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安:第65回は、「ちょっと違いませんか?」と題してお送りいたします。英語版のエピソード509をご参照ください。
それでは大野さん、「ちょっと違いませんか?」って何が違うんでしょう?
大野:はい。ちょっと質問してもいいですかね?安さんのチャプターでは、ビジター・オリエンテーションってやってますか?
安:やってますよ。もちろんです!
大野:おお。そうですよね!
安:はい!
大野: いま国内240チャプターになりましたけれども、さすがにビジター・オリエンテーションをやっていないところはないと思うんですよね。
安:ですね。
大野:英語版のエピソード509を聞いてみるとですね、あるBNIメンバーからの投稿で、「私たちのチャプターでは、数年前に発足して以来、ビジター・オリエンテーションをやると空気が重くなってしまうという理由で、やっていません。」という話を紹介して、マイズナー博士が血圧計を腕に巻きながら話さずにはいられないという事でしたね。
そもそもビジターホストという役割がまだなかった80年代に、マイズナー博士があるチャプターを訪問した時にですね、『ビジターホスト』というリボンを付けていたメンバーを見つけて、「そのビジターホストというのは何ですか?」と聞いたという話がありました。そのビジターホストが、部屋の中で色々な人に紹介してくれていると思ったら、同じビジターホストのリボンを付けている人が別にもいることに気づいたりして。そのビジターホストというものについてマイズナー博士がそのプレジデントに質問をしていたら、「ビジターホストの大事な役割の一つとして、ビジター・オリエンテーションというのがあるんです」という話を聞いて、「そのビジター・オリエンテーションというのは何ですか?」ってまた博士が聞いたというエピソードでした。
安:はい。
大野:現在のビジターホストのマニュアルの、最初のバージョンていうのは当時作られたものだったんですね。つまり1980年代ですね。
安:はい。
大野:その後、30年ほど経って、現在世界には8,000チャプター以上あるわけなんですけれども、多くのチャプターが試行錯誤を繰り返してきたわけですよね。それは言い換えると、沢山の失敗をしてきているという事を意味するわけです。
安:はい。
大野:つまり、80年代半ばから多くのチャプターが試行錯誤を繰り返して、今のシステムができている、ということなんですよね。
安:はい。
大野:実はですね、6−7年前だったと思うんですけれども。都内のあるチャプターを私訪問したんですよ。ちょっとびっくりした事があって。
安:お~、なんでしょう?
大野:8時半にミーティングが終わって、ビジターオリエンテーションがそろそろ始まるかなと思ったら、プレジデントがですね、「はい、それでは皆さん集まって!メンバーの皆さんはこちら側に一列に並んで、ビジターの皆さんは平行して、そちら側に一列に並んでください!」って始まったんですよ。
安:え~!!何が始まるんだろうと思ったらですね、メンバーの列とビジターの列の2つの列が部屋の中ほどに作られて。確か30秒ぐらいずつだったと思うんですけども、一人ずつ横にずれてくんですね、スライドして。それで、全員と名刺交換をして、話を30秒するみたいな。
安:はぁ~。
大野:これ実は、かつてですね、もうだいぶ前ですけれども。「Speed Networking(スピード・ネットワーキング)」っていうものが流行ってたことがあったんです。今でもやっているとこもあるかもしれないんですけど、異業種交流会とかで。で、もともとは、「Speed Dating(スピード・デーティング)」と言って、出会い系のそういうイベントでいろんな人と。まぁ、男性と女性がね、会って話が出来るような仕組みという事で作られたらしいんですけれども。
安:はい。
大野:それが、異業種交流の世界にも派生してですね。いわゆるスピード・ネットワーキングと言われるようになったんですけれども。それで始まったわけなんですよ。
安:ふぅ~ん。
大野:で、それが終わったのが15分くらいかかったので8時45分くらいで。その後さらに5分くらい経って、ようやくビジターオリエンテーションが始まったなと思ったら、もうすでにビジターさん何人か帰り始めてしまっていて。
安:あぁ~。
大野:これはもったいないなと思った事がありました。
安:そうですね。
大野:それでプレジデントに、「なぜそれをやり始めたのか」って聞いたらですね。「自分たち役員はビジターと名刺交換するチャンスがない」っていう事を理由にあげていたんですけれども、それもちょっと不思議なんですよね。リーダーシップチームって最初に紹介されますよね?ビジターに。
安:そうですね、はい。
大野:で、これを思いついてやり始めましたって言ってたんですよね。
安:役員のために始まったっていう事ですよね(笑)。
大野:みたいですね。それとつい先日もですね、あるチャプターで、オープンネットワーキングが始まったかなと思ったら、あるメンバーの人からですね、「三役の皆さんは入り口近くでお出迎えをお願いします!」っていう声がしたんですよ。で、リーダーシップチームの三人が入り口の扉入ってすぐのところに並んだかと思ったら、その隣にもエデュケーションコーディネーター、続けてずっと窓側の一列にほとんどのメンバーが並んで、入ってくるビジターさん一人ずつ名刺交換をしていくわけですね。まるであの、ビジターさんがベルトコンベアによって運ばれていくような、そんな感じの。はい。ネットワーキング状態っていうんですかね。ちょっとお迎えするっていうのとちょっと違うかなと。
安:そうですね~。
大野:心の中で思わず、「皆さ~ん!ネットワーキングスキルトレーニングで教わった事、忘れちゃいましたかー!?」って叫んでました。
安:ははは(笑)心の中で?
大野:心の中で、はい。早速終わった後に、リーダーシップチームとエデュケーションコーディネーターにフィードバックして。来週の学習コーナーでは、早速オープン2、オープン3みたいなね。ネットワーキングの正しいやり方について、是非学習コーナーやって下さいっていう風に言ってきましたけれども。
安:良かったです。
大野:マイズナー博士も血圧をあげながら、「勝手にいい加減な変更を加えるな!」っておっしゃってましたね。
安:そうですね、はい。
大野:工場の生産ラインを例に挙げて、例えばその生産ラインの途中でボルトをつけ忘れたりとか、ブレーキをつけ忘れたりとか、タイヤ1つつけ忘れたりとかして。結果、出来上がった自動車がタイヤ3つしかついていないとか。起こっちゃったりするわけですよね。
「ナットとかボルトを1つくらい付けなくても大して影響ない」なんて思ってたら、本来BNIから得られるはずの成果を得られなくなってしまうっていう事ですよね。
安:そうですね。はい。そろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。
大野:シンプルにですね、まず「アジェンダを変えない」ということですね。
安:そうですね、はい。
大野:どうしても工夫をしたいっていう衝動にかられたら、まずは担当のディレクターコンサルタントに相談するということをぜひ徹底してほしいですね。ただ厄介なのはですね、アジェンダをメンバーの皆さん変更しているという認識をしていないケースが多いんですよ。誰かの思いつきでどっかのタイミングでアジェンダを変更されたりするんですけれども、それに気づかないケースが多いんですね。なので、定期的にですね、マニュアルで確認してアジェンダ通りにできているかチェックしたりとか、ディレクターコンサルタントやアンバサダーに確認をしてもらって頂きたいと思います。
安:そうですね。
大野:6ヶ月毎にリーダーシップチームが交代していますので、リーダーシップチームのトレーニングを受けられた時にですね、アジェンダの細かいところまでですね、確認をしていただきたいと思います。
安:はい、ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
アジェンダを変えない 6か月ごとに確認
ビジター オリエンテーションの大事さ こ確認ですね
はじめて会うビジターホストは、重要ですね。
ビジターオリエンテーションまでのお迎えする意識を統一して行きたいと思います。
ありがとうございました。
楽しさ!楽しい事は得てして無駄、無意味、非効率に見えることがある。それは角度変えれば、ゆとり、遊び、ユーモア、センスにつながる!!!
世界8000ものチャプターで実証され、構成された最も効果的な形が現在のアジェンダ。アジェンダをより多くのメンバーで理解し、正しく行えているのかチェックするためにも、率先してM1・M2を再受講をしようと思いました。
ビジホスさんのお仕事は、あまり目立たないですがチャプターにとって最も大事なポジションだと思います。
この回を聞いてみて、、、
アジェンダを変えないことの意味や、
なぜそのアジェンダなのか?
誰のための行為なのか?
など改めて考えることが出来ました。
効率だけが良いわけではない。
人間ですからー!
ルールを変える事は時には必要かもしれませんが、個人の感情や衝動的な変化は全体のバランスを崩すと思うし、全体のバランスを考えて変化をする事はいい事だと思いました。
長い間変化し続けてより一番いい形になっているアジェンダを変更せず、実施することで効果が出ると改めて認識しました。
ビジターオリエンテーション。
ビジターホストの役割。
アジェンダをチャプター全員で理解しておくことが必要である。
リーダーシップチームのトレーニングを受けられた時アジェンダの細かいところま確認