第119回 BNIのビジョンとミッション(再)

今回は、これまでに配信されたポッドキャストの中から
特に大切と思われるトピックを選んで再配信いたします。

第8回の再配信です。

Businessman Motivation Vision Mission Ideas Creativity Concept

安:先週もBNIのビジョンについて、確か私がいない間に大野さん、お話を頂いていたかと思うのですけれども。

大野:バレちゃいましたね。

安:はい。

大野:そうなんです。今週、実はそれを受けてBNIのミッションとさらにはコアバリューについてお話しする予定だったんですけれども、少しボリュームが大きくなり過ぎそうだったので、ビジョンとミッションというトピックに絞って今週はお届けしたいと思っています。

安:なるほど。ビジョンとミッションという言葉ですが、これは結構混乱しやすい言葉ですよね。

大野:そうですね。違いがあいまいな方も少なくないんじゃないかなと思うので、最初にその違いについて明確にしておきたいと思います。
まず、ビジョンですね。ビジョンというは組織として将来ありたい状態というのですか、姿というのでしょうかね。もしかすると、完璧に達成っていうのはできるかもしれないし、できないかもしれないというような、大きな志みたいなものですかね。
英語版のポッドキャストのほうでマイズナー博士が北極星を例えに使ってうまく説明されていましたけれども、企業が目指す方向、あるいは方向性を示すものというのがビジョンと捉えていただければといいかと思います。BNIのビジョン。安さん、ご存じですか。

安:ああ~。知っていますよ。

大野:素晴らしい。何でしたか。

安:「Changing The Way The World Does Business」でしたよね。

大野:そうです。正解。

安:やった!

大野:「世界のビジネスのやり方を変える」と日本語ではなりますけれども、先ほど言ったように完璧に達成するとかいうのはね。世界のビジネスのやり方を変えるというのは、実証するのは難しいので、数値化もなかなかできないでしょうから、達成しているのかしていないのかよく分からないけれども、でも目指すのは世界のビジネスのやり方を変えるんだよという方向性を示しているということはいえると思います。
次にミッションなんですけれども、ミッションはビジョンがあって、それを果たすために「今何を具体的にしたらいいのか」、いわゆる組織とか企業の目的ともいえるとも思います。
3つの質問に答える形でこのミッションというものが組まれているというふうに、マイズナー博士も言っていますね。企業が存在する理由すなわちWHY。その3つの質問というのは、「その組織や会社が何をするのか」WHATですね。「誰のために」WHO。「どうやってそれをやるのか」HOW。この3つの質問に答える形でミッションというものが構成されるというふうに言っています。では、BNIのミッションはご存じでしょうか。

安:あっ、BNIのミッション?

大野:はい。

安:何でしたっけ。

大野:はい。答えを言いましょう。

安:お願いします。

大野:BNIのミッションはですね、結構長いので日本語で分かりやすくお話すると、端的に言えば、「BNIメンバーのビジネスの拡大をサポートすること」なんですけれども、じゃあどうやってという意味では「リファーラル・マーケティング・プログラムを通じて」ということになります。で、そのリファーラル・マーケティング・プログラムというのは体系的でポジティブでプロフェッショナルなものであると。で、そのリファーラル・マーケティング・プログラムというのはさらに言えば「上質な経営者と長期的で有意義な関係を構築することを可能にするもの」ですよというふうな構成になっています。
もう一度言い換えると「上質な経営者と長期的で有意義な関係構築をすることを可能にする、体系的でポジティブかつプロフェッショナルなリファーラル・マーケティング・プログラムを通じて、メンバーのビジネスの拡大をサポートすること」というのが、BNIのミッションになります。勉強になりましたね。

安:はい。

大野:はい。ポッドキャストのリスナーの皆さんの会社のビジョンとかミッションはどうでしょうか。お持ちでしょうか。安さんはどうですか。ミッション、ビジョンをお持ちでしょうか。

安:はい。ありますよ。

大野:素晴らしい。じゃあ、ビジョンは。

安:ビジョンは、「日本全国の、関わるさまざまな会社様を幸せにしていく」ということをビジョンに掲げています。

大野:なるほど、いいですね。

安:はい。

大野:ミッションは。

安:ミッションは、今現在ということだったので「今関わっている会社様、またそこで働く社員さんの働く喜びを引き出していく最高のパートナーになる」というのがあります。

大野:うーん、いいですね。素晴らしいです。

安:はい。ありがとうございます。

大野:リスナーの皆さんもそれぞれしっかりとしたビジョンやミッションを持っているっていう方もいらっしゃるでしょうし、まだ「できていないな」、あるいは「できているんだけども何か腑に落ちないな、しっくりこないな」ということもあるかもしれません。
これは、プロセスなんですよね。状況に応じて常に変化する、あるいは進化するというようなものだと思うので、実はBNIにとってもそうだったんですね。今あるビジョンとかミッションというのは、創立時の31年前にそのままあったわけではなくて、常に変わってきています。
今あるビジョンやミッションも、実はほんの数年前に今の形になったと言えるというふうに私も理解していますので、時間の経過とともに進化するので、今しっかりとしたものができていなくても、定期的にそれを振り返って考える時間を取っていただければいいと思います。大切なことは、まずミッションを理解すること。まだミッションをお持ちでない方、作っていらっしゃらない方は、それをまず作ることなんですけれども、できたとしたらそれを理解する。社員の皆さんにもそれを周知徹底するということも大切だと思いますけれども。
そして、マイズナー博士もポッドキャストでおっしゃっていますけれども、より大切なこととしては、その「ミッションというものを常に忘れずに実践していく」ということだとおっしゃっています。
例として挙げられているのは、マイズナー博士が英語版のポッドキャストの中で、よく「BNIのメンバーに、セールスのやり方を教えてもらったらもっといいんじゃないか」というふうな提案をしてもらうことがあるらしいんですけれども、確かにセールスのスキルが高くなれば、メンバー間で交わされるリファーラルが成約に結び付く可能性も高くなるとは思いますよね。ただ、BNIのミッションの中には「売り方を教える」というのは一言も入っていないですね。なのでそこはBNIのミッションではないと。
BNIはビジネスリファーラルオーガニゼーションであって、セールススキルオーガニゼーションとかティーチングセールスオーガニゼーションではないということですね。

安:それでは、そろそろ第8回も終わりに近づいてきましたが、最後に何かメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。先週から今週ビジョンとミッションについてお伝えしてまいりましたけれども、ぜひ皆さんの会社やあとチャプターでも、ビジョンを作るというのはすごくオススメなのでやってみてください。それを通じて、さらにビジネスの発展につながることは間違いないと思います。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第119回 BNIのビジョンとミッション(再)” への9件のフィードバック

  1. BNIのビジョンとミッションを改めて確認しました。
    ビジョンとミッションは会社という形態をとっていない個人事業主にも必要だと思います。ビジョンがあってミッションを定めていくプロセスを明快にお伝えくださるお話しでした。私も再度考えてみたいと覆います。

  2. ビジョンは、将来自分の会社や事務所と最高の状態を描き、そこに向かうため、今どんなふうな状態で何をするかというミッションを持つことができる。
    そんなふうに学びました。

  3. 最近メンバーからBNIのトレーニングにセールススキルに関することが抜けていると質問がありました。ビジョンとミッションについてお話して、それはBNIが目指すところではないとご理解いただきました。
    一般的に考えたら、自身のカバーする分野を広げてしまいがちです。
    ビジョンに集中することを徹底して、それ以外のことをそぎ落としているマイズナー博士の考え方に改めて感銘を受けました。
    じしゃを振り返り、全社員がビジョンを共有しているのか?ブレていないか?確認させていただきます。
    ありがとうございます。

  4. 弊社も日本のIT格差をなくすというビジョンを持ってます。bniのお陰で少しずつ現実になっています。

  5. 弊社にもビジョンがあるのですが、今考えると昔のままなので、社員全員と考えて新しいビジョンを作りどんどん進化させたいです。

  6. 世界のビジネスのやり方、あり方に違いを作るというBNIビジョンを知りました。そこにはあまり興味はありません。というか、ピンときません。

    行動として、メンバーの会社の発展、拡大をサポートして行くこと。が自社の発展拡大につながる?!ホントかな〜。と思います。

    思うに、「あいつ、いい仕事するよ!」の一言は最高の影響力がある事、知ってます。

    お互い、その一言がいつも飛び交う組織が素晴らしいと思う。

  7. 会社を立ち上げたビジョンが ”L” を育てるです。人にとって
    大事な単語がLから始まるものが多いです。例えばLife ,Live,Lucky,Laughなどなどです。沢山のLを育てれば世の中には
    LOVEが溢れます。そんな世の中にしたい。
    そのためには環境を整えることです。まずは化学物質や有害物質で
    汚れた私たちの環境を変えることです。小さなことから始めていますがプロセンジョウもその一環です。皆でやればきっとよくなります。次はプラスチックごみを減らすため紙のストローを始めています。

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