第8回「BNIのビジョンとミッション」

安:先週もBNIのビジョンについて、確か私がいない間に大野さん、お話を頂いていたかと思うのですけれども。

大野:バレちゃいましたね。

安:はい。

大野:そうなんです。今週、実はそれを受けてBNIのミッションとさらにはコアバリューについてお話しする予定だったんですけれども、少しボリュームが大きくなり過ぎそうだったので、ビジョンとミッションというトピックに絞って今週はお届けしたいと思っています。

Businessman Motivation Vision Mission Ideas Creativity Concept

安:なるほど。ビジョンとミッションという言葉ですが、これは結構混乱しやすい言葉ですよね。

大野:そうですね。違いがあいまいな方も少なくないんじゃないかなと思うので、最初にその違いについて明確にしておきたいと思います。
まず、ビジョンですね。ビジョンというは組織として将来ありたい状態というのですか、姿というのでしょうかね。もしかすると、完璧に達成っていうのはできるかもしれないし、できないかもしれないというような、大きな志みたいなものですかね。
英語版のポッドキャストのほうでマイズナー博士が北極星を例えに使ってうまく説明されていましたけれども、企業が目指す方向、あるいは方向性を示すものというのがビジョンと捉えていただければといいかと思います。BNIのビジョン。安さん、ご存じですか。

安:ああ~。知っていますよ。

大野:素晴らしい。何でしたか。

安:「Changing The Way The World Does Business」でしたよね。

大野:そうです。正解。

安:やった!

大野:「世界のビジネスのやり方を変える」と日本語ではなりますけれども、先ほど言ったように完璧に達成するとかいうのはね。世界のビジネスのやり方を変えるというのは、実証するのは難しいので、数値化もなかなかできないでしょうから、達成しているのかしていないのかよく分からないけれども、でも目指すのは世界のビジネスのやり方を変えるんだよという方向性を示しているということはいえると思います。
次にミッションなんですけれども、ミッションはビジョンがあって、それを果たすために「今何を具体的にしたらいいのか」、いわゆる組織とか企業の目的ともいえるとも思います。
3つの質問に答える形でこのミッションというものが組まれているというふうに、マイズナー博士も言っていますね。企業が存在する理由すなわちWHY。その3つの質問というのは、「その組織や会社が何をするのか」WHATですね。「誰のために」WHO。「どうやってそれをやるのか」HOW。この3つの質問に答える形でミッションというものが構成されるというふうに言っています。では、BNIのミッションはご存じでしょうか。

安:あっ、BNIのミッション?

大野:はい。

安:何でしたっけ。

大野:はい。答えを言いましょう。

安:お願いします。

大野:BNIのミッションはですね、結構長いので日本語で分かりやすくお話すると、端的に言えば、「BNIメンバーのビジネスの拡大をサポートすること」なんですけれども、じゃあどうやってという意味では「リファーラル・マーケティング・プログラムを通じて」ということになります。で、そのリファーラル・マーケティング・プログラムというのは体系的でポジティブでプロフェッショナルなものであると。で、そのリファーラル・マーケティング・プログラムというのはさらに言えば「上質な経営者と長期的で有意義な関係を構築することを可能にするもの」ですよというふうな構成になっています。
もう一度言い換えると「上質な経営者と長期的で有意義な関係構築をすることを可能にする、体系的でポジティブかつプロフェッショナルなリファーラル・マーケティング・プログラムを通じて、メンバーのビジネスの拡大をサポートすること」というのが、BNIのミッションになります。勉強になりましたね。

安:はい。

大野:はい。ポッドキャストのリスナーの皆さんの会社のビジョンとかミッションはどうでしょうか。お持ちでしょうか。安さんはどうですか。ミッション、ビジョンをお持ちでしょうか。

安:はい。ありますよ。

大野:素晴らしい。じゃあ、ビジョンは。

安:ビジョンは、「日本全国の、関わるさまざまな会社様を幸せにしていく」ということをビジョンに掲げています。

大野:なるほど、いいですね。

安:はい。

大野:ミッションは。

安:ミッションは、今現在ということだったので「今関わっている会社様、またそこで働く社員さんの働く喜びを引き出していく最高のパートナーになる」というのがあります。

大野:うーん、いいですね。素晴らしいです。

安:はい。ありがとうございます。

大野:リスナーの皆さんもそれぞれしっかりとしたビジョンやミッションを持っているっていう方もいらっしゃるでしょうし、まだ「できていないな」、あるいは「できているんだけども何か腑に落ちないな、しっくりこないな」ということもあるかもしれません。
これは、プロセスなんですよね。状況に応じて常に変化する、あるいは進化するというようなものだと思うので、実はBNIにとってもそうだったんですね。今あるビジョンとかミッションというのは、創立時の31年前にそのままあったわけではなくて、常に変わってきています。
今あるビジョンやミッションも、実はほんの数年前に今の形になったと言えるというふうに私も理解していますので、時間の経過とともに進化するので、今しっかりとしたものができていなくても、定期的にそれを振り返って考える時間を取っていただければいいと思います。大切なことは、まずミッションを理解すること。まだミッションをお持ちでない方、作っていらっしゃらない方は、それをまず作ることなんですけれども、できたとしたらそれを理解する。社員の皆さんにもそれを周知徹底するということも大切だと思いますけれども。
そして、マイズナー博士もポッドキャストでおっしゃっていますけれども、より大切なこととしては、その「ミッションというものを常に忘れずに実践していく」ということだとおっしゃっています。
例として挙げられているのは、マイズナー博士が英語版のポッドキャストの中で、よく「BNIのメンバーに、セールスのやり方を教えてもらったらもっといいんじゃないか」というふうな提案をしてもらうことがあるらしいんですけれども、確かにセールスのスキルが高くなれば、メンバー間で交わされるリファーラルが成約に結び付く可能性も高くなるとは思いますよね。ただ、BNIのミッションの中には「売り方を教える」というのは一言も入っていないですね。なのでそこはBNIのミッションではないと。
BNIはビジネスリファーラルオーガニゼーションであって、セールススキルオーガニゼーションとかティーチングセールスオーガニゼーションではないということですね。

安:それでは、そろそろ第8回も終わりに近づいてきましたが、最後に何かメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。先週から今週ビジョンとミッションについてお伝えしてまいりましたけれども、ぜひ皆さんの会社やあとチャプターでも、ビジョンを作るというのはすごくオススメなのでやってみてください。それを通じて、さらにビジネスの発展につながることは間違いないと思います。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

第8回「BNIのビジョンとミッション」” への9件のフィードバック

  1. 地域経済の発展に貢献するために、関わる全ての人をサポートします。
    住まい造りを通して、ありがとう を拡げて行きます。
    しっかりと実現して行きたいと思います。ありがとうございました。

  2. 弊社ではビジョン、ミッションが明確ではないので、早急に考えて社員同士で共有し共に同じ考えをもってビジネスに取り組む事が大事だと学びました。

  3. まだ私の会社ではビジョン、ミッションを作っていないので、しっかり練りこんで作ってみようと思いました。

  4. ビジョンとミッション

    ビジョンは組織として将来ありたいこと
    BNIは世界のビジネスのやり方を変える

    ミッションはビジョンがあってそれを達成させるために必要か?
    BNIのメンバーのビジネスの拡大
    「上質な経営者と長期的で有意義な関係構築をすることを可能にする、体系的でポジティブかつプロフェッショナルなリファーラル・マーケティング・プログラムを通じて、メンバーのビジネスの拡大をサポートすること」
    リファーラルオーガニゼーションである。

  5. 早速、社内でビジョンを社内一同で話し会いたいと思いました。

  6. ビジネスリファーラルオーガニゼーションは、
    セールススキルオーガニゼーションやティーチングセールスオーガニゼーションとは違う事が解りやすかったです。
    企業の課題やビジョンは企業そのものの根幹なので、メンバーに自信をもって紹介して貰えるよう努力していきたいと思いました。

  7. ビジョン、ミッションを持つことが、ビジネスにとって大きな意味を持つ。
    まだ、弊社のミッション・ビジョンは明確ではないなと感じました。
    「化粧品で笑顔に」という思いで、走っておりますが、もっと明確にしていきたいと思いました。

  8. BNIのミッションはリファーラルを通して、メンバーのビジネス拡大をサポートする。を忘れず、活動します。

  9. ミッションが明確だと、どう行動すれば良いかがぶれない。
    組織だけでなく、個人で活動していても大切なことですね。

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