第121回 BNIメンバーが最も困難な年は?

参照:英語版 Episode 576: The Hardest Year of Membership
アメリカのオペラ歌手 ヴィッキーさん(BNI Vermontエグゼクティブ・ディレクター)

安:第121回は、「BNIメンバーが最も困難な年は?」と題してお送りいたします。英語版のエピソード576をご参照ください。
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
それでは大野さん、今回のテーマも非常に興味深い内容なんですが、これについてお話をしていただけますでしょうか。

大野:はい。今回はアメリカのオペラ歌手のヴィッキーさん、彼女はBNIとの関わりは、まずメンバーとしてスタートされて、その後現在ではエグゼクティブディレクターとしてリージョンのメンバーをサポートするという立場で関わってくださっています。
そして、今回のトピックはBNIにおけるメンバーシップの1年目についてです。BNIにおいて2年目の人、あるいは5年目の人、中には十何年目という方もいらっしゃると思いますけれども、どの人も振り返ると一番大変だったのは1年目だったというお話をしてくださっています。
新しいメンバーの皆さんには、しっかりと理解してほしいということなんですけれども、BNIのメンバーシップに対する適切な期待値というものを伝えていこうという内容です。
ヴィッキーさんがおっしゃるには、メンバーシップの1年目が最も難しい理由の一つとして、新メンバーが数十秒という短い、いわゆるウィークリープレゼンテーションの時間において、物事をそういった短い時間で伝えることに、あるいは教えることに慣れていないということを挙げていらっしゃいます。あるいは10分のメインプレゼンテーション、そして1to1などでそういったことを伝える、あるいは教えるすべを知らないからだというふうにおっしゃっています。
実際に他のメンバーに自分のビジネスについてうまく伝えたり、あるいは教えたりできるようになるためには繰り返してやるとか、フィードバックをもらって修正する、そして集中するといったことが必要です。
新しいメンバーは最初の1年をプレゼンテーションのスキルを身に付ける、磨くということに使う必要があるということですね。50週にわたって、たくさんの失敗を重ねて、ようやく2年目になって上達したプレゼンテーションからの成果を生み出すことができるんです。
新メンバーは自分のビジネスについて短い時間で話せるようになるだけではなくて、チャプターの他のメンバーに自分が望むリファーラルの見つけ方を教えなくてはならないですよね。マイズナー博士も新しいネタで話をするときは、必ず奥さまに協力してもらって聞いてもらうそうです。そしてフィードバックをもらって、プレゼンテーションを改善されているんだそうです。その後にも他の人たちにさらに聞いてもらって、プレゼンを修正、磨きをかけていくそうです。
BNIの新メンバーにとっても、1年目でプレゼンテーションがちゃんと機能するレベルにもっていく必要があるわけですよね。ということは、新メンバーの方は1年目というのは辛抱の1年ということになります。自分のプレゼンテーションスキルが向上するまで、そして他のメンバーが自分のビジネスをしっかり理解をしてくれるまでの辛抱ということです。
2つ目のトピックは信頼の構築です。信頼を築く方法について話してくれていますけれども、安さんはどんな方法でチャプターのメンバーと信頼を築いてきましたか。

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第120回 もっと貢献するための秘密

安:第120回は、「もっと貢献するための秘密」と題してお送りいたします。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
それでは大野さん、今回は「もっと貢献するための秘密」ということなんですが、これについてお話をしていただけますでしょうか。

大野:はい。今回は、メンバーの皆さんでギバーズゲインのコンセプトを理解されている方であれば、おそらく他のメンバーにもっと貢献したいというふうに思われている方が多いと思うんですね。

安:はい。

大野:つまりは、ギバーズゲインの実践。そうすることで、まずはメンバーのビジネスを発展させることに貢献する。そして自分のビジネスの拡大という手順になるかと思うんですけれども。ではここで、どうやったら貢献できるのか。その手段を考えてみたいと思うのですけれども、1つ目はリファーラルですよね。

安:はい。

大野:そしてビジターとして、自分の人脈を他のメンバーにつなげる。そして推薦の言葉というのがありますけれども。

安:はい。

大野:特に最初の2つは、皆さんが日ごろからどうやってリファーラルを増やせるのかとか、あるいはビジターを増やせるのかというふうに考えていらっしゃると思うんです。推薦の言葉は当然、質の高いリファーラルが提供できていれば自然と書けるわけですよね。
安:そうですね。

大野:今日お話ししたいのは、どうしたらそうしたリファーラルやビジターを増やせるか、より他のメンバーに貢献できるかという秘密をお話ししたいんですけれども。驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、より積極的にチャプターの外の人との接点を持つということに尽きるんです。チャプターのメンバー同士というのは、当然1to1をやる。そして、プレゼンテーションを通じて自分のビジネスについてエデュケーションを施していくということは、スキルトレーニングでも学べることですし、日々実践されていると思うんですね。

安:はい。

大野:今回皆さんに忘れてほしくないのは、チャプターの外の人たちとの接点を作らなければ、チャプターのメンバーに貢献する機会はなかなか得られないという事実なんですね。

安:はい。

大野:では、チャプターの外の人との接点が持てたときにどんなふうにふるまえばいいのか、どんなふうにふるまえばメンバーへの貢献につなげられるのかというところになりますけれども。

安:はい。

大野:まずBNIではよく聞く「How can I help you?」この精神を忘れないということですね。「何かお困りごとはないですか?」あるいは、「ビジネスをやる上でチャレンジに感じることは何でしょうか?」という質問ですね。実はこの質問こそがリファーラルにつながり、そしてビジターを増やせるきっかけになるわけです。
例えば、「今日の髪型、決まっていますね」あるいは、「その髪型、すてきですね」というような話から美容室の話につながることはよくあると思いますよね。

安:はい。

大野:あるいは経営者の悩み事として、「顧問の税理士がなかなか来てくれないんだよね」とかいうちょっとした不満を口にしていたら、「信頼できる税理士をご紹介できますよ」ということでビジターとしてお招きしやすくなったりということがあるわけです。

安:はい。

大野:ここで大事なマインドセットとしては、まず自分やチャプターのことは二の次に考えるということ。例えば、自分がリファーラルを出さなければいけないとか、あるいはビジターをつれて行かなければならないということを考えていると、それを見透かされてしまうことがあるかもしれません。そうではなくてむしろ目の前の人、そのチャプターの外の人のために何ができるか、自分がどういった貢献がその人に対してできるかというところに100パーセント、フォーカスしていただくと、その人がビジターとしてお越しくださったり、あるいはメンバーのリファーラルにつなげることができるわけです。

安:はい。

大野:自分やチャプターのことでなく、目の前の人のために何ができるか、そこに焦点を当てるということですね。

安:はい。

大野:今お話ししたことをまとめると、要は、チャプターの外の人たちに会う機会を積極的に作っていく。そしてその人たちに「How can I help you?」「何かお力になれることはありませんか?」「何かお困りごとはありませんか?」という質問をする。これだけなんですね。
自分のこと、そしてチャプターのことは横に置いておいて、目の前の人のために何ができるかに100パーセント集中する。これでやり方は分かったと思いますけれども。
では、どういう所でチャプターの外の人たちに会うことができるのかということですけれども、まず1つはBNIのイベントに参加することで他のチャプターのメンバーに会うことができますよね。

安:はい。

大野:あとは他の団体のイベントに参加する。いくつか例を挙げてみると、例えばトーストマスターズ。BNIの関係者でいくつか作っているトーストマスターズのクラブもありますし、全国各地にトーストマスターズクラブというのがありますから、そうしたクラブのイベント、例会に参加するというのが1つあります。それと、各地域にロータリークラブとかライオンズクラブのような社会奉仕団体というのもありますよね。そういった所に参加してみる。地域で開催されるイベントについては、常にアンテナを張っておいて時間が許せば参加してみるというふうに心掛けるというのが1つの方法ですね。

安:はい。

大野:あとは学びの時間を交流の機会に兼ねてしまうという方法もあります。いろいろと研修を提供している会社というのがあると思うんですけれども、いくつか例を挙げてみるとアチーブメントとかランドマーク、そしてブレア・シンガーとか、あるいはマーケティングに強いラーニングエッジ。さまざまな研修企業というのがありますけれども、そうした所のセミナーに参加する。そうすればチャプター以外の人たちとの接点というのを多く作ることができますよね。

安:はい。

大野:それともう1つ忘れてしまいがちなんですけれども、すでに自分が持っている人脈への働き掛け。これは、私はよく畑を耕すことになぞらえるんですけれども、自分の持っている人脈というのは、コンタクト、要するに連絡を取っていないとだんだん関係性が薄れていってしまうんですね。人間の筋肉と同じですね。筋肉も使わないとどんどん細っていってしまうので、人脈もいろいろな機会を見つけて連絡を取り合ったりとか、何か小さなお役立ちをするとか情報をお届けする、何でもいいんですけれども連絡を取り合うということをするといいと思います。
例えば出身学校の友達、同窓会とか卒業何十周年の会とかあると思うんですけれども、そういった所に顔を出す。あとはスポーツだとかご自身の趣味というのもお持ちの方もいらっしゃると思うので、一緒にスポーツを楽しんでいる仲間。あるいは趣味を一緒に楽しんでいる仲間。その人たちと食事をしに行くとか飲みに行くとか、そういった機会を作ることで、先ほどのような「How can I help you?」というたぐいの質問ができるということですね。

安:はい。

大野:私も学生の時から始めたアイスホッケー。これは社会人のチームでもやっているんですけれども、よく飲み会とか打ち上げとかがあります。あとは習い事なんていうのもあるかもしれませんね。習い事だと、1人で習う場合は一対一で先生とお会いすることくらいしかないかもしれないですけど、グループで学べるものがあればそれはそれでありますよね。

安:そうですよね。

大野:あとはワインテイスティングのイベントなんかは、時々私も出掛けたりします。そうすると関心の対象が共通なので、話題も合いやすいですし話がしやすかったりすると思いますね。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今週はどうやったらチャプターのメンバーに、より貢献することができるかという方法。そしてマインド設定についてお伝えしました。ぜひ、これからチャプターのメンバーとの1to1はもちろんですけれども、メンバー以外の人との1to1だったりとか、会って話をする機会を積極的に作っていく、この点での目標を立てていただきたいと思います。
少し早いかもしれませんけれども、来年度の目標も立てる時期も近づいてきていると思いますので、チャプターのメンバーとの1to1こちらの目標と、そしてチャプター以外の人たちとの1to1や接点を作る、こちらのほうの目標設定も併せてぜひ立ててみてください。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第119回 BNIのビジョンとミッション(再)

今回は、これまでに配信されたポッドキャストの中から
特に大切と思われるトピックを選んで再配信いたします。

第8回の再配信です。

Businessman Motivation Vision Mission Ideas Creativity Concept

安:先週もBNIのビジョンについて、確か私がいない間に大野さん、お話を頂いていたかと思うのですけれども。

大野:バレちゃいましたね。

安:はい。

大野:そうなんです。今週、実はそれを受けてBNIのミッションとさらにはコアバリューについてお話しする予定だったんですけれども、少しボリュームが大きくなり過ぎそうだったので、ビジョンとミッションというトピックに絞って今週はお届けしたいと思っています。
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第118回 ゴールドクラブメンバーになろう!

【ゲストのご紹介】
東京港中央リージョン(ジャンヌチャプター)柚木望 様
東京港中央リージョン(SRチャプター)田上顕子 様

安:第118回は、「ゴールドクラブメンバーになろう!」と題してお送りいたします。今回はナショナルディレクターの大野さんと、メンバーお二方のインタビュー形式でお送りいたします。どのようなお話が聞けるのでしょうか。
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
それでは大野さん、よろしくお願いします。

118

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第117回 フォーカス・インバイトデー

参照:
日本語版 第44回 メインプレゼンにビジターをよぼう!
英語版 Episode 572: Focused Invite Days

安:第117回は、「フォーカス・インバイトデー」と題してお送りいたします。日本語版の第44回、そして英語版のエピソード572をご参照ください。
このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
それでは大野さん、今回は「フォーカス・インバイトデー」というお話なんですが、どのようなお話なんでしょうか。

大野:今回はですね、BNIハワイのチャーリー・テキセラさんという方が、このフォーカス・インバイトデーというものを紹介してくれていますので、これを取り上げていきたいと思います。日本でも「フォーカス・ビジターズ・デー」とか「フォーカスビジネス・オープン・デー」、「フォーカスBOD(ビジネス・オープン・デー)」というものがあるんですけれども、これの一種のバリエーションになりますかね。

安:はい。

大野:これをハワイで導入したことで、チャーリーさんのチャプターはメンバー数が25%増えて、チャプターで交わされたリファーラルによってもたらされたビジネスを示す金額、サンキュースリップの金額が35%伸びたそうです。

Focus 3d Word Sphere with magnifying glass on white background.

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