに言えるというか、教訓としていい話だったんじゃないかなと思うので、ぜひ、皆さんの「ワーク・ライフ・バランス」とか「調和」というところに、いま一度意識を向けてみてはどうでしょうか。
 自分にとっての大切なこと、人生において何が自分にとって大切かというのを改めて、例えば書き出してみて、その時間をどういうふうに配分するかというのもぜひやってみていただきたいなと思います。私もやってみます。

安:はい。私もやってみます。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第176回 BNIの新しい可能性

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第176回は「BNIの新しい可能性」と題してお送りします。

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安:皆さん、こんにちは。BNIメンバーの安紗弥香です。オフィシャルBNIポッドキャスト、第176回は「BNIの新しい可能性」と題して、大阪北西リージョンNext Neoチャプター、カテゴリー・ガラスコーティングの三島俊彦さんをゲストにお迎えして、BNIジャパンナショナルディレクターの大野代表とのインタビュー形式でお送りいたします。それでは、インタビューをお聞きください。

大野:動画を拝見して素晴らしいなと思って、私も。

三島:ありがとうございます。

大野:変遷を持っていらっしゃったということは、当時はまだ始められたばかりということですよね、カンファレンスは2017年でしたっけ。

三島:2018年なので、おそらくコーティングを始めて3カ月ぐらいの頃にちょうど神戸のナショナルカンファレンスがあって、ブースを出させていただいて、その時に大野さんとインドのマック(Mac Srinivasan)が来られていて、絶賛していただいたことはすごく自信になりました。

大野:そこで出展されていた時に、私がスマホをきれいにしていただいたんですよね。

三島:そうです。

大野:コーティングしていただいて、ありがとうございます。

三島:いえ、とんでもないです。ありがとうございます。

大野:本当になんというか、やっていただいてすごい新品みたいになるじゃないですか。

三島:割れにくくなる、傷が付きにくくなるという部分もありますし、ガラスの製品って人間の目に見えない細かい傷がたくさんもともと付いているものなんです。それが溶剤で埋まることで、より平滑化するので光沢が出るようになるんですね。それで見た目がきれいにピカピカに見えるっていうところで、形を変えずに光沢感が出るので本当に物を大切にする方々であったりとか、このビジネスをやっていて思うのは、高い所得層の方々に対して非常に高い評価をいただいているということは実感しています。

大野:本当ですね。その後、順調に事業を伸ばされて、ビデオの中でおっしゃっていた全国50店舗というのもすごいですけど、これは事業形態としてはどういった形を取られているんですか。フランチャイズですか。

三島:フランチャイズになります。ビデオに映っていたお店が実は東京の秋葉原の店舗でして、東京の秋葉原の店舗はもうコーティングの売り上げだけでお店が回っているんですね。その状況っていうのは非常にレアケースといいますか、例えばスマホの修理店の1コーナーでコーティングを受けますとか、中には美容室さんの一角でコーティングを受け付けてますというものがあったりですとか。よく私は説明する時に、コンビニエンスストアの肉まんとかおでんみたいな商品なんですっていうことをお伝えするんですけれども、そういう位置付けで導入していただいて、テーブル1つ分のスペースでいろんな業態の方に導入していただける、比較的小規模なといいますか、フランチャイズビジネスの副商材として入れていただいてます。

大野:先ほどの数字の話に戻っていいですか。

三島:はい。

大野:全国50店舗のフランチャイジーになるんですかね。

三島:フランチャイザーですね。僕はフランチャイザー側で、フランチャイジーが50店舗いるということです。

大野:そうですよね。あと200の卸先とおっしゃいました?

三島:はい、そうです。

大野:これは溶剤を買っていただいているという。

三島:そういうことになります。スマホコーティングマイスターって、要はもうパッケージですよね、看板だったりとか商標だったり、ウェブサイトだったりとかっていうものをパッケージ化したものを利用していただいてる店舗は50店舗あって、逆にうちの店も看板はあるし、自分のところで集客をする販促活動ができるから、溶剤だけ売ってくださいっていう店舗さんが200店舗ほどいらっしゃるということですね。

大野:他のではなくて、三島さんのところの溶剤を使うメリットはやっぱりあるわけですか?

三島:そうですね。実際に弊社で使わせていただいている溶剤自体は、同業他社さんで使っているところもあるんですけれども。USPになるんですけど、一番の強みは何かというところを申し上げると、ガラスコーティングの性能であったり機能というところのお客さまの伝え方で、他社さんがあえてやらないことやっているといいますか、ガラスコーティングのセールストークをお客さまに伝える時に、ほとんどの業者さんというのは強度をうたうんですよね。コーティングをすると強度が上がります、割れにくくなりますというところがまず一番目にくるんですけれども、弊社の場合は一番目にくるのが見栄えの良さというか、美観なんですね。

大野:はい。

三島:ガラスコートをすることで、こんなにスマートフォンをきれいに使えます。さっきおっしゃっていただいたようなピカピカに、新品みたいに見えるというところ。そこのところをもうダントツで一番に持ってくるんですね。そこを意識して、全てウェブサイトだったり販促品なんかも作っている。
 あとは実際にお客さまに対して作業する際も、そこのところを一番伝えるようにしていまして、それは当然加盟店さんへの指導もそうなってくるんですけれども、伝え方の部分でお客さまに伝わる価値が同じ溶剤でも全く違うものになるんですね。他社さんで同じコーティング剤を使ってコーティングした方っていうのは、やっぱりいわゆる防御とか保護の部分に対して期待値も上げてしまうんですね。

大野:はい。

三島:ただ、ガラスっていうのは日常で使っていたり、ちょっとしたショックで細かいダメージが蓄積していくものなので、当然場合によっては割れることがありますということになってしまうんですけれども、そこに対する許容度というのをうちはある程度持っていただいた上で持ち帰っていただいているという、そこが一番違うところ。見た目の良さでお伝えしているところ、だから溶剤というよりかは接客の部分になると思います。

大野:ガラスコーティング、スマホのコーティングをしたとしても割れることもあるという説明を事前にしておくわけですね。

三島:そうですね。

大野:美しさを前面に出して。

三島:はい。

大野:今回こうやって実際にBNIの体験を、いわゆる成功体験を今回のビデオでシェアしてくださったわけですけど、特に三島さんがビデオで伝えていたこと、伝えていなかったことで再度触れておきたいことはどんなことですか。

三島:BNI活動を私自身やっていく上で、明確なキーワードというのがあるんですよね。それは何かというと、言葉にしたら化学変化という言葉になるんですけれども、やはり毎週いろんな業種の方のプレゼンテーションだったり、1to1だったりというのをたくさん聞いていくと、ふとした雑談からちょっとしたアイディアがひらめくことって多々あるんですよね。

大野:はい。

三島:それが自分自身では決して思い付かないことで、やっぱりメンバーとの関わりの中でいろんな話をしていく中でふと浮かんだり、専門業者が違うから他の人の言うことには全然思ったことを言えたりするんですけれども。そういうことから偶然的に生まれるアイデアだったりとか発想というものがBNIでは定期的にというか、一定の周期で必ず起こると自分は思っていまして。それに応じて、私自身は靴磨きからオーダースーツになり、スーツを売っていたけれどもコーティングになったというものがありますので、やはりその偶然の出会いから生まれるアイデアだったりとか発想というもの、そこはもともと私自身がいろんなところに興味を持ちやすいのもあるかと思うんですけれども、もっともっと多くのメンバーの方に、そういう目でBNIを楽しむのもすごくいいんじゃないのかと思っています。

大野:うんうん。

三島:専門分野をどんどん特化して突き進んでいくのももちろん一つですし、やっぱり他者の意見に耳を澄まして、例えば保険業の方とかっていうのは、プレゼン資料なんかを作る時にすごくカチッと作られるんですね。パワーポイントとかでキチッと作られる特徴があって、話し方もロジカルに話をされると。そういういいところを自分の業種に取り入れたら、プレゼンテーションがもっと感覚的なものではなくて理論的なものに、もしくは形が整ったものに変わっていったりですとか、そういういろんな業種の方が持っているいいところというのを取り入れていくと、やはり自分1人では当然できないことがどんどんできていくという。

大野:はい。

三島:そういうことが連続して起こるものが定例会であるというイメージがありまして。なので、姿を変えることに対しては恐れずにどんどんトライアルしていきたいと思っていますし、もっともっと成長できるだろうなと思っています。

大野:お客さんにちょっと待っていただく、そういったサービスのところであればいろいろなところで可能性があるということですよね。

三島:そうなんです。もともと副商材として広めたいなとは思っていたんですけれども、10分、15分程度という時間というのは、非常に長過ぎず短過ぎない時間だと思っていまして。私としては、せっかく来ていただいたお客さまとはできれば仲良くなりたいと思っていろんな質問をしていくんですよね。「今日はどこから来られたんですか?」からもありますし、「オフは何されてるんですか?」とかもあるんですね。

大野:うん。

三島:私自身はお客さまとして来られた方が実は事業主の方で、そのまま定例会のビジターになったりということもあるぐらいなんですね。それはいろんな業種の方に応用できるとは思っていまして、本当にいわゆるフロント商品とバックエンド商品の話じゃないんですけれども、お客さまとのきっかけを作る商材としても非常に優秀なのではないかなと思っています。

大野:そうですよね。いわゆるマーケティングみたいなのは、BNIもリファーラルマーケティングではあるんですけど、それ以外のマーケティングというのは使っていたりされるんですか。

三島:それ以外のマーケティング、そうですね、結構直感で動いてるところが多いんですけれども、スマホコーティングマイスターのホームページには常時Google広告をセットしている状態になっていまして。自分自身である程度精査したキーワードを付けて、多分もうフランチャイズがスタートした2年前ぐらいからずっと広告を出しっ放しで、月に本当に金額でいうと20万円前後ぐらいは広告をずっとかけているような状況に。

大野:はい。

三島:それによって、いわゆるBtoCの店舗に来店されるお客さまっていうものの集客に使ったりですとか、あとはいわゆるフランチャイジーの募集に使っていたりというところをやっています。
 あとは、私自身の個人事業の頃からの習慣といいますか、いわゆるSNS、Facebookがメインなんですけれども、Facebookで自分の人となりを知ってもらいながら、こういうビジネスをやっていますっていうところは、常に発信するようにはしていまして、私と比較的仲良くしていただいてる方々はよくFacebookを見て面白いと言ってくれているというところもあります。そういったいわゆるビジネスの中で必要な信頼というところを築こうと、あえてやっているというところはあります。

大野:なるほど。ありがとうございます。おそらく三島さんにとっては自然なこと、例えば事業としてされていることが変わってきているじゃないですか、もともと靴磨きからオーダースーツでということで。

三島:はい。

大野:そこの部分って多くの方は結構すごく勇気が要ることだし、やろうと思ってもなかなか実行に移せない人も多いんじゃないかと思うんですけど、その辺はご自身の性格…。

三島:性格(笑)。性格は大いにあると思うんですけれども、非常に思考が単純だと思うんですけれども、やりたいと思ったことはやらずにはいられないっていうところなんですよね。そこは一番だと思います。

大野:はい。

三島:例えばですけど、1週間に7日間ありますと。仮に一つの仕事を5日間して、週休2日取っている人がいたとするじゃないですか。もう一個仕事をやりたかったらその2日間を休まずに仕事をしたらいいじゃないかって自分は思ってしまうんですね。やりたいこと両方できるし、というのを思ってしまうところがあります。
 なので、趣味と仕事は決して一緒というわけではないんですけれども、仕事をずっとしていることに何らストレスも感じないですし、全部自分で決めているので、やはり独立当初っていうのは、いろんな方がアドバイスやらをいろいろくれるんですけれども、最後は誰も守ってくれないって思ったんですよね。

大野:うーん。

三島:やっぱり最後は自分で自立しないといけないですし、自分で稼がないといけないというところがあって、自分で選択することというのは全て自分の責任であるならば、やって後悔のないようにしたいなというのは常に思っていますし。おそらく今後もBNIをやっていく中で、ものすごく面白い商材「これだ」って思ったら、また5年後とかは自分はコーティング事業をやっていない可能性ももちろんあるわけで、それはその時その時に自分自身が考えて取ったものなので、よく聞くんですけどやらない後悔よりは、やって後悔しようっていうところはすごくあります。

大野:私が個人的に興味のあるところなんですけど、これから例えば5年、10年という先を見据えた時にBNIを活用していくイメージというか、こんなふうに、BNIを使ってこんな事業に成長させたいというのがあれば教えてもらえますか。

三島:はい。分かりました。ここから5年、10年たってしまえば、本当にこんなリモートでビジネスをするというものがもっともっと進化をしていると思うんです。なので、おそらく5年後、10年後は今、私が目標に掲げている47都道府県でビジネスをしたいっていうところは、おそらく達成できているであろうと思っています。
 プラス、ちょっと不勉強だと思うんですけどZoomに同時翻訳機能が付いてしまえば、もはや外国の方と当たり前に日本語でしゃべっているような感覚で話ができる可能性があるというか、おそらくそうなるとは思うんですけれども。

大野:はい。

三島:そうなったときにBNIというのは本当に無限の可能性が、今でもあるんですけど、その無限の可能性が今とは比較にならないほど、今、私が「今日は沖縄の方と1to1します」というのと同じレベルで。そうしたら「今日の夕方の6時からフランスの人と1to1します」という日はさほど遠くないだろうなというイメージは持っていまして。そうなったときにスムーズにビジネスを展開できるような準備は整えておきたいというところは強く思っています。

大野:うーん。

三島:そうなったときも、おそらくBNIは最強ビジネスツールであるだろうというイメージは私は持っていまして、今40なんですけれども、50になっても60になってもBNIをやっていたいなとは思っています。

大野:はい。ありがとうございます。
 最後に私はいつもチャプターのメンバーというか、メンバーの皆さん、そしてリスナーの皆さんにメッセージをお伝えしているんですけど、三島さんからお伝えしたいことは何か一言でありますか。

三島:BNIを始めてから6年目にして気付いた新しい可能性があったというところで、やはり今BNIをやられていて、まあこんなもんかって思っている方もいれば、すごいなって思っている方もいて、多分そのどちらもまだまだ気付いていない部分がたくさんあると思います、というところはお伝えしたいなと思っています。

大野:なるほど。ありがとうございます。

安:とても素晴らしいお話でした。BNIを活用してビジネスのスケールアップを図っている三島さんの行動はとても励みになりますね。大野さん、三島さん、ありがとうございました。
 このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

参考動画も合わせてご覧ください。

第175回 リファーラルマーケティングのツボ

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:それでは、大野さん。

大野:はい。

安:今回はすてきな方がゲストでお越しいただいていますね。

大野:はい、そうですね。今日は北九州東リージョンのクラーベチャプターから、上田和明さんにご参加いただいています。

上田:株式会社上田電設代表取締役をしております、上田です。

大野:上田さん、ようこそ。

上田:どうもよろしくお願いいたします。

大野:よろしくお願いいたします。今日、上田さんにご参加いただいているのは、先日のメンバーシップドライブのほうで見事抽選券を獲得されて、当選されたということで、おめでとうございます。

上田:はい、ありがとうございます。

大野:会社のほうは何年ぐらいやられているんですか。

上田:会社は今年で16年になりまして、自分が26歳の時に独立して創業しました。

大野:すごいですね。長いですね。

上田:そうですね。

大野:BNIは3年半前。

上田:3年半前ですね。

大野:どうやってBNIをお知りになったんですか。

上田:自分の取引先の印刷会社の方がクラーベチャプターを立ち上げる時にお声掛けしていただいたんですけど、その時は僕プレイヤーでもあってマネジメントもしていましたので、現場に出て夜遅く帰ってくることもあるので、ちょっと朝の参加は難しいですということでお断りしたんですよね。それから2年半ぐらいたった時に、僕のカテゴリーの方がちょうど退会されたようで、またその印刷会社の方からお声掛けがあってですね。よく分からないけど、1年間だけお付き合いで参加しますみたいな形で関わらせてもらったのがきっかけなんですよ。

大野:それは1年のお付き合いのつもりだったのが、なぜ3年半になったんでしょうか。

上田:やはり、もともと人のために活動したり、人つなぎをするのとかは僕は大好きだったので、BNIを知れば知るほど、これって僕が今まで普段やっていたことを仕組み化して、数字化しているものなんだと思って、これだったら僕でもできそうだなというふうに思いまして。それでも、僕の中では当たり前のことをしているんですけど、すごくメンバーに感謝されて、メンバーのお役に立てるというか、それがすごくうれしくなってですね。よく、スタンダードトレーニングを受講した時にトレーナーの方から言われるのは、上田さんはBNIラブな理由を教えてくださいみたいな感じで言われることがあるんですけど、僕は他の人の人生にポジティブに関わることができるからBNI大好きなんですよっていうふうに、いつも伝えているんですけどね。まさにそれが3年半、今続いている結果だと思います。

大野:素晴らしいですね。では今回、今年の1月と2月の間に何人のビジターさんを、その期間中にお越しいただいて、結果何人のメンバーの方のスポンサーになられたんでしょうか。

上田:ビジターさんは6名ぐらいだったと思うんですけど、そのうちの3名の方がメンバーになっていただいて、スポンサーをさせていただくことになりました。

大野:素晴らしいですね。じゃあ最初にお伺いしたいのは、いつも結構ビジターさんを呼んだりとか、スポンサーをされることが多いんですか、もともと。

上田:僕は常に、月に2名のビジター様ご招待というのは、自分の中でコミットしていまして。もう今3年半のBNI活動をさせていただいているんですけど、入会して半年後にはプレジデントでさせていただいて、そこからずっと毎週2名ビジターさんをご招待させていただいて、今総数で言えば約120名ビジターさんをチャプターにご招待しております。

大野:すごいですね。今、毎週2名とおっしゃいました?

上田:毎月です。

大野:それにしてもすごいですよね。毎月お2人、コンスタントに招待されているということで。じゃあその辺の秘訣(ひけつ)をお伺いしてもいいでしょうか。ビジターさんをお呼びするのはちょっと苦手だとおっしゃる方も少なくないかと思うんですけど。

上田:僕は意識的にBNIメンバーではない方たちとお会いするようにしていまして、そこでお話しする中で、その方の今のお困り事だったり、今の現状とかのお話を聞く中で、ひょっとしたらBNIがそれを解決できるかもしれませんよということで、一度見学されてみてはどうでしょうかというお声掛けを常にしているような状況ですね。

大野:ありがとうございます。今まさに上田さんがおっしゃってくださったことが、なかなかメンバーの皆さん、全国的にそうだと思うんですけども、よくあるBNIについての誤解がメンバーの皆さんの中にも実はあると思っているんですけども。時々聞かれるのが、人脈がないのでBNIに入ることにしましたみたいな、そういうコメントを頂くことがあると思うんですね。でもそれって、実はちょっと期待値としては誤解があって、むしろBNIで成果を出すためにはBNIの外の人たちと計画的に会う、そういった行動ができないと本来持っているBNIの可能性を引き出せないと思うんですけども、その辺をもう上田さんは最初から実践されているということですよね。

上田:そうですね、はい。

大野:それはもう自然と思い付いたというか、BNI以外の人と会うことが大切だなと思われたんですか。

上田:やっぱり学ぶ中で、BNIは中で、メンバー間で使い合う会ではないと思うんですよね。どうしてもメンバーの力をお借りして、自分の顧客だったり、友人、知人のお困り事を解決できればいいなというふうな形で僕は活用していますので。それでたくさんの方にお声掛けして、お役に立てるとかですね。それがビジター招待につながったり、リファーラルの提供につながったりしていると思います。

大野:いや、素晴らしいと思います。本来そうやって皆さんに使っていただくと、もっともっといろいろなチャプターで、リファーラルをもっと交わせるし、ビジネスにつながるはずなんですけども。その辺、今回の上田さんの話を聞いていただいて、はっと気付かれる方がたくさん出てくるといいなというふうに思うんですけどね。

上田:ありがとうございます。

大野:じゃあ実際どういうところで、BNI以外のところで人と会う機会を作ってらっしゃるんですか。

上田:地域のイベントだったりお祭りだったり、僕は結構ボランティアの色が強いので、何かお役に立ちたいなということで、町のイベント事に顔を出したりして、お手伝いさせていただく中で、まず相手を知ることが大事だと思って僕はそういうとこに飛び込むんですよね。そうしたらそちらの方たちも僕に興味を持ってくれて、その話し合う中で、今こういうことで困っているんですよとか、力を貸してもらえませんかみたいな話になって。僕だけでは解決できないかもしれませんけど、チャプターの仲間がいますから、そちらとおつなぎして、その方たちの問題とかお困り事、お役に立てることがいろいろ出てくるような状況ですね。

大野:今、地域でそういうボランティア的な動きをされているとおっしゃいましたけど、もう少し具体的に教えていただいてもいいですか。

上田:北九州は竹林がすごく広がっていて、放置竹林とかの問題もありまして、放置したままだったら山がどんどんどんどん竹に侵食されていって、土砂崩れ、山崩れとか、そういうことが起きるんですけど。その竹を、竹害から、竹を利用して竹材に変えようという形で、竹を切り出して灯籠作りなどをして。それを、北九州に小倉城というお城があるんですけど、その周りに竹灯籠を、今年は2万本ほど飾るんですけどね。それをボランティアで参加していたり、BNIの仲間にも声掛けして協力していただいてですね。それはもう地域を巻き込んだイベントというか、お祭りになっていまして、その竹害を竹材に変えて、しかもそれを観光につなげられたらいいなという形で、そういうふうに取り組んでいる団体の方がいらっしゃいまして、そちらと一緒に今コラボして協力させていただいています。

大野:素晴らしいと思います。他にもありますか、それ以外に、お祭り以外のところだと。

上田:そうですね、他だったら最近では児童養護施設の子たちの支援のサポートですね。そこもいろいろな方の力を借りなくてはいけなくて、美容師さんとかヘアメークさん、着付けする方とか、いろいろな方をおつなぎして施設の子たちの楽しみを、そういう機会を提供したり。あとは清掃活動とかですね。海だったり松林だったり、いろいろなところの清掃活動とかもやっていますね。

大野:そういった活動があるという情報はどこから手に入れるんですか。

上田:やっぱりFacebookやMessengerだったり、いろいろなところに顔を出しています。やっぱりいろいろと皆さんつながっていて、僕が思うのは、皆さんすごくとてもいい活動、いろいろなところでいろいろなことをされているんですけど、どうしてもそこだけ、自分たちの活動だけに力を入れてしまうので。僕の活動では、いろいろなところに僕が顔を出して、そこの架け橋というか橋渡し役になって他団体をくっつけて、一緒にコラボして応援し合いっこすれば、やっぱり影響力もすごく出るし、お互いに活動の幅が広がったりすると思うんですよね。それを僕は普段やっていまして、そういうのがBNI活動とも一緒にできているというか、そういう形ですね。

大野:素晴らしいですね。ありがとうございます。すると、たぶんこれを聞いてくださっている方が、そんなにいろいろなところに顔を出されて、結構忙しくされているんじゃないかなと思われると思うんですけど、先ほどおっしゃっていた、週にお2方ぐらいビジターさんとしてお越しいただくためには、大体BNI以外の方とお会いするというのはどのぐらいの頻度とか人数、会う必要があるというふうに感じてらっしゃいますか。

上田:これ計画的には計画的になんですけど、人数を何人とか決めたことはあまりなくて、もう本当に自然な流れでというかですね。でも定期的に、週に1度とか月に1度、2度とか、それも他団体の方たちとボランティア活動を通じてお会いしますので、その時に、先ほどの話ではないんですけど、皆さんも僕に興味を持っていただいていますから、「上田さんが所属しているBNIっていうのはどういうところなんですか」みたいな、やっぱり気にしていただけるんですよね。それで、「もしよかったら一度見学に来られませんか」とか、そういう形で、上田さんどういう団体に所属されてるんだろうかっていうような形で興味持っていただいて。僕からお声掛けしなくても、向こうから参加したいとか、「いつでしたかね」ってお声掛けいただくこともあって。
BNIさんって聞いたら、なんか経済というか、お仕事に特化されている方ばっかりなんですかというふうにイメージを与えて、そういうふうに皆さんから思われているんだけど、「地域貢献とか社会貢献とかもすごくされる、BNIの方にそういう方がいらっしゃるみたいでといううわさを聞いて上田さんに会いに来ました」とか言っていただくこともあったりして。そういうことを、僕はしていきたいなと思っていたんですよね。それで、今いろいろな方とつながる機会を頂いているような状況です。

大野:そうすると、今おっしゃったように、周りの人が上田さんに興味を持ってくださるというのは、どの辺に理由があるんでしょうか。

上田:皆さんが僕に興味を持っていただけるというのは、たぶん僕が感じるところは、その活動をすることによって、上田さんにどういうメリットがあるんだろうかって、たぶん皆さん思うんだと思うんですけど、僕は自分の利益とか、自分が得る価値というよりも、自分がその方たちのためにお役に立ちたいなという思いが強いんですよね。だからそれで、そういう僕の思いが伝わって、どういう方なんだろうかってすごい興味を持っていただいていて。「よくFacebookとか、そういうSNSで上田さんのこととかお見受けしますけど、一体何をされてる方なんですか」とかいうふうな形で興味を持っていただくことが多いです。

大野:なるほど。お聞きした感じだと、日頃の振る舞いとか、そういったSNSでの発信とか言動が、そういうギブの方、利他の精神を実践されているというイメージがあるのかもしれませんね。

上田:そうかもしれません。

大野:ありがとうございます。今話していただいたことをまとめてみると、人数とか、何人の方にお会いしようと決めていらっしゃるわけではないということですよね。

上田:はい。

大野:やっぱり週に1回とか、月に何回とかそういう、人に会う場所に顔を出そうということは意識してらっしゃると。

上田:そうですね。

大野:ということですね。ありがとうございます。あとは、実際にじゃあチャプターのほうにビジターとしてお越しいただいた時に、今度はやっぱり、何人かの方は興味を持ってくださると思うんですけど、フォローアップをしていただくのはビジターホストチームだと思うんですけど、実際上田さんご自身が招待されたビジターさんの、ご自身でのフォローアップみたいなのは意識されたりするんですか。

上田:そうですね。ぜひ活用してみたいとか、BNIをもっと詳しく知りたいという方には、僕は自分が3年半前に参加したきっかけだったり、3年半前と今はどう変わったかだったり、そういうのをお話しさせてもらって、その方の3年後とか5年後とか、どうなっていたいですかみたいな話をします。そしてその方の3年後、5年後、こうなっていたいという夢や目標を聞いて、それだったら僕たちと一緒にこのBNIを活用してそこにたどり着く、僕にお手伝いさせてくれませんかみたいな話で、ぜひ一緒に取り組みたいという形で参加していただいたり。参加したいけど、なかなか今はタイミングじゃないと言われる方には、他のメンバーをつないだりして、少しでもお手伝いできればという形で、そのタイミングになった時にもう一度お越しいただければというお話をします。

大野:そうすると例えば3年後とか5年後、どんなふうになっていたいですかというような、ある意味深い質問じゃないですか。

上田:はい。

大野:そういった質問ができるというのは、信頼関係がある程度できていないとなかなかできないと思うんですよね。なので、これは想像ですけど、例えば異業種交流会みたいなところで初めて会った人に、その場でチャプターにお誘いするということはされていないというふうに思うんですけど、それは合っていますか。

上田:うーん、ほとんど…そうですね、関係性がある方から当然、自分がメンバーに紹介したいという方からお声掛けしていきます。中には初めてお会いして、2回目とかぐらいの方でも、こういう活動しているんですけど、ご興味があればというお声掛けはします。やっぱりメンバーがこういう職業の方とお会いしたいだったり、つないでいただきたいということを言われている方がいらっしゃったら、まさにその方が目の前にいたら、あ、そういえばというふうに思い出して、お声掛けすることはあります。

大野:でも一緒にボランティア活動をされたりとか、そういう時間を一緒に過ごされているから、そういった、先ほどの質問、深い質問みたいなのもできるというところはあるんじゃないでしょうかね。

上田:はい。

大野:上田さん、今ご専門は何をされているんですか。

上田:専門分野は電気工事なんですけど、それは業種だったということで、カテゴリーはLEDということで登録させていただいています。

大野:LEDといってもいろいろなところでLEDは使われていますけど、主にどういったLEDを。

上田:自分はLEDの電気工事店なので、LEDを取り替える提案とかは普通に工事で、お買い上げいただいて取り替えるという提案は全然普通にできるんですけど、環境負荷を低減させるということで、LEDを普及させたいという思いがすごく強いんですよね。それでうちはLEDのレンタルも取り扱うようにして、LEDを導入していただく足掛かり、きっかけになっていただければなと思って工事とレンタル、両方をご提案させてもらうような形で取り組んでいます。

大野:どうでしょうか、今3年半とおっしゃいましたっけ、BNIは。

上田:はい。

大野:どのぐらいBNIがお仕事、ビジネスのほうに役に立っていますか。

上田:3年半でBNIの関係の方々たちから頂いたお仕事は、1億2000万円を超えました。

大野:売り上げベースで1億2000万円。

上田:はい、売り上げベースで。

大野:初年度からいきなりそんな大きなというわけではないですよね。

上田:もちろんそうですね。初年度はそれでも500万円ほどご紹介いただきまして、2年目が1500万で、その後は3000万とか4000万とか、半年間、一期で2500万、3000万という形で積み上げさせていただいて、現在は1億2000万を超えています。

大野:素晴らしいですね。それは件数が増えてきているのか、あるいは単価が上がってきているのか、リファーラルの1件当たりのですね。それはどちらですか。

上田:やっぱり件数ですね。ご紹介いただくことが増えました。

大野:じゃあ仕事の規模というか、単価自体はそれほど変わってはいないんだけど、件数がどんどん増えているというイメージですか。

上田:そうですね、イメージ的にはそんな形です。

大野:ちなみに、例えば1件成約するとどのぐらいの単価になるんですか。

上田:規模感にもよるんですけど、平均すれば30万、50万の間ぐらいだと思います。

大野:30万から50万ぐらい。

上田:はい。

大野:素晴らしいですね。それで、累積でもう1億2000万ってかなりの件数ですよね。

上田:そうですね、はい。ありがとうございます。

大野:でもやっぱりそうやって信頼を徐々に積み重ねてこられたという印象がありますね。

上田:ありがとうございます。僕は実は、大野代表は覚えていらっしゃるか分からないんですけど、僕は入会して半年で、4月に入会したんですけど、次の期の10月にプレジデントに任命していただきまして、最初に頂いた役がプレジデントだったんですよね。そしてその半年終わりまして、3月に期を全うして、次の6月にスタンダードトレーニングを受けさせていただくということで、そちらの三鷹のほうに伺わせてもらったんですよ。
僕は一番、もう本当に初めての三鷹だったので、当日朝一番の飛行機で北九州空港からそちらのほうに伺ったんですけど、その時にちょうど大野代表が朝いらっしゃったんですよね。一番にいらっしゃって。「僕、まだ1年足らずでこのような場所に来ました」というふうにお声掛けさせてもらったら、その時に大野代表から、「上田さん、BNIは長さではなく深さなんですよ。ようこそ、BNIの聖地へ」と言って握手していただいたのは、すごく忘れられなくて。それがずっと、今でも自分の頭の中に残っていて。それを新しいメンバーにも、長さじゃないんですよ、どんだけ深く関わるかなんですよというふうにお伝えしていってます。

大野:ありがとうございます。その話をさせていただいたのは覚えてなかったですけど、たぶんそういう機会があればそういう話をするだろうなとは思いますね。

上田:ありがとうございます。

大野:安さんは何かありますか。

安:すごくいいお話をたくさんお聞きできたんですけど、困難に当たった時もきっとあったんじゃないかなって思うんですよ。例えば、思ったようにビジターの招待がうまくいかないなとか、リファーラルも、他も含めてなんですけど、そういう時のマインドセットの方法というのはどういう方法を取られるのかなというのをお聞きしてみたいです。

大野:ビジターを呼べないと思ったことはないですよね。あるんですか。

上田:それはないです(笑)。

大野:ですよね。

安:まずそれがすごい。

大野:なんかチャレンジングなことは今まで、今でもいいですけど、ありましたか。

上田:やっぱりメンバーが増えてくると、どうしてもポジティブなメンバーとそうじゃないメンバーと、ちょっとチャプターの中で分かれてしまうというか。その方たちにどうやってポジティブな意識で取り組んでもらうかというところの伝え方だったり、関わり方だったり、その辺は少し僕も考えたことはありますね。

大野:実際それで、それを乗り越えるためにやってみたことみたいなのはあるんですか。

上田:僕は昔から発信者、人にお伝えする方たちというのは、実践者でなくてはいけないというふうなものが僕の中にあってですね。だから僕も皆さんに、皆さんの前でお話しさせてもらったり、こうしていきましょうだったり、こういうふうな取り組みを皆さんでやりませんかというふうに言う時に、じゃあ実際自分はやれてるのかって自分に問うんですよね。やっぱり自分がやれてもいないことを他のメンバーにそういうふうなお伝えはできないので、やっぱり常に自分が実践者でなければいけないなという意識は、この胸の中にあります。

大野:素晴らしいです。よく耳にするリーダーシップの在り方みたいなのが、まさに上田さんが話してくださったようなお話をよく耳にしますよね。ありがとうございます。
じゃあ上田さんにとってBNIとは何でしょうか。

上田:そうですね、先ほど言いましたように、他の人の人生にポジティブに関わることができて、しかもそこに実践の場がある、それが僕はBNIだと思っています。

大野:上田さんにとってBNIは、BNIを一言で言うと?

上田:人生ですかね。

大野:人生。

上田:はい。なくてはならないものなのかな。なんかそういうふうに今感じています。

大野:空気みたいなものなんですかね。

上田:そうですね。このBNIの仕組みを使えば、ビジネスにおいても、自分がたどり着きたい目標のところには早くたどり着けると思いますし、いろいろな方のお役に立てると思うんですよ。自分だけの力でその方に貢献するというのも当然有りなんですけど、他のメンバーの力を借りて、もっと大勢の方にギブできるというか、お役に立てるものじゃないかなというふうに感じています。

大野:ありがとうございます。いろいろ、もっともっと聞きたい感じなんですけど、時間の限りもあるので、そろそろまとめていきたいと思うんですけど。何か上田さんから全国のメンバーの皆さんに伝えておきたいことみたいなのはありますか。

上田:ぜひこのBNIの仕組みを、自分の大切な方にお伝えしていただけたらなと思います。まだまだ知らない方もいらっしゃると思うので、正しく伝えていただければ絶対お役に立てる仕組みだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

大野:先ほど話していただいたことをまとめると、やっぱりBNI以外のところでも人と会う機会を意識的に作っていくということと、まずやっぱりギバーズゲインを実践されている感じがしますよね、上田さんは。

上田:ありがとうございます。

大野:そこで周りの皆さんが上田さんに興味を持ってくださって、BNIのこととか、恐らく上田さんのお仕事のことを聞いてくださる。それがビジターさんとして、例えばチャプターに来ていただくことにつながったりとか、結果メンバーになっていただくところにつながっているのかなというふうに感じましたね。もちろんメンバーになる方もなられない方もいらっしゃるんですけども、上田さんは恐らくそういった方たちとも長くつながっていらっしゃって、信頼を築いていきながら、お互いに支え合うというか、その方に対してもギブを続けているという、お話は伺っていないんですけども、そういうイメージが、印象は今日頂けました。

上田:ありがとうございます。

大野:安さん、お願いします。

安:はい。上田さん、ありがとうございました。とてもすてきなお話だったなというふうに、私も聞いていて感じました。私自身もメンバーですので、実践をこれからもずっとしていきたいなと思います。
本日はゲストとして北九州東リージョンクラーベチャプター上田和明さん、そしてBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.