第60回 チームへのコミットメント

参照:オリエンテーション・オーディオ第7章、第36〜38回

安:第60回は、「チームへのコミットメント」と題してお送りいたします。オリエンテーション・オーディオの第7章、そしてこのポッドキャストの第36回から第38回をご参照ください。
それでは大野さん、今回は「チームへのコミットメント」ということでお話を頂きます。

Teamwork

 

大野:今回はオリエンテーション・オーディオ第7章、成功の方程式の最後、10番目ですね。

安:はい。

大野:オリエンテーション・オーディオでは、「何よりもチームワークとほかのメンバーに対するコミットメントを大切にしてください。チャプターで積極的に活動し、ほかの人の手助けを申し出ましょう。これはあなたのビジビリティを高めることにつながります。そして、最終的にビジネスを増やすことにつながります」と紹介されていますね。

安:はい。

大野:この内容について話をする前に、ある名言を1つご紹介させてください。

安:はい。

大野:最初英語でお話ししますね。「The achievements of an organization are the results of the combined effort of each individual(組織の達成とは、各個人の努力の結集によるものである)」。
これはVince Lombardi(ヴィンス・ロンバルディ)という、アメリカンフットボールの名コーチとして知られる人の言葉なんですけれども、彼の名言はほかにもたくさんあるんですけれども、スポーツの世界だけでなくてビジネスの世界でもよく引用されています。

安:はい。

大野:彼の言葉はBNIにももちろん当てはまるんですよね。つまりスポーツとビジネスはどちらもチームワークが大切で、共通のゴールに向かって協力し合う。ビジネスにおいても、ともに勝てるような環境を一緒につくるという意味ですよね。

安:はい。

大野:BNIでは、私たち各メンバーの事業の発展を目的に、チャプターでより多くのビジネスが生み出されるように協力し合うことが大切です。

安:はい。

大野:では、チャプターで積極的に活動するというのは具体的にどういうことでしょうかね。

安:はい。

大野:以前、このポッドキャストの第36回から第38回の3回にわたって、「ピカピカチャプターへの方程式」と題して、メンバーのための3+1ということについてお話ししましたけれども、あらためて具体的な行動を5つご紹介したいと思います。

安:はい。

大野:まず最初は、1to1ですよね。メンバー同士個別に時間を作って、個別にミーティングを行うということですけれども、詳細についてはこれまでも何度かトピックとして取り上げてきましたので、そちらをご参照いただくとして、あらためて強調しておきたいところは、計画的にというところと、繰り返し行うというところですよね。

安:はい。

大野:特にこの繰り返し行うというところは、あらためて皆さんのチャプターにおいても、認識を共有していただければと思うんですけれども、同じ人とも定期的に何度も繰り返し行っていくということが信頼関係をつくる、そしてビジネスにつなげるということにおいては大切なことだと思います。

安:そうですね。

大野:2番目は、ほかのメンバーに自分のビジネス、どんな人を紹介してほしいのかを知ってもらう必要がありますので、プレゼンテーションの質を高めていくということが2番目になります。

安:はい。

大野:そのためにはどんなことが?

安:例えばトレーニングを受ける。

大野:トレーニングの受講。はい、そうですね。大事ですよね。プレゼンテーションをどうしたらよくできるのか、つまりは質の高いリファーラルをもらえるようにするにはどうしたらいいかということですよね。

安:はい。

大野:そして?

安:あとはプレゼンであれば、特に準備が必要ですね。

大野:そうですね。その場で取り繕っているようなプレゼンテーションになってしまっていたりとか、付け焼き刃的というんですかね。しっかりと準備をして臨むということが大切ですよね。

安:そうですね。

大野:あと、よりリファーラルにつながるような質の高いプレゼンテーションにするために、周りのメンバーの人からフィードバックをもらうというのが、すごく大切だと思うんですよね。

安:ああー、はい。

大野:どうしたらもっとよくできるか、もっとリファーラルを出しやすいプレゼンテーションにするためには、どうすればいいかみたいなのを、メンバー同士でフィードバックし合うということも、ぜひやってほしいと思います。

安:はい。

大野:当然、先ほど言った1to1も、ほかのメンバーに知ってもらうという意味では大事な機会ですよね。

安:はい、大事ですね。

大野:それでは3つ目いきます。

安:はい。

大野:3つ目は、ほかのメンバーと彼らのビジネスについて知るということですね。

安:はい。

大野:先ほど2番は、ほかのメンバーに知ってもらうということでしたけれども、今度はほかのメンバーと彼らのビジネスについてもっと知っていくということですね。

安:はい。

大野:ほかのメンバーの人たちを知るには?

安:そうですね。やっぱりまず、毎週のプレゼンテーションを聞くということでしょうか。

大野:うーん、大事ですよね。しっかりと聞く。メモを取る。リファーラルノートなんかもぜひ活用してほしいと思います。

安:はい。あとは1to1ですね、やっぱり。

大野:はい。やはり1to1ね。1to1を通じて、普段のウィークリープレゼンテーションで気になっていたところを、より深く聞いていくということが可能になりますよね。あとは?

安:例えばオフィスを訪問してみるとか、お店の方であればお店に行ってみるとか。そういったところもいいですね。

大野:そうですね、はい。そういったところで例えばお試しで購入をしてみる、サービスや商品を体験してみるということも大切ですよね。

安:そうですね。

大野:では4番目にいきましょう。ここは見逃しがちなんですけれども、メンバーの皆さんが成果を上げるためにも大切なポイントなんですけれども、チャプターの成長と発展に寄与するということ、これも大切にしてほしいんですね。

安:はい。

大野:そのために、例えばリーダーシップチームやサポートチームの役割を引き受けるということが、挙げられると思うんですけれども、これはビジビリティとクレディビリティをアップするのに役に立つはずです。

安:そうですね、はい。

大野:「1つの仕事のやり方が全てのやり方を示す鏡である」というのはよく言われますけれども、チャプターの中での仕事ぶりが、本業での仕事ぶりを想像させるということですよね。

安:はい。

大野:あとは役割がなくてもやっぱり手伝うことはできるので、そういった積極的な関わりをしていくということも、意識として持っていただきたいと思います。

安:そうですね。

大野:それからあと、どうでしょうかね。ほかにチャプターの成長・発展に寄与する方法として。

安:例えば定例会の準備を手伝うとか、あるいは終わった後の片付けを積極的に行っていくとか、そういったところもありますね。

大野:いいですね、はい。チームビルディングにもここは大切な部分ですね。誰かに任せっきりにしてしまうというんですかね、依存してしまうというのは、この逆になってしまうと思うので、自分が特にそういった役割を与えられていなくても、積極的に周りのメンバーを助けるということは大切な行動になってくると思います。

安:はい。

大野:あとメンターを引き受けるとかね。新しいメンバーが入ったときに、メンターというのが何人か必要になってきますけれども、そういった役割も積極的に引き受けるということで、3番までに挙げた部分においても役に立つと思います。

安:そうですね。

大野:あとはどうでしょう。

安:例えばよく私や周りもやるんですけれども、トレーニングとかフォーラム、カンファレンスといったBNIのイベントがあると思うんですけれども、そういったことをみんなで誘い合って参加するというのも、1つのチームビルディングになると思いますね。

大野:素晴らしいと思います。チームビルディングにもなるし、チャプター内のメンバーのレベルを引き上げるということに役立ちますよね。

安:そうですね。

大野:個々の、これもスポーツと同じで、選手一人ひとりのスキルレベルが上がれば、チーム全体の力も上がりますからね。

安:はい。

大野:最後に5つ目です。学びの時間の投資ということですね。

安:はい。

大野:BNIのコアバリュー、基本的価値観の1つに、3つ目ですか、生涯学習というのがあります。「Lifelong learning(ライフロング・ラーニング)」。これをやっぱり実践していくことが大切で。

安:はい。

大野:その具体的な方法としては、トレーニングを受講するにとどまらず、例えばこのポッドキャストを繰り返し聞いていただくとか。オリエンテーション・オーディオもそうですね。繰り返し聞いていただいて。

安:はい。

大野:ほかの人にもそれを伝えていただくということも、先ほどのチームビルディングのところに当てはまりますよね。

安:そうですね。

大野:あとは書籍ですね。まだまだ英語の本が多いですけれども、日本語も今後どんどん増やしていきたいと思っていますので、今あるリファーラルマーケティングも、ぜひチャプターの皆さんと啓蒙し合って、読み進めていただくといいと思います。

安:はい。

大野:あとはその他のイベントですよね。そういったイベントに参加することで、全体のレベルも引き上げることができると思います。

安:はい。

大野:じゃあ、今ご紹介しました5つをまとめてみますと、1つ目が、1to1を繰り返し計画的にということ。2つ目が、プレゼンテーションで自分のビジネスや欲しいリファーラルを知ってもらう。3つ目が、ほかのメンバーと彼らのビジネスを知る。4つ目が、チャプターの成長そして発展に寄与するということで、最後5つ目が、学びの時間に対する投資でしたね。

安:はい。

大野:はい。

安:それでは、そろそろ終わりの時間も近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今回ご紹介しましたチームへのコミットメントを成し遂げるためには、情熱というものも必要になってくると思うんですね。ここでもう1つ、先ほどご紹介したビンス・ロンバルディの言葉を頻用させていただきますと。

安:はい。

大野:「チームに欲しいのは、100%の能力と50%の情熱を持ったプレーヤーではなくて、50%の能力と100%の情熱を持ったプレーヤーだ。50%の能力と100%の情熱を持ったプレーヤーは、毎日全力でプレイする。自分は、彼の能力を最大限に高める仕組みを作ることができる。一方、100%の能力と50%の情熱を持ったプレーヤーはというと、フィールドをうろうろして、いるべきポジションにいなかったり、やるべきことをやらなかったりするものだ」と言っています。

安:うーん、深い。

大野:深いですね。

安:はい。

大野:これはBNIのチャプターでもよくこういった情景、こういったシーンが見られると思うんですけれども、能力があるのに本気を出していない人よりも、平均的な能力を持っているんだけれども本気を常に出している人、そういった人たちのほうが当然成功しているケースがほとんどですよね。

安:そうですね。やっぱりその気があればどんどん能力も上がりますね。はい、ありがとうございます。

大野:はい。ぜひ皆さんには本気で。

安:本気で。

大野:チャプターの皆さんと関わっていただければと思います。

安:はい。ありがとうございます。

大野:ありがとうございます。

第60回 チームへのコミットメント” への8件のフィードバック

  1. ビジネスをスポーツにとらえることがなかったが、長年スポーツとビジネスの取り組んできて、すごく腑に落ちた気がする。
    仲間のために自分の役割を理解して今後も取り組んでいきたい!

  2. 「組織の達成とは、各個人の努力の結集」
    一人一人が自分を磨き続けてこそ、組織全体のチカラが高まる。
    磨き続ける努力は、あらゆる側面から地道に行うことで成し遂げられるのだな〜と感じました。
    1to1、メンバーを知る、自分を知ってもらう…達成の道筋をつくるには、一つ一つの基本を続けることしかない。継続の源泉は、100%の情熱!

  3. 本気は、その方のビジネスに対する姿勢でわかります。その姿勢で自ずと信頼も上がっていくんでしょうね。勉強になりました。

  4. BNIはチームワークを考えさせられる組織だと改めて感じます。

  5. 大野さんがおしゃっていた5つの項目を情熱をもって、行動したいし、そのためにはもっとBNIに関して学ばなければならにと思いました。赤本は一読したのですが、青本はまだなので是非、購入して、読み込みたいです。

  6. とても参考になります。
    1~5の行動を常に意識していきます。
    ありがとうございます。

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