第224回 BNIにおける時間の投資

【参照】日本語版:第223回 忙しすぎてBNIどころじゃない!(再)

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第224回は「BNIにおける時間の投資」と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト第223回をご参照下さい。

安:さて、大野さん、今回はBNIにおける時間の投資ということなんですが、ぜひお話をしていただけますでしょうか。

大野:はい、今回のこのテーマはものすごく大事だと思います。課題として感じるのが、多くの比較的新しいメンバーの方がBNIに時間を使うということと、自分の仕事、ビジネスに使うということを分けてしまってるっていうケースが多く見受けられると思うんですよね。
ここがBNIを理解する上で大事なポイントの一つになると思うんですね。
なのでここを少し掘り下げていければと思っています。大竹さん、今回のテーマはどうお考えですか?

大竹:そうですね。メンバーの方が退会されるケースで、チャプターの皆さんのお陰でリファーラルをたくさん頂いて、お仕事がたくさん増えましたと。
それによってチャプターの定例会とか1to1とか、BNIに関する活動の時間が取れなくなったので、卒業します、みたいなメッセージがあるんですよね。
これについて私、ちょっと違和感を感じていたんですね。卒業っていう言い方がいいのか、本当に良いことなのかどうかっていうこと。
これ今回のテーマにかかわるので、ぜひ掘り下げていきたいなというふうに感じました。

大野:新しいメンバーの方からよく聞くのは、思ってたよりも結構時間を取られちゃうBNIにっていう話ですよね。
これも新しいメンバーの方がそう感じるケースだけじゃなくて、実際にBNIを辞められた方の理由としてもよく触れられていると思うんですけども、ここをしっかりと理解してもらう必要があるなというふうに思いますので、まずBNIに投資する時間っていうのをどう捉えられるかっていうところなんですけど、BNIに投資する時間っていうのは、自分のビジネスに投資する時間っていう、これがイコールになっているっていうことだと思うんですね。
BNIっていうのは、いわゆる時間管理のマトリックスで思い出していただくと、 第2象限になるはずなんですよね。
これについては大竹さん、どう思われます?

大竹:そうですね。BNIのリファーラルマーケティングって長期的なプログラムなので、すぐに成果が出るというものでもないのかなというところで、プログラム自体がもともと 第2象限のものになっているのかなと思うんですよね。
かつBNIのやることって何かと思った時に、例えば学びだったりとか、自己成長だったりとか、例えばリファーラルパートナーを教育していく、そしてマーケティングの一部のプロセスを委任していくっていうことだったりとか、あと有益なネットワーク構築。すぐにはお金にはならないんだけれども、将来的に自分のビジネスとか人生の手助けになるようなネットワークを構築していくこと、まさに人生の第2象限でもあるのかなというふうに感じたりしています。

大野:はい。念のため、時間管理のマトリックスを初めて聞かれる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないので、簡単に説明しておくと、第1象限、第2象限から第3、第4まであるんですけど、緊急度っていうのと、重要度で縦軸と横軸で考えた時に、緊急であり、かつ重要なものが第1象限ですよね。
緊急じゃないんだけれども、重要なことっていうのがこの第2象限ですね。第3、第4っていうのは、緊急だけど重要じゃないこと、そして緊急じゃなくって重要じゃないことってなるわけです。
今回大事なポイントとしては、第2象限をいかに時間を投資していけるか。緊急かつ重要ということの第1象限と、もう一つ、第3象限の緊急なんだけど、それほど重要じゃないことに、やっぱり時間はどうしても取られてしまう。
これは第2象限に十分な時間を割けていないから、緊急性の高いものがどんどん増えていってしまうという状況だと思うんですよね。
本来、第2象限への時間の投資が十分にできていれば、時間を作り出すことができる、時間の余裕もできるっていうはずなので、第2象限への時間の投資っていうものが、時間の余裕を作り出すっていうことにつながると思うんですよね。

大竹:そうですね。 第1象限、第3象限ってのは緊急なことなので、言われなくてもやらなきゃいけない状態になる、追い立てられるようにやるっていうことだと思うんですよね。
それに追われていると精神的な余裕とかもなくなっていって、どんどん生産性が落ちてしまうんじゃないかなと思うんですよね。
一方で、この第2象限っていうのは、緊急じゃないけど重要なことなので、先延ばしにしがちなことですよね。
だから予定したりとか習慣化しないと、これってやること自体を忘れてしまう。やることを意識しないと忘れてしまう。
でも意志の力って弱いので、環境がないとやり続けることができないと思うんですよね。だからBNIってこの第2象限をやり続けるための環境を提供してくれている時間なんだというふうに思うんですよね。
なので、BNIに時間が取られているとか、負担に感じてきてるっていうことは、BNIの活動に問題があるというよりも、自分自身の事業とか、自分自身の時間管理に問題があるっていう風に捉えていただけるといいのかなというふうに感じています。

大野:そうですね。ちょっと整理すると、まずBNIは自分のビジネスの時間であって、BNIのための時間ではないっていう前提ですよね。
それともう一つ、例えばチャプターの中での役割を引き受けて、リーダーシップチームであったり、あるいはサポートチーム、いろいろな役割があるじゃないですか。それを果たすっていうのはBNIの運営のための時間だから、自分のビジネスに関係ないって思ってしまう人が結構多いように思います。
これ実は落とし穴だと思っていて、チャプターにおける役割っていうものをしっかり果たすっていうことが、チャプター中で自分の信頼を高める、自分のビジネスのためにも大切だということを理解する必要があると思うんですよね。

大竹:そうですね、本当にそう思います。自分の器を広げていくことができるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
以前聞いた話で、全力って何を意味しますか?って聞かれたときに、全力って自分の力の全力っていうのは当たり前なんだけれども、どれだけ周りの人の力も借りられるかって言うことが全力の範囲を広げていくことだという話があって。
なのでリーダーシップチームに選ばれたりとか、BNIの役職を担うということは、その中でどれだけ人の力を借りて目標を達成出来るかっていうリーダーシップ力を磨いたりとか、委任する力を磨いたりとか、全てのことを達成するのに自分の時間を使うだけではなくて、どうしたら人の時間を借りることができるのか、そういった訓練の場、そういった自分の器を広げる場でもあるのかなという風に思います。

大野:デリゲーションですよね。あと、よくBNIの創立者のDr.マイズナーがおっしゃってる言葉でもあるんですけど、一つの仕事のやり方は全ての仕事のやり方に等しいという、これはもう本当にその通りだなと思うんですけど、さっき言ったチャプターでの役割を果たすっていうことってめっちゃいい機会なんですよ。
なぜかというと、商品とかサービスを購入してもらう前から自分の仕事ぶりをイメージしてもらうことができるから。だからちゃんとチャプターの中の役割を果たしている人って、おそらく本業での仕事のやり方も同じように質が高いんだろうなって思うわけですよね。
なので、チャプターの中での役割をしっかりと果たすことで、自分のビジネスにおける仕事ぶりだとか、そのクオリティの高さっていうのを示すことになるので、積極的に役割を引き受けるべきだし、片手間にやったりとかしないで、しっかりとその役割をこなすということが自分のビジネスに直結しているってことを理解してもらいたいですよね。
実際にあった事例なんですけど、3役で書記兼会計を務められた士業の方がいらっしゃったんですよ。
その士業の方は結構得意分野がたっていて、金融に特化した行政書士だったんですよね。私は元々金融の畑で仕事をしていたこともあって、これは結構リファーラルを出せそうだなと思って、その方が入ってきてくれた時、すごく嬉しかったんですけども。実はチャプターでのリーダーシップチームとしての役割を見ていた時に、結構残念な場面を多々お見受けしてたんですよね。
それはチャプターのメンバーから見ても明らかにずさんな仕事ぶりっていうのが、ある意味評価を下げてしまってなかなかBNIの活動からの成果って得られないでいらっしゃって、結局辞められてしまったんですけど、すごくもったいないなと思ったんですよね。
さっき話したように、自社のサービスを買ったりとかして、体験してもらうことなく、自分の仕事ぶりをイメージしてもらう。そうすることで、例えばリファーラルプロセスのVCPプロセスってBNIでよく使われますけども、このVとCですね、ビジビリティとクレディビリティ、視認性と信頼性を高めることができます。

大竹:役割ということではないんですけど、私が先日チャプターのミーティングに訪問させていただいて、見た素晴らしい事例をお話ししたいんですけれども、オンラインで定例会をしているチャプターで、ウィークリープレゼンテーションの時間が来ましたと。
皆さん一生懸命プレゼンテーションをして、行動要請をするわけです。毎回、あるメンバーが終わった後に、行動要請の部分をチャットに全員分書いてアウトプットするってことをされてたんですね。
それ素晴らしいなと思って、後で聞いてみたんですね。あれは何かのお役目なんですか?と、役割なんですか?って聞いたんですけど、そしたらいや、違うと。
彼女はいつもそれを自主的にやっているんだと。それでチャプターメンバーはすごく助かっていて、彼女の信頼性を高めるのにすごく役に立っていると思うというふうにおっしゃっていたんですね。
ですので、役割がなかったとしても、自分の仕事ぶりをチャプターミーティングでも示すことはできるという素晴らしい事例だなというふうに感じました。

大野:あとですね、よくBNIを始める前と始めた後で、投資すべき時間の期待値っていうのがずれてしまっていて、こんなに時間を取られると思ってなかった。
まあ、その取られるっていう解釈がそもそも違うっていうのは先ほどお話ししたとおりなんですけど、そもそもどれぐらい実際BNIのメンバーが時間を投資することが目安として具体的に時間をお伝えできるといいなと思うんですけど、例えば定例会はみなさん出席するので、ミーティング時間が1時間半から2時間で、その前後の時間を入れるとすると、1週当たり3時間とすれば、月に12時間くらいですよね。
あと、トレーニングは月に一つぐらいは受講していく必要があると思うので、2時間半から3時間、あと1to1どれぐらいですかね。

大竹:そうですね、週に2時間ぐらいでしょうかね、お二人ぐらい。

大野:そうすると月に8時間。あとは役職によってばらつきはありますけども、その役職のミーティングが月に4時間ぐらいあれば十分ですかね。
あとはコンタクトサークルとかパワーチーム、ここで月に1時間ぐらい必要かなという感じなので、合計すると月に28時間ですかね。
なので週7時間、1日あたりにすると1時間という計算になりますけども、どうでしょうかね。
この1日1時間っていうのを、いわゆる先ほど言った第2象限というところで投資していく必要があるのではないかということで、これ推奨というか、目安として言えるのではないかと思うんですけど、どうでしょうか。

安:そうですね。

大野:もしこの1日1時間が投資できないとしたら、おそらく先ほど話していた時間管理のマトリックスの使い方というか、時間管理の上で問題を抱えてしまっている状態だと思うので、そこに取り組む必要があるかなというふうには思いますね。

安:それでは、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメッセージはありますか?

大野:はい。最初に申し上げたとおり、BNIのメンバーとしてやっていく上で非常に大事なコンセプトだと思うんですよ。
理解しなくちゃいけないポイントだと思うので、ぜひ皆さんのチャプターで共有していただいて、エデュケーションスロットとかで、皆さん自身で、どれぐらいの時間が投資が必要で、それが第2象限への時間の投資だということを皆さん一緒に理解していただけると、よりチャプターで生産性が高まっていくというふうに思いますので、やっていただきたいですね。大竹さん、どうですか?

大竹:はい、ありがとうございます。そうですね。BNIに入ると、確かに時間の使い方ってちょっと変わると思うんですよね。なので定期的に、私なんかは3カ月に一回ぐらいなんですけど、時間の棚卸しをして、どういう時間にどれくらい割いているのか、第2象限、第1象限ってあると思うんですけど、どれぐらい割いているのかっていうその時間の棚卸しをしていただいて、自分が理想としている時間の使い方とどれぐらいギャップがあるのかということを確認をして、それを近づけていく、埋めていくっていう、そういう振り返りをしてみてはいかがかなというふうに思います。

安:ありがとうございます。BNIは第2象限という言葉が今日とても印象的でした。事業を進めていく上では、やはり自分が経営に対して時間を割くということがとても大事なので、それがまさにBNIの活動とリンクしてるんだなっていうことが、今日メンバーの皆さんに伝わったらいいなと思います。大野さん、大竹さん、ありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。
よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていけたらと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

 

第223回 忙しすぎてBNIどころじゃない!(再)

Stressed business man rushing in the office

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

今回は、第83回の再配信です。

参照:英語版 Episode 534: I’m Too Busy for BNI

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第83回は「忙しすぎてBNIどころじゃない!」と題してお送りいたします。英語版のエピソード 534 をご参照ください。

大野:時間がないとか、BNIにかける時間がない、本業が忙しすぎるという話をよく聞くんですけれども。
どうですかね、BNIというのは本業の一部であるという認識が大切だと思うんですけれども。まさにその本業のマーケティング活動から、BNIの時間と本業の時間の区別というか、分けてしまうというところに課題があるように思いますよね。

安:はい。

大野:では本業に支障をきたしてしまっているという、その原因として考えられるものにはどういうものがあるかというところから考えていくと、
まず、そうですね。質の低いリファーラルを求めている、普段。あるいは、質の低いリファーラルを受け取っている。つまりは、求めるべきリファーラルの優先順位とか、計画性の問題ですよね。

安:はい。

大野:あとはどうですかね。

安:あとは、やはり、その質の低いリファーラルが来るというのは、プレゼンテーションの影響があるんじゃないかなと思いますけれども。いかがでしょう。

大野:そうですね、質の高い、より自分が求めているリファーラルをもらうためには、プレゼンテーションがしっかり準備されていて、計画ができていないといけないという事ですよね。

安:そうですね。

大野:もう一つ、これはビジネスの発展のプロセスとして大事なこととしては、チーム作り、つまり、チームビルディングができていないということも考えられますよね。

安:はい。

大野:つまりは、人を採用するとか、あるいはその社員でなくてもですね、業務提携だとか業務委託、あるいはその下請け先の開拓とか、場合によってはその信頼できる同業者との繋がりなんかもビジネスを発展させる、あるいは拡大させる上で欠かせないプロセスだと思うんですね。

安:はい。

大野:では、今回英語版でも紹介されているBNIに投資する時間から得られる成果というものをですね、最大化する方法というのを4つ紹介してくれていますので、ちょっと一緒に見ていきましょう。

安:はい。

大野:まず1つ目は、より質の高いリファーラルをもらうという事ですね。

安:はい。

大野:リファーラルにはいろんな段階があるという風に言われていて。例えば、10の段階があって、その一番下の10というのは、これが一番質の高いリファーラルとしたら、もうすでに成約されていると。

安:あ〜。

大野:まぁ、成約されているものだけがリファーラルというわけじゃないんですけれども、リファーラルの中でも最も質が高いというのは、もうすでに成約されていると、それに等しい状態ということが考えられると思うんです。そういったリファーラルをもらえるように、定期的にもらえるようになれば、本来だったら成約するまでにですね、自分で色々とクロージングまでの時間を投資しなければいけないわけなんです。それをやらなくて済むというわけですから、大幅に時間の節約ができるという事ですよね。

安:はい。

大野:つまりは、より質の高いリファーラルを求めるということで、時間は作り出される。あるいは、十分に確保できるということが言えると思います。

安:はい。

大野:これが、1つ目ですね。で、2つ目は、プレゼンテーションの準備ということで、色々とですね、アイデアをシェアしてくれています。安さん、準備ってどういう風にされていますか?

安:私の準備は、第55回のPodcastでも少しお話をしたと思うんですが。

大野:はい。

安:年間計画を立てて、その時期その時期にターゲットになる方に向けてのプレゼンを考えるということをやってますね。

大野:効率の良い組み立てというか、効率の良いプレゼンテーションの準備だと思うんですけれども、今回紹介されているのがですね、例えば、4つとか、あるいは場合によっては10個くらいのプレゼンテーションを一つの塊として準備しちゃいましょうというようなことを言ってますよね。

安:はい。

大野:例えば一つのテーマだったりとか、シリーズと言うんでしょうかね。そういったプレゼンテーションを一度に作ってしまうということで、時間の節約になるという風に紹介してくれています。

安:はい。

大野:これ良いアイデアですよね。

安:はい。

大野:ですので、まとまった時間をとって、例えば今後2ヶ月くらいの、ですから8回分くらいあるわけですけれども、プレゼンテーションをまとめて作ってしまうということで、先ほど安さんがおっしゃってくれていた計画的なプレゼンテーションの準備というのと同じように、効率化できますよね。

安:はい。

大野:はい、では3つ目ですけれども、1to1ですよね。1to1のミーティング、これはもちろんBNIにおいては非常に大切なわけです。

安:はい。

大野:どうやったら時間を節約できるかっていう観点で言うと、例えば移動の時間を節約するために、チャプターミーティングの前とか後にやることを薦めていますよね。

安:はい。

大野:場合によっては、そのミーティングがスタートするのが7時であれば、6時から1to1をしてしまうとか。ミーティングの準備もありますからね、実際には5時半とか。

安:そうですね。

大野:早く会場入りして1to1しなくちゃいけないかもしれませんが。日本でもいろんなチャプターでミーティングの後に会場の部屋を借りたりとか。あるいは、スペースを見つけて1to1されていることが多いと思います。

安:そうですね。

大野:あとはですね、英語版では、スタック1to1(stack 1-2-1s)って紹介してくれていました。

安:はい。

大野:いくつかの1to1を集中してまとまった時間にやってしまうという手法ですね。

安:はい。

大野:1to1大会とか、集中1to1みたいな言い方もできるかもしれないです。

安:はい。

大野:チャプターで比較してみたりとか。あるいは、メンバー数人でですね、一緒に1to1をですね、順繰り回していくみたいなやり方も一つかなという風に思います。

安:はい。

大野:もう一つ面白い質問が入っていました。

安:はい。

大野:電話での1to1はどうなのかと。これ最近だとビデオがついたZoomとか。あるいは、Skypeとか。色々そういったビデオ会議のシステムがインターネットで使えるようになってきていますけれども安さんはそういうの、やられたことありますか?

安:基本的にはないんですが、1回だけありますね。

大野:なるほどね。

安:Zoomで。

大野:仕事の上で、移動をお互いせずにですね。それぞれの拠点において、会議・ミーティングができるというのは非常に便利なってきているわけなので、活用しない手はないと思いますし。実際私もですね、BNIの例えばディレクターのチームとですね、ビデオ会議を毎週1回やったりとかしているんです。

安:はい。

大野:実際じゃあ、チャプターのメンバーとですね、1to1でこうしたビデオ会議を遠隔でやるのはどうなのかっていう質問があったらしいですけれども、カウントされるかっていう話ですよね、1to1として。

安:そうですね〜。

大野:これはですね、ディレクター・コンサルタント、ないしは、所属のリージョンのですね、エグゼクティブ・ディレクターに確認していただきたいと思います。

安:はい。

大野:いずれにしても言えると思うのは、マイズナー博士もおっしゃっているように、対面の1to1ほど効果的ではない。そうした電話とかビデオを使った1to1というのは、便利ではありますけども、対面での1to1ほど効果的でないのは確かだというふうにおっしゃっていましたよね。

安:はい。

大野:なので、補完的に使うというのは良いのですが、基本的に1to1は対面でやるというのが、原則でよいと思います。

安:はい。

大野:そして4つ目ですが、「運転中」と言っていました。日本の場合とくに都心部では電車での移動も多いですが、いずれにしても移動中にポッドキャストとか、オリエンテーションオーディオを聴いてしまおう、そうすることで学びの時間を確保する、という風に言っています。これは皆さん、やられている方は、少なくないんじゃないでしょうか。

安:そうですね、よく聞きますね。

大野:私もロンドンでメンバーをやっていたころには、車で毎週会場まで通っていましたので、仕事もほとんど車で移動していました。車の中でよく聴いていましたね。

安:なるほど。

大野:今4つご紹介しましたけど、もう一回まとめます。1つ目は、より質の高いリファーラルを求める。成約までの時間が短くて済みますから、新たな時間を生み出すことができます。2つ目が、毎週のウィークリープレゼンテーションをしっかりと準備する。事前にしっかりと準備することで、より質の高いリファーラルをもらうことができます。そして3つ目が、1to1を効率的にスケジュールする。チャプターミーティングの前や後、あるいは集中していくつかの1to1をまとまって行う。1箇所でやってしまう、ということをご紹介しました。

安:はい。

大野:そうすることで、移動時間を節約できますよね。そして4つ目が移動時間の活用。オリエンテーションCDですとか、このポッドキャストを聴いていただく。最近ですとビデオも出てきましたから、電車の中などで見ていただくことも良いかもしれません。

安:そうですね。

大野:運転中は危ないのでね。はい、動画はちょっと見ないでいただきたいんですけれども。

安:はい。

大野:音声だけで、運転中は我慢していただきたいなと思います。

安:はい。そうですね。
それでは、そろそろ終わりの時間が近づいて参りましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大野:そうですね、まずは皆さんもですね、仕事が忙しすぎて回らなくなってきたなと思ったら、ぜひチャプターの担当ディレクターに相談してみたりとか、あるいは、チャプター内でですね、いろんな効率よくBNIからの成果を満たす方法を成果が上がっているベテランメンバーからシェアしてもらうということも良いアイデアだと思います。

第222回 特化してなんぼ(再)

A magnifying glass hovering over several instances of the word niche, symbolizing targeted marketing of small demographic groups

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

今回は、第71回の再配信です。

安:第72回は、「特化してなんぼ」と題してお送りいたします。大野さん、特化してというお話なんですが、何の特化なんでしょうか?

大野:チャプターでは、各専門分野から1名のみがメンバーとして登録できると言うルールがありますよね。カテゴリーの細分化や、すみ分けという言葉をよく聞くようになったと思いませんか。

安:いや〜、本当に多いですね。今。

大野:私が思うに、本来細分化やすみ分けと言う言葉は、あまり適切な表現ではないように思います。むしろ言うのであれば、特化と言う表現のほうが適切に感じます。では、特化とはどういった意味なのでしょう?

安:特化とは・・・?

大野:私たち中小企業にとっては、命運を分けるとても大切なコンセプトだと思うんですね。前提として統計をご紹介したいんですけれども、平成26年の経済センサスによると、日本の中小企業はおよそ380万社あるんですね。

安:はい。

大野:これは全体の企業数の99.7%を占めています。

安:あ〜なるほど。

大野:ほとんどが中小企業。わずか0.3%が大企業ということになるんでしょうけども。さらにはそのうちの小規模事業者というのが、全体の85.1%ということなんですね。いずれにしても、中小企業の数というのはとても多いと。380万社中小企業が存在しているので、とても競争が激しい中で私たちはビジネスをやっていると、いうことは前提としてあるわけですね。こうした競争が激しい環境の中で、勝ち残ってビジネスを拡大していくためには、まずはニッチ戦略と言うのが考え方として大切になってくると思うんですね。

安:はい。

大野:他の会社と同じことをしていたら、勝てる可能性というのは著しく低下してしまうという考え方。小規模事業者というのは、何でもやってすべての強豪と戦うなんことはできないわけですよね。

安:そうですね。

大野:だからこそ自分の会社のニッチと言うのを見出して、その分野でのナンバーワン。そしてオンリーワンになると言うことが大切なわけですよね。そうすると例えば、ビジビリティが高まりますよね。

安:そうですね~。

大野:その道でナンバーワン。オンリーワンというわけですから、自ずと目立ちますし、ビジビリティが高まる。多くのたくさんの会社の中で普通だと自ずと埋もれてしまう。さっき言った、日本国内の中小企業380万社の中に埋もれてしまうことを避けられるわけですよね。

安:はい。

大野:ニッチ戦略を考えるときに、今回は2つ考え方を分けてみました。

安:はい。

大野:1つは得意分野に絞る。弁護士を例にあげてみましょうか。

安:はい。

大野:例えば、英文の契約書をできる先生というのは、やっぱり限られてきますよね。

安:そうですね。

大野:はい。フランチャイズに詳しい先生も限られてきますよね。

安:そうですね。

大野:交通事故・離婚問題、この辺はよく聞きますけれども、プレゼンの中では。でも、本当にその交通事故を専門に扱っている先生とか、離婚問題ばかり扱っている先生とか、いう人がいればいざと言うときに心強いですよね。

安:そうですね。

大野:あと、そうですね。医療訴訟とか専門なんていう先生もいらっしゃるかもしれません。

安:はい。

大野:そういった専門分野を、あるいは得意分野を持った弁護士に対して、「何でもやってますよ~!」と言う弁護士と比べたらどちらが紹介しやすいかっていう話ですよね。

安:はい。

大野:集客と言う意味でもそうなんですけども、マーケティングですよね。いわゆる私たちがやっているリファーラルマーケティングにおいても、やはり得意分野を持っているということがやはり大切なことなんですよね。

安:そうですね。

大野:安さんと同じ社労士の方でも、先日私BNIのメンバーさんで1to1させていただいたんですけれども。障害年金に特化されているという方がいらっしゃいました。社労士としてはお若いんですけれとも、各方面からですね、講師として引く手数多という風に伺っています。

安:はい。

大野:あともう1つの方法としては、その顧客のターゲットを絞るという方法ですね。ターゲットを絞るっていうことで言えば、そういえば安さんも社労士でコンビニオーナーに特化してますよね。

安:そうなんです!毎週プレゼンでどこそこチェーンのオーナーさんを紹介してくださいという話をしていますね。

大野:そうですよね。どうして安さんはコンビニオーナーに特化することにしたんですか?

安:はい。コンビニ業界にいたからというのがまず1番の理由なんですけれど、その仕事をしている中で、コンビニオーナーってすごく思いをしっかり持って経営をされている方が多いんですよ。で、そういう方が全国に5万5千店やっぱりあるので、そういう方に対しての支援をしていくことによって、私も自分の得意なところを生かせるかなと思って。それで、今ターゲッティングを絞っています。

大野:なるほどね~。あと、私が聞いたことがある例で言いますと、不動産売買の仲介をされているメンバーの方が、もともとターゲットをですね、医療関係者に絞ってたんですね。

安:それでも結構絞れているような気がするんですけど。はい。

大野:でも、結構たくさんいらっしゃいますよね。

安:確かに。

大野:で、彼女はですね、医療関係者というターゲットをさらに絞り込んで。

安:はい。

大野:外科医にしたんですよ。

安:おー!

大野:外科医にターゲットを絞り込むことで、とても成功したんですね。なぜ外科医だかわかりますか?

安:なんででしょう?お金を持っているからとか・・・?

大野:まぁ、そこもあるかもしれませんよね。腕のいい外科の先生は、お金もたくさん持っているかもしれません。でも、実はそれだけじゃなくてですね。それも関係するんですけれども、普通の人と比べて不動産を売買する頻度がですね、人生の中において多いんだそうです。

安:あ〜。なるほど~。

大野:自分の家はもちろんなんですけれども、自宅ではないんだけれども、その勤め先の病院だとかいうところから近くに自分の小さい家を持っているとか、部屋を持っているとか。

安:はい。

大野:ね、離婚すると家売ったりしなくちゃいけないですし、また結婚すれば家を買わないといけないし、みたいな。まぁ、その離婚の頻度も高いんだそうです。

安:なるほど~。

大野:外科医の先生、聞いていらっしゃったら、ごめんなさい。

安:そういう統計結果があるという。

大野:はい。毎週末ですね、彼女は、外科医のお医者さんたちとゴルフに行くんだそうですね。そうするとなぜか、外科医の先生が弁護士の先生を連れてくることが多いらしくてですね、その弁護士の先生が不動産を探しているからとか。今売らなくちゃいけないからということで、紹介をしてくれるそうなんですね。

安:はい。

大野:でも、彼女はもう外科医の先生だけでも、てんてこまいになるぐらい忙しいので、私はもう外科医の専門なのでと勘弁してくださいみたいな話をされるんだそうですけれども。

安:あ〜。

大野:でも、やることは同じじゃないかってね。で、仕方なく引き受けるっていう話をされていましたね。

安:なるほど~。

大野:なので外科医の先生が当然、他の外科医の先生を紹介してくれて、それがひっきりなしで。それこそ不動産の物件もですね、割と同じその外科医の先生の中で人気のある物件だったりとか、そのある外科医の先生が売った物件が他の先生のお気に入りになったり。

安:お〜。

大野:ということが起こりやすいんだそうです。

安:なるほど~!

大野:なるほどですよね。

安:面白いですね〜。

大野:あともう1つですね、カテゴリーに関して面白い、これは日本のどこのチャプターだかちょっと忘れてしまったんですけれども。あるメンバーの方ですね、車のディーラーの営業をされている方だったと思うんですけれども。

安:はい。

大野:確かTOYOTAだったかな?間違ってたらごめんなさい。その営業の方なんですけれども。NISSANの営業の方を入れてほしいと。

安:へー!

大野:ね、ライバル会社ですから、なぜそんなことをするのかな思うんですけれでも。

安:気になりますね。

大野:車の好きな人は、どのメーカーの車がいいって、だいたいほぼ決まっている人が少なくないんだそうです。

安:はい。

大野:そうすると、彼はTOYOTAなんですけれども、NISSANが買いたいと思っている人がいたら、自分は役に立てないので、お断りをするのが普通なんですけれども。

安:はい。

大野:でも、知らない人にそのお客さんを取られてしまうよりは、信頼できる毎週顔を合わせている、そのNISSANなどのライバル会社の営業マンがいたら、その人に紹介したいと。これなんか、納得できません?

安:わかりやすいですね。

大野:そうですよね。いわばライバルとの、共存・共栄と言ったケースですよね。ということで、特化なんですけれども。はたから見ると競合関係にあるんですけれども、本人同士はですね、信頼関係ができている限りにおいては、お互い大切な人を紹介しあえる関係と、いうことが言えるんだそうです。

安:なるほど〜。

大野:目から鱗だと思いませんか?

安:いや〜本当に、面白いなと思います。その視点が。

大野:そうですよね。私が最初に聞いたとき、「TOYOTAとNISSANってあり得ないでしょ」と思ったんですけれども。お話を伺って、「なるほど」と。

安:ん〜。

大野:そこに信頼関係があれば、当然大切な人は紹介できるようになると。

安:そうですね。また紹介を経て、その人もイメージですとかビジビリティも上がるという効果がありそうですよね。

大野:そうですね!

安:はい。それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大野:はい。このPodcastを聞いてくださっている皆さんの中にもですね、おそらく、自分のニッチとかですね、得意分野というのもがまだ明確になっていない方もいらっしゃるかもしれないと思うんですね。ぜひ、その自分の得意分野が何なのかとか、あるいはどういう顧客にターゲットを絞るとどんなメリットがありそうかというのをですね、日々考える癖をつけていただくといいんじゃないかなと思います。先ほどの事例でもご紹介しました通り、信頼できて、大切な人を安心して紹介できるライバルという人が、もしかしたらいるかもしれないという視点も新鮮だと思うので、ぜひ考えてみていただければと思います。

安:はい、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

参考:
https://woocommerce.com/2016/05/niche-business-success/

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11902.html

第221回 愛を伴って行動するリーダーシップ

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

【参照】日本語版

第141回 リーダーシップは何もんだ?

第221回は「愛を伴って行動するリーダーシップ」と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト 141回をご参照ください。

安:皆さんこんにちは。BNIメンバーの安さやかです。オフィシャルBNIポッドキャスト、本日もBNI東京港中央リージョンエグゼクティブディレクターの大竹さんとともにお送りしております。 第221回は「愛を伴って行動するリーダーシップ」と題してお送りいたします。日本語版のポッドキャスト141回をご参照ください。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するコンクリ株式会社と、ビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。それでは今回、大竹さんとお話していきたいと思います。大竹さん、よろしくお願いします。

大竹:よろしくお願いします。

安:今回のテーマが「愛を伴って行動するリーダーシップ」ということなんですけども、これって何かどこかで聞いたことあるような気がするんですけど。

大竹:そうですね、この素晴らしい名言を残されたのが大野麻人さんなんですけれども、 141回で「愛を伴って行動するリーダーシップ」っていうような話をされているんですよね。そこについて、今回ちょっと深掘りしてみたいなというふうに思っております。人によって、リーダーシップに関しての考え方とか解釈って様々だと思うんですよね。「リーダーシップって何ですか?」って聞くと、それこそいろんな答えが返ってくるし、いろんな思い込みも、もしかしたらあるんじゃないかなという風に思うんですよね。例えば、人を引っ張っていくこととか、人を導いていく人みたいなところで考えてらっしゃる方も結構多いのかなというふうに思ってるんですよね。そうすると自分にはリーダーシップがないんじゃないかみたいなふうに思われてしまう方もいらっしゃると思うんですけど、これはBNIのトレーニングでお伝えしているところなんですけど、リーダーシップは影響力であると。なので誰しも持っているものなんだっていう、そういう解釈をしているんです。じゃあどういう影響を与えていくのかっていうところが私たちの課題なんだというふうに思っています。最初に話をしたいのはデイメーカーの話です。トレーニングで受講されたことある方は聞いたことがあるかもしれませんけれども、ある美容師さんの話です。いつも対応しているお客さんがいつもよりも短い頻度で来店したと。特に気にも止めることもなく、いつものように一生懸命接客をして、髪を切ってキレイにしてお返しをしました。その後、その方から手紙が届いて、「実は私はあの時、自分の命を絶とうと思っていた」と。「ただ、あなたとお会いしてお話をして、その気持ちを変えることができた」と、「もう一度頑張ってみようと思えたんだ」というお話なんですね。その人の1日を作り出したということで、デイメーカーというような言い方をしているんですけれども、これは特にリーダーシップを意識したわけではないと思うんですよね。ただ、その影響を与えた。プロとして、専門家として、やるべきことをきちんとやって、いろんな日があります。不機嫌な日もあるし、いいことがあった日もあると。でも、それを表には出さずに、いつものようにお客さんに接することによって、相手の1日を作ることができたという、これも一つのリーダーシップの形なんじゃないかなというふうに思うんですよね。今回、大野さんのおっしゃっている「愛を伴った行動によるリーダーシップ」という話にちょっと入っていきたいんですけど、私、以前「愛を伝える5つの方法」という本を読んだことがあるんです。5つまずご紹介したいと思います。1つ目は言葉によって愛を伝える方法、2つ目がプレゼント、贈り物ですね。3つ目が時間です。一緒に時間を過ごすことによって愛を伝える。 4つ目が、その本ではサービス行為って言われてるんですけど、相手に何かをしてあげることです。リファーラルもこれに含まれるのかなと思うんですけど、サービス行為というものです。最後がボディランゲージです。例えば握手をしたりとか、海外だとハグしたりとかっていうのもあると思うんですけど、そういった形で愛を伝えるっていう方法があります。ちなみに安さん、今この5つでいったらどれが一番得意とか好きとかありますか?

安:そうですね。私、結構「一緒の時間にいる」が印象に残りました。得意というわけではないんですが、大事にしている考え方だなって思いましたね。

大竹:一緒に時間を過ごすことによって影響を与えた、もしくは自分が与えられたっていうエピソードとかってあったりしますか?

安:そうですね。思い出そうとすると多分たくさんあるんだと思います。さっきのそのデイメーカーのお話みたいに意識をしているかって言ったら、そういう時もあれば、ない時もあるんですけど、やっぱりメンバーの相手の方の話を聞くこととか、もっとこうしていきたいなっていう夢を語ってもらう時とか、これはメンバーだけではなくて、普段の私のお客様に対しても同じことが言えるかなと思うんですが、ただ単に、例えば文字の情報でそういう大事な話をやり取りするのではなくて、本当に目標だったり、あるいは今ちょっと大変な時なんだよねっていう時こそ、オンラインでも対面でもいいから同じ時間を過ごすっていうことによって、「聞いてもらえて嬉しかったです」って言ってもらうこともあるし、逆に同じ時間を過ごしてもらって、相手に対して「一緒にいてくれてありがとう」って言うこともありますね。あまり具体的なエピソードっていうわけじゃないんですけど。

大竹:いえいえ、素晴らしいですね。私も今話を聞いていて思い出したんですけど、この前名古屋に出張する予定があったんですけど、その時にちょっと悩んでいるメンバーの方がいて、これからBNIの活動どうしようかっていうところだったんですね。ちょうど一緒に出張する先が名古屋だったので、「じゃあ良かったら、新幹線同じやつ取って一緒に話しませんか」っていうことをしたんです。そうしたら、すごく喜んでくださって、行きがてらいろんなお話を聞いたんですよ。何か解決策みたいなものを提供できたっていう自信は全くないんですけども、でもすごく喜んでくれて、時間を取ってもらったっていうこと自体に救われたっていうお話だったんです。すごく嬉しいなと思って、そんな体験が最近ありました。

安:素敵ですね。純粋にお話聞こうかっていう、多分提案するときってそこまで強い思いだったりとか、強い関わりを持とうと思って言っているわけではなくて、「あ、だったら一緒の方向だし、一緒に行く」っていう誘い方だったのかなと思うんですけど、その働きかけが相談したい側からはなかなか言い出しにくいけど、それを言っていただけたっていうこと自体がまず大きな、多分影響力になってるのかなって思いました。

大竹:素晴らしいですね。ありがとうございます。私がBNIに関わるようになって学んだことでもあるんですけど、最初私BNIに加入する時に、自分に与えられるものなんてないって思ってたんですよね。起業したてで、お金もない中で、お客さんもそんなにいない中で、自分がこのチームに加入して何を与えられるんだろうかと、できることなんか何もないんじゃないかなっていう風に最初思ってたんです。でも、BNIの環境、ギバーズゲインという考え方を学んでいく中で、もしかしたら自分は既に何かあるのかもしれない、持ってるのかもしれない。例えば時間を提供する、ギブするってことも与えられるもの。そういう自分が与えられるものがあるっていうことに気づけたっていうことが、多分私の中では一番大きな成果というか、ギフトだなっていうふうに思ってるんです。あともう一つ、言葉っていうところでいうと、最近ちょっと体験したことをお話をしたいんですけど、私、今千葉の田舎に移住をしたんですけども、移住するってすごい大きな決断で、とても最初は怖かったんですよね。馴染めるだろうか、この地域に。というところで、何回か下見に行ったんです。その時に歩いてたら、向かいからある中学生の女の子が歩いてきて、行き違うなというところで、こういう時は挨拶した方がいいんだろうか、でもよそ者なしな、どうしようかなみたいな風に、ちょっと私はまごまごしていたら、 20 メートル先ぐらいから相手の方が大きな声で「こんにちは」って言ってくれたんです。これって多分愛を伴ったリーダーシップだなと思っていて、先に挨拶をして、相手から返ってこなかったらどうしようって気持ちは、当然お互いに持っているはずなんですね。でも、それを先に乗り越えて行動するっていうことって、多分愛がないとできないんじゃないかなという風に思うんですよね。その体験で、この地域でもしかしたらやっていけるかもしれないなっていうふうな自信がついて、移住することを決断できました。なので言葉っていうのも一つ相手に与えられるものなんじゃないかなというふうに感じました。

安:確かにその経験は私も何度かありますね。

大竹:あとプレゼント、物を提供するっていうんですかね。そういうのもやっぱり愛を伝える方法にもなるし、もしかしたら逆になってしまうこともあるのかなって思うんですけど、相手が欲しいというものを与えるのってすごく難しいことだなって思うんです。自分が与えたいものを与える、押し付けるのではなくて、相手が何を欲しがってるんだろうかってことをちゃんと聞いて理解して、自分なりに考え尽くした上でそれを与えるっていうこと。これすごく簡単なことではないのかなっていう風に思うんです。愛を伝える5つの方法っていうところで、愛を伴うリーダーシップって何なのかっていうことを話をしてきました。他にも愛を伴った行動、リーダーシップってどんなものがあるか、安さんって思い浮かびますか?

安:そうですね。今までは与えるっていうこととか、時間を共有するということが挙げられていたんですけど、例えば厳しさという視点もあるのかなと。BNIを活用していくメンバー同士で優しさだったり、時間を共有するっていう行動はもちろん大事だけれども、時にはメンバーだったり、相手の方が何か違う道に行ってしまうというか、少し誤りがあるようなことが見受けられた時に、それを見過ごすのではなくて、ちゃんと諭すというか、厳しい愛を持って伝えるっていうことも大事なんじゃないかなって思ったんですけど、大竹さん、いかがでしょうか。

大竹:はい、その通りだと思います。誰もが言いづらいこと、言いたくないこと。でも、相手の未来をより良くするために、勇気を持って伝えることって、すごく大きなギブなんじゃないかなと思うんですよね。すぐには理解していただけないとか、受け取っていただけないこともあるのかなと思うんですけど、もしかしたら相手の未来へのギフトになると思いますので、すごい大きな愛だなっていう思います。私なかなかできない時が多いんですけど、すごく勉強になります。ありがとうございます。

安:ありがとうございます。それでは、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大竹:はい、ありがとうございます。私すごく思うんですけど、BNIに関わる私たちって、みんながリーダーシップを取ってるというふうに思うんですよね。それはどんなリーダーシップかっていうと、返ってくる保証がなくても、先に与えるっていうリーダーシップを取ってるんじゃないのかなっていうふうに思うんです。それを毎週毎週、ギバーズゲインっていう考え方のもと、リファーラルとかビジター招待とか、そういった形で先に与えるというリーダーシップを取ってるんだと思うんです。これって一切返ってくる保証って多分ないと思うんですよね。返ってくるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でもそれが素晴らしいことなんだと、それが正しいことなんだって信じて、それを習慣にして毎回やっているっていうことだと思うんですよ。これが誰かの感謝を生まないはずがないと、誰かの感動をうまないはずがないと、少しずつでも世界を変えていかないはずがないって、すごい信じてるんですよね。そういうリーダーシップを私たちは取っていて、それを習慣化しているということ。ここはぜひ誇りを持って一緒にやっていけたらいいのかなというふうに思っているんです。私が考えるリーダーシップについての定義というか考え方なんですけど、誰もが恐れていることを、先にそれを乗り越えて行動することが一つのリーダーシップなんじゃないかなと思っていて、与えて返ってこないかもしれないって恐れって、誰しも持っていると思うんですよね。だから、ギブアンドテイクみたいな形とか、先にテイクしてからみたいなところで、一般的な考え方になってくるのかなと思うんですけども、その恐れを自分から乗り越えることによって、何かを変えられるかもしれない、人に影響を与えられるかもしれない、そういうリーダーシップを私たちはとっていて、それがもしかしたら誰かに勇気を与えられること、誰かに感謝を伝えることになるのかもしれないなというふうに思っています。

安:はい、ありがとうございました。確かに自分から恐れをなしてではなく、本当に積極的に関わっていくこと、その人のことを思って行動すること自体を、私たちBNIメンバーは毎週続けていますもんね。まさにそこが実は大きなリーダーシップであるということに、このお話を聞いた方が気づいてくださって、また他の方に伝えていってくださるといいなと思いました。大竹さん、ありがとうございました。

大竹:ありがとうございます。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第220回 行く価値あるの?

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第220回は「行く価値あるの?」と題してお送りいたします。

安:さあ、大野さん、今日は「行く価値あるの?」という、またキャッチーなテーマなんですけども、今回はどんなお話になるんでしょうか?

大野:今回は沖縄ですけども、毎年ナショナルカンファレンスが開催されるので、「それって行く価値あるのか?」っていうお声をよくいただくので、その辺をちょっと掘り下げていきたいと思っています。

安:今回のテーマで「行く価値あるの?」っていう言葉は、実は私があるメンバーに今回のナショナルカンファレンスのお誘いをしてみた時の反応なんです。今回、沖縄なので「沖縄に行くの?」って聞いたら、「え、それって行く価値あるんですかね?」って聞かれちゃったんですよ。これって結構私の中では衝撃だったというか、まあ、そうやって実際に言う方もいらっしゃるは、いらっしゃると思うんですが、でもそういうイベントって、自分から価値を創りに行く良いきっかけになるんじゃないのかなって私は思ったので、ちょっとこの辺を掘り下げてみたいなって思っています。

大野:はい、ありがとうございます。多分、ごく自然なレスポンスなんだと思うんですよね。平均的なレスポンスだと思います。安さんが今おっしゃったような提供されるものを受け取りに行くとか、あるいは自分でそれに価値を見出しに行くっていう意識っていうのは、多分かなりレベルの高い話で、なかなかそこまで普通の人は発想がいかないと思うんですよね。なのでどういう価値があるのかっていうのは、今回皆さんにできるだけお伝えできればいいかなと思います。ナショナルカンファレンスというのは、イベントに参加するっていうこと以外でも、いわゆる一般的にネットワーキング、人と会うっていうことを、そういった機会を活用するということを考えた時に、予定して計画的に誰かと会うっていうことはするじゃないですか、みなさん。アポを取って、例えば大竹さんとミーティングをするとか、ランチを食べるとか、安さんとコーヒー飲むとかっていうのは、アポを入れてみなさん自然にやってるんですけど、これって予定されていた想定内の出会いっていうんですか、既知の人、お互いに知ってる人同士が会うっていうことなんですけど、これはここで何か新しい化学反応が起きるとかっていうことは予想してないわけですよね。計画されてなかった出会いっていうのは、そこからのリターンっていうのが予測できないわけですよ。なので、その価値の大きさっていうのは、予定していた出会いよりも予定してなかった出会いの方が、大きくなる可能性っていうのは高いんですよね。無限大にある。それは人脈論的によく言われることなんですけど。なので計画的にいろんな人と、例えばBNIの方皆さんであれば、1to1を予定していくとか、あるいはチャプターミーティングで定期的にビジターの方との出会いはもちろんあるんですけど、もちろんそのビジターさんとの出会いっていうのは新しい出会いなので、予想していなかった化学反応が起こる可能性はやっぱりあるんですけど、そこに皆さんが例えばナショナルカンファレンスに参加するっていうことを考えた時に、どんな出会いが待っているか分からないっていう無限の可能性がそこに秘められているっていうのは、これって皆さんお一人お一人が覚えておかなくちゃいけないっていう貴重な事実としてあるんですよね。大竹さん、カンファレンスに参加する意義みたいなところでお伝えしておきたいことってありますか?

大竹:はい、そうですね。今、大野さんのお話を聞いていて私が思い出したのは、「パルプンテ」っていう呪文なんですけど、私の世代で皆さん知ってる方いらっしゃると思うんですけど、要は何が起こるか分からない呪文なんですよね。すごくいいことが起こることもあれば、ちょっとだけいいことが起こることもあれば、何も起こらないこともあって、ちょっと悪いことが起こることもあるっていう、そういった呪文なんですが、結構コストがかかるんですよ。MPが消費されるんですけどね。ただ、唱えないと何も起こらないっていうことがあると思っていて、どうしてもやっぱりコスパとか、タイパとか考えてしまうと思うんですよね。でもこれ、もしかしたら人生を楽しむ秘訣みたいにもなるのかもしれないけど、予定していないこととか、想定していないことを起こそうと思ったら、自分から行動を起こしていかないと変わっていかないのかなという風に思うんですよね。でも、時間とかお金とかリソースは限られているわけで、どうやってそれを選択していくのかといったときに、想定外のことが起こる可能性を高めるにはどうしたらいいのかなという風に思ったときに、私はこの今回カンファレンスで一つの出会いの場だと思うんですけど、人と人との出会いっていうのは、すごく化学反応が起きやすい場だと思うんですよね。かつ、なぜBNIのこういったカンファレンス、イベントに参加する価値がより高いのかなというふうに思ったときに、皆さんギバーズゲインの姿勢を持っているからこそ、より多くの出会いの価値、より多くの化学反応が生まれる価値があるのかなというふうに思うんですよね。もしそこに集まる人たちが自分のことしか考えてなくて、「なんか、売れないかな」みたいな奪うことばかり考えていたとしたら、そこから化学反応が生まれる可能性って限りなく低くなっちゃうんじゃないかなと思うんですね。もちろん0じゃないとは思いますけれども。ただ、そういったギバーズゲインの姿勢を持った人がそれだけ集まるってすごい奇跡だと僕は思っていて、そういう場が私たちに用意されている。これってすごいことなんじゃないかなというふうに私は感じています。

大野:はい、ありがとうございます。本当そうですよね。今もうこの収録の時点で1500人以上の人が登録されているっていうことなんですけども、目標は多分確か2500 ぐらいの参加者ということで、それだけギバーズゲインを実践、日頃からされている、意識している人たちが集まっているということの価値ですよね。イベントの価値っていうことだと思うんですね。はい、ありがとうございます。ところで、先日ですね、BNI AI ディレクターコンサルタントっていうのをですね、チャットGPTに実装しまして、ディレクターの皆さんに公開しました。そこで早速なんですけれども、「ナショナルカンファレンスって行く価値あるのか?」っていう質問をしてみました。ちょっと聞いてみましょうか。チャットGPTからの回答に入る前に、私個人的に思うんですけど、これ前からよくお伝えしてはいるんですけど、多分初めて聞かれる方もいるので、BNIのメンバーとしてプログラム利用料を払って投資してメンバーとして活動されてるんですけど、でもやっぱりせっかくメンバーなのにこのナショナルカンファレンスに参加しないっていうのは、その価値、自分が投資してる価値の半分以上を捨ててしまっているような、僕は感覚があるわけですよ。でもそれはディレクターの目線ということなので、なかなかやっぱりチャプターのメンバーの皆さんって、そういったことを感じるっていうことがなかなか難しいと思うんですよね、普段。なのでこのチャットGPTでいろいろと素晴らしい価値のポイントを教えてくれているので、シェアしていきたいなと思ってます。全国のBNIメンバーとのつながりが作れる、ということは、より多くのリファーラルの機会だとか、さっき言った化学反応を起こしやすいっていうことですよね。その結果として、そこで得られた人脈だとか情報っていうのは、チャプター全体の成長にもつながりますよねっていうのが1つ目ですね。2つ目がビジネス拡大のチャンス。これはやはり日本全国、それから世界中からいろんな人が参加してくれますので、その成功事例を知るということで、新しいビジネスの視点を得ることができたりとか、そして大きな人数、大きなネットワーキングの機会なので、新しいマーケット市場とか、あるいはその提携先なんかを見つける機会にもなりますよね。そして3つ目が学びの機会です。これはもちろん大きな学びの機会ですけども、やっぱり世界各国から、あるいは国内選りすぐりのスピーカーをお招きしていますので、トップクラスの講演だったり、トレーニングというのが用意されていますから、ビジネススキルとか、BNIのよりうまく活用していく方法なんかを学ぶことができます。BNIの成功メソッドみたいなのを直接学んで、チャプターに持ち帰ることができるというのが3つ目の価値ですね。4つ目が楽しく魅力的なイベントであるということ。全国のメンバーと交流する機会でもあるし、楽しく学べる特別な機会であるっていうことですよね。特にチャプターで一緒に行ったりすると余計に楽しくなりますからね。なのでそういった誘い合っていくっていうことで楽しみの要素が増えるし、カンファレンスで経験できることって、ビジネスだけじゃなくて人生にとっても貴重な財産になるというようなコメントを出してくれていてます。5つ目のおすすめとしては、やっぱりAIもチャプター単位での参加を勧めてくれてますね。これは本当にそうだと思います。チャプター全員が参加できるのが理想的だと思います。実際、過去に東京から京都に全員で参加するとか、新宿から全員で参加するっていうチャプターありましたけど、中には現地で京都で部屋を借りて、チャプターミーティングそっちでやろうっていうことをやってたチャプターもありました。いいアイデアですよね。チャプターの定例会やるとか、チャプターのイベントもカンファレンスと同時に向こうで企画してみるっていうのもいいアイデアだなと思いますよね。みんなで学ぶ、あるいはチャプターでまとまってグループで参加すると、持ち帰った学びっていうのも、チャプターチーム全体の成長につなげられるし、みんなで参加するとより多くの情報をシェアできますよね。皆さん視点が違うので、それを振り返って学びのポイントをシェアするってのはやっぱり価値が高くなりますよね。6つ目は、実はチームビルディングの観点なんですけど、これすごくやっぱり大きいなと思いました。共通の体験をできるじゃないですか。普段のチャプターのミーティングとか、チャプターのイベントと違って、非日常の体験をみんなでするわけなんですよね。なので一緒に学び、感動を共有するっていうことができるので、メンバー同士の絆が深まるっていう効果がありますよね。終わった後、例えば帰りの移動中だったり、あるいは今回沖縄なので、沖縄に少し一緒に残って一緒に振り返りをして、学んだことをシェアしたりするということで、チームの一体感が高まるし、チャプターのビジョンをより明確にする機会にもなるんじゃないかって言ってくれてますね。私達のチャプターもこんな風にできるとかね。あるいは、そういった新しいビジョンに磨きをかけるとか、目標を持つきっかけになるという点ですね。成功しているチャプターの事例を知ったりとか、チャプター全体で取り入れるべきポイントっていうのを話し合うことができるので、またとない機会になるんじゃないですかね。

安:ちょうど何となくチャプターの中だけでビジネスをしようとしていたところが、カンファレンスとか、あるいはグローバルコンベンションといったイベントに参加をしたことによって、視野が広がって、ビジネスのレベルがグローバル化したっていう事例も実際にあるんです。今の私も共感できるところが多いなと思いました。

大竹:今のお話の事例なんですけど、静岡の法貴さんだったと思うんですけど、あるカンファレンスに参加した時に海外のゲストが来ていて困っていらっしゃったんですよね。「手助けできることありますか」っていうことで、ちょっと手助けをしてあげたそうなんですね。そしたら「どんなビジネスしてるの?」って話になって、実は法貴さん、今その方のビジネスの日本の展開を任されているというか、手伝っているということなんですよね。やっぱりギバーズゲイン姿勢でお互いに関わることによって、大きなチャンス、多分それ予定してなかったと思うんですよ、本当に。そういうことが起こるんだなということを聞いたことがありました。

大野:はい、ありがとうございます。あと、例えばリーダーシップチームの方とか、役職持たれてる方なんかは視野が広がるじゃないですか。例えば4月なので、着任してすぐのイベントですから、どんなチャプターにしていきたいか、そういった考えを新たな視点で思いを巡らすっていう機会をチームでできる。あと、ほかのチャプターのリーダーの皆さんとか、ディレクターとの交流の機会もあるので、日本ももちろんですけど、海外のすごい成功しているリージョンとか国とかってありますから、やっぱりリーダーシップとしての視野もけっこう広がると思うんですよね。もう一つ、最後ですね。チャプターの士気向上っていうところにつながるって言ってくれてるんですけども、やっぱりせっかく参加したんだから、学んだことを生かしてもっと良くしていこうとか、成長させようという前向きなプラスのエネルギーが溢れてますね。参加することができたメンバーが参加できなかったメンバーに学びをシェアするということで、チャプター全体の成長にもつながるというふうに言ってくれています。

安:いや、AIってすごいですね。こんなに具体的にアドバイスをくれるんだなと思って、今非常に興味深く聞いてたんですけど。それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメッセージはありますでしょうか。じゃあ、まず大竹さんからお願いします。

大竹:はい、ありがとうございます。チームで参加することの価値について、私も去年のハワイのカンファレンスで感じたことだったんですけど、チームで参加をして、最後の日に振り返りのミーティングをしたんですよね。それぞれ共通のセッションに参加していることもあれば、別々のセッションに参加していることもあって、共通のセッションに参加してても全く見方が違うんですよね。あ、そういう見方があったんだ、そういう意味だったんだっていうことで、本当に理解が深まったんですよね。その時間を共有することによって、お互いの信頼関係がすごく高まったっていうことがあるので、本当にチームで参加することの価値というのは私自身も感じました。

安:ありがとうございます。

大野:いや、これ振り返り大事ですよね。やっぱりやるのとやらないでは全然結果が違うと思うので。私からは参加する前にチームとして目標を設定する、参加する際の目標、チームとしての目標を設定するということをぜひおすすめしたいんですよね。このカンファレンスでこれこれを学ぼうとか、チャプターに持ち帰ろうといったテーマを決めておくと、より意識的に学べると思うので、ぜひやってみてください。
安:はい、ありがとうございます。やっぱり私もメンバーとして何回もナショナルカンファレンス出てますが、みんなで行くっていうことをすごく価値があるなと感じています。今、大野さんがお話してくださった目標設定、そして大竹さんがおっしゃったいろんなところにみんなで行ってみる、それによる気づきを得る、そしてまたそれを振り返り、シェアするっていうことの大事さをすごくあらためて私も学ばせていただきました。なので、沖縄でもしっかり目標を持って、そしてちゃんと振り返りしていきたいと思います。ぜひメンバーの皆さんにも同じように目標と振り返りをやっていただきたいなと思いました。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。

大野:まだまだ!

大竹:ちょっとまった!

安:何ごとですか。

大野:大事なお知らせを忘れています。

安:大事なお知らせ。もしかして。

大野:そう、あれあれ、それそれ。

安:これか。実はナショナルカンファレンスでこのオフィシャルBNIポッドキャストの公開収録をやることになったんですよね。すごい楽しみなんですが。

大野:楽しみそうに聞こえないよ。

安:本当に楽しみにしてますって。いや、これ割と初の試みなので、ナショナルカンファレンスの中では。はい、楽しみにしてますよ。

大野:トピックを今募集してるんですよね。

安:はい。実は2月16日とあともう少しで締め切りが来るので、ぜひ多くのみなさんからトピック募集したいなと思っています。専用のリンクがありますので、是非是非そこから応募していただけたら、もしかすると当日のカンファレンスの公開収録の時にお話を直接お聞きするかもしれないので、是非皆さんからの応募お待ちしております。

大野:リスナーの皆さんで一緒に沖縄に行っていただくと、きっと楽しいんじゃないかなと思ってます。お願いします。

安:お願いします。ということで、最後までお聞きいただきありがとうございます。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.