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参照:英語版 Episode 358: Who’s in Your Room?
安:第61回は、「あなたの部屋にいるのはだれ?」と題してお送りいたします。英語版のエピソード358回をご参照ください。
それでは大野さん、あなたの部屋にいるのは誰というのは、結構BNIでも有名なお話ですね。
大野:そうですね。書籍も出ていますけれども、『Who’s in Your Room?』というお話でしたね。まず、ちょっと想像を皆さんしてみていただきたいんですけれども、あなたが1つの部屋に住んでいると想像してみてください。
安:はい。
大野:そこで一生を過ごさなくてはなりません。あなたがその部屋で一緒にいる人たちが、あなたの人生にいる全ての人たち。部屋にはドアが1つしかなくて、ドアはなんと一方通行で、入ることしかできない。
安:ああ。
大野:つまり、部屋に入った人とか物というのは、二度とその部屋から出ることができません。
安:はい。
大野:これをBNIに当てはめるとグループ、つまりチャプターにふさわしくないメンバーをいったん入れてしまうと、そうした人たちを排除するというのはチャプターにとってはとても大きな痛みを伴ったりとか。作業としても、とても難しいですよね。
安:そうですね。
大野:なので、招待をする前、つまりビジターとしてお声掛けする際に、あなたの価値観にマッチしているかどうかというのを、考える必要があるということになると思います。
安:はい。
大野:価値観や倫理的な部分でふるいにかけなかったとしたら、グループやチャプターにとって不適切な人を部屋に入れてしまっていることになります。
安:はい。
大野:そして、BNIにおいてそうした人たちを部屋から出すというのは、非常に難しいことが多々ありますよね。
安:そうですね。
大野:じゃあ、不適切な人を部屋に入れてしまった場合は、どうすればいいんでしょうか。
安:あー、どうしたらいいんでしょう。難しいですね。
大野:難しいです。ネガティブな影響は、極力抑えたいですよね。幸い、Stewart Emery(スチュワート・エメリー)、『Who’s In Your Room?』の共著者の1人ですけれども。彼が言うには、幸い人の心というのは古い記憶をなくしてしまうよりも、新しい記憶を作るほうが得意なんだそうです。
安:ああー。
大野:つまり、取るべき戦略というのは、自分の人生において欲しいものに意識を集中して、価値観を共有できて、あなたの情熱をサポートしてくれて、あなたの関心事に関心を持ってくれて、さらには教えを請うことができる人たちを探すということだというふうに言っています。
安:はい。
大野:そうした人たちをあなたの部屋に迎え入れたり、または彼らの部屋に入れてもらう方法を見つける。そこに集中しなさいというふうに言っていますよね。
安:はい。
大野:集中と決意を持ってこれをやれば、部屋の中のマイナスの影響力というのは徐々に小さくなっていきます。そうしたマイナスの記憶というのは、遠い過去のものにだんだんなっていって、それにとらわれずに済むようになるということなんだそうです。
安:なるほど。
大野:ここで、ドアマンの話なんですけども。ドアマンて、高級ホテルとかいいホテルには、いますよね。
安:いますね。
大野:入り口で誰を通して誰を通さないかというのを、決めるという役割があるんだと思うんですけれども、安さんは、ホテルの入り口でドアマンに止められて入れてもらえなかったというような経験はありますか。
安:ないです(笑)。
大野:ないですか。でも、あれって結構緊張しませんか。
安:しますね。入ろうとするときに止められるんじゃないかと思いながら入ることはあります。
大野:そうですよね。まさか止められないとは思いつつも、ちょっとどきどきしながら通りますよね。
安:ドアマンが目をそむけてる間に入ろうかなと、思ったりすることもあります。
大野:こそこそっと。そうですよね。適切な人だけしか入ってこられない。人は、心の中にドアマンというものを置くべきだというふうにも言っています。あなたのドアマンを雇って、ドアマンに判断、訓練を積ませることが必要だと。ドアマンが学ばなくてはならないこと。これは、例えば安さんが何に情熱を注いでいるか、あるいは安さんが何を大切にしているか。安さんの目標とか夢、そして価値観は何なのかと。この辺が判断基準になるべきですよね。
安:そうですね。
大野:安さんのドアマン。ドアマンが学んだ判断基準を使って、価値観を共有できない人やあなたが大切にしていることを大事にしてくれない人、あるいはあなたの夢をサポートしてくれない人。あなたが情熱を注いでいるものを応援してくれない人というのを、部屋に入れないようにするわけですよね。
安:はい。
大野:一方ではドアマンというのは、スカウトマンとしての役割もこなします。
安:はい。
大野:例えば、安さんのビジネスをより大きく発展させるということを、かなりこの人は力になってくれそうだとか。この女性は、チャプターにとって貴重な人材を、どんどん紹介してくれそうだというような視点で考えるわけです。それを、ドアマンが選択するわけですよね。
安:ああー、そうですね。では、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。
大野:はい。BNIにおけるドアマンは、メンバーシップ委員会ですよね。チャプターにとって重要な役割を担っているわけですけれども、併せて忘れていただきたくないのは、ビジター候補の人に声を掛ける際に、その人がチャプターの価値観に合致しているかどうかということを、考えていただきたいと思います。
安:はい。
大野:ビジター候補に声を掛ける際に、よくありがちな過ちというのがあります。それは、この人はBNIに入りそうかなというふうに考えてしまいがちですよね。
安:ああー、ありますね。
大野:そうではなくて、チャプターの価値観やあるいは倫理観といったものを共有できそうかどうかというところに、判断の優先順位を置いて声を掛けるようにしてください。
安:はい、ありがとうございました。
大野:ありがとうございました。
価値観大事ですね
ドアマン、大事ですね。
確かに、消極的なメンバーがいるのは事実ですが、そこは彼らなりの意見がある訳で分からなくはないので、自分もビジターを呼べる機会がある時は共有できるのかを基準にかんがえたいです。
現在メンバーシップ委員です。チャプターにとって本当に重要な役割を担っていると改めて肝に銘じて臨みます。
チャプターに合致したビジターさん。
判断する為には、しっかり会話をしコミュニケーションを取ることそれがドアマン。
自分の中のドアマン、しっかりさせたビジター招待が必要と感じた。
無理矢理に誘うのではなく意図を相手に伝えて、しっかりとニーズを聞き出すことが大切だと感じました
価値観や倫理観を共有できるかどうかは大きな問題だと腹落ちしています。
8年近くの経験から、価値観がブレた方が入会した時のその方に相当のエネルギーが取られました。一方で、入会後SYNERGYの価値観に染まっていく方も多くいらっしゃいます。
学ぶ姿勢と素直さ、取り組み意欲がある方は変わっていく。
メンバーシップ委員会の大変さとおもしろさはやってみないとわからないのではないかな?
確かに同じ価値観、考え方を持った方と仕事をすれば物事が
スムーズに運びます。ただそのような方となかなか巡り合わない
というのが現実です。そのためにはできるだけ多くの方と会うことが必要です。BNIにはそんな機会があります。ビジターを呼ぶ時は
その方がメンバーの誰とマッチングできるかもしれないと想像
しながら呼ぶつもりです。
ドアマンは関所だったんですね!
企業にもコミュニティにも関所は必要ですが、
性善説でありたいと思ったりします。
ビジターに招待する際の参考になりました
心の中にドアマンを置く、とても参考になりました。
ありがとうございます。
ビジター招待する時に 、自分の人生において欲しいものに意識を集中して、価値観を共有できて、あなたの情熱をサポートしてくれて、あなたの関心事に関心を持ってくれて、さらには教えを請うことができる人たちを探すということを心がけるように努めようことと心の中にドアマンを置くこと努めたいと思います。ありがとうございます。