第29回 元メンバーの”取扱説明書”

前回のポッドキャストで紹介した、メンバーの方からのご質問にありました、

元メンバーをビジターとしてチャプターミーティングに招待したり、代理人として元メンバーに出席してもらうことはどうなのか?
「元メンバーの扱い」についてアドバイスを頂けませんでしょうか?ビジターにせよ、代理人にせよ、元メンバーをチャプターミーティングに参加させる行為は奨励されるべきか否か?

答えはNO。

では、なぜか?

2つある

  1. 既存メンバーとの関係性の問題
  2. メンバーシップの価値の問題

まず、1つ目の既存メンバーとの関係性の問題。

簡単に言えば、既存のメンバーは、その元メンバーに対して必ずしもポジティブな思いを持っている人たちばかりとは限らないということ。

中には、せっかくその人のために時間を投資して、1to1はもちろん、多くのリファーラルを提供して、大切な人やクライアントも紹介してきたのに・・・という残念な思いや、中には裏切られたと思う人もいるかもしれない。

先日のメンバーの方からのお話の中でも、退会したメンバーが、今もチャプターに在籍しているメンバーと当時もめていた経緯があったために会いたくない、ということだった。

 

では、そういうネガティブな思いを持っている人が一人もいなければ、いいか?というとそうではなく、元メンバーを招待すべきでない、もっと重要な理由がある。それが2つ目の理由。こちらは、あまり認識されづらいので良く聞いて欲しい。

 

矛盾するように聴こえるかもしれないが、人によっては、その元メンバーとの関係を維持していくことは、大切である。なぜなら、彼ら(元メンバー)にとってはチャプターの人脈が相変わらず貴重なものであり、退会後もチャプターのメンバーにリファーラルを提供し続けてくれることが少なくない。

 

安さんはそういう経験は?

私も同様の経験があります。

 

繰り返すと、元メンバー全員ということはないが、人によっては良好な関係を維持することは大切。

ただし、その関係性維持の方法を誤ると、大変なことになる。

 

大変なこととは?

 

自分たちのメンバーシップの価値を著しく下げてしまうということ。

 

ゆでガエル理論が当てはまる。

カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に加熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話。

元メンバーがチャプターミーティングにちょくちょく参加できる状況であるとすると、その人はメンバーとして復帰する価値を見出さなくなってしまい、既存のメンバーにとっては、退会に対する抵抗が次第に薄れてくる。いつでも都合のいい時に参加できて、既存のメンバーとの関係が維持できると思うと、メンバーでいる理由がなくなってくる。

茹でガエルに例えたのは、一度元メンバーをビジターや代理人として出席させること自体はすぐに大きな悪影響が出てくるわけではないが、そうした悪習が繰り返されていくことで、いつの間にか、自分たちのメンバーシップの価値を著しく下げてしまい、気がつかないうちにチャプターの崩壊につなげてしまうという意味。

昔、あるチャプターを訪問した際に、元メンバー3名が代理人として出席していた。そのチャプターはその後数ヶ月でお亡くなりになりました。

チャプターミーティングだけでなく、チャプターのイベントも同様。チャプターの懇親会や新メンバーの歓迎会、チャプター主催の交流会などに、元メンバーを招待することも同様に自分たちの首を絞めていることを理解しなければならない。

個別に、飲みに行ったり、定期的に連絡を取るなどして関係を維持することは全く構わないが、チャプターミーティングやその他のチャプターイベントに招待することは絶対に避けなくてはいけない。

 

今日のメッセージは、自分たちのチャプターのメンバーシップの価値をどうしたら上げることができ、どうしたら下げてしまうのかについて、チャプター内で認識を共有する機会を持って欲しい。

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