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第166回は「オンラインだから簡単」と題してお送りします。
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
BNIオンラインで世界中のBNIチャプターがミーティングを開催するようになって3ヶ月以上が経過したいま、多くのBNIメンバーはミーティングにビジターを招待しやすくなったと思っているが、その一方で、逆に対面のときよりもビジターを招待するのが難しくなったと感じているメンバーも少なからず存在する。
招待しやすくなったというメンバーは、どうしてそう思うのか?同時に、より難しくなったと感じている人についての考察をしつつ、その壁を取り除く秘訣について考える。
—
安:さて、大野さん。
大野:はい。
安:今回は「オンラインだから簡単」というタイトルなんですが、これはどのようなお話なんでしょうか。
大野:はい。今、世界規模でBNIチャプターのミーティングがBNIオンラインで開催されている形になってるわけですけども、いまだにオンラインミーティングにビジターを招待する方法が分からないというお声が、結構あると思うんですね。
安:はい。ありますね。
大野:今回の英語版のほうも、そういったメンバーさんからのメッセージをマイズナー博士が受け取られて、それをテーマに話してくださっています。
安:はい。
大野:このメッセージをマイズナー博士が受け取って、彼自身はオンラインでミーティングがよく開催されることによってよりビジター招待とかが簡単になったと思っていたので、驚きだったというふうにおっしゃっているんですけれども。
安:はい。
大野:そこでマイズナー博士は、Facebookとかのソーシャルメディアでメンバーを主な対象にして調査をされたんだそうです。
安:はい。
大野:その結果から先に言ってしまうと、全員が「より簡単になった」というような回答だったんだそうです。
安:へー、そうなんですね。
大野:はい。簡単になったという。世界中のメンバーの人たちだったり、中にはビジターの方も含まれているみたいなんですけれども、実際にその声を紹介して、なぜそういうふうに思うのか、そしてどんなところが簡単になったと思うのかというところをシェアしてくださっています。
安:はい。
大野:じゃあ早速ですけれどもいろいろと、その声を見ていきたいと思うんですけれども。
やはり「より便利で時間の節約ができるようになった」と。まず移動しなくていいと。これは結構、僕もディレクターをしていて、チャプターミーティングだけではないですけど、いろんな意味ですごくやっぱり便利になりましたよね。
安:そうですねー。これは私にとってもすごく実感できる1つの要素ですね。
大野:うん。実際、そのアンケートで答えられてるメンバーの方も、将来的にもチャプターでオンラインの要素を何らかの形で残していきたいね、なんていう話をされているそうです。
安:はい。
大野:これについてはマイズナー博士も、オンラインとそれから従来型の対面のミーティングの両方を何らかの形で生かしていく、そういう方向でいこうという見方を示していらっしゃいますよね。
安:はい。
大野:なんか楽しみですよね。BNIが変わっていく、新しい形をつくっていくというのが、今まさに現在進行形ということですよね。
安:はい。
大野:あと他の方の声で、やはり便利というのは同じなんですけども、交通渋滞。車で移動されている人なんかは、今まで会場にたどり着くまでに結構交通渋滞、私もロンドンで、車で会場まで通っていたんですけど、行きはまだ早いからいいんですよ。
安:あー。
大野:終わった後。チャプターミーティングが終わった後、戻るのが結構3倍ぐらい時間がかかるんですよね。
安:わお。
大野:渋滞にはまってしまうという時間の無駄がなくなるというのは、すごくよかったなと思いますよね。
安:確かに。他のことに時間を使えますからね。
大野:そうですね。あと他の意見としては、当然ですけれども「感染リスクがない」と。「オンラインのほうが安心して参加できる」というご意見ね。
安:そうですね。
大野:感染リスクがやっぱり高い、大勢の人がいるところに行くということに対する抵抗を感じる方というのは、まだ多くいらっしゃると思うんですよね。
安:はい。
大野:特に既往症をお持ちの方だったり、ご高齢の方。メンバーの皆さん自身がそうでなくても、そういった方々をご家族に抱えていらっしゃる方というのは、やっぱりより慎重にならざるを得ないので。
安:そうですね。
大野:あと他の方で、やっぱり感染のリスクを取らなくても交流、要するにネットワーキングができるということのメリットを感じていらっしゃる方もいらっしゃいますね。
安:はい。
大野:特にこの方は子育てのご家庭で、子育て家庭の人でもオンラインなら参加しやすいということをおっしゃってますね。
安:なるほど。確かに。
大野:この時期は会社でも在宅勤務、いわゆるテレワークとかリモートワークをやっていらっしゃる会社は結構多いと思うんですけども、子育て家庭のスタッフなんかは、やっぱり保育園とか幼稚園もしばらくやっていなかったですから、そういった中でも勤務ができるということでとても助かっているという声が、やっぱり結構上がっていましたよね。
安:あー、そうですね。
大野:それからビジターとしてチャプターミーティングに参加した人からも回答があったようなんですけれども「バーチャルミーティングをとても楽しめたし、また将来性を感じた」なんていうお声を寄せていた方もいらっしゃったようですね。
安:はい。
大野:やっぱりビジターさんがどういう体験をしていただけるかは、すごく大切じゃないですか。
安:はい。
大野:メンバーじゃなくても、ビジターさんの声がポジティブだということはすごく貴重ですよね。
安:そうですね。
大野:それと「従業員とかスタッフに参加してもらうことがしやすい」というお声もあります。
安:はー。
大野:あと前回、確か「ファミリーデーのススメ」ということでお話しさせていただいていますけれども、家族にも参加してもらいやすいということが言えるんじゃないですかね。
安:確かに。
大野:そういった、いろいろポジティブなお声ばかりだったということなんですけども、なんと「難しくなった」という人は1人もいなかったんだそうです。
安:おー、これはすごいですね。
大野:もちろん、オンラインでのソーシャルメディアを使っている方を対象にしたBNIメンバーへのアンケートなので、オンラインに対する抵抗がない人たちが多かったというのは言えると思うんですけれども。それでも、やっぱり難しく感じている人が1人もいなかったというのはすごく印象的ですよね。
安:そうですね。インパクトがありますね。
大野:もちろん彼らも対面のミーティングをまたやりたいとはおっしゃっているんだそうですけれども、オンラインが難しいと言っている人はいなかったということですね。非常に興味深いですね。
安:うーん、そうですね。
大野:あとはやっぱり、ビジターさんにとっても参加がしやすいというふうに思っていらっしゃるメンバーの皆さんも、結構多いらしくて。
安:はい。
大野:オンラインに切り替えてから毎週ビジターさんに参加してもらえているという話だったりとか、あとこの状況において経営が困難になっている人たちにとってはやっぱり、かつてないほどにBNIが必要になっているというふうにおっしゃっている方もいらっしゃって。このさなかに、人脈をオンラインという環境で構築していくということを可能にしてるわけですもんね。
安:そうですね。多くの方が、こういうときだからこそBNIが必要だということを声を大きくしておっしゃっている、それはすごく印象的ですね。
大野:そうですね。BNIが提供しているこういったプログラムを認知してもらいやすくなっているということについては、マイズナー博士も、BNIオンラインによってBNIのメンバーシップが今後大幅に増加すると見てらっしゃるんだそうですね。
安:ほー、なるほど。
大野:私もそう思いますね。
安:はい、確かに。
大野:ということは今後、組織がより大きくなっていって、当然その結果、認知度がより高くなると。ビジターの招待もしやすくなるということなんですよね。
安:はい。
大野:ブランドの認知というものをつくりあげていく過程で、これはティッピングポイントという英語を使っていますけれども、いわゆる臨界点に達するということから、それがより可能になっていくということでしょうね。
安:そうですね。
大野:あと私も個人的に興味を持ったのは、内向的な人間にとって、よりやりやすいというんですかね、ビジターも呼びやすいし参加もしやすいという。
安:あっ。
大野:これはマイズナー博士もご自身のことを内向的とおっしゃってるんですけど、すごくこのコメントを気に入られている様子で。外交的な人と比べると、内向的な人はやっぱり知らない人たちの集まっている会に参加しに行くというのは、すごくハードルが高いんですよ。
安:あー。
大野:なのでオンラインであれば、例えば自分の自宅からとかあるいは自分のオフィスから、自分のなじみのある環境、守られた環境で、参加するというよりものぞけるという考え方なんですよね。
安:はい。
大野:だからそういう意味ではやっぱり安心して参加しやすいというのは、私自身もそうなので言えると思いますね。
安:そうなんですね。
大野:安さん、分かんないでしょう。
安:そんなことないですよ(笑)。私もどちらかというと、あまり大勢のところにいるのは苦手なことも多いので。
大野:またまた(笑)。やっぱり多くの方は、ミーティングに参加するために割く時間がかなり短くて済むというところ、それから車を運転するだとか電車に乗って移動する必要がないし、朝、その分早く起きたりする必要がないわけですよね。
安:はい。
大野:出掛ける準備だとか車で往復する必要がないので、利便性についてはメンバーの皆さんもかなり感じていらっしゃるんじゃないでしょうか。
安:はい。かなり実感してます。
大野:ねえ。朝起きて、そんなに時間をかけて用意しなくてもいいわけですよね。ログインするだけで参加できるみたいな。
安:そうですね。
大野:対面ほど服装に気を使わなくていいし。例えば上半身さえしっかりしていれば下半身はちょっとだらしなくても大丈夫、なんていう考え方もできますよね(笑)。
安:はい、そうですね。
大野:実際にオンラインに切り替わってから呼びやすくなったということで、お一人で10人のビジターを呼べたという方だったりとか、新しいメンバーもチャプターに何人か加入したという方の声もあったみたいですね。
安:はい。
大野:マイズナー博士もどちらかといえば対面のミーティングのほうを好まれるとおっしゃっていますし、僕もそれは同じですよね。顔を合わせたほうが、内向的な人間でもやっぱりいいなと思いますし。
安:はい。
大野:日本のチャプターのメンバーの皆さんもそう思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、オンラインになってかつてよりも人を招きやすくなっているということには、多分皆さんも同感してくださるんじゃないでしょうか。
安:はい。
大野:他にもオンラインの利便性というんですかね、良くなったところということでシェアされているのが、Zoomの画面共有機能。
安:あー。
大野:これによってプレゼンテーションの質が高まっているというのはありますよね。
安:はい。
大野:例えばプレゼンで自社のウェブサイトを見せたり、電子商材を見せたりすることが簡単になっているので。
安:確かに。
大野:これは、かつてはプロジェクターを用意してスライドを見せる必要があったわけですけれども、実際本番になってうまく機材が動いてくれないとか、投影できないなんていうことも見掛けた記憶がありますけれども、今はオンラインで自分のパソコン上のものを簡単に他の参加者に共有できるというところが、やっぱり便利ですよね。
安:そうですね。しかも、画面共有されることによって見やすくなりましたよね。
大野:そうですね。対面だと、例えばプレゼンなんかでもかなり遠くの人の話を集中して聞くということをしなくちゃいけないわけなんですけども、オンラインになると目の前の画面にその人が映し出されるので、それこそ表情の一つひとつも見やすくなったし、プレゼンもしやすくなったし、聞きやすくもなっていますよね。
安:そうですね。
大野:一方で、オンラインになってビジターを呼びにくくなったというメンバーの人たちが少なからずいらっしゃるというのも、事実だと思うんですよ。
安:はい。
大野:今回のマイズナー博士によるオンラインのリサーチの結果では皆さん、呼びやすくなったと言ってるんだけども、これはおそらくオンラインでリサーチをしたということが偏りの原因だと思うんです。でも私たちが実際にメンバーの皆さんの声を聞いていると、中にはやっぱり難しくなっちゃったというふうにおっしゃっている人もいらっしゃるので、これについてちょっと考えてみたいんですけれども。
安:はい。
大野:今回は2つ、理由というか背景を考えてみました。まず前提として、オンラインでビジター招待がしづらいという人は、実は対面でもビジターを招待するのが苦手な人なんじゃないかということですね。
安:あー、はい。
大野:これはチャプターでおっしゃっている方が、これまで対面でやっていたときにどれだけビジターを呼べているかというのを見てみれば、分かることなんだと思うんですけれども。
安:はい。
大野:オンラインであろうと対面であろうと苦手な人が、じゃあどうしたらいいのかというところを、今回はお話ししたいと思うんですけれども。
これが2つ目の前提になるんですけれども、実は自分のためにビジターを招待しようとしちゃっているんじゃないかと。そういった人たちが苦手と感じているんじゃないかと思うんですね。
安:そうですね。
大野:なんで自分のためかというと、例えばそのチャプターで貢献しなくてはいけないと。場合によっては更新の基準として、例えば半年間で何人のビジターを呼んでくださいということが期待されていて、それがだんだんプレッシャーになってきたりすることもきっとあると思うんですけども、だからといって自分の数字をつくるためにビジターを呼ぼうとしていたら、これはフォーミーじゃないですか。自分のためですよね。
安:そうですね。
大野:それだと結局、勧誘になってしまうんですよ。自分のために来てもらうということでしょう。それはやっぱりあってはいけない姿勢だと思うんですね。
安:はい。
大野:あくまでフォーユーですよね。目の前の人を、その方はお客さまであったり取引先であったり外注先であったり、いろいろあると思うんですけれども、目の前の人のためにどうやったら自分が役に立てるかという、いわゆる「How can I help you?」のアプローチのときに、もしかしたらその人にとって、チャプターのメンバーを紹介することが役に立てる手段かもしれないし。リファーラルですね。
安:そうですね。
大野:もしかしたらそのチャプターのミーティングに来てもらうことで、何かその人にとって新しいヒントを得られたりとか新しいビジネス展開をするきっかけをつくることになるかもしれない。これがビジター招待に結果としてなるわけなんですよね。
安:はい。
大野:あくまでフォーユー、目の前の人の役に立つ、じゃあそのためにはどうしたらいいんだろうという、選択肢が幾つかある中の1つがあくまでビジター招待なので、自分のために呼ぼうとしては決していけないということだと思うんですね。
安:そうですね。
大野:なので、そういった数字のプレッシャーを感じてからだったら駄目なんですけれども、普段から周りの人たちのことを考えられるかということでしょうね。
安:はい。
大野:特にやっぱり1to1というのはメンバー同士の1to1だけじゃなくて、外の人との1to1だったりとか、商談の場で、あるいは打ち合わせの場で「ところで何々さん、何かお仕事で私に他にお役に立てることはないでしょうか」とかね。
安:はい。
大野:あるいは「将来的には今のビジネスをどんな方向に持っていこうと思われているんですか」とかその人のことをいろいろと聞いてあげる、気に掛けてあげる。そこで自分がどういった役に立てるのかという視点がすごく大事になってくるんだなというふうに思いますね。
安:そうですね。
それではそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへ、メッセージはありますか。
大野:はい。今回の、オンラインになってからビジターが呼びやすくなった、あるいは一方で呼びにくくなったという方がチャプターにいらっしゃるということが考えられるんですけれども、改めてチャプターの中でこのポッドキャストのトピックを一緒に話し合ってもらって、呼びにくいと思っている方にとっての何かの気付きを、例えば学習コーナーで提供していくということを、ぜひやっていただきたいというふうに思います。
安:ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.
オンラインであれば時間制限が短い(移動がないのでそのまま仕事へ向かいやすい)ため違う地域からの参加も可能なので幅広く招待しやすくなったと感じているが、ビジターと直接会えないのはビジネスチャンスを逃すとも感じている。
BNIに入ったばかりなので全てが勉強というか、教えて頂くことばかりなので、とても良かったです。
常に自分に何が出来るのか考えながら
行動していきます。
ありがとうございました。
がんばります
自分のプレッシャーになりがちでしたが、フォロー・ユーを心掛けて、
お声がけしていきたいと思います。有難う御座いました。
勧誘ではなく、お客さんや大切な方への情報提供と考えています。受け取った情報をどう考えるかは相手次第、と考えています。
オンラインのメリットを実感しています。いつでもどこでも勉強できる環境が多くなって来ている事や、自分の心掛け一つで成長できる環境が増えてきている事を感じています。メンバーとしてどんどん成長していける努力をこれからも続けて行きたいと思っています。
オンラインは移動時間の効率なども考え、確かに呼びやすい・参加しやすい面があると思います。
一方で、実際にその場の空気感をビジターさんに感じてもらいにくいことや、ビジターさんの言動を目の前で伺えないことは、ビジターさんの求めるメリットを提供するうえでは対面より劣るかなとも思います。
いずれにしても、自分のためでなく、ビジターさんのビジネスメリットを最優先に考えて招待できればと思います。
オンラインになってから、参加しました。確かに、対面より用意は圧倒的に準備は楽になりました。更に直接会うという常識もなくなりつつあるので、ビジター招待もSNS等を使えば、思いついた時に出来るし、 オンラインになって、BNI他チヤプターの方とも簡単に繋がれて協業も出来ている。
ただ、そこには、ForMeではなくて、ForYOUの姿勢が大切という事を頭に入れて行動したいと感じてます。
友人はアナログ人間が多いため、zoomに慣れていない人が多いです。使えれば便利なんですがそこまで到達出来ておりません。いわゆる、「便利は不便」とゆうものです。ここのハードルを越すことが今後の課題です。