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このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。
第241回は「ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ」と題してお送りいたします。
安:それでは大竹さん、今日もよろしくお願いします。
大竹:お願いします。今日は素晴らしいゲストにお越しいただいています。BNI東京港中央、GIFTチャプターの立石 麻由子さんです。カテゴリーは主体性を引き出すコミュニケーションプログラムです。よろしくお願いいたします。
立石:よろしくお願いいたします。
安:お願いします。
大竹:ありがとうございます。今日のタイトル、「ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ」ということなんですけど、この言葉自体は、たぶんよく言われることでもあるかなと思うんですけども、立石さんはまさに、ご自身がプレジデントになったときに、ものすごい大ピンチの状況からそれをチャンスに変えて、チャプターを成長させてメンバーに貢献をされたという方なんです。その辺のストーリーを今日はお聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
立石:よろしくお願いいたします。
大竹:まず最初に、立石さんがプレジデントになる前の状況、チャプターがどんな状況だったのかということをお聞きしてもよろしいでしょうか。
立石:はい、ありがとうございます。みなさん、こんにちは。GIFTチャプターから参りました、立石麻衣子と申します。ちょうど、2024年の8月、今から考えると1年前になるんですけれども、プレジデントを拝命いたしまして、活動させていただきました。GIFTチャプターは、自分たちのギフト、サービスを世界中に広げて、その世界中の喜びが自分たちの喜びとなるっていう思いを込めてチャプターが立ち上がった、そんな環境なので、温かい人たち、人の笑顔が自分の喜びとなるって本気で思っているような人たちが集まったチャプターなんですが、約1年間ずっと18名ぐらいのチャプターサイズで活動してきました。その中でももちろんビジネスも発展していましたし、それぞれの課題に向き合ってたんですけれども、18人っていう人数で活動していく中で、不安がゼロだったわけではなくて、どうしたらリレーションシップも増やせるかなとか、メンバーを増やせるかなって向き合ってたところで、実は18人から14人になるタイミングでプレジデントのバトンを渡されたっていうのがきっかけだったんですけれども、やっぱり人数だけ聞くと「18から14で大変だね」、ぐらいなんですけど、その4人の減った人たちはすごい重要な方たちだったんですね。チャプターを引っ張ってくださってた不動の100点メンバー、むしろ毎月「200点やるんだ」みたいに掲げてくれてたムードメーカー。そして、もう1人は、当時の2期連続プレジデントを本当に先頭切ってくださってた方。それに伴いお2人ちょっと退会っていうのが決まってたタイミングだったんですけれども、その人たちがどうっていう話ではなくて、そんなことが起きてしまっている現実をちゃんと受け止めるタイミングなんだなって思ったのが2024年の8月でしたっていう感じです。
大竹:なるほど。そんな状況の中でプレジデントのオファーが来たということですよね。それを決断するまでの、立石さんのその心の中を覗いてみたいなと思うんですけども、プレジデントを実際引き受ける、と決断するまでのことですね、どんなふうに実際感じられていたですか。
立石:ありがとうございます。そのときどう感じたかっていうと、「今プレジデントのバトンが当たってきたんだな、頑張ろう」みたいな感覚だったんですけど、ちなみに、お電話いただいたときは、プレジデントの退会は決まってなかったんですよ。「俺、支えるから、頑張ろうよ」っていうお電話をいただきましたし、時期的にもこの人からの電話はきっとそういう内容なんだろうなって思いながら電話を出たのをすごい覚えていて。お電話をいただいた1週間後ぐらいでタイミングとして「更新をしない」を選ぶというふうに聞いたというところで、すごい感情がいろいろざわついてたのは覚えていますし、何よりGIFTチャプターの立ち上げで、私を誘ってくださった方がそのときの前プレジデントだったので、紹介者の退会、前期プレジデントの退会って重なって、かなり個人的には抑えきれない感情を抱いていたんですけれども、私の中で決断したことが2つあって、1つは、私自身が人としてもビジネスとしても本当にGIFTチャプター通して成長させていただいてたので、恩返しするには今のタイミングしかないって思って引き受けたっていうところ。2つ目が、やっぱりBNIっていうところで成長させていただいてるからこそなんですけれども、BNI関係なく今の時代にチームを作る力は大事だし、人と協力し合って、お互いに共に成長していく力はとても重要だと思っていたので、もちろんちゃんと引き受けて、みんなで取り組んでいきたいなっていう思いで決断しました。
大竹:なるほど。ありがとうございます。そこからプレジデントを引き受けて、それほど簡単な道のりではなかったかと思うんですけども、どんな助けがあって、そこから再生への道を、歩むことができたんでしょうか。
立石:ありがとうございます。まず最初に、プレジデント、もちろん1人じゃできないっていうところで、この人たちと三役やりたいっていうふうに思ったお2人に、私から連絡させていただいて、何より1つ返事でOKいただいたところからスタートしたなと思っております。そちらのお2人がGIFTチャプターの発起人でしたり、プレジデントの経験者で、みなさんからの信頼がすごい厚い方だったので、その2人のおかげで半年走れたと思ってるんですけれども、まず最初にこちらのお2人に協力を得れたっていうところからのスタートでした。かつ、チャプターメンバーの人たちにも、「頑張ろうよ」とか、プラスな会話ではなくて、今何を感じているかというところを、まず全員聞きにいったときに、マイナスでもプラスでも言葉で切り分けないで、いただいた言葉をまず受け止めて活動できたというところからスタートしました。その現状を、やっぱりマイナスプラスで分けないで、「こんな現状なんですけど、どうしたらいいですかね」っていうのをたくさんチャプター外の方にも話しましたし、BNIに所属してなくて、コミュニティリーダーの素敵な方にもしっかりありのままをお話して、ただ助けてくれではなくて、先ほどお伝えした恩返ししたいっていうことと、このせっかくいただいたチャンスを、「ピンチをチャンスに」っていう話だと思うんですけど、「半年かけて力つけたいから、やりきりたいんだけど」というところで、目的をお話して協力を得たっていうところで、「私が何かやりたいから協力してほしい」ではなくて、取り組んでいく内容に対して、「もし交わるところがあるんだったら、共に成長していきたいんだけど」というニュアンスで、たくさんの人に声かけをしました。躊躇しないでっていうところがあると思うんですけど。たぶん大竹さんもそんな印象あるんじゃないかなとか思ったりはしてます。
大竹:ありがとうございます。すごい大ピンチっていうふうに、多くの人がたぶん、思われるような状況で、プレジデントを引き受けるという決断をされたと思うんですけど、これはピンチではなくて、恩返しのチャンスなんだと思われて、引き受けられたと思うんですけど、恩返しのチャンスというふうに捉えられるまでに、どんな頭の中での会話があったのかなってすごい気になるんですけど、すっとそこに行けるわけではないのかなって気がしたんですけどね。
立石:ありがとうございます。そこでお伝えすると、すぐ降ってきた内容がありまして。当時もちろん個人的な感情はぐちゃぐちゃだったんですけれども、私は、GIFTチャプターの立ち上げメンバーとしてメンバーにならせていただいたときに、最初にエデュケーションしていただいたのが、東京港中央のエリアディレクターの、野口 大希さんなんですけれども、大希さんのエデュケーションで、蛇口の話、水道の話があるんですね。水道って蛇口ひねったら水が出てきて、水が出てくることに感謝する人はいるけれども、水道管引いた人に感謝することは忘れがちなんだよねというところで、いつまでたっても水道管引いてくれた人に感謝できる人であってほしいっていうことを、やっぱり一番最初に心構えを教えていただいてたので、2024年8月、どんだけぐちゃぐちゃでも、その大希ディレクターのエデュケーションを最初に思い出すことができて、今無駄にしちゃいけない。このポッドキャスト聴いていただいてるメンバーの方も、本当にチャプターの課題ってたくさんあると思ってまして、前向きに取り組みたい課題がたくさんある中、でも、誰かが器を作ってくれて、水道管を引いてくれなかったら、出会えてない人たちがいるっていうところにフォーカスすると、別に今大変だから向き合いたくないとか、そこまでやる必要がないっていう感情にならなかったっていうところがありますので、最初の心構えはすごい大事なんだなと思いました。
大竹:ありがとうございます。そんな決意をされて、三役のみなさんと一緒に協力をして、その後、どんな結果にチャプターはなっていったんでしょうか。
立石:ありがとうございます。半年かけてみなさんで取り組んだんですけれども、前半の3ヶ月は、やっぱり三役が中心に、ドラゴンボールで言うと本当に元気玉というところ、大竹さんも最近お話ししてくださってると思うんですけれども、中心にいなきゃっていうところで呼びかけていたのが最初の3ヶ月でした。その中で、メンバーが信じてくれたなって、後半の方で、BNIの貢献の活動でいうとビジター招待っていうのがあると思うんですけれども、最初やっぱり14人のチャプターサイズで、かつ中心人物だった方が退会されると、不安で招待なんてできない状態だったと思いますし、三役が中心にビジター招待を積極的にやってたのは事実だったんですけれども、そこから人数が増え、ビジターの方から「来てよかった」っていう声が拾えていったときに、メンバーの皆さまが心から招待したいっていう雰囲気に変わっていった瞬間がありました。なので、本当に三役がまず諦めずに感謝を伝え続けて行動をし続けたのは、本当によかったなと思ってるのと、それを受け取る心の温かさがやっぱりGIFTにあったというところに感謝してるんですけれども、そこから変化していきました。自分の、BNIでいう役職を通じて、「何かできるんだろう」という主体性を持って活動するメンバーが増えていったので、仮に何か貢献の活動の中で苦手なゾーンがあっても、これは自分はやれている、ここで貢献できているという存在承認をしている側と、してもらっているっていう受け取り手と、両方との化学反応が起きて、半年終えれたなと思うので、人数は結論7人増っていうところで、メンバー数増えてるっていうところはすごいことだと思うんですけれども、それ以上にチャプター全体の、いわゆる数字は嘘はつかない、チャプタースコアのアップしてるとこですとか、画面上で人数を感じさせない、「人数の少なさを感じさせない、本当に明るさだね」というお褒めの言葉を何人ものディレクターの方に言っていただいたので、全部リンクしてたなと思います。
大竹:ありがとうございます。立石さんがリーダーシップを発揮していく中で、コミュニケーションにおいて特に気をつけたことってどんなことがありますか。
立石:ありがとうございます。何より、先ほども何回か出てきてるんですけれども、感謝を伝え続けること、何か仮に課題があったとしても、感謝がゼロではない。定例会でやっぱり忘れがちなのが、MTRLのところも一番左に当たり前のように緑になる、出席しているっていうこと、参加しているっていうところ、本当に毎週顔を合わせてるところからありがとうという気持ちになれたりとか、毎週顔を合わせられて会話ができるところに感謝するっていうところ。あとは声を聞けることっていうところで、当たり前のありがとうを伝えることをやり続けたところは、大切だったかなと思いますし、感謝って具体的にいただけると、人って「ここにいていいんだ」という心理的安全性が上がるので、コミュニケーションで大事にしている、心理的安全性が上がれば主体性上がりますし、きっと自分はここにいていいんだってパワーにもつながっていくっていうところを信じて活動してたところはありました。
大竹:なるほど。ありがとうございます。今はプレジデントの任期は終えられて、次の方にバトンを渡されてると思うんですけど、自分がプレジデントされてる期と今の期での関わり方って、どんなふうに変化してるんでしょうか。
立石:ありがとうございます。まさしく、期が変わって、プレジデントの数だけ雰囲気がもちろん変わったりするところがいいところだと思うので、意識しているところは、やっぱり誰かをヒーローにすること。これも本当に常々大竹さんから教えていただいてることなんですけれども、自分が三役やってるときもメンバーをヒーローに。もちろん期が変わったときに今の三役が取り組んでいることをヒーローにしたいっていうところで、誰よりもやっぱり三役の活動を、雑談スレッドって何でも話していいスレッドが、うちのチャプターにあるんですけれども、三役がこれやってくれて感謝だねっていうところで、行動を具体的にピックアップして感謝を伝えることを意識していたり、あとは、期が変わって取り組みが終わりなのではなくて、前期この取り組みでよくなったと思っているから引き継いでほしいっていうところを、具体的に引き継ぎをしたというところは大きかったかなと思うので、何か「でしゃばる」ではなくて、思ってることは具体的に伝えて、もちろんチョイスは今期のリーダーシップチームでって託すというところ。それをうやむやにしないっていうところは意識してやらせていただいたかなと思います。
大竹:ありがとうございます。お話をお聞きしてると、立石さん自身が、前々回にちょうど、7つのリーダーシップという話をしたんですけども、その段階を、着実に登られてるなと感じました。今、プレゼントは引き継がれてるんですけれども、その次のリーダーを育成するリーダー、育成というか、サポートする、後押しをする、そういったリーダーにまで、成長されてるんだなと感じました。ありがとうございます。
立石:ありがとうございます。
大竹:最後の質問をさせていただきたいんですけど、今、ピンチだと思っているメンバーの方、事業においても、例えばチャプターにおいても、ピンチだと思われてる方に、一言アドバイスかなにかを差し上げるとしたら、どんな言葉をかけられますか。
立石:ありがとうございます。何より、「〇〇しなくてはいけない」ではなくて、「〇〇したい」という自分の心に耳を傾けてほしいなと思ってます。冒頭に大竹さんが質問していただいた中でお答えした、私が本当にピンチをチャンスにでいうと、このピンチを生かしてGIFTに恩返ししたいって思ったのは本当に本心で、そこに気づけたから、走れたかなと思っております。なのでぜひ、もちろんタイミングはいきなりやってきますし、怒涛の半年が待ってたりすると思うんですけれども、何より「〇〇したい」という感情と行動をぜひ重ねていただいて、三役なのであれば、自分を潰さないとはどういうことか。メンバーなら自分は何を通して、人を支えることができるのかっていうところを、ぜひ感情と行動を大事にしていただけたら、科学反応が起きるなと思うので、そこを大切にしていただけたらと思います。
大竹:素晴らしいお話ありがとうございました。
安:立石さん、大竹さん、すごく素敵なお話、ありがとうございます。まさに立石さんの感情と行動が、周りのメンバーやそのほかビジターの方を、鼓舞したというか、本当に勇気づけられる、そんな行動そのものだったんじゃないかなと、お話を聞いていて私も非常に勉強になりました。ありがとうございました。
立石:ありがとうございました。
大竹:ありがとうございました。
安:まさにヒーローズムーブメントの具体的なお話でしたね。ありがとうございました。最後までお聞きいただきありがとうございます。今回のお話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければInstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせてぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは、次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.