第28回 規定やルールが全てか?

安:第28回は、「規定やルールが全てか?」と題してお送りいたします。今回は、あるメンバーの方からご質問を頂いたそうですが、私がまずその内容を読み上げて、大野さんにその解説を頂きます。こういう内容でした。

あるメンバーの方が、元メンバーの方をビジターとしてチャプターミーティングに招待をしたそうです。その招待したメンバーの方が、事前にメンバーシップ委員会に問い合わせたところ、「BNI規定にはないから問題ない」という回答だったそうです。これを前例としてその後、同じように元メンバーを招待しようという動きがありました。
 ところが、この元メンバーの方は当時、今もチャプターに在籍しているメンバーとの関係がこじれて退会をしてしまっている方で、当事者からしたら、できたら会いたくないのは当然。結局事情を説明して、そのメンバーの納得の上、ビジター招待は断念してもらったということがありました。
メンバーの中には、「BNIの規定に書いていないことは全てOK」なんて言い出す人もいて、何か内規的なものを作る必要性を感じているということです。
こういった内規の決定プロセスと、元メンバーの扱いについてアドバイスを頂けませんでしょうかという内容でしたが、大野さん、これに関してはいかがでしょうか。

大野:はい。今回のメンバーの方からのご相談は、2つの重要なメッセージが導き出せると思うんですね。1つ目は、規定やルールをどう扱うかということ。それからもう1つは、BNIのメンバーシップの価値をどう維持するかということだと思うんですね。いずれも大きなトピックなので、今回と次回の2回に分けてお話ししていきたいと思います。

安:はい。

大野:今回は、まず1つ目の規定とかルールの扱いについてです。BNIのチャプターやメンバーが、BNIのメンバーシップからより高い成果を上げるために重要な役割を果たしているのが、規定やルールと。もちろんそれだけではないんですけども、重要な役割を果たしているのは間違いないと思うんですね。

安:はい。

大野:ただそれが全てではなくて、それだけではうまく機能しないということもいえると思うんです。では、ほかに何があるでしょうかということなんですけども。まず規定やルールを整理すると、メンバー規定にも書かれている倫理規定だったり。これは、入会のときに皆さん、誓っていただいていますよね?

安:はい。

大野:入会式でやっていただいていると思います。それから、一般規定、管理規定。それから、プログラム・ガイドラインなんていうのもあります。それ以外にも、いろんなマニュアルに記された手順だったりとか、そういうふうに文書化はまだされてないんだけれども、成功事例や失敗事例、法律でいうと判例になるんでしょうかね。

安:う~ん。

大野:そういった多くのチャプターの経験則であったりとか、経験抱負なディレクターコンサルタントなど、そういった人からのアドバイスなどもあります。

安:はい。

大野:そのほかに大切なものとしては、BNIの持っているビジョンですとか。BNIのビジョンは何でしたっけ?

安:えっ、わあ!

大野:「Changing the Way the World Does BusinessTM」、世界のビジネスのやり方を変えるでしたね。

安:はい。

大野:それとミッション、コアバリュー。これは基本的価値観という意味ですけども。それから、伝統、カルチャーや行動規範みたいなものも含めて、大切なものとして存在しているということは言えると思います。

安:はい。

大野:こうしたものを環境とか、あるいは器。これを「Context(コンテキスト)」ってよく言ってますけれども。だとすれば、チャプターでのメンバーの皆さんの活動や、そこから生み出される成果というのは、「Content(コンテンツ)」とか中身ということが言えると思います。

安:はい。

大野:BNIは、規定だけ守っていればいいかというと、決してそんなことはないと思うんですね。規定やルールも含めたBNIのコンテキストの全体像をしっかり把握していただいて、その環境に沿った行動、あるいは関わり合い、振る舞いをしていくということが、成果を最大化するためには欠かせないというふうに思います。

安:はい。

大野:今回のご相談にもありましたけれども、チャプターで少しずつ内規を作っていく必要も出てくると思います。例えば、まず一般規定の第6条というものを確認していただけると。安さん、読んでいただけますか。

安:はい。「メンバーは、所属するBNIチャプターに神聖なリファーナルを持ち込み、ビジターを同伴しなければならない。各チャプターは、独自に最低限必要なリファーラル数とビジター数の両方、または一方を設定することができる」とありますね。

大野:はい。ありがとうございます。そうですね。各チャプターは、最低限必要なリファーラル数とビジター数の両方、または一方を設定することができると。要はメンバーの皆さんが、そのメンバーシップを維持するために、最低限貢献するべき水準というのをチャプターで設定することができると。これを推奨しているわけですね。

安:はい。

大野:一度設定すれば、その後ずっと変えなくていいということでもなくてですね。チャプターの成長とともにこの基準も引き上げられるべきものですし、例えばメンバー数が増えれば、リファーラルも出しやすくなりますから、常に上のレベルへと目指していくべきものでもありますよね。それに沿って改定していく、その基準も変えていく必要があるというふうに思います。

安:はい。

大野:チャプターの内規をどういうふうに作っていけばいいかというご質問もありましたけれども、この手順については、実はまだ文書で明記されているものはないんですね。これについては、次期役員の選出プロセスというものを準用していただけるといいんじゃないかなというふうに思っています。

安:はい。

大野:具体的には現リーダーシップチームと、前リーダーシップチームで、内規の原案の作成をする委員会みたいなものを作って、そこでその役割を担ってもらって。それをまず、担当ディレクターコンサルタントと、そのリージョンの管轄をしているエグゼクティブディレクターによる審査と承認をもらうと。

安:はい。

大野:その後、そのチャプターメンバーの過半数の賛成をもって成立というような手順を取られてはどうかなというように思います。ぜひ参考にしていただければと思います。

安:はい。

大野:それとコンテキストの中でも、器とか環境というものですね。規定というのは、おそらく一番分かりやすくて、拘束力もあると思うんです。

安:はい。

大野:誰から見てもそれを守るべきだというものなんですけれども、それだけがBNIのコンテキストではなくて、つまりメンバーが成功するための環境をつくっているのは、それだけではないということですね。

安:なるほど。ありがとうございます。
では、そろそろ終わりに近づいてまいりましたが、最後に大野さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:はい。今回、ぜひこのトピックを皆さんのチャプターの学習コーナーなどの時間に、チャプター内で共有していただきたいと思っています。

安:はい。

大野:規定に書かれていないことが、全て許されるということでもないし、マニュアルに書いていないことでも、メンバーの皆さんが、BNIから得られる成果をより大きくするために推奨されることもたくさんあるということです。これをぜひ皆さんに理解していただいて、BNIの全体の仕組みをうまく活用して、成果を上げていただきたいというふうに思います。

安:はい。ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

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