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今回は、第63回の再配信です。
安:第63回は、「インタビューはじめました」と題してお送りいたします。英語版のエピソード278をご参照ください。
それでは、「インタビュー始めました」ってなんか冷やし中華はじめましたみたいですね、大野さん。
大野:そうでしょ。
安:そういうことですか?
大野:そういうことではないんです。
安:あ、違うんですね。はい(笑)
大野:今回はビジターの招待方法についてです。
安:なるほど、はい。
大野:ビジターの招待方法の一つでマイズナー博士がですねお気に入りの「We’re interviewing方式(ウィー・アー・インタビューイング方式)」と言うのがあります。日本語で言うと、「インタビューやってます方式」、あるいは「インタビュー始めました方式」と言ってます。
安:なるほど。
大野:「冷やし中華始めました方式」みたいでしょ。
安:ははは(笑)そうですね。
大野:例えば私のチャプターで会計事務所を探しているとします。その場合は次のようになりますね。「安さん、実は私ビジネスの拡大を目的とした経営者の会に参加してまして、メンバーになって3年半になるんですよ。定期的に集まってお互いにビジネスの機会を提供し合ってるんですけど、私たちのお客様や大切な人を安心して紹介できる会計事務所を探していて。この多摩地域で最も信頼できる会計事務所のインタビューを始めたところなんです。
実は、前から思ってたんですけれども、安さんは私が知っている人たちの中でベストの候補だと思うんですよ。もしよろしければ、再来週の木曜日に彼らに安さんのことを紹介させてもらえないですか?」って感じで。
安:なるほど~。これ、いいですね。
大野:いいでしょ~?
安:はい。
大野:結構良い招待方法だと思うんですけども、よくありがちなのがですね、結構皆さんBNI大好きっていう人も少なくないので。そうするとどうしても強すぎちゃう、勧誘色が強すぎるって言うんですかね。「あなたBNI入らなきゃダメよ!」とか。
安:あはは(笑)ストレートですね。
大野:はい。「世界で一番の組織よ!」みたいな。
安:それ、ありそう!
大野:「たくさんビジネスになっちゃうんだから!」みたいな。
安:ああ~。
大野:今みたいな声の掛け方っていうのは、相手の人を引かせてしまうだけじゃなくて、BNIとか、そのチャプターの評判を下げてしまいますよね。
安:そうですね。
大野:もう一つマイズナー博士がおっしゃってるのは、「チャプターに誰を入れるかについて、より慎重でなかなか入れない雰囲気の方が人はより興味を持つものだ」と。
安:あ~、なるほど。
大野:なんか直観に反する感じはするけれども、実際には正確な指摘だということをおっしゃってますよね。「特に起業家っていうのは、自分が選ばれないということをとても嫌う」ともおっしゃっています。確かにそうですよね。
安:そうですね、はい。
大野:ですからこの今のセリフもですけれども、インタビューっていうことは、もしかしたらもれちゃうかも、ということをほのめかしているわけですよね。その辺を、起業家の人たちは選ばれないというのを嫌うので。選ばれたいわけですからね。
安:そうですね。
大野:いずれにしても、チャプターにおいてメンバーを厳選していかなくちゃいけないというか。”Who’s in Your Room?”というのが以前ありましたよね。「部屋に誰を入れるか」というところは、チャプターにおいても同じことが言えると思います。
安:そうですね。
大野:念のためお話ししておきますけど、先ほどのような声のかけ方をするのであれば、当然インタビューは実際にしなくちゃいけないですよね。
安:そうですね。
大野:はい、インタービュー始めましたと言いながら、「やっていないじゃないか」ということだと信頼関係にひびを入れてしまうので、実際にインタビューする用意はチャプターで体制を作っておいてください。
安:はい。
大野:単に面接しますという感じではなくて、席に着いていくつか質問をしてみてください。
安:はい。
大野:たとえば、「○○さん、あなたの仕事について少し教えてください」、「あなたのターゲットはどんなマーケットですか?」、あるいは「私たちが、どのようにしたらお力になれそうでしょうか?」とか。
安:はい。
大野:逆に、「○○さんは、私たちのグループ、チャプターに対して、どんな風にお力になっていただけそうでしょうか」、「○○さんのバックグラウンドについて教えてください」という風にですね、質問をしてみてください。
申込書はですね、質問する手段として使ってください。相手を打ち解けさせて色々なトピックについて話してください。面談をしていい頃だと思ったら、その人に申し込みをしてもらってください。
という手順ですね。
安:なるほど。はい。
大野:最初のうちはですね、なかなか慣れないかもしれません。
でも1回でやめてしまわないで、まず何回もやってみる。それよりも実際に使う前に、ぜひチャプターの他のメンバーと一緒に練習を、ロープレと言うんですかね。練習を重ねてから実際に使ってみてください。では、安さん。
安:はい。
大野:順番が回ってきました。
安:あ、そうなんですね。わお。
大野:どういう想定でいきますか?
安:同じ想定ではなくて?(笑)。
大野:同じ想定でいいですよ。じゃあ、安さんのチャプターで会計事務所の人を探しているとします。
安:はい。
大野:で、私に向かって話してみてください。
安:はい。「大野さん、実は私、ビジネスの拡大を目的とした経営者の会に参加しているんですね。で、実はもうメンバーになって三年半になるんですよ。」
大野:そうなんですね。
安:「はい、で、定期的に集まって、お互いにビジネスの機会を提供し合ってるんですけど、私たちのお客様だったり、大切な人を安心して紹介できる会計事務所を探してて。この多摩地域で最も信頼できる会計事務所のインタビューを始めたところなんです。」
大野:あぁ~、なるほどね。
安:「はい。で、実は前から思ってたんですけど、大野さんは私が知っている人たちの中でベストな候補だと思うんですよ。」
大野:ほんとですか?
安:「はい。もしよろしければ、再来週の木曜日に、彼らに大野さんのことを紹介させてもらえませんか?」
大野:あぁ~いいんですけど、でもうち会計事務所じゃないですよ?
安:あはは、そこ突っ込んじゃいますか?(笑)
てな感じで、どうでしょう?
大野:いいですね。素晴らしい!
安:やった!
大野:これでもう怖いものなしですね。
安:そうですね。頑張ります。では、そろそろ終わりに近づいて参りましたが、大野さんからメンバーの皆様にへメッセージはありますか。
大野:はい、先ほども申し上げましたけれども、ぜひですね。安さんと私がやったみたいに、チャプターのメンバーとですね、練習をできれば10回ぐらいやってほしいですね。
安:10回ぐらい?
大野:はい。あとは、招待するときだけではなくて、チャプターの中でもコンセンサスを作って。例えば、進行中のプレジデントが使う言葉だったりとか。あるいは、オリエンテーションでビジターホストの担当の方たちが使う言葉とか、文言だとかっていうのも合わせないといけないので。
安:そうですね。
大野:はい、そこは事前に準備をしっかりしてください。
安:はい。
大野:まずは、担当のディレクターコンサルタントに相談していただいて。リーダーシップチームにも相談してからやってみてください。
安:はい。そうするとチャプター全体で皆さんがどんどんインタビューができるようになっていきますね。
大野:そうですね。声がかけやすいですね。
安:そうですね、やってみると。
はい。ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
インタビュー的に参加をうながす方法、今度やって見ます。有り難うございます。
中々、柔らかいお声がけが難しと思っていましたので、「再来週の木曜日に彼らに〇〇さんのことを紹介させてもらえないですか?」のフレーズを、
是非、参考にさせて戴きます。有難う御座いました。