第144回 リーダーシップチーム・トレーニング?もう受けたし(再)

今回は、第68回の再配信です。

参照: 英語版 Episode 494
サイモンシネック『優れたリーダーはどうやって行動を促すか』YouTube動画
リーダーシップチームとサポートチームの役割についての資料

安:第68回は、「リーダーシップチーム・トレーニング?もう受けたし」と題して、お送りいたします。英語版のエピソード494をご参照ください。
大野さん、さっきのような言葉って結構聞くようになってきましたね。

 

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第143回 世界を変えているあなたへ

2019.7.29大阪北西リージョン エデュケーション大会の中での公開収録でお送りしています。
BNIのビジョンである「Changing the Way the World Does Business®︎」。
「世界のビジネスのやり方を変える」の「変える」には、現在進行形である「変えている」を含ませています。

変える、というのはある日突然変わるのではなく、少しずつ変えて行って、結果として、時間の経過と共に大きく変わる、という意味です。
私たち一人ひとりのギバーズゲインの実践によって世界中のビジネスのやり方が変わっています。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:改めて、皆さまおはようございます。

会場:おはようございます。

安:この度はお呼びいただきましてありがとうございます。私、東京南リージョンの目黒リベルタチャプター、安紗弥香と申します。本日はどうぞよろしくお願いします。

会場:(拍手)

安:そして、大野さん。

大野:はい。相方の大野です。よろしくお願いいたします。

安:いやいやいや、ほんとやめてください。ふふふ。
 ということで、今回公開収録ということで、早速スタートしていくわけなんですけれども、今回143回、「世界を変えているあなたへ」というタイトルでお送りしていきますので、皆さん、ぜひ盛り上げよろしくお願いします。

会場:(拍手)

安:じゃあ大野さん、準備よろしいでしょうか。

大野:大丈夫だと思います。

安:ほんとですか。じゃあ、早速皆さんいきますよ。
 皆さん、こんにちは。BNIメンバーの安紗弥香です。オフィシャルBNIポッドキャスト、今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表とともにお送りしております。
 大野さん、こんにちは。

大野:こんにちは。

安:よろしくお願いします。

大野:よろしくお願いします。

安:第143回は、「世界を変えているあなたへ」と題してお送りいたします。英語版のエピソード397、そして日本語版の第7回、8回、そして第84回をご参照ください。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。
 それでは大野さん。

大野:はい。

安:今回は「世界を変えているあなたへ」というタイトルなんですが、こちらの意味は一体どういうことなんでしょうか。

大野:はい、これはBNIのビジョンの「世界のビジネスのやり方を変える」からきていますね。

安:はい。

大野:「Changing the Way the World Does Business」「世界のビジネスのやり方を変える」から取っていますね。

安:はい。皆さんもおなじみのビジョンですね。

大野:この最後の部分の「変える」というのが、実はビジョンとしてはふさわしくないんじゃないかという話が。

安:お?

大野:実は、大野家の夫婦会議の中から出てきました。

安:はははは。こぢんまりとしていますけど、何かすごいパワフルな会議ですね。

大野:はい。彼女いわく、ビジョンというものは現在進行形で表現するべきじゃないかと。

安:うーん。

大野:それが大切だというふうに言われました。なるほどと。でも実はこのビジョンができた時に、それを日本語にしなくちゃいけないと。

安:はい。

大野:その時に考えました。やっぱりチェンジングとなっていますから、INGですから現在進行形ですよね。

安:そうですね。

大野:その意味も含めて日本語にしなくちゃいけないなと思ったんですね。日本語の「世界のビジネスのやり方を変える」。「変える」というと、何か未来のことを言っているように聞こえるんですけれども。

安:ああ、確かに。

大野:でも、その「変える」という中に、「今も変えている」というところも含めて日本語にしたいなっていう思いで、あえてそのまま「変える」というふうにしたんですね。

安:ほー、なるほど。

大野:だから、本来でいうと、「世界のビジネスのやり方を変えている」ということにしたかったわけですよね。その意味も含めて、あえて日本語としては「変える」という表現でまとめました。

安:うーん。「変える」の中にはそういう意味が含まれていたんですね。

大野:そうなんです。「変える」というのはそのニュアンスとしては、ある日突然変わるということではなくて、少しずつ変えていって、結果として、時間の経過とともに大きく変わるということを言いたいわけですよね。

安:はい。

大野:それで、翻訳自体は変えなかったんですけれども、メンバーの皆さんには現在進行形の意味であるということを心に留めておいていただけたらうれしいなというふうに思っています。

安:はい。

大野:私たち一人ひとりのギバーズゲインの実践によって、世界中のビジネスのやり方が変わっているという意味ですね。

安:はい。

大野:BNIのこのビジョンを正しく理解する上で、もう一つ大切なこと。これはBNIという会社が世界を変えているわけではないということですね。

安:はい。

大野:国内、そして世界中のメンバーが今26万人を超えました。

安:すごい。

大野:世界の仕事の関わりだったりとか、個人的な関わりでつながっている周りの人たち、皆さん一人ひとりがつながっている人たちに、そのギバーズゲインの実践を通じて影響を与えている。それが世界中の人たちの総和として、世界中の人たちのビジネスのやり方や人生を変えているということですね。

安:うーん。

大野:つまり。

安:つまり?

大野:世界のビジネスのやり方を変えている私たち、BNIのメンバー、そしてBNIコミュニティのメンバー。私たちっていうのは今言ったように、BNIというビジネスコミュニティの一人ひとりのことを指しているんであって、つまりはBNIに関わっているメンバー、アンバサダー、ディレクター、フランチャイジー、その他全ての人たちのことを言っています。

安:はい、なるほど。

大野:はい。

安:今回、大阪北西リージョンのメンバーの皆さんのエデュケーションを聞かせていただいたあとでの公開収録なんですけれども、先ほどの皆さんのシェアストーリーそのものが、世界を変えているっていうことにつながるんだなと思いながら聞かせていただいていました。

大野:まさにその通りですよね。皆さんのお一人お一人の話を聞いていると、やっぱりその方の周りの人たちが影響を受けているというのがよく分かりますよね。

安:そうですね。私もメンバーという立ち位置なので、本当にたくさんの刺激を朝から頂いたなと思っています。

大野:はい。

安:ということで大野さん、そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:そうですね。普段は、この「世界のビジネスのやり方を変える」みたいなBNIのビジョンについて考える機会って、そんなにないかもしれませんけれども、改めて今回ここにいらっしゃっている皆さんが、チャプターに持ち帰っていただいて、このビジョンについて「実は現在進行形なんだよ」という話をしていただけると、より深く理解して、実践につなげていただけるんじゃないかなと。

安:おー。

大野:日本は今9000人にもうすぐというところですけれども、その9000人がどんどん大きくなると思いますが、一人ひとりが世界を変える役割を担っていただけたらと思っています。

安:確かに。これを機に、例えば皆さんの会社のビジョンを、現在進行形でつくっているかなっていうのを一度確認するというのも面白いかもしれないですね。

大野:そうなんですよね。

安:はい。いろんな取り組みがこれからできそうな気がしました。大野さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。そして本日は公開収録として、BNI大阪北西リージョンの皆さま、そして全国のエグゼクティブディレクターの皆さまと一緒にお送りいたしました。

会場:(拍手)

第142回 BNIは万能ではない

第141回は「BNIは万能ではない」です。

メンバートラフィックライトレポートのポイントは高いのに、十分なリファーラルをもらえていないメンバーがいるのはなぜでしょうか。
周囲のメンバーがビジネスを理解していない場合もありますが、「ビジネスそのもの」に課題がある場合があります。

▼ニーズが無いことをやっている
▼価格設定が間違っている
▼プロ意識が欠如している

BNIで結果が出ないと思う前に、今一度自分自身のビジネスを見直してみましょう。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

安:それでは大野さん。

大野:はい。

安:「BNIは万能ではない」ということなんですが、どのようなお話なんでしょうか。

大野:はい。これは139回のポッドキャストに対してコメントいただきまして、トラフィックライトのポイントは高いのに、十分なリファーラルをもらえていないメンバーがいるのはなぜかという問いに対して、その139回の中では、プレゼンテーションに問題があるという話をしていましたけれども、他にもあるんじゃないかと。
 例えば、メンバーが提供しているビジネスそのものに課題がある。例えば、ニーズがないことをやっているとか、価格設定が間違っている。そういうところが問題なのではないかというご指摘ですね。

安:はい。

大野:これ実は私、2015年に横浜で開催されたBNIのナショナルカンファレンスで、まさにこのトピックをお話しさせていただいたことがあったんですけれども。

安:はい。

大野:BNIだけで全ての問題が解決するわけではないんですよね。

安:はい。

大野:BNIというのは、リファーラルマーケティングという、あくまでマーケティングの手法の1つを提供しているサービスなわけですから。

安:はい。

大野:例えば、ビジネスモデルそのものに問題を抱えているといったときに、もしかするとBNIのメンバーとして活動することで、それが本来だったらBNIのメンバーでなければすぐにつぶれてしまうような稚拙なビジネスのモデルが、BNIが本来存在し得なかったビジネスの延命装置みたいな。

安:あー。

大野:そんな状態になっている場合があると思うんですね。これはある意味、不幸な状況だと思うんですけれども。

安:はい。

大野:なので、例えばチャプターにおいて申し込み、入会の審査をするときに、そういったチャプターのメンバーの人たちが、質の高いリファーラルを提供できるようなビジネスなのかどうかというところも、審査の上での大切な視点なんだと思うんですね。

安:そうですね。

大野:貢献度は高いのにリファーラルをもらえない原因みたいなのは、今一度整理してみると、まず、よくマイズナー博士もおっしゃっているVCPですよね。

安:はい。

大野:VCPのプロセス、この中でいうと例えば、周りのメンバーがビジネスについて理解できていない。これは、前回お話ししましたプレゼンの質とも関わってくるわけなんですけれども。

安:はい。

大野:もう1つは、CredibilityのCのところです。信頼関係が十分にできていないということがあります。信頼関係ができていないというのもいろいろあると思うんですけれど、見た目の問題だったりとか、人柄だったりとか、好かれていないということがあったりするかもしれないですけれども。そういう意味での信頼関係、いろんな意味でできていないという状況はあり得ますよね。

安:はい。

大野:あとはコメントいただいたように、ビジネスそのものに問題を抱えているということがやっぱりあり得ます。

安:はい。

大野:ニーズがないものを商品やサービスとして提供しているとか、価格設定がえてして高い、高過ぎるみたいな、設定の水準が間違っている状況というのもあり得ますよね。

安:はい。

大野:あとは、プロ意識の欠如みたいな。金額に見合ったサービスみたいなのはありますよね。例えば、分かりやすいところでいうと、接客の質とかもプロフェッショナリズムというところに入ってくると思うので。

安:はい。

大野:そういったさまざまな要素が、リファーラルをもらえない原因として作用している状況というのは十分あり得るので。まずは、もしリファーラルがもらえないという状況であれば、前回のプレゼンテーションの質も含めてどこに課題を抱えているのかというのを確認することが必要になってきますよね。

安:そうですね。

大野:そこで今回、お勧めしたいそのための作業として、1 to many。

安:おー。

大野:1 to manyというのは、貢献度は高いのにリファーラルをもらえていない人が10分ぐらいプレゼンをしてもらって、それに対してメンバーから忌憚(きたん)のない意見というか、建設的な駄目出しですよね。

安:はい。

大野:これをしてもらうわけです。なぜリファーラルが出ないのか、もっとリファーラルをもらうためにはその人がどうしたらいいのかというのを、その人のためにメンバーがフィードバックをするということが有効だと思います。

安:そうですね。

大野:あるチャプターで私もこれを何度か目にしたことがあるんですけれども、そのメンバーの人が泣き出してしまうぐらい厳しいコメント、でも、その泣いてしまった人も「ここまで本気でフィードバックをもらったことがありませんでした」と、「自分のことを一生懸命そうやって考えてフィードバックしていただけるメンバーの存在がありがたい」みたいなことをおっしゃっていましたけれども。

安:なるほど。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今回、非常に大切なポイントでコメントをいただいてありがとうございます。こういった形で毎回お返事ができるわけではないんですけれども、これはいいトピックになるなということであれば、ぜひ今回のように取り上げてポッドキャストでお答えしていきたいなと思っておりますので、ぜひ他の皆さんもポッドキャストを聞いていただいた時に、質問等あればコメントを残していただければと思っています。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

第141回 リーダーシップは何もんだ?

第141回は「リーダーシップは何もんだ?」です。

この回で話されているリーダーシップは、チャプターのリーダーシップチームや、会社の社長の話ではありません。
助けを必要としている人をいち早く見つけたり、チームの危機やチャンスをいち早く察して行動をとれる人がリーダーです。
一人一人がこのリーダー意識を持って行動することが、チャプターや会社を強くする、というお話をします。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。


安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:「リーダーシップは、何もんだ?」何かの歌の歌詞みたいですけれども。

大野:気のせいじゃないですかね。

安:そうですかね。じゃあ、今日の内容について、ぜひお願いいたします。

大野:はい。BNIでリーダーシップと聞くと、まず頭に浮かぶのは、チャプターのリーダーシップチームということが多いのかなと思うんですけれども。

安:はい。

大野:これはそうではなくて、また、会社の社長さんとかの話でもないんですね。

安:はい。

大野:もちろんそういったリーダーシップも大切なんですけれども、今日はまず最初に、リーダーシップという言葉についての名言というんですかね、まず幾つかご紹介したいと思うんですけれども。

安:はい。

大野:皆さんもよくご存じの、スティーブン・コヴィーさんですね。たぶん、多くの方がご存じだと思いますけれども、スティーブン・コヴィーさんの言葉で、「Leadership is a choice, not a position」という言葉があります。

安:はい。

大野:リーダーシップというのは選択であって、肩書きではないという意味ですね。

安:はい。

大野:もう1人、最近よく名前を聞きます、サイモン・シネックさん。TEDスピーチなんかでも結構有名で、You Tubeでもご覧になれますけれども、彼も「Leadership is a choice, not a rank」、リーダーシップは選択であると。ランク、つまり職位とか順位ではないというふうにおっしゃっていますよね。

安:はい。

大野:ここでもう1つ、お勧めの動画があるんですけれども、残念ながらこのポッドキャストでは映像をそのままお見せすることができないので、ポッドキャストのウェブサイトのほうにリンクを貼ってありますので、そちらをクリックしていただいて、ぜひ見ていただきたいと思います。

安:はい。

大野:皆さんに見ていただく前に粗筋を話してしまうのも何なんですけれども、簡単にお話しします。「Lead India」というタイトルの動画なんですけれども、インドのとある村でのお話なんですね。

安:はい。

大野:大木が道路に横倒しになっていて、道がふさがれちゃっている状況なんです。

安:はい。

大野:車はもちろんのこと、人でさえも通行することができないような状況だったんですけれども、だんだん雨が降ってきたりとかして、まず1人の男の子が、その倒れた大木をどうにかどかそうと思って、押し始めるわけです。

安:はい。

大野:雨が降っているのでビショビショになりながらやっているんですけれども、小さい子どもの力なので、びくともしないわけですよね。

安:はい。

大野:そのうち、他の子どもたちも面白がって一緒になって押し始めるんですけれども、その倒木はまだ動く気配はないわけなんですね。だんだん、見かねた大人たちも、1人ずつ徐々に参加し始める人が増えてきて、やがて多くの人が力を合わせて、ようやくその倒木の撤去に成功するわけですね。

安:はい。

大野:そこにはリーダーシップを選択した小さな男の子と、そこに心を打たれて協力した大人や子どものチームという姿があったと、そんな感じのストーリーの動画なんですね。ぜひ、機会があったら見ていただきたいと思います。

安:はい。

大野:この動画から得られる学びというところなんですけれども、1つ、私のナショナルオフィスの中での話なんですけれども、あまりにも社長ができなかったりすると、スタッフがどうにかしなくちゃと思うんでしょうかね。

安:ふふふ。

大野:はい。留守にしていることも多いので。例えば、誰がやるべき仕事かというのが明確になっていないような、それでもやらなくちゃいけないという仕事が出てきたりするじゃないですか。

安:はい。

大野:そういったときに、やはり誰かがリーダーシップを取って何人かを集めて、今、こういった問題に直面している、それをどうやって解決しようかと話し合って、結果、そのチームで物事に対処して解決するということは、よくあるんですね。

安:はい。

大野:社長が留守にしがちだったりとか、事務とかが苦手だったりすると、スタッフが頑張ってくれるいい例なのかなと思って、本当に感謝しきりなんですね。

安:素晴らしいです。

大野:はい。ありがとうございます。チャプターでもありそうな話だと思うんですけれども、新しいメンバーがチャプターに加入したときに、その人に「トレーニングを一緒に受講しに行こう」と声掛けをするという選択ができますよね。

安:そうですね。

大野:そういったことをしてくれる人が、やっぱりリーダーということだと思うんです。

安:確かに。

大野:助けを必要としている人をいち早く見つけたりとか、チームの危機とか、逆にチャンスをいち早く察して行動を取れる人が、リーダーと言えるんじゃないかと思いますね。

安:そうですね。

大野:サイモン・シネックさんのYou Tubeの動画の中でもおっしゃっていたことなんですけれども、例えば右の人、あるいは左の人に、周りの人たちに気配りをして、手を差し伸べる。もし、そういった人たちに満たされたオフィスやチームがあったらどうでしょうか、という話をされているんですけれども。

安:はい。

大野:そういう環境を一緒につくっていけるのは、素晴らしいですよね。

安:いや、本当にそうですね。

大野:ここでもう1つ、名言を。「Leadership is an action with love」。

安:うん?

大野:アサト・オオノ。

安:あれ? うふふふ。どこかで聞いたようなお名前が。

大野:やっぱり、愛をもって周りの人たちに、行動をもって、自分がある意味、自分の時間とかエネルギーを犠牲にしながら、周りの人たちに尽くすということだと思うので。

安:はい。

大野:それが1つのリーダーシップの形だと思うんですよね。

安:そうですね。

大野:愛を伴った行動が、リーダーシップであると思います。

安:はい。

大野:安さんは何か、シェアできることはありますか。

安:そうですね、このポッドキャストの中でもお話ししたことがあるんですけれども。

大野:はい。

安:今年の11月に、グローバルコンベンションがポーランドで行われますよね。

大野:はい。

安:そのポーランドに、みんなで行こうという話を。

大野:みんなで。

安:はい。できるだけ多くの方と一緒に行って、現地での感動であったりとか、行けなかった人たちへのシェアをする機会をつくろうということで、今、みんなで行こうという企画をしていて。

大野:どこの皆さんと?

安:私の所属しているチャプターのメンバーが中心ではあるんですけれども、やっぱり多くの人と一緒に、現地で感動体験といいますか、さまざまな体験を直接できるということは、本当にいい機会だと思うので。

大野:うん。

安:それを、自分だけとか自分と仲のいい人だけではなくて、できるだけ、もっとチャプターを発展させてくれるきっかけをつくってくれる人と一緒に行けたほうがいいなと思っていて。

大野:なるほどね。

安:それを積極的に話し掛けているところですね。

大野:いいですね。リーダーシップになっていますね。

安:そうですね。一人ひとりがリーダーシップを発揮して、少しずつその輪が広がってきています。

大野:はい。もう1つご紹介したいのは、リーダーシップの7つの段階というのを、よく日本でもトレーニングをやってくれる、アメリカのエグゼクティブディレクターの、フクランク・デ・ラフリさんという人が紹介してくれているんですけれども。

安:はい。

大野:これはちょっと今回は時間がないので、また次回に。あるいは、BNIのベーシックトレーニングの中でもリーダーシップの7つの段階についてカバーされていますので、トレーニングファシリテーターをすでに取られた方はぜひ、受講を目指していただきたいと思います。

安:はい。それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへ、メッセージはありますか。

大野:はい。今回、やはり皆さんも常に周囲に気を配って、助けが必要な人がいたりとかすれば、あるいはチームのチャンスを見出したりとかすることで自らがイニシアチブを取るということを、ぜひ実行していただきたいと思います。チャプターの中で、あるいは会社の中で意識していただけたらと思います。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week。

第140回 忙しすぎるあなたへ

第140回は「忙しすぎるあなたへ」と題して、第83回「忙しすぎてBNIどころじゃない!」のトピックをより具体的な事例を交えてご紹介していきます。

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたします。

第140回 忙しすぎるあなたへ

安:さて、大野さん。

大野:はい。

安:「忙しすぎるあなたへ」これはどういった方に向けてのメッセージなんでしょうか。
大野:そうですね。これは第83回でも「忙しすぎてBNIどころじゃない!」というタイトルで似たようなトピックでお送りしていますけれども、今回はまた、より具体的な事例を交えてご紹介していきたいと思っています。

安:はい。

大野:この「忙しすぎるので辞めようか」という話は、結構よく耳にすると思うんですよね。

安:そうですね。

大野:でもこれって、自分のビジネスのマーケティング活動を辞めるということに等しいですよね。

安:そうですね、はい。

大野:実は私も身に覚えがあるんですけれども、特に個人で事業をやっている人にとっては、深刻な問題になり得ると思うんですね。

安:はい。

大野:私の場合も一時期、かなり大昔の話ですけれども、Webの制作を事業の一部としてやっていたことがあったんですけれども、制作とかクリエイティブな仕事をしている人にとっては、制作をしている期間というのは、ネットワーキングしなくなりますよね。

安:あー、そうですね。

大野:ということは、新規の顧客獲得とか注文を受けたりということができないわけです。

安:うーん。

大野:なので制作が終わって納品をすると、次の仕事がないみたいな状況に。制作とかクリエイティブ系の個人事業主特有の問題かもしれないんですけれども、そういった悪循環に陥るケースが多いように思うんですよね。

安:はい。

大野:この悪循環を抜け出して、仕事や顧客を増やすということが大事だと思います。

安:はい。

大野:英語版の中でもマイク・マセドニオさんが言っているように、自分にとって適切なクライアントのために仕事ができているかどうか。もっといいお客さんがいるじゃないかということですけれども。
もう1つは自分がやるべきでない作業をしてしまっていないか。そういった作業をしてしまっているために、忙しくなっているんじゃないかということを再確認することも大切ですね。

安:はい。

大野:忙しくなったときというのが、自分のビジネスの許容量、キャパというんですかね、これを引き上げる最初のチャンスだと思うので、「さあここで自分はどのようにビジネスを次のステージに引き上げるべきか」ということを考える絶好のチャンスとして捉えていただきたいと思いますよね。

安:はい。

大野:言ってみれば、仕事を増やすためにBNIを活用して、そのおかげで仕事が増えて忙しくなったからBNIを辞めるというのは、これは自分を客観的に見られていないという証拠だと思うんですよね。

安:うーん、はい。

大野:周りから見たら、愚かな行動に映ると思うんですよね。

安:はい。

大野:仕事を増やすために効果的なマーケティング手法を取り入れて、そのおかげで仕事が増えたからそのマーケティングをストップするというのは、ちょっと変ですよね。

安:そうですね。もったいないですよね。

大野:もう1つ言われているのは、許容量を引き上げるというところに掘り下げてみると、自分がやるべき仕事に集中するために許容量を上げるというのは、どういうことがありそうですか。

安:そうですね、まず自分がやるべき仕事に集中することですね。

大野:そうですね。例えば社長だったら、社長としてやるべき仕事というのがあるわけですから、そこに集中する。そのためにどうしたらいいか。あとはクライアントを増やすというのも、許容量を増やすというところにつながると思うんですけれども。そのためにどういった人の力が必要かということをまず考えると、ビジネスが拡大していく最初のステップになると思うんですよね。

安:はい。

大野:人の手を借りるという意味では、例えば業務委託だったり、外注するとか、あるいはスタッフとか従業員を採用する、雇用するということもありますよね。

安:そうですね。

大野:ビジネスを成長させる過程では、欠かせない最初の作業になるわけですけれども、英語版で言っている比喩が面白かったですね。

安:そうですね。

大野:体型が良くなったから、ジムにはもう行かなくていいみたいな。

安:うふふふ。

大野:ビジネスをやる上で、マーケティングを継続するための態勢を作ることと、どんな人たちをターゲットにマーケティングをするか。そして、どんな人たちをマーケティングによって引きつけているかというのが大事なテーマですよね。

安:はい。

大野:経営者が、特に個人事業主が「忙しすぎる」というせりふを言っていたときに、よく目にするケースは、感情的にとか精神的に満たされていない、そういった仕事をしてしまっている。

安:うーん。

大野:あるいは経済的にもあまりいい仕事ではない。それから、そんなに儲からないのに、仕方なくやっているみたいな。

安:あー。

大野:経済的に満たされない仕事をやっているという状況を目にすることも少なくないですよね。

安:そうですよね。

大野:なので、今回の提案は主に2つですけれども、1つ目の提案としては、まず自分の顧客層、現在の顧客層を見直すというところですよね。

安:はい。

大野:まず利益率が十分高いかということ。一緒に仕事をしたい人たちがクライアントになっているかどうか。もしそうでないというのならば、見直すチャンスですよね。

安:そうですね。

大野:忙しくなってきたなというときに、そうした満たされない仕事だったりクライアントを手放すいい機会だと思うので、それによって客層の質を上げるというんですか。その結果、自分が時間を費やすのは、自分にとって最もあるいはより大切な人たちになるわけですから。

安:はい。

大野:もちろん収入も増えますよね。

安:そうですね。

大野:もう1つの提案というのは、先ほど言った許容上限を引き上げるということですから、事業を大きくする、ステップを踏んでいくということですよね。

安:はい。

大野:その方法としては、まず大切なことはマーケティングを止めないということ。そのためには、人手を確保する・業務委託・外注・従業員の雇用というところですかね、選択肢としては。

安:そうですね。

大野:なので忙しすぎると言っている暇があったら、ぜひこのキャパを拡大するというところに意識を向けてほしいですよね。

安:はい。

大野:英語版の中で、マイズナー博士が推奨していることが。よくTo Doリストってありますよね。安さん、作ってますか?

安:私、作ります。

大野:私もよく使いますけれども、マイズナー博士はNot to doですね、Not To Doリストを作ることを推奨されていて。だから「やらないことリスト」ですよね、「やることリスト」じゃなくて。

安:はい。

大野:忙しくなってきたと感じたら、おそらくそれはNot To Doリストに載っている作業をしてしまっているんじゃないかと自分を疑うと。

安:ほー。

大野:これは私もやろうと思います。

安:私もやりたいです、これ。

大野:何か仕事とか作業をやっているときに、必ずなんでこれを自分がやっているのかって疑問を自分に投げかける。

安:はい。

大野:マイズナー博士も20年ぐらい前に、国際本部のオフィスにある全てのパソコンに、なんとマイズナー博士がウイルス対策ソフトをインストールしていたという話。

安:えー!

大野:びっくりですよね。

安:想像するだけでもびっくりですね。

大野:私も何を隠そう、5年ぐらい前だったかな?セキュリティソフトですね、アンチウイルスとか。十数台のパソコンにインストールの作業自体はスタッフにやってもらったんですけれども、どのパソコンにちゃんとインストールされていて、そのソフトがそれぞれいつ更新を迎えるかみたいなのを、スプレッドシートにまとめて管理しようとしていましたね。

安:あははは、そうなんですか!

大野:そういう作業というのは、ほかの人に任せて、ほかに社長としてすべきこととか、経営に集中した方が良かったなって、今だからこそ思うんですけれどもね。

安:はい。

大野:もう1つマイズナー博士が勧めてくださっていたのは、退会インタビュー。イグジットインタビューっていうものですね。

安:はい。

大野:「忙しすぎて、ちょっと辞めようと思うんだ」というメンバーがいたときに、「どうして辞めるのか伺ってもいいですか?」と聞くんだそうです。

安:はい。

大野:大体、答えが「忙しすぎるんですよ」と。リファーラルをたくさんもらっちゃって。

安:あー、前向きな理由ですね。

大野:そこでマイズナー博士が言うには、同じ質問なんだけれども、違った聞き方で異なった回答が得られるという質問法を紹介してくれています。

安:はい。

大野:「ほかに理由はありますか?」と聞くと、「いや、ないですよ。それだけです」「分かりました」と言って、ほかの質問をいくつかした後で、また「もしほかにも理由があるとしたら、それはどんなことでしょうか?」と聞き直すんだそうです。言葉を少し変えてね。

安:あー、はい。

大野:それを繰り返していると、メンバーの人が「分かりましたよ、もう、本当の理由はですね、チャプターのメンバーにお金を貸したのに返してくれない人がいて、毎週その人の顔を見るのが嫌になったんです。それで辞めようと思ったんですよ」

安:わあ!

大野:みたいな話が聞けたらしいんですよ。これは本当の話らしいんですけれども。

安:はい。
大野:つまり辞めるべきでない人が辞めようとしていたことが分かったわけですよね。

安:はい。

大野:そこで「メンバーシップ委員会に相談しに行きましょう」と言って行ったところ、その委員のメンバーの1人が、「えっ? あなたからも借りていたんですか? 私からも借りてますよ」みたいな話になって、結果として、ほうぼうで借金をしていたメンバーは除名になって、貸していたメンバーは残ることになったんで、良かったわけなんですけれども、そういった話があります。結構イグジットインタビューって大事なんですよ。

安:そうですね。そこでチャプターの課題が浮き彫りになることもありそうですね。

大野:そうですね。退会届というのを日本でも使っていますけれども、そこに書かれている理由のほとんどは、私はうそとまでは言わないですけれど、主な理由ではないと思います。なので、本当の理由を聞いてあげるというのは、大切なプロセスだと思いますね。

安:そうですね。これはぜひ取り入れてみたいなと思います。

大野:はい。

安:それでは、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。もし皆さん自身が「忙しい」と思ったら、ぜひビジネスセンスというんですか、経営センスでしょうか、それをもって考えていただきたいと。忙しいから辞めるというのは、ビジネスを大きくするための正しい選択ではないわけですよね。

安:はい。

大野:だからそこを、今一度考え直してほしい。ビジネスを拡大するための正しい選択肢、自分にとっての正しい選択肢は何なのかということを考えてほしいということが1つ目。

安:はい。

大野:もう1つ、ほかに本当の理由があるんだけれど、それをなかなか言えないという方もいらっしゃると思うんですね。

安:はい。

大野:でもぜひメンバーシップ委員会に、あるいはディレクター・コンサルタントでもいいかもしれません、相談していただきたいですよね。

安:うーん。

大野:言いにくいことかもしれないんですけれども、実は同じような目に遭っている人がほかにもいるかもしれないので、ぜひ放置しないで相談してほしいですね。

安:はい。

大野:自分以外で、チャプターメンバーが「忙しすぎる」と言っているのを耳にしたら、ぜひその人に本当の理由を探ってあげていただきたいと思います。

安:はい。

大野:このポッドキャストのリンクをぜひその方に送っていただいて、聞いてもらえるといいかもしれないですね。

安:そうですね。そうすると本当の理由がまた話しやすくなるかもしれませんね。

大野:はい。

安:ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

安:今回もBNIジャパンナショナルディレクターの大野代表と、私BNIメンバーの安紗弥香でお送りいたしました。このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社の提供でお送りいたしました。それでは次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week。