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参照: Episode 404
私たちは、毎日、多くのリファーラルの真っ只中に立っていて、リファーラルを仲間のBNIメンバーに提供することは私たちが思っているほど難しくはない。
私たちの脳の一部に、網様体賦活系という情報のフィルターの機能をもつ部分がある。英語ではreticular activating system(RAS) という。私たちの五感を通じて脳に入ってくる情報の量は膨大で、そのままだと処理しきれません。そこでRASという脳のフィルターによって、必要な情報だけを取り込んで処理するようになっている。
例えば、空港の出発ロビーにいると、たくさんの人たちの話し声や、様々な航空会社のアナウンスなどで溢れている。そのほとんどは必要のない情報。その中に紛れた必要な情報だけをRASが取り込むので、自分の飛行機に関する情報だったり、名前がアナウンスされると、その情報だけを脳が認識するようになっている。
かつてBMWの赤色のMINIを新車で買ったことがあって、納車されて乗り始めたら、街中そこら中に同じ赤色のMINIが走っていることに気がついた。信号待ちで前の車も赤のMINIかと思えばなんと後ろも。実際は街中を走っている同じ車が急に増えた訳ではないが、自分が運転し始めると、RASの働きによって、同じ車が目につくようになる。
他の人のためにリファーラルを見出す際にも、このRASが役立っている。RASが機能していれば、リファーラルというものは実はそこら中にあるということがわかる。次のようなフレーズを口にしている人は、リファーラル先となる可能性を持っている。
“I can’t” 私ができないのは〜(私は〜ができない)
“I need” 私が必要なのは〜(私は〜が必要)
“I want” 私が欲しいのは〜(私は〜が欲しい)
“I don’t know” 私が知らないのは〜(私は〜を知らない)
こうしたフレーズの後ろにつく言葉によって、どんなリファーラルになるかがわかる。
例えば、
「スタッフが採用できなくて困っている」
というコンビニのオーナーがいたら、安さんに紹介する。
〜が分からない「エクセルの使い方がよく分からなくて・・・」
〜しないと 「ウェブサイト作らないと・・・」
〜が欲しい 「ちゃんとしたプロフィール写真が欲しくて・・・」
リファーラルを与えることは、リファーラルをもらい始めるための最善の方法の一つ。特にBNIにおいて。 つまり、リファーラルを与えるプロセスは、まず自分のRASを開くことから始まる。そうすることで、私たちの周りに常に存在している他の人たちにとってのリファーラルや潜在的リファーラルが聞こえるようになる。
まとめ
今回紹介したRASですが、五感を使って。
例えばよく使うのは、耳で聞いて、あるいは目で見てわかるもの。
I want(私が欲しいのは・・・)
周りの人たちのつぶやきやぼやきに意識的に耳を傾けてみる。すると自分の周りはリファーラルだらけであることに気がつく。
何気ない周りの”困った””ぼやき””欲求”がリファーラルに繋がることを再認識しました。有難うございます。感謝します。
人の欲していることにアンテナを立てることがリファーラルに繋がるのだと納得しました。
豊田さま、コメントありがとうございます。日頃からより多くの人のためのアンテナを立てられるように意識できるといいですね。
五感を使ってアンテナをはってみます
中々、五感を使ってという事を意識していませんでしたが、これからは五感だけでなく第六感まで意識してみます。(笑)
自分の持つRASという機能をしっかりと使い、リファーラルを見逃さないようにしていきます。